利根川水系宝川ナルミズ沢
- GPS
- 12:48
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 2,222m
- 下り
- 1,279m
コースタイム
天候 | 6日:晴れのち雨(行動中は晴れ) 7日:雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
以前歩いたときより、東黒沢が滑りやすかったように思われる。 終了点からジャンクションピークまではヤブこぎ。滑りやすいので要注意。 ジャンクションピークから白毛門登山口までは晴天時には厳しいルート。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
携帯
ナイフ
カメラ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
ロープスリング
渓流シューズ
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ロープ
ハンマーバイル
|
感想
1 丸山乗越まで
2日目の予報がよくなかったので、大石沢出合よりも先でビバークすべく、
5時に起床して6時前に出発。
寝たのが2時ころで睡眠不足だったうえ(これは他のメンバーも同じだが。)、
食べ過ぎたようで調子がよくなかった。
そのような理由で、ハナゲの滝を登る気がせず、右岸の巻道を通過。
その先のナメを通過中、SLが足を滑らせて20mほど流された。
幸い下の釜で止まったが、意外とつるつるだったりするので、
あまり不用意に足を置かない方がいいと思う。
そこから先は、一箇所あるゴルジュは踏み跡を通って巻いた(パーティー全員)以外は水流中を歩いた。
10mくらいの滝(8番目の写真)は水流の左側を登る記録も多いが、水流右側も階段状で容易。
左岸に巻く踏み跡があったが、直登する方が簡単だと思う。
同じく10mくらい(?)の滝(16番目の写真)も水流の右側が簡単に登れる。
Co1080m二俣は、荷造りに使うビニール紐が木の枝に結わえ付けられていた。
気がつきにくいが、読図できていれば紐に気がつかなくても間違えない。
丸山乗越までにいくつか支流が分かれるが、最も水流の多いところを辿っていけば、
丸山乗越直下まで問題なく行ける。
直下の二俣は、前回遡行時は左に進んだが、今回は右に進み、すぐ先の左側の窪に進んだ。
窪の右側の尾根にすぐに上がり、そのまま踏み跡を辿って進めば丸山乗越。
なお、前回歩いたときは、それほどナメが発達しているという印象がなかったが、
ナメが思っていたよりも立派でうれしい誤算だった。
2 広河原まで
丸山乗越からそのまま踏み跡を辿れば程なくして沢へ。
そのまま下降すればウツボギ沢にたどり着き、
さらにもう少し下降すれば広河原。
この区間に大きい滝はないが、沢の下降であることに変わりはないので、
初心者や初級者がいるときは十分に配慮することが必要だと思う。
3 大石沢出合まで
前回は登山道を通ったので初めての区間。
広河原から少し進むと7m滝。
トラバースが苦手なnamemaniaとtanooはさっさと巻道へ。
ganpon1224とW君はためらうことなく取り付いてあっさりクリア。
この滝を過ぎれば特に難しいところはない。
全く濡れないようにしようとすると難しいとは思うが。
ウォータースライダーができるところもあり、ナルミズ沢で特に楽しい区間だと思う。
4 魚留めの滝まで
2日目の予報がよくなかったので、大石沢出合ではビバークせず、さらに進む。
魚留めの滝手前のゴルジュは巻道があるとのことであるが、そのまま突っ込む。
ゴルジュの先の滝は左壁を壁の上の木の枝を頼りによじ登った。
魚留めの滝はやっぱりヌメる。
前回登っているので登れると思ったが、巻道を見てみようと思ったこともあり、何となく巻道へ。
こっちもやや滑ったので、初心者同行の場合は巻かずに上からロープで確保するのでいいと思う。
5 二俣まで
魚留めの滝と二俣との間には6m斜瀑がある。
左側を登っていくが、一箇所切れているところがある。
ちょっと怖いところであるが、フリクションは効く。
この滝を過ぎるとすぐに二俣。
右俣は二俣から上はビバーク適地がないようなので、
今回は二俣でビバーク。
多少のビバーク適地がある。
ただし、薪は少ない。あえてヤブこぎをしてみたが、あまりなかった。
6 稜線まで
1日目の夜から2日目の朝にかけて降雨。
時々風雨が強く、どうなるかと思ったが5時ころには雨脚も弱まり、
水量も減ったように思われたので、6時過ぎに出発。右俣へ。
水量が減ったといっても、平水時に比べると多かった。
もっとも、フリクションは効くのでさほど問題はないと思う。
稜線までの間には10mくらいの滝と3mくらいの滝がある。
前者は巻道も付いているが、水流左が階段状で登りやすい。
ヌメっているとの記録も散見されるが、今回はヌメリは感じなかった。
3mくらいの滝は左壁を登ってからトラバースするが、
前記のとおりnamemaniaはトラバースが苦手なので、上から引っ張ってもらって通過。
そこを過ぎれば問題なし。
そのまま水流を辿れば稜線直下の草原に飛びだす。
個人的には、ここが一番ナルミズ沢で綺麗なところではないかと思う。
が、他のメンバーはあまりそう感じていなかったような気も。
なお、右俣から奥の二俣までの間、地形図は左岸からと右岸からと各1本支流が流入すると読めるが、
左岸から流入する支流は気がつかなかった。
そのため、SLは右岸から流入する支流の出合を奥の二俣と間違えそうになった。
草原に向かう場合は間違えないように。
7 白毛門登山口まで
ジャンクションピークまでは笹のヤブこぎが長い。
踏み跡が見えるが、さほど歩きやすいわけではない。
トラバースもあり、笹で滑らないように注意が必要。
今回は朝までの降雨でさらに滑りやすかった。
ジャンクションピークからは登山道を辿る。
ここに書くまでもないが、水場に乏しく、木陰が少なく、
白毛門から一気に下る必要があるといった感じで疲れた体には堪えるルート。
こちらから下山するときは源頭部または朝日岳の水場で多めに水をくむべき。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
二股右俣の対岸で幕営していた二人のうちの一人metaと申します。
以前コメントもやり取りさせていただいたこともあったので、同じとこでのレコが上がりちょっと驚きました。アドバイスもしてくださりありがとうございました。自分のほうとしては、雨が想像以上にふっていたので結構びびってましたが、朝起きたら水量がそうでもない状態だったのほっとしました。遡行中はいずれもいい天気で最高の沢歩きができました。
namemaniaさんたちのレコをまた参考にさせてもらいます。
*もし人違いだったらコメント削除してください*
そうだったんですか!奇遇ですね。
あのあたりの薪をほぼ拾い尽くしてしまってどうもすみませんでした。
もうちょっとでも薪があるといいのですが。
私も、増水して下山できなかったりしたらどうしようと目が覚めるたびに思っていました。
天気予報がよい方向に外れてその点ではよかったです。その分下山が大変になりましたが。
多分に自己満足気味の記録ですが、今後も駄文を書き連ねるかと思います。
多少なりともお役に立つことがあれば幸いです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する