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Yamareco

記録ID: 3969044
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雪山ハイキング
比良山系

堂満ルンゼ ↑第一ルンゼ ↓第三ルンゼ

2022年02月02日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:26
距離
5.5km
登り
784m
下り
785m

コースタイム

日帰り
山行
4:39
休憩
0:44
合計
5:23
7:53
7:54
30
8:24
8:24
138
第一ルンゼ入口
10:42
10:54
20
11:14
11:14
46
第三ルンゼ下降点
12:00
12:00
3
12:03
12:34
17
第一ルンゼ入口
12:51
12:51
11
13:02
暮雪山多目的保安林駐車場
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
暮雪山多目的駐車場まで車で入れる
コース状況/
危険箇所等
・第一ルンゼ
Co700m付近の小滝まではツボ足、ワカンで登る。此処でアイゼンに履き替え小滝を登る。右側にロープが有り、それを掴んで登れば簡単。それ以降は段々傾斜はきつくなり、新雪も深く膝くらいまでのラッセルで厳しいが、旧雪は適当に締まっており、アイゼンは楽に蹴り込める。トレースは上部では消えている
・第三ルンゼ
上部の新雪、旧雪の状態は第一ルンゼと同様。Co760m付近からトレースが現れて来ると共に、水流が見える程になってくると岩の隙間に踏み込まない様に注意しながら、右岸、左岸と歩き易い所探しながら降りる。下部の状態は第一ルンゼより悪い。
ルンゼを登るだけなら雪面が柔らかい今の時期では登攀用具は不要。
暮雪山多目的保安林駐車場は薄っすらと新雪。予報よりは好天が期待できそう
暮雪山多目的保安林駐車場は薄っすらと新雪。予報よりは好天が期待できそう
大山口到着。新雪は10cm程で先行者の足跡が残っている
大山口到着。新雪は10cm程で先行者の足跡が残っている
第一ルンゼ入口の堰堤に到着
第一ルンゼ入口の堰堤に到着
堰堤の右手からツボ足で登り始めます
堰堤の右手からツボ足で登り始めます
Co650m付近。此の辺りは未だトレースが残っており、ワカンで
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Co650m付近。此の辺りは未だトレースが残っており、ワカンで
小滝でワカンをアイゼンに履き替える。Nさんは滝左側を登ったが私は簡単な方の右側のロープを掴んで登る。
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小滝でワカンをアイゼンに履き替える。Nさんは滝左側を登ったが私は簡単な方の右側のロープを掴んで登る。
Co720m付近。両岸から落下した雪玉が転がっています。
Co720m付近。両岸から落下した雪玉が転がっています。
Co800m付近の狭隘部を振り返る
Co800m付近の狭隘部を振り返る
Co830m付近。トレースは薄く残っています
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Co830m付近。トレースは薄く残っています
Co890m付近。ルンゼは開放的になって来ますが、新雪も深くなってトレ−スも消えています。
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Co890m付近。ルンゼは開放的になって来ますが、新雪も深くなってトレ−スも消えています。
Co930m付近から振り返る。高度感有り気持ちが良い
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Co930m付近から振り返る。高度感有り気持ちが良い
960m付近から振り返ると釈迦岳
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960m付近から振り返ると釈迦岳
Co960m付近。左手の岩の奥から支稜に登る事も考えましたが、右に振ってルンゼを詰めることにします
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Co960m付近。左手の岩の奥から支稜に登る事も考えましたが、右に振ってルンゼを詰めることにします
左手に琵琶湖も見えて来ます
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左手に琵琶湖も見えて来ます
樹林帯よりルンゼ源頭を見下ろす
樹林帯よりルンゼ源頭を見下ろす
頂上直下の樹林帯まで登ってくると、益々新雪は深くなり膝上までに
頂上直下の樹林帯まで登ってくると、益々新雪は深くなり膝上までに
堂満岳山頂。Nさんの正面からの写真はこれだけ。という事は撮影者の私は常に...
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堂満岳山頂。Nさんの正面からの写真はこれだけ。という事は撮影者の私は常に...
曇り空の下琵琶湖南湖がスポットライトを当てた様
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曇り空の下琵琶湖南湖がスポットライトを当てた様
蓬莱山も雪雲で霞がち
蓬莱山も雪雲で霞がち
第三ルンゼを下降するのに適当な所を探しながら崖の縁を辿って
第三ルンゼを下降するのに適当な所を探しながら崖の縁を辿って
下り易そうな所が有ったので第三ルンゼ下降開始
下り易そうな所が有ったので第三ルンゼ下降開始
第三ルンゼの大岩。大岩右奥の杉林の縁から下降を開始
第三ルンゼの大岩。大岩右奥の杉林の縁から下降を開始
ルンゼ上部は膝上まで潜りますが、滑落の心配無しで安心して下れますが
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ルンゼ上部は膝上まで潜りますが、滑落の心配無しで安心して下れますが
Co760m付近、流れが見えて来ると沢身は下れなくなり
Co760m付近、流れが見えて来ると沢身は下れなくなり
段々と歩きにくくなり
段々と歩きにくくなり
渡渉したり
斜面をへつったりしながら下り
斜面をへつったりしながら下り
第三ルンゼ下部(第二ルンゼ?)の滝を見ながら下ると
第三ルンゼ下部(第二ルンゼ?)の滝を見ながら下ると
私が立っている所の左奥から下って青ガレ登り口の堰堤の横の夏道に着地
私が立っている所の左奥から下って青ガレ登り口の堰堤の横の夏道に着地
暮雪山多目的保安連駐車場に戻って来ました。路面の雪はすっかり消えています
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暮雪山多目的保安連駐車場に戻って来ました。路面の雪はすっかり消えています

装備

個人装備
雨具 昼ご飯 非常食 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 ツェルト カメラ。ストック ヘルメット ピッケル アイゼン
共同装備
無し

感想

今日は所属する【榾火山の会】の大ベテランshikakuraさんと念願だった『堂満ルンゼ』を登って来ました。
生憎、前夜に降雪がありましたが薄っすらとした積雪。
当日は朝から曇り空でしたが徐々に天気は回復傾向!
普通の雪山装備に加えヘルメットにピッケル、アイゼンに補助ロープ(20m、30m各1本)を持参しての登攀でザックに足元、頭全てが重い…。
大山口先のルンゼ登り口では、既にトレースが消えているほどの積雪でワカンを装着しましたが、直ぐに岩場を乗り越さなければならずアイゼンに付け替えます。
ココからは薄〜く付いたトレースを頼りに第一ルンゼを登ります。徐々に積雪も多くなり一歩登っては半歩下がるの繰り返し!中々前へ進みません!(しんどかった〜)
何度も休憩を取り、高度感や傾斜に堪能しながら前へ前へ一歩ずつ…。
最後の乗り越しは稜線に出て木々を掴みながら必死!11:00予定より早く『堂満岳』直下に出る事が出来ました。
いや〜しんどかった〜もう体はヘロヘロでした〜
写真撮影と休憩を済ませて、計画していた下山ルートを止めて第三ルンゼを下降。ココも急斜面で気を抜くと前のめりに転がって行きそうです。
新雪のパウダースノーを十分堪能しながら一気に金糞滝上流まで下山。
ココから先は川沿いのルートになりますが、岩場の踏み抜に注意しながらゆっくりと…自然と足に力が入ります。
川も浅瀬ですが何度か渡渉を繰り返しようやく青ガレ分岐に到着(ホッとします)しました。

今回の『堂満ルンゼ』で今までの雪山ハイクで経験した事のない雪山の魅力と疲労感を味わうことが出来ました。

今日は堂満岳の東面ルンゼの内、山頂に突き上げている第一ルンゼです。1月30日の堂満岳例会途中で行き違った若い3人パ-ティ-によると、ラッセルも無く、雪も適当に締まっていて簡単に登れたとの事でしたので、ロートルの焼け木杭に火が付き、Nさんからも2日の個人山行のお誘が有ったので、湖北の赤坂山・三国岳付近のル-トを考えていましたが、Nさんからも気持ちよく承諾して頂いたので急遽堂満ルンゼに予定変更。

イン谷口バス停手前の駐車場で待ち合わせ暮雪山多目的保安林駐車場まで登ります。駐車地は薄っすらと新雪が有り、先行車が1台止まって準備中です。装備はヘルメット、ピッケル、アイゼン、新雪が多い場合を考慮してワカンだけとし、用意した登攀道具は全部置いて行きます。

第一ルンゼ入口までは新雪が10cm程度で先行者1名の足跡が有ります。入口の堰堤からは新雪で埋まりかけたトレースを辿って登りますが、雪が深くなったのでワカンを履き、Co700m付近の小滝まで登りますが、此処でアイゼンに履き替えて小滝を乗り越えます。

此処からは段々傾斜が急になるルンゼをひたすらに登るだけで、トップでラッセルするNさんは新雪は段々深くなって来るのをものともせず着実に登って行きますが、私は彼に遅れないようにトレースを辿って行くのに精一杯です。ルンゼはCo850m付近まで登って来ると支稜の稜線が見えて来ます。

Co970m付近で休憩し、左の支稜に登り支稜を辿り山頂へ登るか、右側のルンゼを詰めてから山頂を目指すか2人で検討しますが、このままルンゼを詰めるル−トにします。樹林帯に入ると新雪はさらに増して膝上ほどのラッセルでシャクナゲ、灌木の藪を突き抜けるとドンピシャ堂満岳山頂に登り付きますが山頂には誰も居らず30日の賑わいは嘘の様でトレースも完全に消えています。風は無いのですが、天気は30日よりは悪く湖東の山々は全く見えません。

下山は堂満岳東稜途中から正面谷に下るル−トを予定していましたが、時間に十分な余裕が有り第一ルンゼの雪の状態からすると第三ルンゼも同じような状態と考えられるので、この際ついでに第三ルンゼを下る事に決定。早々に下降点に向かいます。途中で冬ル-トに入ってしまい慌てて修正し第三ルンゼの縁に戻り、下り易そうな所から下降開始。

傾斜も第一ルンゼと同程度で、膝上まで潜る位なので滑落の心配なく快適に下れます。Co760m付近から流れが顔を出し雪に埋もれた岩の間を渡渉しながら下りますが踏み抜かない様に気を付けながらの下りは結構疲れます。左手に滝が現れて来ると直ぐに青ガレ登り口の夏道に合流。

夏道を下ると直ぐに第一ルンゼ入口ですので、そこで昼食。昼食後は重いアイゼンを脱いで快調に駐車場まで下ります。駐車場の新雪はすっかり溶けていました。

帰宅後堂満岳東面の概念図を見ると第三ルンゼの下部は正面谷左俣谷(第二ルンゼ)となっていますがどこからが第三ルンゼなのでしょうか。いずれにしても若者との会話で思いがけなく面白いルートで堂満岳が登れて良い一日でした。

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コメント

Shikakuraさん、当日は大変お世話になりました。
初めての雪山のルンゼ攻略で疲労感と達成感を味わっています。
下りは第三ルンゼだったんですか?
また宜しくお願い致します。
2022/2/4 15:09
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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