京都トレイルその5 山幸橋〜氷室〜京見山荘〜高雄〜清滝【北山、京都】
- GPS
- 06:35
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 769m
- 下り
- 802m
コースタイム
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 6:34
雲ヶ畑バス「山幸橋」バス停 0857 ― 京都トレイル北山コースNo.56 0900 ― No.58 0910 ― 盗人谷一ノ橋 0915
― 盗人谷三ノ橋 0936 ― 小峠 0953 ― 氷室で休憩1001/1019 ― 氷室神社 1023/1030 ― 城山下峠 1044
― 氷室口 1052 ― 山の家はせがわ1100/1141 ― 京見山荘 1151/1154 ― 上ノ水峠No.75 1218
― No.77 1224 ― 沢ノ池No.80 1244 ― 仏栗峠 1256 ― 福ヶ谷林道No.85 1319//昼食1358
― 高雄「林道入口」No.87 1417 ― 高雄橋No.90 1429 ― No.91 1450 ― 潜水橋 1452
― 愛宕山からの道と合流No.93 1510 ―愛宕山登山道入口 No.94 1520 ― 西山No.1 1524
― 京都バス「清滝」バス停 1528
●行動時間 06:31
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
(家=北大路=山幸橋)−氷室、京見山荘、沢ノ池、高雄−(清滝=北大路=家) ●登山口へのアクセス ○雲ヶ畑バス「山幸橋」 ・京都トレイルNo.55、No.56のすぐ近くに「山幸橋」というバス停があるが、そこへの便は「雲ヶ畑バスもくもく号」しかない。地下鉄「北大路」から、一日2本。山行きに利用できそうな便は、北大路840発と山幸橋1525発(平成25年4月より停留所増設)。 ・山幸橋〜北大路が500円 ○京都バス「清滝」 ・京都バス64、84、94系統などの終点となっている。阪急嵐山、JR円町、JR京都、四条河原町、三条京阪などの各駅から接続している。 ・休日午後ダイヤでは、阪急嵐山行き(No.64、94)が各1本/1h、京都駅行き(No.84)が14〜17時に1本/1h ・嵐山〜清滝ほか各区間ともに均一料金230円区間内 ・バス停から北西へと下る道を行くと、「京都トレイル西山No.1」のある橋のたもとに着く ○JRバス「槙ノ尾」「山城高雄」、市交「高雄」 ・京都トレイルNo.88のすぐ近くに「槙ノ尾」バス停がある。JRバス京北線が、毎時2本程度ある ・円町まで約30分、京都駅まで約1h。円町まで440円、京都まで520円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース状況 ・京都トレイルとして整備されているため、分岐ごとに丁寧な案内が書かれている ・なお、純粋な山道以外にも、氷室〜京見峠(又はレストランはせがわ)、沢ノ池付近、福ヶ谷林道など、舗装路を歩く部分も結構長い ・最初に現れる氷室への登りと福ヶ谷林道への下り以外は、さして厳しい勾配もない |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・北大路近辺、嵐山近辺では買い物等に困ることはない。しかし、山幸橋、清滝にていろいろと補給することはできない ・コース途中にあるレストラン「山の家はせがわ」では、喫茶も昼食も可能。11時には開店しており、夕方は季節と曜日にもよるが、17:30L.O.までは大丈夫なようだ。食べていないが、見るからにおいしそうなハンバーグ定食などがメニューにある ●日帰り温泉 ・日帰り温泉として、鞍馬に「くらま温泉」、貴船に「天山之湯」がある |
写真
感想
前回の続き。
終了地点へは、雲ヶ畑バスもくもく号を利用する。ネットで調べると9人乗りワゴンとあったのでいざ乗れなければどうしようかと思っていたが、北大路駅前の乗り場では他に待つ人もなく、出発前にもう一人が乗り込んできただけであった。その方も登山の格好だが、終点岩屋橋まで行くようだ。こちらは、当初予定の「山幸橋」で下車する。
バスは前回市原へと向かった三差路の辺りで停車。しかしここにバス停らしきものはない。帰りにここから乗車するときはどこで待っているといいのだろうか。
見覚えのあるNo.56から山へと入る。林を抜け、しばらくは畑のような人の香りする一帯を通る。やがて盗人谷というおっかない名前の谷へと入りかける。道は杉の枯れ葉に埋め尽くされており,放っておいたらそのうち踏み跡がなくなるのではないかと思うほど。それでも小谷には整備された木橋が架けられている。
詰めていくうちに小峠。ここも見事な北山杉に360度を囲まれている。先行者がゆっくりしていらっしゃるので、先へと進む。ようやく北山杉から解放されたら、薄日の差す「氷室」の片隅。のどかな春の道ばたで休憩。足下にはツクシが顔を出している。遠くでは北山杉に登って枝打ちをする人の姿も見える。舗装路だが、車一台走るところを見ない。それどころか通る人もいない。
氷室の道わきには氷室神社がある。定家の句にも名残を残すように、古来、京都に氷を供給してきた里だ。「夏ながら秋風立ちぬ氷室山ここにぞ冬を残すと思へば」という定家の句からは、街中よりも涼を感じる氷室の里の様子がうかがえる。
ここから舗装路を上って、配水池の先で城山下峠を越える。ここが本日の最高標高点。
更に進み、舗装路を下りきると、自動車が姿を見せる。“旧若狭街道”と呼ばれるこの道は、周山街道以前の京都〜小浜感のメインルートであったとのこと。No.68付近に京見峠の茶屋があるのもその名残のようだ。今回は街道に右折で入り、レストランを目指す。案内看板通りにおよそ300mでレストラン「山の家はせがわ」に到着。ルートはここからレストランの庭先をかすめていく。
ここで休憩。先ほどから休憩しすぎだが、ここには高雄までのコースでただ一箇所のトイレがある。
トイレのつもりで立ち寄ったが、チーズケーキもおいしかった。また、山ガールだけではなく、自動車で来るような人も増え始め、みんなが食べているハンバーグ定食などを見ていると、とてもおいしそうだ。レストランの中にはイヌやネコもいる。それゆえか、子連れの方もいて、子どもは楽しそうだ。もしも次に来ることがあれば、ここで昼ご飯のつもりがいいかもしれない。
敷地の端に建てられたNo.67-3から山道へと戻り、京見山荘へと登る。そこから大文字山方面を望むが、今日は霞がかっている。
しばらく山中の緩やかな上り下りを繰り返す。北山杉のきれいで長い足並みばかりを見てきたが、この辺りは雑然としている。
やがて上ノ水峠手前で中川からの道と合流。昔の街道のような道だ。すぐに峠。さらに進むと展望地点。お昼を摂る方々を過ごしてNo.78。ここから並行する2本の山道のうち左側へ。進まない右側のほうがしっかりとしている。まるでローカル線が本線から離れていくように二本の道はずっと近接している。やがて、同じ右手の下方から舗装路が寄ってきて合流するとNo.79。舗装路を進み、沢ノ池。ここまでは自動車が来るようだ。
更に先では、先ほどの車の持ち主らがキャンプ。昼食にもってこいの一帯だが、先客がいては仕方がない。仏栗峠に登り返し、少し険路感もある道を進むと、No.84からは急に下り始める。それを過ぎると福ヶ谷林道と合流するNo.85。
ここで昼食。陽当たりのいいところに芝があり、そこでお昼を広げる。春先ながら暖かさもあり気分がよい。
食べて、林道下りを始め、ついに「高雄」に顔を出す。観光地らしく案内標示が手厚くなる。よく見ると「京都トレイル」「東海自然歩道」以外にも「丹波散策の道」とか「ハイキングコース」など様々な案内が目につく。
道の呼び名が多いだけならばともかくも、なんとなく“行政の無駄”をも思わせてしまう。
看板のセリフにつられて人気店に入るように、清滝川の渓谷へと降りていく。渓谷沿いのハイキングコースはよく整備されており、さして渓谷のイメージを損ねることなく、河床沿いに歩きやすい道が付けられている。潜水橋なども渡り、やがて、愛宕山から下りてきた地点に到着。
そこからは、一昨年に歩いたと同様に進み、旧ケーブルカー駅の先からは西山No.1を目指す。
辺りには梅の姿も見える。もう山里でも春である。
こちらは、杉林の連続に見事にやられてしまい、そのあと一日中くしゃみと鼻水に苛まれてしまった。
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