楢俣川・ヘイズル沢左俣右沢
- GPS
- 33:35
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,614m
- 下り
- 897m
コースタイム
林道ゲート6:05〜(林道)〜ヘイズル沢出会い8:30/8:50〜(入渓)〜H1180二俣12:40/13:15〜(左沢)〜H1200二又13:25〜(右沢)〜H1400テン場15:40
14日
テン場7:05〜第一堰堤8:00〜第二堰堤8:55〜第三堰堤9:25〜H1710m二又9:35〜(左沢)〜H1780m二又〜(左)〜稜線登山道12:00/12:15〜(登山道)〜小至仏山12:30/13:55〜鳩待峠15:25着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
13日 オートキャンプ場入り口のゲートまで移動して駐車 14日 鳩待峠に下山してタクシーで戻る(\11000) |
写真
感想
9月最初の連休は赤木沢に行く予定をしていましたが、連休に北ア方面に行くのには小屋も取れないし交通手段も激混みで無理ど諦めた。代わりに東北の赤木沢と前にさわねに居た高橋さんが言っていたヘイズル沢に変更、登ってみた感想は「行って良かった素晴らしい!!」の一言。私的には赤木沢は知らないので、さしずめ東北の名渓産女川の小型版といったところか。花崗岩のナメと滝が続く綺麗な沢でした
13日
奈良俣ダムの資料館が有る駐車場で前泊して翌朝歩き始めるゲート前まで移動、ゲート前は広く数台の車が止まっていた。私たちが支度をしていると地元のキノコ採りの人が来て林道の方に歩いて行った、私たちも後に続いて林道を歩き始める。このヘイズル沢の記録を見るととても綺麗な沢なのにあまり歩かれていないのはこの2時間の林道歩きがあるからかもと書かれていたけど、泊まり荷物を背負った身には堪えます。ならまた湖畔までは平坦で整備されていましたがその先は林道も荒れ気味になる。途中で追い越された釣り師さんのバイクはここに止められていた、右に水量観測所の建物が出てきたらヘイズル沢出会いです。橋の所で入渓準備していよいよ遡行開始、お天気も良いのでなんだかわくわくします。
河原に降りてすこしゴーロを歩くと釜を持った小滝と深い淵が続いて出てきて、いよいよヘイズル沢の由来になったへつって進む、花崗岩の岩盤が発達していてホールドもしっかりと有り歩きやすい。所々に釣り師さんが残置したロープなども有りました、最初の10m滝は右のバンドを越えて行くその後もナメ床と滝が交互に出てきて飽きない。途中で魚影を見た二人が釣り師に変身、何匹が釣りましたがリリースしていました。
ゴルジュの中に16m魚止めの滝が出てきて近くまで行ってみたが水量が多く迫力有りました、休憩中に釜まで釣りに行った松井さんが大物を釣り上げ、米ちゃんも続いて釣りに行ったら竿を折ってしまったとがっかりした顔で戻って来た。滝の巻きはすこし戻り右の斜面を5mほど登ると平坦に成り、左に滝を見ながらすこし平行に歩いて下ると無事滝上に出られた。ヘイズル沢のゴルジュは明るくて威圧感が無いのがいいな、滝上からもナメと小滝が続きH1180mの二俣に着いた。左沢には釜を持った綺麗なナメ滝がかかり右にも小さいけど釜がある滝が見えた。ここで再び釣り師登場〜私は河原でひなたぼっこ、なんともゆったりとした時間を過ごす。松井さんがまたまた大物を釣り上げてにんまり、米ちゃんも折れた竿を修理して挑んでいましたが釣れませんでした。
左俣に入りすこし行くとすぐにH1200mの二俣、ここも左に大きな滝がかかっていました。右沢はゴーロとナメが続き20分ほど歩くと10mの滝が現れる、見た目ホールはありそうだけど細かく水線沿いでシャワークライミングになる。この時期にはシャワーは嫌なので巻くことになったが右はとてもじゃないけど登れない、左もグズグズですがなんとか登れそうに思い倒木の所を一段上ってみたら倒木が越えられなくて戻ろうとしたときに手が滑り落ちた。幸いザックがクッションになり大事には至らなかったけど二人には心配かけてしまった、なんとか気持ちを落ち着かせ違うルートから念のためにロープを出してもらい登り尾根に上がる。けっこうな大高巻きになりましたが右にトラバースして下に沢が見えたところから懸垂2ピッチで河原に降りた。降りてみたら少し先に枝沢が有ったのでそこまで行ければ懸垂しなくても降りられたかもしれない。
滝上からも小滝が続きテン場はまだかいな〜で歩いて行き、疲れたのでナメ滝の所で休んで歩き出したらすぐ上がテン場であれれ〜(笑) やっと重いザックを降ろすことが出来ました。一休みしてから薪集めテントの設営とこなしてお疲れ様の乾杯、後はおのおのおつまみを作り釣ったイワナをさばき、食当の私はご飯を炊いて夕食の準備。今日のメニューはプルコギ丼とキャベツの和え物とわかめスープ、美味しいと食べて貰い良かった。焚き火を囲んでのゆったりとした時間が過ぎていつしか寝ていた。
14日
寒いかと思ったけどテントだったので暖かく眠れた、夜中に起きたら一面の星空でしたが朝方すこし雨が降ったがすぐに止み出発する頃には青空になりました。5時に起きてうどんで朝ご飯を食べ7時には出発、テン場からすぐに20mの大滝が見えて来た。左の乾いた所から中段の岩棚まで登るが右に回り込もうとしたらなんだか滑りそう、直登は岩が立っていたので松井さんにロープを出して貰い私と米ちゃんのザックを先に上げで空身で登り無事滝上に出られました。
ここから先には大きな滝は無く、ひたすらゴーロ歩きと小滝が続く。3っつ堰堤を過ぎるといよいよ詰めの二俣、ここはいろいろな方の記録を見させて貰いましたが我々のルートで登って行く。おおむね左側の沢型を登って行くが結構上まで水が流れていた。途中で靴を履き替え岩稜帯を登って行き、上に登山者が見えたH2100あたりで、背の低いハイマツとシャクナゲのヤブをすこしトラバースして小至仏山の少し下の登山道に出て無事遡行終了。
沢の場合ピークを踏まない場合が多いですが、一休みしてから三人で小至仏山に登に行くことにしました。私は10年前に登っていますが二人はまだ至仏山に登ったことが無いというので登りに行き、私はザックの所に戻り待っているとまぁ〜次から次に登山者の群れが通り過ぎていきます。混んでいるだろうとは思っていましたがこれほどまで人が居るとは思わなかった。二人が戻り鳩待峠に下山しましたが鳩待峠も人で溢れかえっている、タクシーとバス乗り場には長蛇の列。私たちはタクシーで車の所に戻るつもりでいたのでこれには困った、こんな事なら予約しておくべきだったと後悔しても後の祭り。方々に電話をかけてやっと一台捕まえ湯けむり街道をひた走り16時30分に車の所に戻れました〜やれやれ。
※slowwalkerさんのレポ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-509209.html
コメント
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moguさん、お疲れ様でした
素敵な沢ですね〜
ところで、moguさんもモザイク??
otafukuさん、ほんとうに綺麗な沢でしたよ〜お勧めしたいけど2時間の林道歩きがねぇ
モザイクはあまり意味ないけど取りあえず入れてみました (笑)
エッ?!意味ない?
なーんだ。
これからmoguさんは顔を出さないのかと思ってしまいました
2時間の林道なんてへっちゃらです
だって、いつも下山に時間が掛かる所ばかりです
足を前に出していれば、いつか着くしね
他の二人に確認取っていなかったのでモザイクかけてみたのですよ〜でついでに私も(笑)
二時間の林道歩きがへいちゃらなんてさすが otafukuさん
このくらいでめげていては沢やは勤まりませんね
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