記録ID: 450613
全員に公開
ハイキング
比良山系
広谷〜北稜から武奈ヶ岳 <眺望特異日!? の幸運に感謝>
2014年05月18日(日) [日帰り]
コースタイム
ガリバー青少年旅行村(登山者P) 07:38−(0:05)−G村管理棟 07:43〜46
−(0:20)−崩落迂回路 08:06−(0:09)−大擂鉢 08:15〜23
−(0:16)−徒渉点 08:39〜45−(1:17 撮影休憩 0:10)−広谷 10:02〜05
−(0:28)−スゲ原 10:33−(0:11)−細川越 10:44〜54
−(北稜 0:46 撮影と立ち話、休憩 0:12)−武奈ヶ岳山頂 11:40
<昼食/撮影 78min 1時間18分>
武奈ヶ岳山頂 12:58−(0:18)−コヤマノ分岐 13:16
−(0:08)−コヤマノ岳山頂 → コヤマノクラウン 13:24〜32
−(0:02)−コヤマノ分岐 13:34−(0:37)−イブルキノコバ 14:11〜17
−(0:09)−広谷 14:26−(0:59 休憩 0:05)−徒渉点 15:25
−(0:15)−大擂鉢 15:40〜48−(0:05)−崩落迂回路 15:53
−(0:17)−G村管理棟 16:10〜15
−(0:05)−ガリバー青少年旅行村(登山者P) 16:20
登高合計(G村登山者P〜大擂鉢〜広谷〜スゲ原〜細川越〜武奈ヶ岳)
242min 4時間02分 純歩行 190min 3時間10分
下山合計(武奈ヶ岳〜コヤマノ分岐〜イブルキノコバ〜広谷〜大擂鉢〜G村登山者P)
184min 3時間22分 純歩行 160min 2時間40分
周回合計(コヤマノ分岐←→コヤマノ岳山頂往復)
18min 純歩行 10min
行動総計 444min 7時間24分 純歩行総計 360min 6時間00分
山行総計 522min 8時間42分
−(0:20)−崩落迂回路 08:06−(0:09)−大擂鉢 08:15〜23
−(0:16)−徒渉点 08:39〜45−(1:17 撮影休憩 0:10)−広谷 10:02〜05
−(0:28)−スゲ原 10:33−(0:11)−細川越 10:44〜54
−(北稜 0:46 撮影と立ち話、休憩 0:12)−武奈ヶ岳山頂 11:40
<昼食/撮影 78min 1時間18分>
武奈ヶ岳山頂 12:58−(0:18)−コヤマノ分岐 13:16
−(0:08)−コヤマノ岳山頂 → コヤマノクラウン 13:24〜32
−(0:02)−コヤマノ分岐 13:34−(0:37)−イブルキノコバ 14:11〜17
−(0:09)−広谷 14:26−(0:59 休憩 0:05)−徒渉点 15:25
−(0:15)−大擂鉢 15:40〜48−(0:05)−崩落迂回路 15:53
−(0:17)−G村管理棟 16:10〜15
−(0:05)−ガリバー青少年旅行村(登山者P) 16:20
登高合計(G村登山者P〜大擂鉢〜広谷〜スゲ原〜細川越〜武奈ヶ岳)
242min 4時間02分 純歩行 190min 3時間10分
下山合計(武奈ヶ岳〜コヤマノ分岐〜イブルキノコバ〜広谷〜大擂鉢〜G村登山者P)
184min 3時間22分 純歩行 160min 2時間40分
周回合計(コヤマノ分岐←→コヤマノ岳山頂往復)
18min 純歩行 10min
行動総計 444min 7時間24分 純歩行総計 360min 6時間00分
山行総計 522min 8時間42分
天候 | 午後3:00頃から薄雲が出ましたが、終日快晴無風。 登高途中はかなり暑さを感じましたが、 樹林のなか日差しも遮られ、随所でクールダウン。 山頂も風なく穏やか、化繊速乾アンダー(長袖)+化繊ポロのみ。 この季節特有の霞もなく、山頂付近からは近景や琵琶湖はもちろん かなりの遠方まで、異様なまでにクッキリと見渡せました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
→湖西道路〜R161〜県道市道 所要 : 往路 1時間40分 復路(湖西道路渋滞) 2時間40分 ガリバー青少年旅行村では「登山者駐車場」を利用。 今まではここに駐めれば無料でしたが、今回は入村料 \400 を徴収されました。 (だったら上の一般駐車場に駐めれば良かったのですが 晴天に逸る気持ちもあって、ついそのまま出発しちまいました・・) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○ガリバー青少年旅行村〜大擂鉢 旅行村の管理棟(売店あり)の前に登山ポストがあります。 為念、下流から渓沿いに進む「滝巡りルート」(熟練者向)ではありません。 元来はハイキングコースですが、近年の豪雨で発生した大崩落が一箇所、 さらに新たな小崩落が二箇所発生していました(下写真)。 大崩落箇所については上部を巻く立派な迂回路が健在ですので、 (ザレた急傾斜に注意すれば問題なく通過できます) 直近の「危険通行止め」措置は、この小崩落が原因だと思われます。 いずれも谷側がえぐり取られていて防護ロープ等はなく、 万が一、脚を踏み外せば30m程度は滑落する危険がありますが 現在のところ残った道幅が50〜60cmくらいあるので、 慎重に歩行すれば(高所がコワい小生でも)さほど困難は感じませんでした。 入口の通行止看板も、本日見た限りでは撤去されていました。 ※但、ここで「通行可能」の旨、ことさらに告知する意図はありません。 そのあたりご推察下さい。 ○大擂鉢〜徒渉点〜広谷 小擂鉢経由、貴船滝から七遍返しに向かう上級者向ルートを左に見送り、 (滝巡りコースはここでは徒渉しません)、 広谷に直行するコースは大擂鉢で左岸に徒渉します。 岩に埋込まれたステップとチェーンを手がかりに問題なく渉れますが、 雨後など水量が多くなると、ビビり症の方(あ、私です)には、 ちょっとコワく感じられるのも事実です(苦笑)。 チェーンを片手でユルく掴んで「エイヤ」と一歩で渉るのがコツでしょうか。 大擂鉢から短い急登を経て、谷沿いを20分遡上した処で右岸に徒渉します。 少し前まで、ここの指示道標が倒れていたたため、徒渉しないで 左岸の踏跡をそのまま進んでしまう道迷いがしばしば発生していましたが 「広谷はここで徒渉」という、わかりやすい標識のほかに(下写真)、 ペイントやマーキング類も新しく措置されていて、 ルートミスの危険はほぼ無くなったものと感じました。 ・・・この徒渉点から1時間程度、左に谷を見下ろす山腹の急登を辿ります。 (傾斜はさほどではないが、ほぼ緩みなく続くので脚にコタえます) 立派な芦生杉がそびえる支谷を越え、釣瓶岳から降ろすナガオ尾根を ゆるく乗ッ越すと登りは一段落。 ここから渓沿いの水平道をしばらく進んで広谷に到着。 ○広谷〜スゲ原〜細川越 広谷から南へ谷沿いに登れば、すぐイブルキノコバに至りますが 今日は流れを辿って東へ、スゲ原経由で細川越に向かいました。 (いずれも間違えようのない道標あり) 途中、徒渉を数回繰り返しますが、一部に踏跡が判りにくい処があり、 「判らなくなったら対岸を観る」基本を心がけて歩きました。 木橋のほか、踏み石もたくさんあって、強引に渉らねばならないような、 ヤヤコシイ箇所はありませんでした。 湿原状のスゲ原では古い木道を歩きます。 踏み外すと(見た目は乾いていますが)ひどく泥濘んだ箇所があるので、 すなおに木道の上を歩くのが無難でしょう。 スゲ原から細川越までは緩い登りで10分程度。 ○細川越〜武奈ヶ岳北陵〜武奈ヶ岳山頂 高度差は210m強、上部に行くほど等高線も混んでいて手強く思えますが (もちろんラクな登りではありませんが) 途中二度ある平坦箇所と、植生が灌木帯に変わるあたりから 登る背後に広がってくる素ン晴らしい景観に助けられ むしろルンルン気分で(笑)山頂へのラストスパート。 周囲が明るくなれば「足元だけを見ず、背後を振り返りながら登る」のが 疲れないコツ、とでも申しましょうか。 私ごときの、ユルいハイカーでも CTの50分は少々多く見積りすぎ? (エラソーにすんません)。 ○武奈ヶ岳山頂〜コヤマノ分岐←(往復)→コヤマノ岳山頂 山頂から東へ、急傾斜を下った鞍部から登り返した「コヤマノ分岐」を右に取り、 美しいブナ林の中を10分程度ゆるく登ったところがコヤマノ岳の山頂。 (以前は手作りの山頂標識がありましたが、今はありません) 途中、旧スキーゲレンデをダイレクトに八雲ヶ原へ下るルート 「ユーエンコース」と、中峠に向かうルートの三叉路に新しい標識あり。 ○コヤマノ分岐〜イブルキノコバ コヤマノ岳山頂から、先ほど通ったコヤマノ分岐へ引き返し、 「イブルキノコバ→」の標識に従って右へ下ります。 雨水でエグれた歩きにくい箇所もありますが、道筋はおおむね明瞭。 コヤマノ分岐から下り始めて15分くらいの地点で 左側に崩落があり、道幅が極端に狭い箇所があります(下写真)。 補助用のトラロープも、ロープ端がかなり脆くなっており、 体重を預けるのは危険だと思います。 踏み外すと10mくらい下の崩落地に滑落の恐れがあり、 ・・まぁ落ちても死にゃあしませんが、三点支持で慎重に進みました。 ※ここをかわす迂回路があるように聞いていましたが今回は見つけられず。 ○イブルキノコバ〜広谷 広谷へ下り始める箇所に、右に登り方向の明瞭な分岐があります。 昔の「望武小屋」跡へ続く道だと思います(行ったことはありませんが)。 ここの指示道標は標柱だけが残っていて、肝心の標識がありません。 復旧されれば良いのですが。 テープに沿って、途中急下降もある道を10分弱で広谷着。 ○広谷〜大擂鉢〜ガリバー青少年旅行村 往路を戻りました。 |
写真
感想
睡眠不足と出だしのペースミス、暑さも重なって一向に調子が上がらず、
チラと「広谷〜スゲ原を廻って引き返そうか」とさえ考えた序盤。
頑張って登ってみれば好天も好天、まさかこんな物凄い眺望が待っているとは!
いや、本当に諦めないで良かったです。
北稜登りの半ば、振り返った彼方に雪の白山を望んだ時の昂奮たるや・・・
(幾度も登っていますが、比良山系から初めて望むことが出来ました)
武奈山頂ではたくさんの方々と互いの幸運を祝福し合いましたが、
中でも北稜でお会いした際、ルート情報や彼方の山をいろいろご教示下さった
ご年配のソロハイカー様にはあらためて御礼申し上げます。
「厳冬期は別にして、この季節にこれだけ見えるのは珍しいよ」
ベテランのお言葉通り、今日はやはり「眺望特異日」だったのでしょう。
さらに東には御嶽・乗鞍・中央アルプスや恵那山までうっすらと、
北は若狭湾から日本海を望み、南は大阪京橋のビル群まで。
滞在の80分はあっという間に過ぎ去り、今日ほど名残惜しい山頂はありませんでした。
帰路にはオメアテだった新緑のコヤマノクラウンと念願のツーショット。
そんなこんなの余韻に浸りながら、帰りの渋滞もなんのその(苦笑)
会心の山行に心からの感謝。
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18日に武奈っていました。
たぶん、すれ違っています(笑)
年配のおじさんが『道はないけどイイ稜線だ』って仰っていたでしょう?
北稜から白山が見えていたんですか(゚Д゚)??
そのときはまだ、自分たちが北稜を歩いてるなんて思ってなかったので、
めっちゃ見逃してしまいました(泣)
イイお天気でしたもんね(*'▽'*)
お疲れ様でした~
ochadaさん、こんばんは。
あのとき、確かに何組かの方々が横を通って行かれました。
そのなかのお一人だったんですね
通りかかられたご年配のハイカーさんにルート情報をお訊きしていた、
その会話の一部をご記憶ですので間違いありません
あのとき、あそこであの素ン晴らしい眺望を 共有されていた、と思うと
今もなんだかウレしくなってしまいます。
わざわざのコメントありがとうございました。
素晴らしい眺望・・・いいお山でしたねぇ・・・
月末に比良攻めする予定ですが、お天気どぉかなぁ・・・
tacacolaさん、こんばんは。
年甲斐もなく、ハシャぎ気味のレポをご覧頂いて汗顔の至りです
しかし武奈には幾度も登っていますが、こんな物凄い眺めは初めてでした。
さて、最近のご活躍ぶりから拝察しますと、きっとまた面白いルートを
お考えなのでは??
月末の好天を祈念し、楽しいレポをお待ちしています。
・・・どうぞご安全に!
notungさんこんばんは
素晴らしい新緑に素晴らしいお天気
羨ましいです
初めて知りましたがコヤマノクラウン、何ですか〜!
スゴイ木ですね 私も会いに行きたくなりました
細やかなレコと美しい写真に私もまた行った様な気分にさせていただきました
ありがとうございました
teteさんこんにちは。
ご丁寧なコメントありがとうございます。
teteさん4.26のレポで大擂鉢手前の状況が確認でき、
勇躍出撃したのですから、お礼を申し上げたいのはこちらです。
(もちろん貴船滝へ回る根性は持ち合わせておりませんでしたが・・)
>行った様な気分に
さらにこう仰って戴けると、歳甲斐もなくハシャいだレポも
浮かばれるというもので 本当にありがたく存じております。
さて、コヤマノ岳には数え切れないほど沢山のブナ古木がありますが
一等見事な一本がコヤマノクラウン、詳しい由来は存じませんが
あでやかな姿を的確に形容した命名も見事ですね。
機会がありましたら是非、お立ち寄りをお勧めします。
・・・今後のご更新を楽しみにしております。
お互い、武奈ヶ岳と蓬莱山を一週違いで、てれこに登っていたのですね。
>肉眼では乗鞍や中央アルプス、恵那山まで見えていました。
そうだったんですね!
事前に分かっていたなら蓬莱山ではなく、
伊吹山にでも行ってのにと思ってしまいました
広谷からのレコありがとうございます。
いまだ通行禁止だと思っていましたが、notungさんの
レコで、機会を見つけて行ってみたいと思いました。
それにしても、とても詳細な情報ありがとうございます!
tamu-chanさん、こんばんは。
実は小生もかなりの展望マニアでして、
性懲りもなく今日も何か獲物が映っていないか
撮った写真を精査しておりました(微かに乗鞍をハッケンしました)
先日はそちらのお写真を拝見して「御嶽映ってる!」などと勝手に昂奮し、
思わず失礼覚悟でコメさせて戴いた次第なのですが
ご丁寧なご返信まで戴いて、本当に恐縮しております。
・・・いや、確かにこの日の伊吹山でしたら、
さらに北ア主要部は確実に見えたでしょうね
(天日干し喰らってグロッキーも確実だったとは思いますが・・ )
さて、弊レコがご参考になりましたら幸いです。
重ねて御礼申し上げます!
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