道後山 少しだけ，暑さ💦忘れて花巡り

2023年08月20日(日) [日帰り]

• GPS: 03:27
• 距離: 5.4km
• 登り: 267m
• 下り: 271m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:10
• 休憩: 0:15
• 合計: 3:25

距離 5.4km 登り 267m 下り 271m

8:54 月見ヶ丘登山口
9:27 9:31 東屋
9:33 9:34 岩樋山分岐
10:06 10:12 岩樋山
10:23 両国牧場跡分岐
10:28 道後山分岐点
10:42 道後山
10:52 道後山（三角点）
11:16 11:18 持丸山分岐
11:23 道後山（三角点）
11:32 道後山
11:41 道後山分岐点
11:45 11:46 両国牧場跡分岐
12:02 12:03 東屋
12:19 月見ヶ丘登山口

太陽が既に高くなった9時スタート。樹林帯はまあまあ涼しい。稜線の日なたは暑いが，風が心地よい♪。

天候

晴れ☀，時々いい具合に曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

岡山市より国道180号，新見～東城～現地へ下道旅。帰路は新見より高速で直帰。

コース状況／危険箇所等

よく整備された登山道。上りも下りもゆるやかでハイカーに優しい山。

その他周辺情報

月見が丘登山口駐車場はかなりの広さ。ただしトイレは相変わらず使用不可（ずっと．．．。）。

写真

1年ぶりに備後の国，道後山へ。下道を通ってやって来た。道中，小奴可の辺りは稲穂が実り稲刈りが始まっていた。月見が丘Pには車が数台。1000mは風が涼しく快適。

駐車場近辺から秋の花々が多い。黄色いケキツネノボタンやノブキが道縁の主役。入ってすぐのところにフシグロセンノウ。1年ぶりに出会った。

キンミズヒキも主役級の多さ。そして涼しい色のツルリンドウも次々と。小さなイヌトウバナも主役級の多さ。

水辺に近いところには滴を纏ったツリフネソウ。

花地帯を過ぎ樹林帯をゆっくりと歩く。目にも優しい苔がいっぱいの緑の森に日が差す。

樹林帯の花々。時計回りにコバノフユイチゴ，小さなミヤマタニソバ，咲き始めのキバナアキギリ，これも小さなハエドクソウ。

途中にもう一カ所フシグロセンノウ。ナデシコ科の鮮やかな朱色の花を見るとうれしい。この花は傷んでなくきれいだった。

山頂の平原に出るまでは樹林の中を進む。足下に今季初のヤブマメ，コバノフユイチゴの実り，淡い紫色のアキチョウジも咲き始めた。

樹林帯を抜けると明るい山頂平原に飛び出す。日が当たると暑いが，風が吹き抜ける1200mは下界よりずいぶん涼しい。この辺りイヨフウロ，ママコナの咲く道。

振り返る。遠くになった月見が丘の駐車場，猫山〜比婆山系の眺望に家人も晴れ晴れ。上りもキツくないので初めての人も楽しむことができるおすすめの山です。

岩樋山まではすぐ。元牧草地だった山頂部はなだらかで歩きやすい。太陽の下にオトギリソウ，ツリガネニンジン，ワレモコウも主役。草むらの奥にはトリカブトもありそうだが今日は道草しない。

花期の長いツリガネニンジンがそこかしこに。白〜紫，細身〜太めと花の色や形がバリエーションに富んでいる。長いめしべが飛び出ている。

キアゲハやカラスアゲハが舞う山頂。イヨフウロで食事中のキアゲハにおじゃま。

アザミでお食事中のツマグロヒョウモン♂。蝶やハチの類いがとても多い。

まずは第一ピーク岩樋山。雲の湧く空の下には船通山などの山なみが続く。

東方向には道後山のたおやかな稜線。ハイカーに優しい山は．．．。

夏〜秋の花々のパラダイス。マツムシソウが花盛り。ホソバノヤマハハコ，ウツボグサも至る所に。

岩樋山を振り返る。丘のようなピークが連なって気分上々。

足下には，キュウシュウコゴメグサ，シラタマノキの実り，ネジバナと続く。シラタマノキはつぶすとサリチル酸のにおい，○ロンパスの実。

太陽は出たり隠れたり。風が吹くと汗がすっとひく爽やかな稜線。シラヤマギクがたんまり咲いている。

タムラソウにスキバホウジャクや小さなハナバチが群れる。蝶や蜂の類いが多い。青い子🐝にはなかなか出会うことができない。

道後山1269mとうちゃこ。途中に西のピーク1271mがあったがいつもスルーしてしまう。こっちは三角点もあります。

アキアカネたち。いい色になってきた。山行中メマトイやアブにほとんど出会わなかった。トンボたちの功績大？

東方向の山なみ。伯耆大山は雲の中にかくれんぼ。ここもご来光とかよさげな場所です。こんな景色を眺めながら，ピクニック気分でランチタイム。

道後山山頂もマツムシソウまつり。ミツバチが活躍していました。多里大山の分岐まで下りてみたが，ササが茂っていたのでここからは先は進まず。まだ咲いているヤマアジサイ，カワラナデシコもまつり♪状態。

道後山の緩やかな山容，眺望，花々に家人も納得。帰路は正面に猫山を見ながら歩く。

あるかなと思ったツルニンジンはまだつぼみ。もうすぐそこら中に咲き出しそう。帰りは太陽の下の派手なツリフネソウを見て，あっという間に下山。

昼過ぎになっても登山者がやってくる駐車場。眺望，花々，ちょっと涼しいつかの間の稜線歩きに，猛暑を忘れる。（月見が丘登山口のトイレ，直ってほしいなあ。）

感想

satopan7

今週末は日曜日のみフリー。熱中症アラートが毎日出される昨今，少しでも涼しい場所が恋しくなる。家人を誘って1年ぶりの道後山へ行ってみる。
道後山は月見ヶ丘駐車場から山頂まで僅か270mほど上がるだけ。気分的には岡山市内，ご近所の龍ノ口山とさほど変わらない，というか勾配の緩さはこちらの方が楽かもしれない。（現地に行くまでに少し時間がかかるが）下道でもそんなに遠くない。標高は1200mあるので，夏山の花が多い楽しいところです。がっつり歩かない人にも気楽に歩けるおすすめの場所。
スタート時は雲が多く，お日様に焼かれずいい感じだった。雲が多い空は，ほどほど晴れたり曇ったり。風が吹くと涼しい稜線！やはり山はこうでなくっちゃ。
道後山からの東方面は雲が多く，伯耆大山は雲の中。それでも，中国山地の四方の山々をぐるっと見渡せる大展望はさすが。山頂の気温は25℃くらいか。いつも35℃💦とかに慣れていると，この涼しさは格別。初めて上がった家人も涼しさ，花，展望に納得のハイキングでした。