記録ID: 545405
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ハイキング
比良山系
ナガオから釣瓶岳 <静寂の未踏尾根を満喫>
2014年11月08日(土) [日帰り]
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 7:52
7:41
32分
ガリバー青少年旅行村
8:13
8:37
73分
大擂鉢(徒渉)
9:50
9:55
12分
ナガオ末端・鳥獣保護区標識
10:07
6分
ナガオ・P991
10:13
7分
P993
10:20
24分
P1040
10:44
15分
P1050
10:59
11:14
25分
P1055・岩山ピーク
11:39
12:44
14分
釣瓶岳山頂
12:58
13:00
8分
P1040
13:08
5分
細川越
13:13
27分
スゲ原
13:40
13:51
9分
広谷
14:00
14:02
23分
ナガオ末端・再見分
14:25
14:30
33分
カラ岳の眺めが良い中間点
15:03
15:08
25分
大擂鉢(徒渉)
15:33
ガリバー青少年旅行村
登高合計(ガリバー村〜大擂鉢〜ナガオ〜釣瓶岳)
238min 3時間58分 純歩行 194min 3時間14分
下山合計(釣瓶岳〜細川越〜広谷〜大擂鉢〜ガリバー村)
169min 2時間49分 純歩行 144min 2時間24分
行動総計 407min 6時間47分 純歩行総計 338min 5時間38分
山行総計 472min 7時間52分
ガリバー村〜大擂鉢 32min CT 40min 前回(5.18) 29min
大擂鉢〜ナガオ末端 73min CT 80min 前回 83/73min
ナガオ末端〜釣瓶岳 104/89min
釣瓶岳〜細川越 24/22min CT 25min
細川越〜広谷 32min CT 35min
広谷〜大擂鉢 72min/65min CT 60min 前回 74/69min
238min 3時間58分 純歩行 194min 3時間14分
下山合計(釣瓶岳〜細川越〜広谷〜大擂鉢〜ガリバー村)
169min 2時間49分 純歩行 144min 2時間24分
行動総計 407min 6時間47分 純歩行総計 338min 5時間38分
山行総計 472min 7時間52分
ガリバー村〜大擂鉢 32min CT 40min 前回(5.18) 29min
大擂鉢〜ナガオ末端 73min CT 80min 前回 83/73min
ナガオ末端〜釣瓶岳 104/89min
釣瓶岳〜細川越 24/22min CT 25min
細川越〜広谷 32min CT 35min
広谷〜大擂鉢 72min/65min CT 60min 前回 74/69min
天候 | 曇(午前中は時々薄陽が差す) 稜線から山上は時おり弱風あり 体感 山上10℃前後 ウール混紡肌着と薄手ソフトシェルで充分、停滞時のみ防風着を羽織りました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
→湖西道路〜R161〜県道市道 所要 : 往路 1時間45分 復路 2時間10分(湖西道路は雄琴ランプのみ渋滞) |
コース状況/ 危険箇所等 |
※念のため、渓を遡行する「滝巡りルート」(熟練者向)ではありません。 ○ガリバー村〜大擂鉢(遊歩道) 管理棟(売店あり)の前に登山届ポストがあります。 遊歩道入口に「ガリバー奥の登山道は通行注意」(通行止ではない)の掲示。 近年発生した大崩落が一箇所(以前からの迂回路は健在)と、 昨年から今年にかけて発生した小崩落が二箇所(下写真)ありますが いずれも足許注意で行けば、さほど困難は感じませんでした。 大擂鉢から上流は通行禁止、という掲示もありましたが状況は確認できす。 ○大擂鉢は様相一変 小擂鉢〜貴船滝から七遍返しに向かう上級者向ルートを左に見送り、 (滝巡りコースはここでは徒渉しません) 広谷直行ルートは大擂鉢で左岸に徒渉するのですが 8月台風豪雨の影響で、徒渉箇所の様相が一変していました。 今春まで利用していたステップとチェーンは、濁流に岩ごと流され ひっくり返されてほとんど跡形もなくなっており 前と同じ箇所を渉ろうとすれば、大岩づたいにジャンプする必要があります。 ビビリのヘタレ(あ、私です)にとって、これは到底ムリな相談(苦笑)。 仕方なく10mほど下流の川幅が狭くなった箇所を見つけ、 裸足になって飛び石と流木づたいに渉りました。 ※もちろん裸足になったのは小生固有の事情(笑)です。 他のハイカー諸兄は、ここを靴のまま軽々と渉って行かれました(笑笑) ○大擂鉢〜八淵谷山腹道〜ナガオ末端取り付き 大擂鉢から短い急登を経て、谷沿いを20分遡上した処で右岸に徒渉します。 この徒渉点から1時間程度、左に谷を見下ろす山腹道の急登を辿ります。 芦生杉がそびえる支谷を二度越えて行くと、いよいよナガオ尾根が (登り方向で)右から下ってくるのが見えてきます。 ナガオは末端で幾つかの支尾根を分けていますが、登りから下りに(広谷へ) 切り替わる、ちょうどその地点に「鳥獣保護区」の看板(下写真)が立っており、 これを目印にして尾根へ取り付きました。 ※tamu-chanさんほか、ヤマレコユーザー様のレコで この地点を教えて戴きました。ありがとうございました。 ○ナガオ〜釣瓶岳 ナガオ尾根は登山地図に表記のないルート。 特に取り付いてすぐ、ピーク P991 までは、マーキング類が全く見当たらず いきなり方向確認が必要になりました。 ・・・すぐ上の直進〜斜め右方向に見える高所を意識させられて そちらへ向かったのですが、どうも感じがオカシイのでコンパスで確認。 それで「斜め左方向」(北西)が正解だと気付き、慌てて修正。 危うく一つ北東側の支尾根に向かうところでした。 さらによく見れば薄い踏跡(と、いうか窪み)が続いているのも発見。 あとはこれを追って、ごく自然に P991に到着。 以降も全体にテープやマーキング類は乏しく、時々地形図とコンパスで 地形と方向を確認しながら、以下の特徴も常に意識して歩きました。 ★周知の通り、ナガオは古くから行政区画を分ける境界尾根になっていて (現在は大津市と高島市の境界線が通っています) その確認のため、 樹林が稜線に沿って伐り分けられています。 ところどころ不明瞭な箇所はありますが、尾根線に立って 樹林を透かし見れば、この「伐り開き」が進路の目安になります。 ★P991から顕著なピークは P995、P1040、P1050、P1055(岩山)の四つ。 それぞれの頂点ほか、随所に「北比良財産区」「北比良財産管理組合」の 丸形・角形の看板が掲示されていて、これも良い目印になりました。 ★幸い木々が葉を落とす時期だったおかげで、進路が明瞭に見えたのだと 思います。樹木の繁茂やガスに巻かれた場合、あるいは積雪期など 条件が悪くなれば、もっと精密な方位測定が必要でしょう。 岩山のような P1055 で一気に武奈ヶ岳方面の展望が開け、 向かう釣瓶岳方向もくっきりと見渡すことができます。 ここから一旦下った鞍部から、細くなった尾根を(標高差で50mくらい) 登り返せば、杉の樹に架けられた山頂標識のちょうど裏側に飛び出します。 どのガイドブックにも「釣瓶岳山頂は展望なし」と、書かれていますが (確かにそうなんですが) ほんの少しだけ北へ下れば朽木〜蛇谷ヶ峰を、 ナガオ方向に下れば鹿ヶ瀬地区から安曇川方面を、それぞれスカッと見下ろす なかなかの眺望で、休憩やランチにも好適です。 ○釣瓶岳〜細川越 山頂から南へ下る序盤は結構な急勾配。ロープの助けを借りながら ガレと落葉のスリップに注意して下りました。 細川越まで P1040を越え、続いて P1020 の小ピークを巻いて進みます。 とくに P1040 は剥き出しのピークなので、武奈・コヤマノをはじめ、 来し方の釣瓶はもちろん、ナガオの全貌も横手から眺めることが出来ました。 ○細川越〜スゲ原〜広谷 湿原状のスゲ原では古い木道を歩きます。 踏み外すと(見た目は乾いていても)ひどく泥濘んでいるので、ここは すなおに木道の上を歩くのが無難です。 木道が終わると、テープ・踏跡に沿って流れの脇を進みます。 3〜4箇所ある徒渉点の木橋は一箇所だけが生き残っていましたが あとは踏石で容易に渉れますのでまったく問題ありません。 道中、ナガオに直接上がれる支沢の渓筋を二箇所確認しました。 ○広谷〜大擂鉢〜ガリバー村 同じ八淵谷山腹道に沿って、往路を戻りました。 帰りの大擂鉢徒渉でも、行きと同じ箇所を渉りましたが さいわい少し水量が減っていたので、裸足にならずにすみました(汗)。 |
その他周辺情報 | ガリバー青少年旅行村で入村料 \400 を徴収されたため 従来の登山者駐車場ではなく、管理棟直下の第1駐車場に駐車。 ※休日は入村量を払っても、施設利用者以外はダメなんだそうですが(?) 今日はゲート係員に許可を貰って進入しました。 |
写真
感想
未踏ルートが入ると、やはり楽しみが倍加します。
久々のコンパスワークにも夢中になってしまい、予定時間は大幅に超過(汗)。
春の武奈山頂で出会ったベテランハイカー様のアドバイス
「道はないがイイ尾根だ」を、ずっと心に留めていましたが
静寂のなか、楽しい尾根歩きを存分に満喫して
念願を果たすことが出来ました。次回は下りに使ってみたいですね。
辿り着いた初めての釣瓶岳山頂、杉の木がスックと立つ
こぎれいな雰囲気も大いに気に入り、武奈スルーに思いを残すこともなく、
短いながらも充実した山行になりました。
ナガオの取り付き地点を始め、ルート情報全般、たくさんの御先達のレコを
参考にさせて戴き、こころから感謝致します。ありがとうございました。
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教えていただきなんて恐縮です。
ナガオ尾根のところは自分ごとのように
「ウン、そうそう」と拝見させていただきました!
No64 の「この瞬間がイイんですよね」お気持ち分かるような気がします。
パズルをしてて最後のピースをはめるような瞬間。
でも、No87 の所からも尾根に上がれるんですね。
これまでは夏草や葉が生い茂ったり分かりにくい箇所も
今からの季節は葉が落ち見通しが良くなるので分かりやすくなるんでしょうかね。
この取り付きも熟知してから挑戦してみます。
逆に情報ありがとうございます。
しかし私は、ガリバーからは一度も登ったことがないので
ここは来春の課題です。その時はぜひ色々ご教示ください。
お疲れさまでした!
tamu-chanさん、こんばんは。
早々にご丁寧なコメントありがとうございました。
ナガオでは想像以上に楽しい稜線歩きを満喫できました
ルーファイ遊びに没頭するあまり、1時間40分もダラダラ してしまったのは
まったくお恥ずかしい限りですが・・・
広谷〜スゲ原の途中から這い上がるルートについては、出発前に
他のweb情報で判明したのですが、やっぱり初歩きは尾根を完歩したかったので、
今回キッカケを戴いたこと、大変ありがたく感謝申し上げます。
>パズルをしてて最後のピースをはめるような
あの「やれやれ」と「やったね」が、ない交ぜになった高揚感。
上手く喩えて下さいました。
ガリバー村コースは、あの「体力検定@御殿山」よりも、変化に富んだ良いルートだと
常々吹聴しておりますが、いえいえ、ご教示などとトンデモナイですよ。
武奈への最短コースなので、ご健脚には物足りないかもしれませんが
新緑の候も素晴らしいので・・・僭越ながらオススメのみ、させて下さいませ
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