酒匂川水系世附川寺ノ沢左俣
- GPS
- 07:09
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,343m
- 下り
- 1,414m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
自動車の場合はそばに駐車場あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
直登が難しい滝や堰堤が多い。地下送水路塔までは作業道あり。 680m三俣から先は真新しく不安定な大崩壊あり。こちらに進む場合は落石および滑落に注意。 尾根上は手がかりが少ないので、やはり滑落に注意。 世附権現山からミツバ岳経由で県道までのルートは、踏み跡は明瞭。ただし、正式な登山道ではないので、通行は自己責任で。やや滑りやすいところあり。 丹沢湖近辺では落合館で入浴が可能であるが、10時から15時までの営業。 これに間に合わなければ中川温泉か山北駅そばのさくらの湯を利用。 |
写真
感想
1 430m二俣まで
バス利用の場合は浅瀬入口から県道729号を浅瀬方面へ(GPSの電源を入れたのは寺の沢橋なので、この間の軌跡はなし。)。
30分ほど歩いたところの寺の沢橋から作業道を進む。
トポには430m二俣手前まで作業道があるとあるが、hitomaruの前回の遡行時(ただし右俣)(以下「前回遡行時」という。)には不明瞭だったとのことで、一つ目の堰堤を越えたところで入渓(沢に降りる踏み跡あり。)。
すぐ先の7m滝とくっついた堰堤は、ぱっと見たところ左端を登れそうでhitomaruが挑戦。ただ、かなりヌメるようですぐ撤退。前回遡行時に登った、滝の右側のぼろぼろの壁を登攀。
なお、hitomaruによれば前回遡行時よりも嫌らしくなっていた模様。
そこから二俣までの間でいくつか堰堤あり。いずれも容易に越せる/左岸の作業道をつかって容易に巻ける。
2 15m大滝まで
430m二俣からすぐに15m大滝。直登できるとも思われないので巻道へ。
手元のトポ(東京起点沢登りルート120)には右岸を巻くとあるが、左岸に作業道があることを認識していたので左岸へ。
大滝手前が簡単に登れそうなので取り付くが、思ったよりも難しい(途中からザイルを使用。)。
430m二俣まで戻っておとなしく作業道を使うのがよいと考える。
意外と時間がかかったので、作業道から沢に降りたところで休憩。
3 20m大滝まで
15m大滝を巻き終わったところからすぐに地下送水路塔。
そこから滝が連続する。
20m大滝手前までは一つを除きさほど難しくない。
一箇所はhitomaruに引っ張ってもらって通過。
見た感じでは、この滝は左から巻けると思う。
20m大滝直前で雪渓登場。かなりの厚みはあるが、言うまでもなく踏み抜き注意。
大滝の真下で厚さ2mくらいはあったと思う。
巻きもよくなさそうなので滝を直登(hitomaruがリード、namemaniaはフォロー)。ヌメリはさほどなし。
2段になっているが、1段目は右から。2段目は左の壁を。
支点はないので、直登時はハーケン必須(今回打ったハーケンは全て回収済み)。
登り終わったところで休憩。
4 世附権現山まで
20m大滝を越えるとすぐに680m三俣。
完全な三俣ではなく、二俣が2つ連なっている形態。
真っ正面には大崩壊。当然谷が大きく、そのことから、
下の二俣を過ぎた後に流入してくる沢を支沢と判断(詰め上げた位置や他の記録から判断すると、これが本流と思われる。)。大崩壊の脇を注意して通行。途中から沢のなれの果てと思しき窪を進む。窪から抜けようにも、土壁がすぐに崩れ、足下の石が浮いているのでなかなか抜けられず。
ようやく抜けた後も足下がよくなく、稜線までかなりの時間を要した。
万が一今回のルートをたどるなら、バイルは必須。
出た稜線は、左俣と右俣の中間尾根の模様。
稜線にたどり着けば、あとは少しのがんばりで世附権現山。
5 下山
当初予定は細川橋への下山だったが、折角なので三椏で名高いミツバ岳を経由して下山することに。
聞くところによると、ミツバ岳は一個人の所有にかかる山であり、当該地権者のご厚意により通行が黙認されている模様。したがって、世附権現山からミツバ岳を経由して県道に降りるルートは、踏み跡はしっかりしているものの、登山道としては整備されていない。通過は自己責任で。読図ができることは必須だと思う。
6 その他
世附権現山から見たところ、檜洞丸方向の沢筋は雪で埋まっているように見えた。
雪が消えるまではかなり時間がかかりそう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する