鴨沢橋手前の駐車場に車を停め、しばらく車道を歩いていきます。既に足元は見える明るさでしたが、車に視認しやすいよう、ヘッドライトを弱めにつけ、車道の右側を歩きました。
で、目標の親川のバス停。でも登山口はその少し手前。
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11/22 6:23
鴨沢橋手前の駐車場に車を停め、しばらく車道を歩いていきます。既に足元は見える明るさでしたが、車に視認しやすいよう、ヘッドライトを弱めにつけ、車道の右側を歩きました。
で、目標の親川のバス停。でも登山口はその少し手前。
です。この山域を歩く時は熊除けの鈴をお忘れなく。この日私も子熊に遭遇しました。
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11/22 6:23
です。この山域を歩く時は熊除けの鈴をお忘れなく。この日私も子熊に遭遇しました。
親川のバス停から少し戻って、ここが登山口。
しかし登山ポストは見当たらず。。。
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11/22 6:26
親川のバス停から少し戻って、ここが登山口。
しかし登山ポストは見当たらず。。。
歩き始めてすぐ。この写真の少し先で、ガサガサと音が鳴り、鹿かと思ったら、黒い毛に胸元の白い月の輪も鮮やかな熊が慌てふためいて逃げて行きました。距離にして50mほど先だったでしょうか。大きさからして子熊かと。とっさのことで写真は撮れませんでした。上方向に登っていく登山道方向では無く、水平方向やや下の方に逃げて行きましたので、そのまま歩き続けます。とはいえ、子熊がいるなら親熊も近くにいる可能性も高い訳で、熊除けの鈴を手で持ってリンリン慣らしながら歩きました。熊除けの鈴が無ければ至近距離で出合頭になったかもしれませんね。
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11/22 6:31
歩き始めてすぐ。この写真の少し先で、ガサガサと音が鳴り、鹿かと思ったら、黒い毛に胸元の白い月の輪も鮮やかな熊が慌てふためいて逃げて行きました。距離にして50mほど先だったでしょうか。大きさからして子熊かと。とっさのことで写真は撮れませんでした。上方向に登っていく登山道方向では無く、水平方向やや下の方に逃げて行きましたので、そのまま歩き続けます。とはいえ、子熊がいるなら親熊も近くにいる可能性も高い訳で、熊除けの鈴を手で持ってリンリン慣らしながら歩きました。熊除けの鈴が無ければ至近距離で出合頭になったかもしれませんね。
朝日が山裾を照らし始めます。今日は天候に恵まれました。
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11/22 6:48
朝日が山裾を照らし始めます。今日は天候に恵まれました。
ほどなく廃屋の立派な石垣が現れます。まさかこの時は、この場所を三度も通ることになるとは思いませんでした。
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11/22 6:50
ほどなく廃屋の立派な石垣が現れます。まさかこの時は、この場所を三度も通ることになるとは思いませんでした。
しばらく進んで、ふと我に帰ります。それが道間違いの始まり。
前日に行った地形図による脳内シミュレーションでは、こんな谷筋のトラバースは続かず、すぐに尾根に取りつくはずと。。
結局、持っていた地形図が古く、登山道がつけ変わっていたのですが、その時は分からずに引き返します。念の為、スマホのGPSを起動して地形図ソフトを立ち上げますが、このソフトも古い地形図をローカルに保存しているという有様。。(^_^;
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11/22 7:04
しばらく進んで、ふと我に帰ります。それが道間違いの始まり。
前日に行った地形図による脳内シミュレーションでは、こんな谷筋のトラバースは続かず、すぐに尾根に取りつくはずと。。
結局、持っていた地形図が古く、登山道がつけ変わっていたのですが、その時は分からずに引き返します。念の為、スマホのGPSを起動して地形図ソフトを立ち上げますが、このソフトも古い地形図をローカルに保存しているという有様。。(^_^;
こんなに明確に「丹波天平(たば でんでえろ)」はこっちと標識で示されているのに、この時の私はこのルートは巻き道だろうと思いこんでました。せっかく始めて来たのだから、巻かずに正面ルートを歩こうと。馬鹿です。。
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11/22 7:13
こんなに明確に「丹波天平(たば でんでえろ)」はこっちと標識で示されているのに、この時の私はこのルートは巻き道だろうと思いこんでました。せっかく始めて来たのだから、巻かずに正面ルートを歩こうと。馬鹿です。。
で、天平尾根上まで戻ってきました。ここを(古くて間違った)地形図の登山道通りに直登していきました。
落ち葉が多くても、明らかに足裏の感覚では最近踏まれた形跡が無いのですが、明瞭な地形ですので登って行くうちに巻き道と合流するだろうと高をくくっていました。。傾斜が急で滑りやすい斜面を強引に登っていきます。。
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11/22 7:20
で、天平尾根上まで戻ってきました。ここを(古くて間違った)地形図の登山道通りに直登していきました。
落ち葉が多くても、明らかに足裏の感覚では最近踏まれた形跡が無いのですが、明瞭な地形ですので登って行くうちに巻き道と合流するだろうと高をくくっていました。。傾斜が急で滑りやすい斜面を強引に登っていきます。。
ほどなくこのような歩きやすそうな登山道と合流。やはりこっちで正しかったと安心したのもつかの間。。
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11/22 7:32
ほどなくこのような歩きやすそうな登山道と合流。やはりこっちで正しかったと安心したのもつかの間。。
えっ!そうなんですか?土砂崩れ崩落で通れない。。。だから巻き道のトレースの方が明確だったのか?と思ってました。
仕方なく引き返します。
そして正規ルートに戻ったところで、年配の登山者の方に遭遇。その方から尾根伝いの道は廃道になっていいること、新しい地形図ではそのルートは消えていることを教えて頂きました。。。orz。
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11/22 7:34
えっ!そうなんですか?土砂崩れ崩落で通れない。。。だから巻き道のトレースの方が明確だったのか?と思ってました。
仕方なく引き返します。
そして正規ルートに戻ったところで、年配の登山者の方に遭遇。その方から尾根伝いの道は廃道になっていいること、新しい地形図ではそのルートは消えていることを教えて頂きました。。。orz。
本日3回目。廃屋の立派な石垣を通って行きます。。
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11/22 7:39
本日3回目。廃屋の立派な石垣を通って行きます。。
引き返しポイントに戻る。。これは振り返って撮った写真。
こうして50分ほど時間を無駄に使ってしまいました。。orz
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11/22 7:50
引き返しポイントに戻る。。これは振り返って撮った写真。
こうして50分ほど時間を無駄に使ってしまいました。。orz
しばらく谷筋をトラバース気味に進むと、改めて案内標識があり、天平尾根に側面から登っていきます。
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11/22 7:53
しばらく谷筋をトラバース気味に進むと、改めて案内標識があり、天平尾根に側面から登っていきます。
天平尾根上に到達。下山時に間違わないよう、かつての道はトラロープで封鎖されていました。
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11/22 8:17
天平尾根上に到達。下山時に間違わないよう、かつての道はトラロープで封鎖されていました。
そんなこんなで天平尾根上に到達したわけですが、いやはや気持ちの良い尾根です。
ただ、落葉松は殆ど葉を落としてしまったようです。その状態でこんなに気持ち良く美しかったのですが、これが黄金色に輝いていたら目を奪われていたでしょう。前週来ようとして寝坊して来られなかったのですが、そのことが悔やまれます。。
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11/22 8:53
そんなこんなで天平尾根上に到達したわけですが、いやはや気持ちの良い尾根です。
ただ、落葉松は殆ど葉を落としてしまったようです。その状態でこんなに気持ち良く美しかったのですが、これが黄金色に輝いていたら目を奪われていたでしょう。前週来ようとして寝坊して来られなかったのですが、そのことが悔やまれます。。
しばらく気持ちの良い歩きやすい道を堪能するとサオラ峠に到着。道間違いによる50分ロスのせいで、ここまで3時間近くかかってしまいました。
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11/22 9:18
しばらく気持ちの良い歩きやすい道を堪能するとサオラ峠に到着。道間違いによる50分ロスのせいで、ここまで3時間近くかかってしまいました。
この休憩適地でしばし一人作戦会議。
時間ロスによる全体計画への影響を検討。
結果、ルート変更をせずに進むことに決定。
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11/22 9:18
この休憩適地でしばし一人作戦会議。
時間ロスによる全体計画への影響を検討。
結果、ルート変更をせずに進むことに決定。
改めて道迷い内容を確認。
(古い)地形図とスマホの地図アプリのローカルデータは一致して間違えた昔の廃道を示していました。ただ、持参していた昭文社の山と高原地図、およびGARMINのローカルの地図では、新しい正しいルートが記載されていました。。
地形図はもう使えないということで帰路のコンビニで捨ててしまいましたが、古いガイドブックにも廃道が示されてました。
上が山と高原地図、現在の新しいルート。下が廃道のルート。ずっと尾根上を直登しています。。
しかし新しい地図でも破線は尾根伝いに書かれている。そしてこの時に尾根を直登途中に現れた登山道が尾根道を横切っている異なるルートであることに気づきました。そうすると、尾根をそのまま直登し続けたら土砂崩れなどなく登れたのかな?
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11/23 14:25
改めて道迷い内容を確認。
(古い)地形図とスマホの地図アプリのローカルデータは一致して間違えた昔の廃道を示していました。ただ、持参していた昭文社の山と高原地図、およびGARMINのローカルの地図では、新しい正しいルートが記載されていました。。
地形図はもう使えないということで帰路のコンビニで捨ててしまいましたが、古いガイドブックにも廃道が示されてました。
上が山と高原地図、現在の新しいルート。下が廃道のルート。ずっと尾根上を直登しています。。
しかし新しい地図でも破線は尾根伝いに書かれている。そしてこの時に尾根を直登途中に現れた登山道が尾根道を横切っている異なるルートであることに気づきました。そうすると、尾根をそのまま直登し続けたら土砂崩れなどなく登れたのかな?
です。ここは山梨県ですけれど。
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11/22 9:18
です。ここは山梨県ですけれど。
行動食も補給し、気を取り直して三条の湯に向かいます。
1
11/22 9:46
行動食も補給し、気を取り直して三条の湯に向かいます。
目的の山も綺麗に見えてますし。
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11/22 10:14
目的の山も綺麗に見えてますし。
数は少ないですが、楓の紅葉が目を楽しませてくれます。
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11/22 10:42
数は少ないですが、楓の紅葉が目を楽しませてくれます。
数本でもこれだけの見事さ。武尊山や谷川岳もそうでしたが、今年は紅葉の当たり年ですね。
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11/22 10:45
数本でもこれだけの見事さ。武尊山や谷川岳もそうでしたが、今年は紅葉の当たり年ですね。
三条の湯に到着。
こちらの水場で飲料水を入れ替えたり、チップを払ってトイレをお借りしたりしばしまったり。
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11/22 10:59
三条の湯に到着。
こちらの水場で飲料水を入れ替えたり、チップを払ってトイレをお借りしたりしばしまったり。
幕営指定地は少し下りたところにあります。展望は効かないと思いますが、気持ちの良さそうな幕営地です。そして何よりお風呂に入れますしね。今度一度ここで幕営してみたいと思います。
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11/22 11:00
幕営指定地は少し下りたところにあります。展望は効かないと思いますが、気持ちの良さそうな幕営地です。そして何よりお風呂に入れますしね。今度一度ここで幕営してみたいと思います。
向かいます。
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11/22 11:17
向かいます。
周囲が笹に覆われてくると程なく。
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11/22 12:33
周囲が笹に覆われてくると程なく。
三条ダルミ、雲取山と飛龍山をつなぐ尾根への合流点に到達します。休憩適地です。
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11/22 12:41
三条ダルミ、雲取山と飛龍山をつなぐ尾根への合流点に到達します。休憩適地です。
目の前に富士山が見える絶景でもあり、周囲に誰もいない静けさを独占できましたので、ここで昼食を頂きます。
当初は雲取山の避難小屋横で頂く予定だったのですけれどね。
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11/22 12:51
目の前に富士山が見える絶景でもあり、周囲に誰もいない静けさを独占できましたので、ここで昼食を頂きます。
当初は雲取山の避難小屋横で頂く予定だったのですけれどね。
さて、最後の一登りに出発します。
ここから雲取山荘へのトラバースルートはロープで封鎖されていました。
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11/22 13:06
さて、最後の一登りに出発します。
ここから雲取山荘へのトラバースルートはロープで封鎖されていました。
最後の登りは、やや急登となっており、一気に高度を稼げます。青空に向かって登ります。
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11/22 13:19
最後の登りは、やや急登となっており、一気に高度を稼げます。青空に向かって登ります。
ほどなく到着。この看板は北向きですので、朝に来ないと逆光になります。
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11/22 13:30
ほどなく到着。この看板は北向きですので、朝に来ないと逆光になります。
予想外に人が少なかったです。
山頂周辺も休憩適地ですが。。
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11/22 13:32
予想外に人が少なかったです。
山頂周辺も休憩適地ですが。。
避難小屋横の方が富士山や石尾根の展望が素晴らしいので、そちらで少々まったりします。休憩多過ぎですが、この絶景では仕方なしと自身に言い訳をします。。
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11/22 13:35
避難小屋横の方が富士山や石尾根の展望が素晴らしいので、そちらで少々まったりします。休憩多過ぎですが、この絶景では仕方なしと自身に言い訳をします。。
石尾根はいいですね。
火事の類焼を避ける日除け地として尾根上は木々が伐採されていると誰かから聞いたことがありますが、真偽は未確認です。
ただ、そのおかげで西側は絶景が開けています。
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11/22 13:35
石尾根はいいですね。
火事の類焼を避ける日除け地として尾根上は木々が伐採されていると誰かから聞いたことがありますが、真偽は未確認です。
ただ、そのおかげで西側は絶景が開けています。
避難小屋横は休憩適地。それにしてもこの好天なのに人が少ない。年始の初日の出の際は、寒いのに大勢のギャラリーで溢れる場所です。
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11/22 13:35
避難小屋横は休憩適地。それにしてもこの好天なのに人が少ない。年始の初日の出の際は、寒いのに大勢のギャラリーで溢れる場所です。
名残惜しいですが石尾根を下山します。
この写真は石尾根から避難小屋を振り返ったところ。
いや本当に天候に恵まれました。
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11/22 14:03
名残惜しいですが石尾根を下山します。
この写真は石尾根から避難小屋を振り返ったところ。
いや本当に天候に恵まれました。
奥多摩小屋の周辺はカラフルなテント多数。
そうかみんなここにいたのか、そして明日早朝に雲取山でご来光を見るのかな?私も以前、初日の出登山の際に、ここで幕営して明朝、雲取山をピストンしました。樹林帯にある雲取山荘横の幕営地と違って、眺望が見事ですからね。その代わり水場はややここから下に下りねばならず、トイレはワイルドですが。。
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11/22 14:20
奥多摩小屋の周辺はカラフルなテント多数。
そうかみんなここにいたのか、そして明日早朝に雲取山でご来光を見るのかな?私も以前、初日の出登山の際に、ここで幕営して明朝、雲取山をピストンしました。樹林帯にある雲取山荘横の幕営地と違って、眺望が見事ですからね。その代わり水場はややここから下に下りねばならず、トイレはワイルドですが。。
奥多摩小屋。昔ながらの山小屋風。
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11/22 14:21
奥多摩小屋。昔ながらの山小屋風。
七ツ石の手前を
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11/22 14:40
七ツ石の手前を
標札に従って下山し、石尾根から分岐します。
車を鴨沢に置いているので止むを得ないのですが、このまま石尾根を歩いて奥多摩駅まで到達したいと思わせるほどの気持ち良さでした。
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11/22 14:43
標札に従って下山し、石尾根から分岐します。
車を鴨沢に置いているので止むを得ないのですが、このまま石尾根を歩いて奥多摩駅まで到達したいと思わせるほどの気持ち良さでした。
石尾根から離脱。
情けないことにこの辺りから左足の腸脛靱帯に違和感が。。久しぶりにストックを出してそろそろと下っていきます(^_^;
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11/22 14:45
石尾根から離脱。
情けないことにこの辺りから左足の腸脛靱帯に違和感が。。久しぶりにストックを出してそろそろと下っていきます(^_^;
夕闇迫る中。
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11/22 16:00
夕闇迫る中。
登山口まで下山。
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11/22 16:25
登山口まで下山。
しばらくアスファルト舗装路を歩くと小袖乗越の駐車場に。
鴨沢から雲取山ピストンだと、いつもここに車を停めます。
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11/22 16:29
しばらくアスファルト舗装路を歩くと小袖乗越の駐車場に。
鴨沢から雲取山ピストンだと、いつもここに車を停めます。
しかし今日はもうしばらく登山道を下山。
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11/22 16:29
しかし今日はもうしばらく登山道を下山。
で、鴨沢のバス停に帰還。
ハプニングもありましたが、最高の天気に恵まれ、気持ちの良い山行でした。やはり同じルートのピストンより、周回ルートを取った方が楽しいです。
なお、ここにも登山ポストが無いのですよね。
少なくとも私には見つけられなかった。
不本意ながらこの日は登山計画書はザックに入れたまま。意味無し。。。
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11/22 16:45
で、鴨沢のバス停に帰還。
ハプニングもありましたが、最高の天気に恵まれ、気持ちの良い山行でした。やはり同じルートのピストンより、周回ルートを取った方が楽しいです。
なお、ここにも登山ポストが無いのですよね。
少なくとも私には見つけられなかった。
不本意ながらこの日は登山計画書はザックに入れたまま。意味無し。。。
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