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Yamareco

記録ID: 5921516
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ハイキング
富士・御坂

アザミ塚・二ッ塚/富士山南東側二合目付近の寄生火山

2023年09月13日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.3km
登り
549m
下り
558m

コースタイム

出発7:10−須山口登山道入口7:10−水平道分岐7:15−南山林道分岐7:40−一合五勺水平道8:30〜8:55−アザミ塚取付9:00−アザミ塚頂上905〜9:40−一合五勺水平道9:45−須山口下山道一合五勺9:55−幕岩分岐10:05−三辻分岐10:10−四辻(二合目)10:50〜11:15−二ッ塚上塚頂上11:40〜12:20−北側鞍部12:40−二ッ塚下塚頂上12:50〜13:15−南側鞍部13:20−四辻(二合目)13:45〜14:00−須山口下山道一合五勺14:30−休憩14:45〜15:10−須山口御胎内15:20〜15:55−南山林道分岐16:20−ゴール16:50
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御殿場市街地から県道23号線と県道152号線(富士山スカイライン)を通って水ヶ塚公園を目指す。ここに広い駐車場があり、自由に停められる。
コース状況/
危険箇所等
南山林道分岐からアザミ塚まで、四辻から二ッ塚の上塚頂上まではどちらも登山道は無い。踏跡すら無いが、どこでも歩ける。
その他のルートは明瞭な登山道が続き、あちこちに道標が立っているので安心である。
全ルートに渡って危険個所は無い。
水ヶ塚公園の駐車場から見た富士山。大きな宝永火口が目立つ。火口の右端の茶色の部分が宝永山の頂上
2023年09月13日 07:08撮影
9/13 7:08
水ヶ塚公園の駐車場から見た富士山。大きな宝永火口が目立つ。火口の右端の茶色の部分が宝永山の頂上
駐車場から県道を横切れば須山口登山道。そこから100m程で須山口御胎内に通じる水平道に右折する。道標が完備。1455m圏
2023年09月13日 07:16撮影
9/13 7:16
駐車場から県道を横切れば須山口登山道。そこから100m程で須山口御胎内に通じる水平道に右折する。道標が完備。1455m圏
明瞭な登山道が続く。小さな尾根や谷を巻いて行くので上り下りは無いが、距離が長くて飽きてくる
2023年09月13日 07:36撮影
9/13 7:36
明瞭な登山道が続く。小さな尾根や谷を巻いて行くので上り下りは無いが、距離が長くて飽きてくる
南山林道分岐に着いた
2023年09月13日 07:40撮影
9/13 7:40
南山林道分岐に着いた
ここから北上してアザミ塚を目指す。踏跡すら無いが、藪も無いのでどこでも歩ける
2023年09月13日 07:40撮影
9/13 7:40
ここから北上してアザミ塚を目指す。踏跡すら無いが、藪も無いのでどこでも歩ける
暫く最大傾斜線を直上したが、1500m圏から右方向に斜上する。1600m圏で浅い谷に出ると、どこからか踏跡が現れたのでこれを辿る
2023年09月13日 08:28撮影
9/13 8:28
暫く最大傾斜線を直上したが、1500m圏から右方向に斜上する。1600m圏で浅い谷に出ると、どこからか踏跡が現れたのでこれを辿る
踏跡は谷の対岸の小尾根に続いているのでこれを辿る。てっきりアザミ塚へ突き上げる尾根かと思ったが・・・
2023年09月13日 08:32撮影
9/13 8:32
踏跡は谷の対岸の小尾根に続いているのでこれを辿る。てっきりアザミ塚へ突き上げる尾根かと思ったが・・・
幅広い登山道に出た。1620m圏。須山口登山道と下山道の一合五勺地点を結ぶ水平道らしい。予定より西寄りに登って来たようだ
2023年09月13日 08:32撮影
9/13 8:32
幅広い登山道に出た。1620m圏。須山口登山道と下山道の一合五勺地点を結ぶ水平道らしい。予定より西寄りに登って来たようだ
水平道を北東に150mほど進んでから右折、緩やかだが倒木が多い斜面を登る。踏跡は無い
2023年09月13日 08:59撮影
9/13 8:59
水平道を北東に150mほど進んでから右折、緩やかだが倒木が多い斜面を登る。踏跡は無い
直ぐにアザミ塚の平坦な頂上に着いた。1630mだが独立標高点は無いし、山名板も無い
2023年09月13日 09:38撮影
9/13 9:38
直ぐにアザミ塚の平坦な頂上に着いた。1630mだが独立標高点は無いし、山名板も無い
頂上から水平道に戻る際に木の隙間から富士山頂上が望まれた。赤茶けた宝永山の頂上が富士山頂上のお釜の右端近くに重なって来た
2023年09月13日 09:42撮影
9/13 9:42
頂上から水平道に戻る際に木の隙間から富士山頂上が望まれた。赤茶けた宝永山の頂上が富士山頂上のお釜の右端近くに重なって来た
この後は一般登山道を辿るので気楽。再び幅広い水平道を北東に進んで、須山口下山道の一合五勺地点に着いた。1625m圏
2023年09月13日 09:52撮影
9/13 9:52
この後は一般登山道を辿るので気楽。再び幅広い水平道を北東に進んで、須山口下山道の一合五勺地点に着いた。1625m圏
暫くは樹林中の歩き易い山道を登る
2023年09月13日 09:59撮影
9/13 9:59
暫くは樹林中の歩き易い山道を登る
幕岩への分岐、続いて三辻への分岐を過ぎた。幕岩に落ちる枯れた3本目の小沢を渡った途端に、山道の土質が急変した
2023年09月13日 10:18撮影
9/13 10:18
幕岩への分岐、続いて三辻への分岐を過ぎた。幕岩に落ちる枯れた3本目の小沢を渡った途端に、山道の土質が急変した
土は全くなく、細かい砂礫のみ。急斜面では蟻地獄のように一歩ごとにずり落ちるので疲れ易い。この状態が二ッ塚の頂上まで続いた
2023年09月13日 10:24撮影
9/13 10:24
土は全くなく、細かい砂礫のみ。急斜面では蟻地獄のように一歩ごとにずり落ちるので疲れ易い。この状態が二ッ塚の頂上まで続いた
富士山の頂上が良く見える。宝永山の頂上がお釜の左端まで移動して、まるで富士山の頂上の一角の様だ
2023年09月13日 10:32撮影
9/13 10:32
富士山の頂上が良く見える。宝永山の頂上がお釜の左端まで移動して、まるで富士山の頂上の一角の様だ
こちらから宝永火口は陰で見えないので、富士山の頂上から宝永山を通った一枚バーンの大斜面が落ちてきている
2023年09月13日 10:35撮影
9/13 10:35
こちらから宝永火口は陰で見えないので、富士山の頂上から宝永山を通った一枚バーンの大斜面が落ちてきている
この右側の東斜面に、もっこりと盛り上がったコブが、これから登る二ッ塚の上塚だ
2023年09月13日 10:43撮影
9/13 10:43
この右側の東斜面に、もっこりと盛り上がったコブが、これから登る二ッ塚の上塚だ
フジアザミ。時期を過ぎたので枯れた花が多かったが、この一輪だけ、鮮やかな赤紫の花を付けていた
2023年09月13日 10:45撮影
9/13 10:45
フジアザミ。時期を過ぎたので枯れた花が多かったが、この一輪だけ、鮮やかな赤紫の花を付けていた
この株は二輪ともにまあまあの色合いだ
2023年09月13日 10:51撮影
9/13 10:51
この株は二輪ともにまあまあの色合いだ
南方向に愛鷹山塊が眺められた
2023年09月13日 10:45撮影
9/13 10:45
南方向に愛鷹山塊が眺められた
二合目の四辻に着いた。ここまで来ると、宝永山が富士山頂上の左側へ回り込んだので、これから登る二ッ塚と同様に、二子山のように見える
2023年09月13日 10:53撮影
9/13 10:53
二合目の四辻に着いた。ここまで来ると、宝永山が富士山頂上の左側へ回り込んだので、これから登る二ッ塚と同様に、二子山のように見える
四辻から北上し、直接、上塚の頂上を目指す。踏跡すら無いが、灌木を避けながら適当に突き上げていく
2023年09月13日 11:25撮影
9/13 11:25
四辻から北上し、直接、上塚の頂上を目指す。踏跡すら無いが、灌木を避けながら適当に突き上げていく
振り返ると広大な斜面がゆったりと落ちている。雲が垂れ込めてきて、富士山頂上をすっぽりと隠してしまった
2023年09月13日 11:31撮影
9/13 11:31
振り返ると広大な斜面がゆったりと落ちている。雲が垂れ込めてきて、富士山頂上をすっぽりと隠してしまった
背の低い叢と砂礫が入り混じった斜面を登って行く
2023年09月13日 11:39撮影
9/13 11:39
背の低い叢と砂礫が入り混じった斜面を登って行く
広々とした二ッ塚の上塚頂上に着いた。1929mだが独標は見当たらなかった。複数のケルンがあるのみ
2023年09月13日 11:41撮影
9/13 11:41
広々とした二ッ塚の上塚頂上に着いた。1929mだが独標は見当たらなかった。複数のケルンがあるのみ
一番大きなケルンに板が挟んであるが、掠れて判読できない。富士山頂上と宝永山が二子山を構成している写真をここから撮りたかったが、全て雲の中
2023年09月13日 11:42撮影
9/13 11:42
一番大きなケルンに板が挟んであるが、掠れて判読できない。富士山頂上と宝永山が二子山を構成している写真をここから撮りたかったが、全て雲の中
今度は二ッ塚相棒の下塚を目指す。写真の左側鞍部を目指して東に下る。踏跡は無いが、叢と砂礫の斜面を好き勝手に降りていく
2023年09月13日 12:33撮影
9/13 12:33
今度は二ッ塚相棒の下塚を目指す。写真の左側鞍部を目指して東に下る。踏跡は無いが、叢と砂礫の斜面を好き勝手に降りていく
北側鞍部まで降りてから下塚へ登る。幅広い砂礫の道が真っ直ぐに突き上げている。キックステップの要領で蹴りこめば足元は崩れにくいが、これも疲れる
2023年09月13日 12:42撮影
9/13 12:42
北側鞍部まで降りてから下塚へ登る。幅広い砂礫の道が真っ直ぐに突き上げている。キックステップの要領で蹴りこめば足元は崩れにくいが、これも疲れる
二ッ塚下塚の頂上に着いた。立派な山名柱と、ご神体の名を刻んだ石碑が建っている。後者は囲いが壊れて痛々しい
2023年09月13日 12:53撮影
9/13 12:53
二ッ塚下塚の頂上に着いた。立派な山名柱と、ご神体の名を刻んだ石碑が建っている。後者は囲いが壊れて痛々しい
鳥居が建っている。その先、北東方向に山中湖がうっすらと確認できる
2023年09月13日 12:54撮影
9/13 12:54
鳥居が建っている。その先、北東方向に山中湖がうっすらと確認できる
1804mの独立標高点。この周りをハート型に石で囲ってあるのは面白いアイデアだ
2023年09月13日 13:13撮影
9/13 13:13
1804mの独立標高点。この周りをハート型に石で囲ってあるのは面白いアイデアだ
上塚は依然として雲の中。ここの南側鞍部を目指して砂礫の道を下る
2023年09月13日 13:18撮影
9/13 13:18
上塚は依然として雲の中。ここの南側鞍部を目指して砂礫の道を下る
上塚の裾を巻いて四辻へ戻る途中、フジアザミの大株を見かけた。十数輪の花を付け、一部枯れかかっているが、最盛期だったら見事だったろう
2023年09月13日 13:43撮影
9/13 13:43
上塚の裾を巻いて四辻へ戻る途中、フジアザミの大株を見かけた。十数輪の花を付け、一部枯れかかっているが、最盛期だったら見事だったろう
四辻まで戻って来た。小天狗塚まで足を延ばす積りだったが、霧で何も見えないので諦めて下山する
2023年09月13日 13:46撮影
9/13 13:46
四辻まで戻って来た。小天狗塚まで足を延ばす積りだったが、霧で何も見えないので諦めて下山する
上りと同じ道を通って須山口下山道一合五勺まで降りてきた。上りでは右側からここに出てきたが、下りではここを直進する
2023年09月13日 14:30撮影
9/13 14:30
上りと同じ道を通って須山口下山道一合五勺まで降りてきた。上りでは右側からここに出てきたが、下りではここを直進する
須山口下山道を辿る。水流で一部えぐられた個所もあったが、比較的歩き易い道だ
2023年09月13日 14:40撮影
9/13 14:40
須山口下山道を辿る。水流で一部えぐられた個所もあったが、比較的歩き易い道だ
須山口御胎内の上に着いた。御胎内を見に行くか迷っていたところ、犬の散歩に来た地元の女の子が案内してくれた
2023年09月13日 15:22撮影
9/13 15:22
須山口御胎内の上に着いた。御胎内を見に行くか迷っていたところ、犬の散歩に来た地元の女の子が案内してくれた
5分程下って行くと御胎内。溶岩洞窟の一つだ。立派な鳥居が建っている
2023年09月13日 15:38撮影
9/13 15:38
5分程下って行くと御胎内。溶岩洞窟の一つだ。立派な鳥居が建っている
洞窟の反対側に周ると鉄梯子が置かれて降りられるようになっている。しかし、平成27年の大雨によって一部崩落したので、今は立入禁止。残念
2023年09月13日 15:40撮影
9/13 15:40
洞窟の反対側に周ると鉄梯子が置かれて降りられるようになっている。しかし、平成27年の大雨によって一部崩落したので、今は立入禁止。残念
鳥居の反対側10m先に小さな祠が置かれていて、その脇から潜れる、と、案内の女の子は言う
2023年09月13日 15:35撮影
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9/13 15:35
鳥居の反対側10m先に小さな祠が置かれていて、その脇から潜れる、と、案内の女の子は言う
降りてみると御覧の通り。二か所に分かれ、奥は高さが低く、一部、這って進む羽目になったが、無事に抜けられた
2023年09月13日 15:35撮影
9/13 15:35
降りてみると御覧の通り。二か所に分かれ、奥は高さが低く、一部、這って進む羽目になったが、無事に抜けられた
御胎内上まで戻り、水ヶ塚公園目指して水平道を辿る
2023年09月13日 16:10撮影
9/13 16:10
御胎内上まで戻り、水ヶ塚公園目指して水平道を辿る
南山林道分岐に出た。朝方はここからアザミ塚を目指して道なき道を北上したが、今は水平道を直進すれば、30分程でゴール
2023年09月13日 16:22撮影
9/13 16:22
南山林道分岐に出た。朝方はここからアザミ塚を目指して道なき道を北上したが、今は水平道を直進すれば、30分程でゴール

感想

ちょうど1年前に、水ヶ塚公園から近くの寄生火山を3つ周回した。今回は少し上に登ってアザミ塚と二ッ塚を登った。

今回面白かったのは、宝永山の頂上と富士山の頂上の位置関係である。
水ヶ塚公園では、富士山頂上より右側、しかも遥か下に見えた宝永山の頂上が、上るに連れて左側にずれてきた上、高さも絡んで両者が重なって来ると、宝永山の頂上が富士山頂上のお釜の一部か、と錯覚するほどだった。
アザミ塚の下りで富士山頂上が見えた時、茶色の部分がどこなのか、一瞬、分からなかった。木の隙間から一部見えただけなので、宝永山とは思いもよらなかった。

さらに四辻まで上ると、左:宝永山頂上、右:富士山頂上から成る二子山を構成しているかの如くに見えてきた。
地形図を読めば当然のことではあるが、各地点で確認してみると、両者の位置関係が面白かった。

今回は、たかだか二合目付近なのに富士山のスケールの大きさを実感できたし、期待していなかったフジアザミもまだ咲いていて心豊かになり、なかなか楽しい一日でした。

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