【鳳凰】早川カレイ沢下降→アザミ沢滝の沢遡行→アザミ沢本流下降→大崖沢遡行
- GPS
- 10:27
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,794m
- 下り
- 1,784m
コースタイム
天候 | 晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
備考 | フェルトソールのほうが適 |
---|
感想
前日に黄蓮谷を中退したので、日帰りでどこへ行こうかと思った時、立派なゴルジュがありそうで気になっていた夜叉神峠の西の沢へ。
まずは、カレイ沢の下降から。初っ端、堰堤がいきなり懸垂下降となり先が思いやられたが、その後の堰堤は楽に下れて良かった。
堰堤群が終わってガレ沢を下っていくと、早速ゴルジュ出現。すぐに下れない滝が出てきて、懸垂下降。ゴルジュ内に入るとなかなかの迫力ある景観だが、沢床はガレていて特に問題はない。再び沢が狭まるところで滝が2つほどあったが、いずれもロープは出さずに下れた。
その先はガレ沢になり、終盤のゴルジュも中はガレで、特に問題なく早川本流へ。
早川本流には釣り師が一人。邪魔にならないように抜いてアザミ沢へ入ると、岩が赤茶けていて水も濁り気味。なんだか水の汚い嫌な感じの沢だなと思っていたが、遡行していくと滝が結構出てきて、いずれも登れるのでなかなか楽しい。特に大崖沢出合までの8m、6m、10m滝はそれぞれ特徴のある登攀ができて面白かったし、岩の色も明るい茶色で彩を添えている。
8m滝を右から登ると本谷はこれまでにも増して強烈なゴルジュとなり、遡行不能。やや悪い巻きで左の滝の沢に入ったが、この沢は登れない滝ばかりで遡行感は微妙だった。
滝の沢から林道に出ても、まだ時間は早いので続けて本谷を下降して大崖沢を登ることにする。アザミ沢橋から再入渓し、滝をいくつか下るとガレになる。ガレの途中から例の茶色の元凶となる水が流入しており、ゴルジュが始まるころには例の色に。ゴルジュ内には登攀の場合は手の付けようがない滝が3つあり、いずれも捨て縄を残置して懸垂下降。それにしても異質なゴルジュで、一見の価値が大いにある。
下降を終えて大崖沢に入ると、こちらは滝の沢よりも登れる滝が多くて楽しめる。21m滝は巻かざるを得ないが、この巻きも登攀的で登り応えはある。最後は堰堤群となるが、これもまた一癖ある登攀で越えると、すぐに橋の下となり、容易に林道に戻れた。
最後はどろどろの巻きで終わったので靴などが汚れたが、夜叉神トンネル内の豊富な湧水で洗うことができ、良かった。しかもこの水はおいしい。入下山がトンネルなので夏でも涼しいのも良い。
【総評】
景観が素晴らしく、登攀的にも面白いうえ、アプローチも楽なゴルジュを開拓することができ、非常に充実した山行であった。是非多くの人に、意外なところにある大ゴルジュの奇景を堪能してもらいたい。
友人と南アルプス/甲斐駒/カレイ沢などへ。アザミ沢は鉱泉なのか、茶色い岩が多い。リーダーを務めてもらったtamoshimaによるとこの沢の遡行記録はない。
一部ヌメる滝があるため、フェルト沢靴がオオスメ 仲間2人はラバー沢靴でした
グループ装備 50mロープ×1 ロープは遡行中、滝登攀で3回、懸垂下降で5回使用 あぶみ×1
水量は少ない。
遡行中で、場所よって、3回ほどシャワークライミングで濡れる沢であった。泳ぎなし。また、直登できない沢が3割程度存在する。
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