堂満ルンゼ ↑第一ルンゼ ↓第三ルンゼ
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- GPS
- 05:26
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 784m
- 下り
- 785m
コースタイム
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 5:23
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・第一ルンゼ Co700m付近の小滝まではツボ足、ワカンで登る。此処でアイゼンに履き替え小滝を登る。右側にロープが有り、それを掴んで登れば簡単。それ以降は段々傾斜はきつくなり、新雪も深く膝くらいまでのラッセルで厳しいが、旧雪は適当に締まっており、アイゼンは楽に蹴り込める。トレースは上部では消えている ・第三ルンゼ 上部の新雪、旧雪の状態は第一ルンゼと同様。Co760m付近からトレースが現れて来ると共に、水流が見える程になってくると岩の隙間に踏み込まない様に注意しながら、右岸、左岸と歩き易い所探しながら降りる。下部の状態は第一ルンゼより悪い。 ルンゼを登るだけなら雪面が柔らかい今の時期では登攀用具は不要。 |
写真
装備
個人装備 |
雨具
昼ご飯
非常食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
ツェルト
カメラ。ストック
ヘルメット
ピッケル
アイゼン
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共同装備 |
無し
|
感想
今日は所属する【榾火山の会】の大ベテランshikakuraさんと念願だった『堂満ルンゼ』を登って来ました。
生憎、前夜に降雪がありましたが薄っすらとした積雪。
当日は朝から曇り空でしたが徐々に天気は回復傾向!
普通の雪山装備に加えヘルメットにピッケル、アイゼンに補助ロープ(20m、30m各1本)を持参しての登攀でザックに足元、頭全てが重い…。
大山口先のルンゼ登り口では、既にトレースが消えているほどの積雪でワカンを装着しましたが、直ぐに岩場を乗り越さなければならずアイゼンに付け替えます。
ココからは薄〜く付いたトレースを頼りに第一ルンゼを登ります。徐々に積雪も多くなり一歩登っては半歩下がるの繰り返し!中々前へ進みません!(しんどかった〜)
何度も休憩を取り、高度感や傾斜に堪能しながら前へ前へ一歩ずつ…。
最後の乗り越しは稜線に出て木々を掴みながら必死!11:00予定より早く『堂満岳』直下に出る事が出来ました。
いや〜しんどかった〜もう体はヘロヘロでした〜
写真撮影と休憩を済ませて、計画していた下山ルートを止めて第三ルンゼを下降。ココも急斜面で気を抜くと前のめりに転がって行きそうです。
新雪のパウダースノーを十分堪能しながら一気に金糞滝上流まで下山。
ココから先は川沿いのルートになりますが、岩場の踏み抜に注意しながらゆっくりと…自然と足に力が入ります。
川も浅瀬ですが何度か渡渉を繰り返しようやく青ガレ分岐に到着(ホッとします)しました。
今回の『堂満ルンゼ』で今までの雪山ハイクで経験した事のない雪山の魅力と疲労感を味わうことが出来ました。
今日は堂満岳の東面ルンゼの内、山頂に突き上げている第一ルンゼです。1月30日の堂満岳例会途中で行き違った若い3人パ-ティ-によると、ラッセルも無く、雪も適当に締まっていて簡単に登れたとの事でしたので、ロートルの焼け木杭に火が付き、Nさんからも2日の個人山行のお誘が有ったので、湖北の赤坂山・三国岳付近のル-トを考えていましたが、Nさんからも気持ちよく承諾して頂いたので急遽堂満ルンゼに予定変更。
イン谷口バス停手前の駐車場で待ち合わせ暮雪山多目的保安林駐車場まで登ります。駐車地は薄っすらと新雪が有り、先行車が1台止まって準備中です。装備はヘルメット、ピッケル、アイゼン、新雪が多い場合を考慮してワカンだけとし、用意した登攀道具は全部置いて行きます。
第一ルンゼ入口までは新雪が10cm程度で先行者1名の足跡が有ります。入口の堰堤からは新雪で埋まりかけたトレースを辿って登りますが、雪が深くなったのでワカンを履き、Co700m付近の小滝まで登りますが、此処でアイゼンに履き替えて小滝を乗り越えます。
此処からは段々傾斜が急になるルンゼをひたすらに登るだけで、トップでラッセルするNさんは新雪は段々深くなって来るのをものともせず着実に登って行きますが、私は彼に遅れないようにトレースを辿って行くのに精一杯です。ルンゼはCo850m付近まで登って来ると支稜の稜線が見えて来ます。
Co970m付近で休憩し、左の支稜に登り支稜を辿り山頂へ登るか、右側のルンゼを詰めてから山頂を目指すか2人で検討しますが、このままルンゼを詰めるル−トにします。樹林帯に入ると新雪はさらに増して膝上ほどのラッセルでシャクナゲ、灌木の藪を突き抜けるとドンピシャ堂満岳山頂に登り付きますが山頂には誰も居らず30日の賑わいは嘘の様でトレースも完全に消えています。風は無いのですが、天気は30日よりは悪く湖東の山々は全く見えません。
下山は堂満岳東稜途中から正面谷に下るル−トを予定していましたが、時間に十分な余裕が有り第一ルンゼの雪の状態からすると第三ルンゼも同じような状態と考えられるので、この際ついでに第三ルンゼを下る事に決定。早々に下降点に向かいます。途中で冬ル-トに入ってしまい慌てて修正し第三ルンゼの縁に戻り、下り易そうな所から下降開始。
傾斜も第一ルンゼと同程度で、膝上まで潜る位なので滑落の心配なく快適に下れます。Co760m付近から流れが顔を出し雪に埋もれた岩の間を渡渉しながら下りますが踏み抜かない様に気を付けながらの下りは結構疲れます。左手に滝が現れて来ると直ぐに青ガレ登り口の夏道に合流。
夏道を下ると直ぐに第一ルンゼ入口ですので、そこで昼食。昼食後は重いアイゼンを脱いで快調に駐車場まで下ります。駐車場の新雪はすっかり溶けていました。
帰宅後堂満岳東面の概念図を見ると第三ルンゼの下部は正面谷左俣谷(第二ルンゼ)となっていますがどこからが第三ルンゼなのでしょうか。いずれにしても若者との会話で思いがけなく面白いルートで堂満岳が登れて良い一日でした。
コメント
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初めての雪山のルンゼ攻略で疲労感と達成感を味わっています。
下りは第三ルンゼだったんですか?
また宜しくお願い致します。
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