『冬は登山お休み』なんてもったいない!「美ヶ原」
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 173m
- 下り
- 173m
コースタイム
天候 | 快晴 登山口(9時の段階で-1℃)山頂の気温は-2℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
山本小屋ふるさと館手前の駐車場(約100台/無料)を利用。 ≪カーナビで設定するなら以下参照≫ 【名称】山本小屋ふるさと館 【住所】長野県小県郡長和町 和田美ヶ原高原5101-1 【電話】0268-86-2311 【備考】電話番号で設定した場合、正しい場所が表示されない場合があるようです。 冬期は県道178号線のみ。路面凍結個所が多数あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼トイレ 美ヶ原高原ホテル、王ヶ頭ホテルにあります。(1回/100円) ▼登山ポスト 特にありません。 ▼電波 Docomo⇒○ ▼スノーシュー 駐車場から徒歩10分の美ヶ原高ホテル山本小屋でレンタルができます。 【電話】0268-86-2011 【料金】3000円 |
その他周辺情報 | ▼温泉 国の重要文化財にも選ばれている「片倉館」を利用しました。 【住所】長野県諏訪市湖岸通り4-1-9 【電話】0266-52-0604 【料金】650円 【URL】http://www.katakurakan.or.jp/index.php 【備考】駐車場から約1時間。岡谷ICの近く。 |
写真
感想
1泊2日で雪山登山を楽しむ予定だったが、
日曜の天気が悪そうであり、また雪山登山が初の仲間がいたので、
初心者向けの「美ヶ原」へ向かうことにした。
いつも一緒に行く雪山仲間と『安全な山で、雪山の魅力を堪能し、仲間に誘い込む作戦!』
始動である。
当日は快晴!足取りも軽く出発!
だが以前に雪山でスリップして車をぶつけてからというもの、登山口までのアプローチが
常に不安との戦いである。
FF(スタットレス/二駆)だと、多少はハンドルがとられるので気が抜けないのである。
無事駐車場に着くと、目の前に八ヶ岳や南アルプスの絶景が展望でき、すぐに
テンションがあがった。ふと横を見ると、初となる仲間はカメラが趣味な事もあり、風景の撮影を楽しんでいる。ふふふ。。。
駐車場から山本小屋までは車道を10分ほど歩くが、道路の除雪によって道の両脇に3m程の雪の壁ができていた。黒部ほど大きくないので「雪の小谷」といったところだろうか。
普段お目にかかれない景色を堪能した後は、仲間のスノーシューをレンタルし、美ヶ原高原へと向かった。
小屋から駆け上がると、想像以上に、どこまでも続く白銀の世界が広がっていた。
まさに、深田久弥の言うとおりである。
「…全く桁が外れて広い。美ヶ原の範囲はどこまでを指すのか知らないが、南の茶臼山から
北の武石峰まで、広濶な山上の草原が、果てしもないように続いている。
さあ、どこまでも勝手にお歩きなさい、といった風に続いている。…」
〜深田久弥の日本百名山「美ヶ原」より〜
地図には王ケ岳ホテルまで夏道で40分と記載してあったが、そんなにかかるの?と正直思った。
だが実際に歩き出すとなかなかホテルに近づかない。真っ白でかつ平坦な道となると
距離感がだいぶ狂うようだ。
王ヶ岳ホテルまで向かう道中に鞍部があり、ヒップソリが楽しめそうな斜面に到着した。
スノーシューをはずすのがめんどくさかったが、せっかく持ってきたしいざトライ!
…雪が柔らかすぎて、すぐ股下に雪が溜まってしまって滑らない(泣
無理やり滑ろうと何度も手で押したり雪を掻き出したり…無駄に疲れて終了。
(その後、ホテルに子供向けのソリができる滑り台があったので、そこで鬱憤を消化したことは黙っておこう…)
王ケ岳ホテル内のレストランに『霜の花』という興味深いものがあった。
窓ガラスについた霜(窓霜)に偏光板を重ねると、万華鏡のように綺麗な虹色の模様を
見ることができる。日常では嫌われるような霜だが、新たな一面を見ることができた。
ホテル内には喫煙所もあり、居心地も良くついつい長居をしてしまった。
ホテルから王ヶ鼻方面を見ると、大きな電波塔が立っており、特に何もないんじゃない?
と思った。そのせいもあり、僕は王ヶ鼻に向かうことが億劫になっていたのだが、
仲間に誘われとりあえず向かうことにした。
でもこれが良かった!ホテルから見えていた樹林帯を抜けた先から北アルプスを正面に望め、今日一番の絶景が広がっていた。危うく絶景を逃すとこでした。仲間に感謝!!
個人的に雪山登山の魅力の一つに、人が少ないというのがある。
100名山にも登録されているし、無雪期だときっと人が多いことだろう。
独り占めとはいかないまでも十分に堪能し、贅沢な時間を過ごすことが出来た。
初の雪山登山となった仲間も楽しかったようで、『雪山=怖い』といったイメージも
払拭できたようだ。今後も雪山に連れだすとしよう。
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