大台ヶ原〜大杉谷

2022年11月03日(木) ~ 2022年11月05日(土)

• GPS: 17:34
• 距離: 41.4km
• 登り: 2,674m
• 下り: 3,937m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:15
• 休憩: 0:31
• 合計: 4:46

11:17 大台ケ原駐車場
11:33 11:35 ナゴヤ谷出合
11:38 11:40 松浦武四郎碑
11:43 11:43 ナゴヤ谷出合
12:18 12:18 七ツ池
13:06 13:07 開拓跡
13:17 13:18 開拓分岐
13:27 13:27 西大台・ミズナラ巨木
13:34 13:40 西大台・展望台
13:42 13:43 西大台・ミズナラ巨木
13:51 13:51 開拓分岐
14:18 14:18 たたら力水
14:53 14:53 大台教会
14:56 14:58 「心・湯治館」
15:18 15:19 展望台分岐
15:24 15:39 大台ヶ原山
15:42 15:42 展望台分岐
16:03 16:03 大台ケ原ビジターセンター
16:03 宿泊地

2日目

• 山行: 7:01
• 休憩: 2:08
• 合計: 9:09

5:31 宿泊地
5:52 5:52 展望台分岐
6:19 6:19 大台ヶ原山
6:25 6:25 展望台分岐
7:27 7:27 「心・湯治館」
7:28 7:28 大台ケ原駐車場
7:49 7:51 シオカラ谷吊橋
8:14 8:14 大蛇��分岐
8:19 8:30 大蛇��
8:36 8:36 大蛇��分岐
8:46 8:46 本ゴヤ嶺
8:49 8:50 尾鷲辻
8:56 8:58 正木ヶ原
9:14 9:14 正木嶺
9:19 9:19 展望台分岐
9:25 9:33 大台ヶ原山
9:59 10:00 しゃくなげ平
10:46 10:55 粟谷小屋
10:57 10:57 堂倉小屋
11:38 12:51 堂倉滝
13:22 13:29 光滝
13:32 13:32 庄野ヶ浜
14:01 14:02 七ツ釜滝
14:12 14:23 七ツ釜滝休憩所
14:26 14:27 七ツ釜下・美小滝
14:32 14:33 無名のグラと大渓谷
14:40 新桃ノ木吊橋

3日目

• 山行: 3:20
• 休憩: 1:00
• 合計: 4:20

6:47 新桃ノ木吊橋
6:47 6:49 桃の木吊橋
6:53 6:53 不動谷出合
7:03 7:03 加茂助橋上休憩所
7:10 7:10 加茂助吊橋
7:21 7:23 平等ぐら対岸急ガレ場
7:26 7:27 平等グラ吊橋
7:34 7:38 ニコニコ滝休憩所
7:39 7:44 ニコニコ滝正面展望
7:52 8:26 シシ淵
9:38 9:39 千尋滝前休憩所
9:43 9:44 千尋滝
9:48 9:48 水越谷出合
9:56 9:56 日浦杉吊橋
10:08 10:08 京良谷出合
10:11 10:12 京良谷
10:22 10:24 苔むす岩場
10:26 10:26 無人雨量計
10:33 10:34 地獄谷吊橋
10:37 10:38 能谷川原
10:48 10:51 大日グラ吊橋
10:59 11:01 大日グラ
11:03 11:03 大杉谷登山口
11:07 11:07 大杉谷登山口駐車場/バス停
11:07 ゴール地点

大杉谷は深すぎるのでGPSの精度が低下してチョイチョイズレた所に飛んでしまう。そのせいで歩行距離と標高が盛られている。大杉谷のレコで足跡があちこちについている理由が分かった。

天候

3日間快晴、ただし朝方は雲多め(一部ガス)

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：大和八木8:15発バス
復路：大杉谷登山口12:10発バス　※エスパール運行ツアーバス(予約制)

コース状況／危険箇所等

西大台：開拓地跡付近は道が分かり難い、全体的に木の根多めで歩き難い
東大台：整備され過ぎ、シオカラ沢から大蛇�瑤泙任瞭擦詫０貪仍各擦辰櫃�
日出ヶ岳〜大杉谷：一般登山道、粟谷小屋への分岐道は一部不明瞭
大杉谷：取り立てて難しくはないが落ちたら助からない、岩が濡れているのが嫌らしい

その他周辺情報

心・湯治館：日帰り湯の受け入れ無し
道の駅奥伊勢おおだい：おいしかバーガーとソフトクリームが美味い

写真

11/3 11:17

大和八木からバスに3時間揺られて遥々やって参りました

11/3 11:17

初日は西大台、事前登録(1000円)した上でビジターセンターで約10分のビデオ講習を受ける、入口は大台教会の脇

11/3 11:19

これが大台教会、ココを左に

11/3 11:24

ゲートで写真撮り忘れたので少し下った所から、監視員のおば様が面白い人だった

11/3 11:28

どちらに行ってもいいけど右で反時計回りした方がコースタイムが15分だけ短い、らしい

11/3 11:33

ナゴヤ谷、綺麗な所ではある

11/3 11:38

松浦武四郎の分骨碑、日本百名山を読んで名前だけは知ってたので寄ってみたけど…

11/3 12:04

苔むした沢だが昔は一面こんな感じだったらしい

11/3 12:11

ピークは過ぎていたものの、まだまだ綺麗な紅葉でした

11/3 12:20

この辺が七ツ池なんだけど池は無い

11/3 12:35

鹿柵のゲートは何回か通過する、ロックし忘れに注意

11/3 12:44

11/3 12:50

開拓跡手前の渡渉点の紅葉がメッチャ綺麗、沢沿いで気持ちも良いしココで昼休憩

11/3 13:04

説明板が朽ちてる…

11/3 13:04

開拓跡、確かに沢沿いで平らな土地がそれなりの広さ有る、だから道が分かり難い

11/3 13:14

開拓跡から分岐までは平らなブナ林で紅葉もしてて良い雰囲気

11/3 13:29

見どころの一つ、根本がカボチャのミズナラ古木

11/3 13:34

展望台からの大蛇�堯▲札潺福爾離咼妊�では左下に滝が見えると紹介されていたけど見えず、帰りに監視員さんに聞いたら最近は木が育ち過ぎて見えないらしい

11/3 13:53

周回コースに戻って帰路につく、いくつか橋を渡っていく

11/3 13:56

足元注意とされているガレ場(か？)、ココも紅葉が良かった

11/3 14:15

一番綺麗に色付いていたのがコチラ

11/3 14:16

唯一の水場(でもたぶん途中の沢の水も飲める)

11/3 14:55

駐車場まで戻ってまだ時間が有ったので最短コースで日出ヶ岳も行ってみる事にした

11/3 14:58

泊まる湯治館の横を通過して登っていく

11/3 15:11

完全に遊歩道

11/3 15:19

展望台分岐から見る山頂、ちょうど木が邪魔してた

11/3 15:23

山頂は笹原に展望台、もう少し

11/3 15:25

到着、日本百名山を読むと昔は秀ヶ岳だったらしい

11/3 15:27

東側、多少雲が有るけど尾鷲湾一望

11/3 15:27

北東に鈴鹿山脈や中央アルプスまで見えるときも有るらしいけど、ちょっと分からない

11/3 15:31

北側の山はどれがどれやら、ただ山深い

11/3 15:28

西は大峰山脈が一望、逆光で黒い山脈になってるけど

11/3 15:28

南は東大台の高原地帯です

11/3 16:03

ビジターセンターに戻って下山通知、西大台の登録者はアンケートに答えるとピンバッジ貰えます

11/3 16:11

11/3 16:11

初日のお宿、入口がなんか地味でパッと見分からなかった

11/3 18:02

夕食のお品書き、アマゴが特に美味しかった

11/3 18:04

ご飯はお替り自由、十分

11/3 20:13

2018年って事は300名山の時か

11/4 6:09

2日目、日の出を見に日出ヶ岳へ、実は日の出そのものより暁の方が綺麗だと思う

11/4 6:16

雲の切れ間から何とか見えた、登ってきて良かった

11/4 7:02

宿に戻って朝食、これまた十分

11/4 7:27

朝の駐車場、夜入りの人も結構いました

11/4 7:28

2日目は東大台散策から、シオカラ谷へは食堂の右わきから入っていく

11/4 7:38

整備され過ぎの石段を降って行き

11/4 7:48

シオカラ谷まで下りてきた、下り20分

11/4 8:11

大蛇�瑤泙任瞭擦砲魯轡礇�ナゲのトンネルが有り若干歩き難い、花の季節なら綺麗だと思う

11/4 8:21

大蛇��到着、南から

11/4 8:21

正面西側

11/4 8:22

そして北側まで大展望、ココは来た方がいい

11/4 8:25

少し引いた所から、先端まで行くのを怖がっている人も居ました

11/4 8:37

戻って牛石ヶ原、気持ちのいい所だけどここも森林破壊の跡地

11/4 8:39

神武東征の舞台なので、弓に留まっているのは八咫烏なのでちゃんと足3本

11/4 8:57

こういう事らしいです

11/4 8:57

正木ヶ原から望む正木峠、登山者的には眺めが良いんですけどね

11/4 9:13

歴史的背景はともかく、素晴らしい景色である事に変わりはない

11/4 9:14

正木峠を越えて日出ヶ岳を望む

11/4 9:31

3度目の山頂、雲多めで霞も強く海が見難い、1日目の夕方登って来ておいて良かった

11/4 9:30

大峰山脈の眺めは逆光じゃない分この3度目が一番綺麗

11/4 9:36

大杉谷に下りましょう、注意書きは少し脅し過ぎの様な

11/4 9:56

基本延々と樹林帯の中を降るだけです

11/4 10:43

粟谷小屋へのショートカット道、この辺りで踏み跡を見失ったけどとりあえず沢を下りればいい

11/4 10:46

小屋に到着、常連らしき人達が屯してました

11/4 11:35

とうとう谷間で降りてきてまずは堂倉滝、いきなり素晴らしい！

11/4 12:03

計画当初から堂倉滝でゆっくり昼食にしようと思い、本来小屋泊には必要無い食材を色々積んできました

11/4 12:55

標高が低いので紅葉はむしろピーク

11/4 12:59

道はそれなりにスリリング

11/4 13:00

見所は滝だけじゃない、渓谷美全てが見所です

11/4 13:01

名も無い支沢の小さい滝だって良いもの

11/4 13:07

与八郎滝

11/4 13:14

エメラルドブルーの淵、本当に山深い渓谷でしか見れない

11/4 13:15

隠滝上部

11/4 13:16

隠滝

11/4 13:27

光滝、右岸の紅葉と合わせて素晴らしかった

11/4 13:30

上流から見た崩落地

11/4 13:34

崩落地の通過は意外とアップダウン有り

11/4 13:45

下流から見た崩落地

11/4 13:45

素晴らしいゴルジュ

11/4 13:51

ゴルジュの脇、僅かなテラスを行く

11/4 13:57

トロ場も有り

11/4 14:03

七ツ釜滝への下りが核心部、ココは高度感もあり谷に落ちたら終わりで結構緊張する

11/4 14:12

七ツ釜滝

11/4 14:27

この区間歩いている間、飽きると言う事は無い

11/4 14:42

ゆっくり渓谷を堪能して15時に小屋着

11/4 16:12

吊橋越しに見るとジブリに出そうな雰囲気？

11/4 17:28

食事が美味しい小屋と言う話だったけどこの日はカレー、まあカレーはカレーで美味しかったしカツも付いてたけど

11/5 5:41

朝食はこんなん、生卵付いてるのが嬉しかった

11/5 6:47

3日目は12時までに登山口に下りればいいので超ノンビリペースで行きます、こちら朝の小屋前の風景

11/5 7:08

写真ではよく分からないけど、凄い高度のある吊橋でした

11/5 7:18

上流側からの平等��

11/5 7:23

こちらが下流側

11/5 7:27

吊橋から

11/5 7:39

ニコニコ滝はちょっと木が邪魔

11/5 8:07

シシ淵の奥にニコニコ滝、ココは最高でした、写真に写っていない左右の岸壁には紅葉も

11/5 8:23

絶対濡れる道、実は河原を通ると濡れずに行けるけど大杉谷名物なので濡れるのも楽しい

11/5 8:39

大自然の驚異、樹木はたくましい

11/5 9:03

千尋滝、逆光だったので休憩所の屋根で調整

11/5 10:01

千尋滝より下流は一気に川幅が広がり道も険しさがほぼ無くなる

11/5 10:10

京良谷出合の河原、沢山の人が休憩している

11/5 10:45

地図と照らし合わせるとたぶんこれが大日�瑤世隼廚Δ里世韻廟騎里塀蠅亙�からない

11/5 10:54

護岸工事のコンクリ壁並みにツルツルの岩

11/5 10:59

その岩を削ったのが大杉谷で有名なスタート直後のこの道

11/5 11:07

楽しい3日間でした、大満足でした

撮影機器：

Xperia 1 SOV40 au SONY

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル 着替え ガスカートリッジ コッヘル 食器 ライター ロールペーパー

感想

shige_verde

関東在住者にとっては余りにも遠い大台ヶ原。
連休を利用して思い切って行ってみた。

当初は登りで行きたかったが大杉谷への登山バスが満席で断念。
下りに計画変更してみたが、結果としてそれが良かった。
もし登りルートであれば西大台はパスしていたし、大杉谷と東大台も慌ただしく回る事になったし、何より個人的には大杉谷の方が良かったのでハイライトが後に来るという意味でも下りで正解だった。
1泊多くなった分、費用はかかったが。

大台ヶ原の紅葉はピークは過ぎていたがまだ楽しめた。
連日快晴だった事も有り色も映えて、良い時期に行ったと思う。
ルート自体は登山と言うよりハイキング。
西大台は整備が最低限で入域制限がある分、多少歩きにくい＆分り難い道も有るが、東大台はほぼ遊歩道。
高低差も無く、歩く満足感と言う意味では物足りないが、楽しむ山としては良い所だった。
自然保護的には良くない事なのだろうが、東大台の眺望が良いのも登山者にとっては嬉しい。

大杉谷は圧巻の一言だった。
それなりに沢や渓谷も歩いてきたが、この渓谷美を超えていた所は無い。
滝の見事さ多さはもちろん、V字谷の渓谷自体と両岸の絶壁、そしてちょうど盛りを迎えていた紅葉、全てが最高だった。
ルートも適度にスリルが有って楽しい。

アクセスは大変で、もう一度行けるかと言うと難しい所。
それだけにこの3日間が快晴続きで堪能し尽くせた事は幸運だった。