大滝根山(福島・栃木300山巡り:その1)
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 484m
- 下り
- 487m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路:小野ICよりあぶくま道・母畑IC、国道・県道経て八溝山頂直下のパーキングへ(※その2に続く) |
コース状況/ 危険箇所等 |
往路の日山コースは、「廃屋」と化したホテルの先の廃バス横(草むら)に駐車。登山口の標識等はしっかりしており、沢沿いのルートも比較的明瞭。山頂直下の斜面はやや急で、木の枝につかまっての登りとなるも、特段の危険箇所はなし。山頂三角点は自衛隊レーダー基地の敷地内で、鉄フェンスにてしっかりガード。事前の許可なくば立ち入り不可で、三角点を目前に臨みつつ、フェンス越しに窮屈な「山頂写真」を撮る羽目に。下山ルートは展望の良い尾根筋を仙台平方面に若干下り、途中から日山コースに合流するガイドブック記載のコースを目指すも、分岐・入り口が全く不明瞭、道標もナシで行き過ぎ、やむなく仙台平ルートを下山。 |
写真
感想
晩秋の三連休、初日は学会出席で使えず、やむなく残りの2日間でJR在来線を乗り継ぎ、駅レンタカーを駆って福島・栃木の300山3座を一括りに踏破しようと画策。前日までの疲れから、日曜日にいきなり朝寝坊、新幹線のご威光にすがって那須塩原までスピードアップ。あぶくま道の整備がかなり進み、大滝根山の麓まではスムーズに到着、廃屋・廃バスの不気味さに気押されながらも、日山コースの登路は比較的明瞭。賽ノ河原や子育地蔵など、この山の歴史と伝統を感じさせる味わいのあるルート。
山頂の一角に出ると、いきなり自衛隊の「支配下」に入り、特殊部隊よろしくフェンス越しに山頂三角点を入れた写真を撮ったり、レーダーサイトの「偵察」をしたりと怪しさ満点。帰路は展望の良い仙台平方面のルートから日山コースに戻る計画(ガイドブックにも紹介あり)なるも、日山コースへの入り口が全く不明瞭、地図上には記載のある途中のブナ平からのショートカットルートもほぼ廃道状態で、やむなくフカフカで歩きやすい仙台平コースを車道まで一気に下山(先行した数名のパーティも、同様に日山コースへの復帰を断念していました)。車を拾いに戻る途中、きれいな紅葉の中、日本の山村の「原風景」的なシーンをみることもでき、思いがけない眼福でした。
(先人諸氏の記録によると、福島原発から30km圏の大滝根山周辺では、一時期空間線量が結構高かったようです。コースタイムが短いこともあり、山菜やキノコを採ったりせず、普通に山頂を往復するだけなら、現時点ではほぼ問題ないレベルと言えそうです。被災地復興の意味でも、今年の紅葉シーズンあたりはこうした山々がかつての賑わいを取り戻すことを期待したいところです。そのためにも、自衛隊で期間限定にて山頂三角点を「開放」していただければ、名山巡礼者など多くのハイカーを呼び込むことができるのでは、と思うのですが・・・。)
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