上谷山 広野から広谷川右岸尾根と左岸尾根を周回
- GPS
- 08:16
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,017m
- 下り
- 1,028m
コースタイム
天候 | 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特別に危険な所は無いが、下山に使用した広谷川左岸尾根の末端は急傾斜の上雪が少なくなって滑りやすくなっているので注意が必要 |
写真
装備
個人装備 |
雨具
昼ご飯
非常食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
ツェルト
カメラ
ストック
スノ-シュ-
|
---|---|
共同装備 |
無し
|
感想
今回の上谷山は、2007年の同時期にこの山域を例会で歩きましたが、上谷山には寄らずに三国岳に向かっていますので実に24年ぶりです。
先日は敦賀のビジネスホテルに宿泊し、登山口の広野水道施設に到着。計画時には前回と同様に広野ダムから岩谷川林道を遡り、岩谷集落跡から県境稜線への支尾根に取付きCo1069ピークに登る予定でしたが、今年は当時と比較すると格段に積雪量が多く、広野ダムサイトでの車3台の駐車場所、及び登行、下降に使用する支尾根の雪は今週の雨、暖かさで腐っており、ラッセルに手こずる事が予想されたので通常使用されている広野水道施設からの尾根を登り県境稜線P1082から橋立に派生している尾根を下る周回ル-トに変更しました。
広野水道施設に到着したのは我々が一番で施設入口の道端に駐車させて頂き、ワカン、スノ-シュ-を履いて出発。今日は薄曇りで暖かく、暫くして衣服調整します。初めは杉、桧の林ですが直ぐに雑木林となりCo450m付近で樹間から広野ダムが見下ろせるようになりますが、ダム湖の湖面は雪に覆われています。
雪は予想通り腐っており、トレースの上を歩くと殆ど沈みませんが、外すと10cm程沈み急に歩きにくくなります。スノ-シュ-で下ったトレースは有りますがワカンで下ったトレ-スは見当たりません。おまけに斜面が急になってもトレースのステップは余り崩れていません。先日からの雨で見えなくなってしまったのかと思いましたが、その理由が山頂から橋立への広谷川左岸尾根ルートを下り始めて分かりました。ほとんどの登山者は広野から登り橋立への尾根を下っている様です。
登るに従ってブナが現れて来ます。Co690m付近でIさんが不調となり下山。Co800m付近からはブナの大樹も点在するようになり、手倉山に到着。此処は東側の展望が開けて美濃俣丸〜三周ケ岳〜三国岳の稜線が眼前ですがどの山もしっかりと雪を纏っており、昨年の寡雪とは大違いです。とはいえ雪は茶色く汚れて、分厚く発達した雪庇にはクラックが入りかけて、雪が崩れ落ちた個所も見受けられ、吹き付ける風も射すような冷たさが無く、春が来たことを感じさせます。
県境稜線のP1168(手倉山分岐)からは余呉トレイルのルートに入り、一旦下り登り返すと平原状の上谷山山頂に到着。山名標などの山頂を示す物は全く在りません。360度の大展望ですが9日に登ったブンゲンからはっきりと見えた金糞岳、福井・岐阜県境の山々も霞の中に埋もれてしまっています。
風が強いので下山予定の稜線を少し下った窪地で風を避けて昼食。昼食後なだらかで広々とした県境尾根をP1082まで辿りそこから緩やかに橋立まで下っている尾根を下りますが数多くのトレ-スが残っています。これを見て、広野からの尾根に下りのトレースが無い事の理由が理解できました。
我々もトレースに導かれて下って行きますがトレースは尾根の末端まで行かず、Co550mから北東に派生する支尾根を下っていますのでそれに従って下ります。メンバ-のワカンの修理中に4名の方が追い抜いて下って行かれます。急傾斜の支尾根はヤブ気味なうえに細くなっている個所は雪が余り付いていない部分も有り、滑らない様に慎重に下り切った時はホッとします。
途中で下山したIさんの出迎えを受けて広谷川出合付近の県道に無事に着地。お疲れ様でした。
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