鳳凰三山 往復
- GPS
- 10:49
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,453m
- 下り
- 2,455m
コースタイム
- 山行
- 10:58
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 11:38
天候 | 曇り時々晴れ時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
苺平から薬師岳間に残雪あり。概ね固く締まっているが、部分的に抜ける場所も。 |
写真
感想
金曜日の代休日を含め3連休ができたので、テント担いで南アルプスのどこかへ行きたいと思い、以下を計画。
1:夜叉神-北岳往復(2泊3日)
2:甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)ー地蔵岳往復(2泊3日)
北岳はいまだ雪の世界。直近の活動情報を見てもまだ冬装備が必要な様子。自分の手持ちの装備では難しいので断念。夏までお預けにした。
甲斐駒ヶ岳も、七丈小屋からの直近の情報を確認する限り、七丈小屋から八合目までの区間はアイゼンとピッケル必須とのこと。それより上はそれらの装備がなくても行けるみたいだが。無理していくべきではないと判断。こちらも断念。
で最終的には、鳳凰三山を1泊2日で往復することにした。
南御室小屋でのテン泊を前提に計画。準備を進めた。出発の朝(深夜だが)、天気予報を確認すると土曜日午後から南アルプス市周辺は雨予報。土曜朝一で速攻撤収すれば雨から逃げ切れる可能性はあるが、移動中の中央道で降られるという残念な罰ゲームになりそう。せっかくの休みを台無しにするような活動はどうかと思い、出発前に天気の良い金曜日のみの日帰り登山へ変更。テントとシュラフよ、さらば。深夜の中央道をバイクで走り、甲府昭和ICから下道で夜叉神峠へ。AM 5:20頃に到着。駐車場には3台しかいなかった。登山準備を進め、AM 6:00過ぎに出発。
■夜叉神駐車場ー南御室小屋
序盤から勾配きつく、前回の箱根の疲労が抜けていないのか、思いの外ペースが上がらない。そんな中、夜叉神峠からはいきなり南アルプスを代表する北岳、間ノ岳などの山々を望むことができた。テンションが上がる。杖立峠への登りはかなりキツイ。そこを登り切ったら若干だがフラット気味になった(それでも結構な勾配)。火事場跡付近で熊かニホンカモシカかわからないが、自然動物と遭遇。大きさは約2m程度の中型で、全身が黒色、前腕脇の部分が若干の茶色が混ざる生物が崖の下の方から、自分から2〜30mくらい先を走って横切った。ビックリした。色合い的には熊だった感じもするが一体・・・。熊鈴は鳴らしていたので、それに驚いたのだろうか。苺平を過ぎると、今度は登山道に20〜50兪宛紊了沈磴。基本的に先人の作った足跡をトレースすることで問題なく進めるが、場所によって歩幅のピッチが合わない為、踏み外すと膝まで抜けてしまうことがしばしば。基本的には概ね固く締まっているので大きな問題にはならない感じ。アイゼンやチェーンスパイクは特に必要はないと感じた。南御室小屋にはAM 9:15頃到着。水を補給する為、少し休憩。テント場には1幕。小屋は開いている様子はなかった。無人のようだ。ここで食事用の水を補給。本物の南アルプス天然水だ。冷たくて美味しかった。ここに来たら水は美味しく頂くべきだと思った。
■南御室小屋〜地蔵岳(オベリスク)
水を補給後、次なるポイント薬師岳を目指す。先ほどからの引続きで登山道には残雪。勾配のきつい区間もあるのでかなり歩きづらかった。しばらくすると、砂地の稜線にでてきた。ここからは白峰三山を左手に素晴らしい景色を堪能しながら気分よく進めた。ただ、天気は相変わらず曇りで、少し霞んでいたのが残念。白峰三山にはまだ雪が多数残っている様子。断念して正解だった。鳳凰三山最初のポイント、薬師岳には10:30前に到着。そこから先の景色はアップダウンが続くルートのよう。それなりに下り、登り返すようだ。続いて鳳凰山には10:50頃に到着。鳳凰山からは地蔵岳、オベリスクも見えた。が、目の前のアップダウンが結構厳しそうだ。とりあえず黙々と進み、なんとか地蔵岳に到着。名前の通り、お地蔵さんがいっぱい。甲斐駒ヶ岳も望めるロケーションで素晴らしい景色。一通り景色を堪能後、オベリスクへ登ってみた。ザックは登り口に置き、身一つで。本体が垂直に立っており、まずは花びらの外周部分までは何とか登った。しかし、本体は予想以上に足の踏み場がなく、素人にはどう登ったらよいのか判断つかず。もし登ったとしてもそれが最後になりそうだ。ということで、花びらの外周部分で登頂は断念。攻略法はネットでおさらいしよう。今後やらないと思うけど。
■地蔵岳(オベリスク)〜南御室小屋
オベリスク敗退後、地蔵岳を離れ観音岳へ向かう途中の景色の良い場所で昼食タイム。今回は山で二郎系ラーメン(インスタントベースだが)を作ってみようということで材料を持参。レシピは以下の通り。
<材料>
・日清 爆裂豚道(インスタント袋麺)
・豚の角煮(市販品・日本ハム)
・ゆで卵(固ゆで)
・アブラ(市販品・やみつきにんにく背油・S&B)
・南アルプス天然水(南御室小屋)
<作り方>
○自宅(登山前々日か前日までに!)
・もやしとキャベツを適量を鍋で茹でて、水切り後に醤油、みりん、アブラを投入して軽く和える
・ゆで卵をゆでる。固さはお好みで。
・下ごしらえしたものを小分けにして冷凍する
○現地
・麺をゆでる。ほぐれたらお湯は捨てられないので、火を止めてスープを入れる。
・持参した材料を適当に盛り付ける。
・スープ投入後は沸騰させないよう、材料が適度な温度に達するまで温める
出来は上々だった。リアル店には全く歯が立たないが、山の上であのラーメンに近いものが食べれるということが大事。西に北岳、間ノ岳、仙丈ケ岳などを望み、北東には地蔵岳オベリスクを見ながら食事を楽しめた。食後の片づけを済ませ再出発。あとは来た道を戻るだけ。途中、通常よりも塩辛いラーメンを食べたせいか水が欲しくなり、またまた南御室小屋の湧き水を頂く。とても冷たくて、美味しい水。テント場のテントは撤収されていた。
■南御室小屋〜夜叉神駐車場
相変わらずの積雪ゾーンに泣かされながら進む。苺平を過ぎたところで、ようやく日差し。今更だが。ただ新緑を透過しての光が気持ちよかった。夜叉神峠で白峰三山に別れを告げ、夜叉神駐車場までの長い下りを一気に進んだ。17:45頃、夜叉神駐車場に到着しゴール。復路は自然動物に遭遇することはなかった。もう少しゴールが遅かったら、何かに遭遇したかも。ひとまず怪我やアクシデントもなく、明るいうちに無事に下山できてよかった。
道中出会った人はスタート時に男性1人、薬師岳付近で男女2人(この方達は南御室小屋でテン泊されていたとのこと)、地蔵岳では男性3人のグループ。メジャーな登山ルートだから人多いのかなと思ったら、予想以上に少なかった。平日だとこのくらいなのだろうか。なお復路は誰とも会わず。
今回も良い登山ができた。
軽身とはいえ、トレラン並み?の高速山行😆流石です✋
雲天のようでしたが、展望も楽しめたようなので、大成功ですね👍行きたかったな〜😔次回よろしくでーす🏕️😎
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