蛇谷ヶ峰
- GPS
- 03:51
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 669m
- 下り
- 669m
コースタイム
10:02カツラの谷(指月谷)登山口
10:57カツラの谷
11:51展望台(ヒダサンショウウオの谷・グリーンパーク想い出の森方面分岐)
12:00さわらび草原・朽木スキー場方面分岐
12:06蛇谷ヶ峰12:55
13:02展望台
13:39ヒダサンショウウオの谷分岐
(ヒダサンショウウオの谷が荒れている様子だったので、尾根を下るが、道標確認の為一旦戻る)
13:51ヒダサンショウウオの谷分岐
(結局尾根を下る)
14:05ヒダサンショウウオの谷出合
14:25朽木いきものふれあいの森センター
天候 | 晴れ 朝は快晴で空気も澄んでいたが、昼前くらいから霞がかかってきた。 遠望出来なくて残念… |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・カツラの谷登山口からすぐの所で、通行止(迂回路あり)。 ・ヒダサンショウウオの谷の道は荒れている為、道標がわざと外されている。 (一応通行可能な為、サインペンで小さく書かれてる。) ・登山道に雪は全くなし。 |
写真
感想
山歩きを始めた時から、早く登りたいと思っていた比良山。
色々情報収集した結果、どうやら坊村から武奈ヶ岳への登山道の雪はほぼ消えたらしいが、まだちょっと単独では不安があったのと、自宅を早く出られそうに無かったので、比良山の中心部は今回はパスして、武奈ヶ岳周辺の次に気になっていた、山頂からの眺望が素晴らしいと言う、蛇谷ヶ峰へ行くことにした。
2月の金勝アルプス以来のマイカー登山。
とりあえずザック、トレッキングブーツ、ストック、その他諸々を車に放り込み、朽木へ向けて出発。
花園橋から八瀬方面に向かう辺りで、トレッキングブーツから出して乾かしていたインソールを自宅に置き忘れてきた事に気づき、Uターン。
自宅へ戻る途中、ふと思いついて、車を止め、履いてきたスニーカーのインソールを取り出して、ブーツに入れて紐を締めてみると、殆ど違和感なし。
長時間の歩行に耐え得るかどうか、少し不安はあったものの、これで行ける、と判断して、再び目的地へと向かう。
途中超えを過ぎ、花折峠のつづら折れを登ってトンネルを抜けると、気持ちが高まってくる。
花折断層の深い谷の奥に、青空をバックにした雪山が遠くに見え、さらに気分は高揚。
葛川、朽木方面へは、かつてはよく一人でドライブに来たものだ。
このあたりの雰囲気は、なぜかとても心惹かれてしまう。
前回来たのは、6年くらい前にインラインスケートの仲間とバーベキューに来た時かな。もう大分前の事になってしまった。
朽木の道の駅を過ぎ、国道362号から分かれて、くつき温泉てんくうへ向かう。
てんくうの先に、今回の登山ベースとなる、朽木いきものふれあいの里センターがあるのかと思ってたら勘違い。
一旦坂を下って、改めて看板に従って走り、ふれあいの里センターの駐車場へ到着。
身支度を整えて、用を足そうとセンターへ向かうと、
「登山者の方にお伝えしたい事があるのでセンター受付へ来て下さい」
との内容の看板が立っていたので、それに従い受付へ。
受付のお姉さんに登山ルートを聞かれ、地図を見せると、カツラの谷方面への道が一部通行止めになっており、迂回路を通って欲しい事、今日は風が強いので気をつけて欲しい事、登山届けを必ず出して欲しい事などを伝えられた。
センターを出て、ポストに備え付けられた登山届に記入を済ませ、投函。
これまでの山行では、自宅を出る際、所持品リストや登山ルートを書いた簡単な登山計画書(らしきもの)を残してきたが、実際に登山口で登山届を出すのは初めてだ。何だか身が引き締まる。
センターを後にし、登山口へ向かおうとするが、散策の森としていくつも道があるので、ちょっと戸惑った。
少しうろうろしてると、カツラの谷(指月谷)・蛇谷ヶ峰方面云々と書いた標識があったのでそれに従い進む。
散策の森を過ぎ、登山道に入ってまもなく、センターで説明のあった通行止めの箇所に来た。
迂回路は左の斜面を巻くように付けられており、すぐに元の道に合流した。
いくつか谷を渡渉し、トラバース道と尾根道が繰り返し現れる道を歩く。
アカマツと落葉広葉樹の森は、明るくていい雰囲気だ。
最近整備された登山道らしく、急登箇所には階段が付けられているが、段差がありすぎて歩きにくい。
カツラの谷は、それまでの雰囲気とは一変、苔むした大岩がゴロゴロとして、大木が鬱蒼と茂り、奥には十数mの高さの滝が落ちている。深山幽谷と言った雰囲気だ。
看板に、カツラの大木の説明があった。確かに大木だが、標準サイズがどのくらいなのか良く知らないので、どの程度すごい大木なのかも良く分からない。
カツラの谷からしばらくは、谷筋の道が続く。何度か渡渉もする。
結構深い所もあって、ストックがあって助かった、と思う場面もあった。
また尾根に出て、そこから頂上までは尾根道が続く。
展望台(てんくうのある、グリーンパーク想い出の森からの道との出合)の辺りから植生が変わり、雪で根元が曲がったと思われる木の疎林が広がる。林の中に、点々と雪が残っている。
同じくらいの標高でも、愛宕山あたりでは見られない景色に、さらに気分が高まる。
朽木スキー場からの道と出合うと、すぐそこが山頂だった。
思い描いていた通りの、360度遮る物のない広い山頂。
しかし、午前中は澄んでいたのに、山頂に着く頃にはもやがかかり、琵琶湖の対岸さえ見通せない状態。
大いに期待していた眺望に恵まれず残念。
それでも、高山的な雰囲気の山頂に、来て良かったと思えた。
センターで聞いた通り、風が強い。
見える範囲の山を確認しようと思ったが、地図なんて広げてられない。
とりあえず、見える景色をデジカメに納めたが、至近距離のはずの武奈ヶ岳でさえ霞んで見える状態で、まともな写真は取れなかった。
昼食にしようと、風が避けられる場所を探すが、先客が木陰の良さげな場所をキープしていて、しばらくウロウロ。
ようやく山頂の風下に腰を下ろし、ザックの荷物を出し始めると、嫌な予感が…。
クッカーとカップラーメンが入ってない…。
そして、ラーメン・ココア用の水とストーブが全くの無駄になってしまった…。
忘れ物だらけの自分にちょっと自己嫌悪。
他に食料は十分持っていたから問題は無かったものの、ちょっと寒い昼食タイムであった…。
自分が頂上に滞在している間にいた他の登山者は、7、8人くらいだっただろうか。
中に、自分と同じザックを背負った登山者がいて、変な気分になった。
風が強く、展望も良くないので、昼食を済ませると早々に山頂を後にした。
展望台からは、登りのルートと分かれ、想い出の森・ふれあいの里方面へと下る。
ヤマケイの分県登山ガイドに記載されているルートに従って、ヒダサンショウウオの谷を通る予定だったのだが、各ポイントの標識に記載がないのでどうも気持ちが悪い。
ヒダサンショウウオの谷と尾根道との分岐点らしきポイントに到着するが、明らかな標識はなく、ビニルテープの上から小さくヒダサンショウウオの谷の文言と矢印が記載されているのみだった。
一旦そちらへ降りようとしたが、一見して倒木や枝が散乱し、人が歩いている様子じゃない雰囲気だったので、元の尾根道を下る事にした。
段差の大きい階段を下りるのは足にはきつい。
松葉杖のようにストック2本同時に突いてどんどん下る。
尾根を外れてしばらく下ると林道と出会い、そこがヒダサンショウウオの谷との出合でもあった。
単調な林道をだらだら歩き、ふれあいの里へ到着。
ふれあいの里センターで職員に尋ねた所、やはりヒダサンショウウオの谷は荒れているらしく、登山者をそちらへ誘導しないよう、分岐点の標識を外しているとの事だった。
ビニルテープの小さな記載の理由は、全く通れないわけではないので、という事だった。
そんな中途半端な事をするより、ちゃんと登山口でその説明をしてよ!混乱するやん!と思ったのは自分だけだろうか…。
下山後は、車で朽木温泉てんくうへ移動。
温泉を満喫し、帰路に着く。
途中の葛川坊村に差し掛かった所で、常々登りたいと思っている武奈ヶ岳の登山口がどんなものか確認したいと思い、一旦車を止めた。
比良山荘、明王院を通り過ぎるとすぐに登山口があった。
地形図で見て既に知ってはいたものの、いきなりの急登は相当きつそうだ。
でも、近い内に西南稜経由で武奈ヶ岳へ登りたいものだ。
終
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