丹沢滝巡り(黒竜の滝・ミズヒ大滝)ミズヒ大滝左岸直登〜マルガヤ尾根〜塔ノ岳
コースタイム
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 6:03
天候 | 薄曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
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コース状況/ 危険箇所等 |
西山林道からミズヒ大滝〜928メートル地点〜鍋割山稜まではバリエーションルートです。特にミズヒ大滝左岸〜928メートル地点は急斜面で登るには覚悟が必要です。 |
写真
装備
個人装備 |
バーナー(ジェットボイル)
携行座布団
着替え(長袖シャツ)
ソフトシェル
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
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感想
最後のヤマレコは7年前。その間、キャリーで子供背負っての家族登山に、キャリー外れてからの家族登山、丹沢バカ尾根ピストンばかりの単独登山をコツコツ続けてきたものの、レコすること叶わず今日に至った。
GWの平日、子供は学校、嫁さんは仕事という中、年休を取って山に行こうと決めていた。いつもなら大倉からの塔ノ岳、バカ尾根(大倉尾根)ピストンが定番なれど、たまたまWebで「マルガヤ尾根」「ミズヒ大滝」なるワードを初めて聞いて、気持ちがそこに向かってしまった。
色々調べると、ミズヒ大滝からマルガヤ尾根に至るルートもあって、それが中々の急斜面で云々とある。マルガヤ尾根そのものがバリエーションルートであるのに、滝から合流するルートはそのまたバリエーション、自分にとってはかなりのチャレンジングなコース、行ってみたいとの気持ちと、イヤイヤ危ないから止めた方がいいの葛藤に、行ってみたい気持ちが勝った。
渋沢駅に降り立ち、大倉行きのバスに。単独さんが多い。到着してすぐに鍋割山方面に向かう。西山林道を歩くのは久しぶりだった。トレランの人が二人ほど追い抜いていった以外は誰とも会わずに黒竜の滝に降りる地点に。この林道も何回も通っていたのに滝に足を運ぶことはなかった。ミズヒ大滝のついでに見物と決めていて、意を決して林道から40メートル以上標高を落として到着。
心はミズヒ大滝からのルートにあるので(笑)、軽く撮影して林道復帰。
林道歩きは精神的には苦手。後でタイムを知って、それよりずっと長い間歩いていた感覚があった。本来のマルガヤ尾根の取り付きである本沢を通過、ミズヒ沢に向かう。Webで調べた通り、鍋割山荘関係者の水歩荷が置いてある地点を少し過ぎた、赤い横断幕「火の用心」から、ミズヒ大滝に向かう。道は明瞭。
ミズヒ大滝はいきなり現れる。一段岩場を超える為、正面右側(左岸)からよじ登って滝壺に。大滝、というにはギリギリな、それでも水量もたっぷりで立派な滝。この後のルートが気になって軽く撮影して、いよいよマルガヤ尾根の928メートル地点への合流を目指す。
大滝の左岸、滝に向かって右側の、滝の霧で湿った土の急斜面に取り付く。見上げると明らかに誰かが通った跡がある。本当は先ほどの岩場を降りて、東に進んでから斜面を登るつもりだったけど、左岸から直登した人のWeb記載を信じた。
途中、登るべきかトラバースするべきか、植生や岩を掴みながら試行錯誤、右往左往しそうになったが、それなりに山の経験を積んできた人ならばどう進めば良いかは体が反応する、そんな感じで突破できた。四つん這いに近い体勢を強いられたが。
今回の山行のハイライトはこの左岸直登から928メートル地点と分かっていたが、左岸直登から先、植生を掴んでつま先を斜面に刺して進むような急斜面が続き、体力を消耗したし、精神的にも緊張を強いられた。こんな感覚は久しぶり。
928P(ピーク)に着いた時は本当にホッとした。事前にこんなルートを行くと伝えていた嫁さんにも無事に突破できたことをLINEで報告、おにぎりでカロリー補給、928Pは林道からも見えていたと思われる自然林の穏やかなピークだった。本当にオアシスのように感じた。
そこから鍋割山稜線までは、ひたすら登りの体力勝負。標高差からするとバリエーションに組み合わせるのはキツかった。地図的には尾根をただただ辿るだけだが、登山道とは違う、フカフカの土の急斜面を植生掴んで突破する場面も多々あって、全身運動を強いられた。
鍋割山稜からは一般登山道、そこまでのバテバテ感もなく塔ノ岳まで快調に飛ばして到着、迷わず尊仏山荘でビールを仕込んで、久しぶりのバリエーション完歩に乾杯!いつものカップヌードルチリトマトを食べて下山。本当はゆっくりしたかったけど、家庭人としての責務も忘れてはいけない(笑)
下山はここ数年のバカ尾根下りに起こりがちな駒止茶屋先で攣りそうになるのを抑えつつ、軽やかに下り番長を発揮して大倉に到着。着替えにもってきた服を着て渋沢駅行きのバスに乗り込む。
バスの中では、後部座席で若者が大声で会話しているのを苦々しく聞きつつ、嫁さんに下山報告。バリエーションルートを無事に歩けた充実感に浸った瞬間であった。
お疲れ様でした。
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