大岳山〜神戸岩（IN：大岳鍾乳洞、OUT:クドレ沢右岸尾根＝バリルート）

2022年06月16日(木) [日帰り]

• GPS: 06:10
• 距離: 13.4km
• 登り: 1,202m
• 下り: 1,231m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:08
• 休憩: 1:01
• 合計: 6:09

8:47 大岳鍾乳洞入口バス停
9:11 9:11 大岳鍾乳洞
9:15 9:15 小滝
9:26 9:27 大岳山・大滝登山口
9:39 9:44 大滝
10:45 10:48 大滝分岐
10:51 10:51 白倉分岐
11:24 12:07 大岳山
12:45 12:45 トバノ岩山下尾根下降点（GPS測定赤杭）
13:10 13:10 尾根右折地点
13:30 13:30 750mポイント（尾根分岐点）
14:03 14:03 林道
14:10 14:19 神戸岩
14:56 神神戸岩入口バス停（ゴール地点）

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

＜往＞
武蔵五日市駅（8:18）＝（上養沢行バス）＝（8:44）大岳鍾乳洞入口
＜復＞
檜原村郷土資料館（15：49）＝（武蔵五日市駅行バス）＝（16：19）　武蔵五日市駅　

コース状況／危険箇所等

●大岳鍾乳洞バス停〜大岳鍾乳洞〜大滝〜馬頭刈尾根
　沢沿いの爽やかなルート（比較的緩やかな上り）
●馬頭刈尾根〜大岳山（直登コースで山頂まで時間短縮可能）
　・大岳神社経由でなく尾根道から祠の先（大岳山側）を標識は無いものの踏み跡明確な左手の道へ入る。
　・その後も一般道並みの踏み跡が続き、大岩の左手から巻いて上ると山頂に飛び出す
●クドレ沢右岸尾根
　→完全バリルートで、踏み跡あり1/3、踏み跡不明1/3、薄い踏み跡1/3といったところですが、下記3ヵ所に注意して尾根中央部分を進めばそんなにルートミスはないと思われます。
　→このルートは神戸岩から大岳山周回時にしか利用しないと思われるが、上りでも下りでも急傾斜の区間が長くありお薦めできない。

・要注意点は次の三か所
　�‖膤抻魁禅�山の一般ルートの尾根道途中のトバノ岩山下からの尾根下降点
　　ハイキング道途中の左側に赤杭（GPS測定点と記載）があるので、そこから西側に急下降する（見過ごして5分程先まで進み、道標地点で気づいて戻った））
　�⊆臠�根が二手に分かれる地点（標高950m付近）
　　急下降を終えて尾根が台地上に広がった地点から尾根が左右に分かれるが、木の赤テープ（左側）と足元の倒木に巻かれた黄色のテープ（右側）の間を通って右の尾根に乗る
　�Ｉ弦�750m地点から左下の尾根への曲り角
　　ここも尾根の広がった台地状の地点で、木の皮が剥がれた茶黄色の目立つ高い木と赤テープの木の間から左側の尾根へと曲がる。その先は木に白いペンキ印が続いてルートを明示してくれる。ただ、一旦緩やかになった尾根が最後は岩の混じった急下降となり、足の確保が難しいほどの傾斜でストックを第三の足としてようやく下降できた。

その他周辺情報

日帰り温泉「瀬音の湯」：十里木バス停からすぐ

写真

6/16 8:49

本日のスタートは大岳鍾乳洞入口バス停

6/16 8:48

バス停前の養澤神社に安全祈願してスタート

6/16 8:54

林道脇のユキノシタ

6/16 9:09

採石場のトンネルを越えて大岳鍾乳洞へ

6/16 9:16

大岳鍾乳洞は今日もお休みでパス

6/16 9:20

小滝も水量豊富で前回とは雲泥の差で素晴らしい

6/16 9:31

林道終点

6/16 9:32

林道の先からいよいよ山道へ

6/16 9:36

沢沿いの気持の良い道

6/16 9:39

爽やかな流れとともに進みます

6/16 9:46

大滝に立ち寄り

6/16 9:43

前日までの雨のお蔭で水量豊富でダイナミック

6/16 9:52

見上げるとガスで先が心配／天気予報はハズレか？

6/16 9:56

沢沿いの道が続く

6/16 9:57

このルートは大岳山随一と思います

6/16 10:04

岩の苔、倒木、そして水の激しい流れ

6/16 10:07

関東ふれあいの道です

6/16 10:09

ガクウツギ

6/16 10:15

まだまだ沢沿いに進みます

6/16 10:19

ほんとに激しい沢の流れ

6/16 10:20

ここから沢を離れて斜面に取り付きます

6/16 10:21

手書きの案内標識

6/16 10:23

馬頭刈尾根まであと0.5��

6/16 10:24

ヤマアジサイはまだ蕾

6/16 10:32

この階段を上っても尾根との合流はまだ先です

6/16 10:36

コアジサイが美しい

6/16 10:46

今度の階段道はほんとに尾根への最後の上り

6/16 10:50

馬頭刈尾根に飛び出しました

6/16 10:56

白倉からのルートを合わせます

6/16 10:59

その先で西側が開けて大展望は先ず富士山

6/16 11:01

何て素晴らしいのでしょう／雲海たなびく大山〜丹沢蛭ヶ岳

6/16 11:02

大山をアップ

6/16 11:12

ルート上の祠

6/16 11:15

少し先に大岳山山頂への直登ルートが左手に現れます

6/16 11:17

やや急ですがしっかりした道です

6/16 11:25

大きな岩が出てくれば左から回り込んで山頂は間もなく

6/16 11:30

富士が見える大岳山山頂に到着

6/16 12:11

大岳山から久方ぶりの富士です

6/16 11:34

曇りが残念ですが見えるだけでも嬉しい

6/16 11:31

三頭山の後方に滝子山〜大菩薩嶺の長い大菩薩山系

6/16 11:32

三頭山（左）と御前山（右）と大岳山で奥多摩三山

6/16 11:33

大山〜丹沢山系が雲海をしたがえ美しい

6/16 11:32

大山には相変わらず雲がたなびいています

6/16 12:11

コゴメウツギ

6/16 12:11

山頂のニガナ

6/16 12:16

大岳山から鋸山方面へと向かいます

6/16 12:21

けっこうな難路が短区間ですが続きます／クサリで助かります

6/16 12:25

ここは木の階段で補修済みの路

6/16 12:27

下から振返ればこういう構造

6/16 12:30

歩き易い尾根道となりました

6/16 12:41

鋸山まで1.5Kmの地点にきてチェックすれば下降点を見過ごして通過→慌てて戻ります

6/16 12:45

ここがクドレ沢右岸尾根への下降点でした（赤杭を発見してやれやれ）

6/16 12:53

尾根の急降下を癒してくれるコアジサイ

6/16 12:50

このあたりは丁度見頃

6/16 12:54

大変な激坂の下りです

6/16 13:01

何と樹々の間から富士山

6/16 13:08

ガクウツギ

6/16 13:10

この赤＋黄色のテープ地点から右側の尾根に乗ります

6/16 13:13

急な下りです

6/16 13:13

振返れば急坂が分かります

6/16 13:18

赤テープが出てきてほっと安心

6/16 13:19

植林帯を下に見える終えの台地までさらに急降下

6/16 13:30

ここが750m地点

6/16 13:30

赤杭、ピンクテープ、黄色の木肌の木の地点から左折

6/16 13:50

毒キノコでしょう

6/16 13:51

下りてきた激坂を振返ります

6/16 13:56

岩混じりの足場の確保が容易でなかった坂でした

6/16 13:58

岩に出会うとここから左手に巻いて下ります

6/16 14:01

下から見ればほんとに大岩

6/16 14:02

クドレ沢が見えてきました

6/16 14:03

左上から林道に下り立ちました

6/16 14:09

林道の車止め

6/16 14:13

6/16 14:14

神戸岩に一番上から入ります（観光用の渓谷道と逆コースですが）

6/16 14:15

水量豊富でなかなかの迫力です

6/16 14:15

小滝と渕が岩に囲まれて続きます

6/16 14:16

鑑賞用ルートもクサリがあるものの滑りやすいので慎重に

6/16 14:16

6/16 14:17

狭い岩の間を激流が流れます

6/16 14:17

なかなか見事な景観です

6/16 14:19

豪快な流れ

6/16 14:20

東京都とは思えません

6/16 14:20

秘境のよう

6/16 14:24

この100mの岩壁が神戸岩だそうです

6/16 14:27

東京都の天然記念物

6/16 14:28

入口から見上げる神戸岩

6/16 14:48

下山地点にもユキノシタ

6/16 15:06

ゴールは神戸岩入口バス停

撮影機器：

EOS Kiss X6i CANON

感想

yamatake01

◎今回の主目的は檜原村神戸地区の神戸岩（かのといわ）の渓谷である。
最近新聞にてパワースポットでなかなかの清々しい渓谷だという。
ここだけだともったいないので、周りの山とくっつけられないかと調べてみたら大岳山から神戸岩近くに下るバリルートをヤマレコ「みんなの足跡」で発見。か細いログ軌跡ではあるが確かに記録されている。

ただヤマレコでこのクドレ沢右岸尾根のレコは殆どなく、やっと上り、下りルート利用が次のお二方の各1件ずつあったのみ。
・今回と同じ下山に利用：gengen0229さん、上り利用： ockn3さん
このお二人には大感謝。お蔭様でルートミスなく無事下山完了できました。

バリルートでの尾根の下りは支尾根に迷い易いため、上記ヤマレコお二方の写真付きルート解説を入念に調べて迷い易いチェックポイントを予習し、実踏時にはヤマレコMAPにてGPS現在地の確認と「みんなの足跡」との整合を確認しながら慎重に下山した結果予定どおりの帰還となった。

◎肝心の神戸岩は前日の雨もあり大迫力の水量十分の流れと周りの岩壁は圧巻でした。距離的には短く数十メートルでしたが素晴らしい神秘感を感じた渓谷でした。奥多摩ではなかなか見ない光景に圧倒されました。

◎大岳山への上りは大岳鍾乳洞入口バス停から大岳沢沿いのマイナスイオンいっぱいの気持良いルートで、特に前日の雨によるほとばしる水の流れと音はこのルートならではでした。
大岳山へのルートでは一番好みのルートです。
また、運よく富士山、雲海越しの丹沢も見られて充実感いっぱいの山行となりました。

コメント

yumihide

yamatae01様
事前調査が丁寧とはいえ、厳しいバリルートを辿りますね。渓谷の美しさを追求する姿勢には感心します。おかげ様で爽やかな流れをたっぷり見させていただきました。雲海も見事。
yumihide

yamatake01

yumihideさん
早速のコメント有難うございます。
今回は有間山のバリ下りの失敗を繰り返してはならじとのぞみました。
難易度は大分違いますが、ヤマレコユーザ情報、ヤマレコMAPの「みんなの足跡」トレース、スマホGPSのお蔭で今度は心安定に下れました。

神戸岩へはいかれたことがありますか？
まだでしたらご自宅から近く、駐車場もありますのでお薦めです。
雨のあとの水流豊富な時が豪快です。
yamatake01

yumihide

yamatake01さん
はい。神戸岩は自宅から近く、5〜７年ほど前に2回は行っております。そういえばここ数年訪れていません。本レポートによると変わらぬ綺麗な水流が維持されているようですので行ってみようかな、灯台下暗しですね。
yumihide

yamatake01

yumihideさん
ご家族で行かれるといいですね。
帰りに五日市の黒茶屋でのお食事とか、瀬音の湯での温泉など家族サービスにもいいかと思います。

shiochan

こんばんは。紅葉シーズンに神戸岩と中尾根経由で御前山か大岳山へ行こうと思っていたので参考にさせて頂きます😊やっぱり神戸岩は良さそうな所でさね。
それにしても下りは随分バリバリのバリ道ですね。私には無理です😅

yamatake01

shiochanさん　コメント有難うございます。
確かにクドレ沢右岸尾根はお薦めではありませんね。
下部は植林帯ですし、展望は1ヵ所（それも僅か）のみの急登続きで上りでも下りでもあまり面白くありません。
また、一つ南側の尾根のスベリ沢右岸尾根も同じような感じのようです。
神戸岩は短いながらもゴルジェの沢が素晴らしく楽しめるので是非お出かけください。