奥日光 赤岩滝登攀 名瀑7段140m
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 05:14
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 633m
- 下り
- 617m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
この時期は朝早く満車になる。 低公害バスの赤沼車庫隣接。この時期は季節早朝ダイヤとやらで始発は4時半。ただし、赤岩滝に向かう場合は西ノ湖入口で下車するのだが、西ノ湖入口経由のダイヤは最も早いので5時半。その次の便は7時半となる。詳しくはこちら。 https://www.nikko-nsm.co.jp/bus.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
柳沢川 赤岩滝登攀 ■アプローチ マイカー規制区域は低公害バスを利用。赤沼車庫から20分程の西ノ湖入口で下車。 そこから林道と散策路を辿り、柳沢川の沢沿いを赤岩滝へ向かう。柳沢川沿いの踏み跡は明瞭。何度か渡渉があるが、濡れる個所は少ない。 1500mの左岸から出合う支流に入ると赤岩滝は目の前である。 西ノ湖入口バス停から赤岩滝までは1時間強くらい。 ■赤岩滝 7段140m 1段目から3段目まではフリーで右壁を登る。 ●4段目 50m 1P目 ヒロシーリード 卦蕁 支点にした松の木からロープスケールで40m程ザイルを伸ばす。残置は豊富。快適。 2P目 mooreeリード 検 ヒロシーがイケイケで1Pを40m程登ったので残りの2P目は10m程だったが、出だしの3mの壁が垂直で若干バランシー。 垂壁を抜けると水線沿いに回り込み、落ち口を跨いで右岸の立ち木でビレイ。快適。 ●5段目20m mooreeリード 掘 左壁のリッジから取り付き水線と乾いた岩の境目辺りを攀じる。中間はハーケンと残置と灌木を利用。 最後の3mが垂壁気味だが、落ち着いて登れば難しくない。超快適。 ●6段目 7段目 フリー 6段目は左壁を登るが、濡れてるとこはヌメヌメ。乾いてる所もラバーでもツルツル滑る。 アプローチシューズで登ったヒロシーさんはお助けで突破。この6段目が一番いやらしい気がする。 7段目は右壁からトラバース気味に登り落ち口へ。快適。 赤岩滝登攀後は、すぐ右岸に踏み跡があり、尾根に上がったら踏み跡を追って柳沢川へ容易に降りてこれる。 |
写真
装備
個人装備 |
ガチャ類 ビバーク装備
|
---|---|
共同装備 |
50mザイル
|
感想
いつか行きたいと思っていた日光の赤岩滝。
登攀の記録は散見されるが、何故か10月の記録がない。
紅葉時期の日光と言えば、東北に住む私でも知っている名物観光地。そして紅葉を凌ぐ程に有名なのが、いろは坂の渋滞だろう。
10月に登攀記録が少ないのはこの渋滞が関係してるんじゃないかと思うのは容易い。
しかしこの赤岩滝、登攀はシャワーもなくアプローチも水に入る事がない。しかも登攀後はすんなり下山出来るとあり、気温が低いこの時期こそ適期なんじゃないかと思った。
調べてみると、低公害バスのダイヤも早朝便があるようで、うまく行けば昼頃には駐車場に戻ってこれるんじゃないかと思い、今回前乗り前泊で決行する事にした。
覚悟はしていたが、とにかく朝が寒い。寒すぎる!
足の指先はジンジンするし鼻水は垂れてくるしで、今から滝を登るなんて馬鹿げている。
そんな事を二人で話ながらアプローチ道の綺麗な紅葉を見ながらのんびり歩いて行くと、そんな思いも自然と消えていくから滑稽である。
一時間程のアプローチで、身体も程よく暖まってきた頃に目の前に現れる赤岩滝を見上げると、もう完全に登攀モードは全開だ。
赤岩滝登攀はとにかく快適だった。悪い滑りや水線シャワーがない登攀は滝登攀とは言えないかもしれないが、それと比べるとなんて平和で快適な登攀なんだろう。
6段目だけ滑りで若干慎重になったが、全体を通して快適以外の何物でもなかった。
天気は良く太陽が温かく、紅葉は綺麗だし人もいないしで、この名瀑赤岩滝を二人で思う存分楽しめたのは何よりであった。
そして一番懸念していた、いろは坂の渋滞だが、さすがにすんなりとは行かなかったが、20分程多くかかっただけで許容範囲内で抜けれる事が出来てよかった。
帰りの道中、いろは坂に入る手前の中禅寺湖周辺のお土産屋さんやホテル、お洒落なカフェや出店、そして老若男女の楽しそうな観光客の方々を見ていると、なんだか自分も観光を楽しんでるような、そんなおめでたい気持ちにさせていただいた。
やっぱり関東は凄いなぁ、鳴子峡なんてカワイイもんだ。
滝の登攀と観光、思いのほか二つの楽しみ方を出来た今回の日光遠征。本当に行ってよかった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
10月赤岩滝登攀は盲点でしたが、快適登攀や紅葉で最高ですね!
私たちの時は雨後で五段目下部の濡れてる範囲が広くて、左の土ルンゼから上がりましたが、これが大外れで非常に悪かったです…。
あの焚き火跡はuchikenさんのだったんですね!
次の人の為に積んでくれてたのかと思ってました笑。やっぱり盛大に燃やせばよかったと悔やまれます。
5段目は濡れてたらかなり怖いですねー。巻きのルンゼは未確認でしたが、雨後の土ルンゼって聞くだけで悪そうですね😅
今回は全体的に乾いてる場所も多くて条件はよく、快適に登攀出来てよかったです😁
紅葉見頃の中でめちゃ美しいですね✨
快適に登攀できる大滝は貴重ですよね。
mooreeさん、ヒロシーさんコンビだとここは超快適でしょう(笑)
けど、ヒロシーさんアプローチシューズで登攀って
頼りになる男達、来期は〇〇〇〇〇沢、宜しくお願い致しますヨー
タカシーさんにも、宜しくお伝えください♪
ヒロシーさんは4段目と5段目だけクライミングシューズで登って、6段目からアプローチシューズに履き替えたんですよ笑。おかげで6段目が滑って登れないというオチです笑。
沢屋失格だよまったく😝笑
来期はあの沢ですね😁それまでに今から色々やれる事をやって仕上げたいと思います👍
怖いよ〜😱
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する