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Yamareco

記録ID: 6132437
全員に公開
沢登り
日光・那須・筑波

那須 湯川支流 御沢

2023年11月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:06
距離
11.1km
登り
641m
下り
636m

コースタイム

日帰り
山行
4:36
休憩
0:30
合計
5:06
7:26
9
7:35
7:35
47
8:22
8:25
27
湯川入渓
8:52
8:59
91
御沢出合
10:30
10:45
45
両部の滝
11:30
11:35
56
登山道合流
12:31
12:31
1
12:32
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沼ッ原駐車場。トイレあり。広い。
コース状況/
危険箇所等
那珂川 湯川支流 御沢
体感1級上 ラバー△ 水量少なめ 魚影なし

■アプローチ
沼ッ原駐車場から登山道を使い、旧三斗小屋跡地方面へ向かって下降して行く。
登山道は歩きやすく迷う場所もない。
沢音が聞こえてくると、支流を2回程渡渉して湯川本流に合流する。湯川に架かる立派な橋の袂から入渓。
歩き出しから入渓までは50分程。

■湯川 御沢遡行
湯川に入渓すると、川幅もそれなりにあり、青白い水と相まって癒やしの渓相だ。
難所はなく、ゴーロをのんびり歩くと1020mで左岸から出合ってる沢が御沢である。
御沢に入ってからもたまに小滝があるくらいで難所はない。
距離的には短いが、単調なゴーロ歩きに飽きて来る頃にようやく15m滝登場。
水線直登も可能だと思うが、左岸リッジから小さく巻いた。
これを越えると6m滝を挟んですぐに両部の滝と呼ばれる2つの大滝が現れる。
右俣の滝は雌滝と呼ばれ、20m程の段瀑。左俣の雄滝は15m程の直瀑で、綺麗な一直線の滝である。
進む右俣の雌滝は上部に源泉が湧いており、この時期でもまったく冷たくないが、温かいわけでもない。
ここは右岸の藪と岩のコンタクトラインを登攀し落ち口に至る。
滝上は一気に源頭の雰囲気だが、温泉のおかげでまったく冷たくない沢をじゃぶじゃぶ進み、源泉が湧き出ている地点で大休止。
その後すぐに水は枯れるが、顕著な沢型を進み、登山道が近くなった辺りで右岸に上がるとすぐに登山道に合流。藪漕ぎは一切なし。

■下山
登山道を姥ヶ平下を経由して沼ッ原駐車場へ戻る。
登山道はとても歩きやすい。
登山道合流地点から駐車場までは60分程。






沼ッ原駐車場は3年前に三斗小屋温泉に泊まって以来だ。快晴の下スタート。
2023年11月03日 07:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 7:27
沼ッ原駐車場は3年前に三斗小屋温泉に泊まって以来だ。快晴の下スタート。
紅葉はいつの間にか終わってたのね。
2023年11月03日 07:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 7:47
紅葉はいつの間にか終わってたのね。
湯川合流手前の丸太橋。
2023年11月03日 08:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 8:14
湯川合流手前の丸太橋。
湯川に降り立ちました。
2023年11月03日 08:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 8:23
湯川に降り立ちました。
紅葉のギリギリ感がなんとも侘しい。
2023年11月03日 08:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
11/3 8:34
紅葉のギリギリ感がなんとも侘しい。
湯川の水は青白い。飲料は不適です。
2023年11月03日 08:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 8:37
湯川の水は青白い。飲料は不適です。
ゴーロを進むと左岸から御沢が合流。左の湯川本流は青、右の御沢は赤で面白い渓相。
2023年11月03日 08:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 8:53
ゴーロを進むと左岸から御沢が合流。左の湯川本流は青、右の御沢は赤で面白い渓相。
小滝が出てきました。この辺りはまだ水は普通に冷たい。
2023年11月03日 08:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 8:56
小滝が出てきました。この辺りはまだ水は普通に冷たい。
巻きながら進みます。
2023年11月03日 08:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 8:57
巻きながら進みます。
また青白く見えますね。
2023年11月03日 09:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 9:10
また青白く見えますね。
この時期の落ち葉スリップが結構厄介。
2023年11月03日 09:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 9:38
この時期の落ち葉スリップが結構厄介。
儚い。
2023年11月03日 09:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 9:53
儚い。
奥に15m滝登場。手前は前衛3m。
2023年11月03日 10:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
11/3 10:01
奥に15m滝登場。手前は前衛3m。
いい滝。登れそうなら登ろうと思ってたんだけど。
2023年11月03日 10:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:02
いい滝。登れそうなら登ろうと思ってたんだけど。
う〜ん、
2023年11月03日 10:04撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:04
う〜ん、
落口はシャワーだなぁ。
2023年11月03日 10:04撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:04
落口はシャワーだなぁ。
ひよったので巻きます。巻きは簡単。
2023年11月03日 10:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:10
ひよったので巻きます。巻きは簡単。
すぐ上に6m滝。濡れないように右壁から。
2023年11月03日 10:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:20
すぐ上に6m滝。濡れないように右壁から。
お、見えてきましたね。
この辺りから周辺の空気が温泉ぽくなってきて生温い感じ。
2023年11月03日 10:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
11/3 10:28
お、見えてきましたね。
この辺りから周辺の空気が温泉ぽくなってきて生温い感じ。
雌滝20m。温泉滝です。
2023年11月03日 10:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:29
雌滝20m。温泉滝です。
左が雄滝15m。こちらは普通に冷たい滝。
2023年11月03日 10:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
11/3 10:30
左が雄滝15m。こちらは普通に冷たい滝。
綺麗な直瀑ですね〜。
2023年11月03日 10:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:31
綺麗な直瀑ですね〜。
登攀の記録はないが、左壁に可能性を感じる。
2023年11月03日 10:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:32
登攀の記録はないが、左壁に可能性を感じる。
こちらが進む雌滝20m。水に触ると冷たくはないが、温いの一步手前って感じ。
2023年11月03日 10:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:33
こちらが進む雌滝20m。水に触ると冷たくはないが、温いの一步手前って感じ。
ドシャワーで登ろうかと思ったけど、ひよったので左端から。
2023年11月03日 10:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:35
ドシャワーで登ろうかと思ったけど、ひよったので左端から。
落口から。
2023年11月03日 10:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:48
落口から。
ここからはさらに温泉成分が強くなってきた。
2023年11月03日 10:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:50
ここからはさらに温泉成分が強くなってきた。
右の滝を水線から。冷たくない!けどあったかくもない!
2023年11月03日 10:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:55
右の滝を水線から。冷たくない!けどあったかくもない!
色々出てきました。
2023年11月03日 10:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 10:58
色々出てきました。
この辺りが源泉のようです。この日の陽気と温泉の熱でめちゃくちゃ暑いんですけど。
2023年11月03日 11:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 11:01
この辺りが源泉のようです。この日の陽気と温泉の熱でめちゃくちゃ暑いんですけど。
野湯がありました。誰かが掘ったんでしょうか。足湯しながら大休止。
2023年11月03日 11:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 11:21
野湯がありました。誰かが掘ったんでしょうか。足湯しながら大休止。
源泉を過ぎると水はすぐ枯れました。
2023年11月03日 11:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 11:29
源泉を過ぎると水はすぐ枯れました。
藪漕ぎなしで登山道合流。暑い。
2023年11月03日 11:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 11:36
藪漕ぎなしで登山道合流。暑い。
下山路から朝日岳。空が真っ青だ。
2023年11月03日 11:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 11:44
下山路から朝日岳。空が真っ青だ。
こちらは茶臼岳。
2023年11月03日 11:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
11/3 11:44
こちらは茶臼岳。

装備

個人装備
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備

感想

何気に毎年訪れている那須岳山塊。
野湯溢れるこの山域に、温泉が流れ込む滝があるという。
沢水に温泉が混じると云うのはたまにある話しだが、それが滝となっている場所は結構珍しい気がする。
それもよくある小滝ではなく、大滝と呼べる程の滝である。
しかもその場所は二俣となっていて、両俣に大滝が架かり、「両部の滝」と呼ばれる素晴らしい場所であった。
温泉が流れ込む右俣の雌滝の水流に手を入れてみると、なるほど、まったく冷たくない。

今さっきまで湯川から遡行してきたが、この時期の冷え切った空気と相まって水流に手をつけていられるのもせいぜい5秒くらいだろう。
それ程水はキンキンに冷えていたが、この雌滝から上流はずっと水流に当たっていてもまったく冷たさは感じなかった。
温泉を浴びながら遡行するのは初めての経験でちょっと感動してしまったが、だからと言って温かい訳ではなく、冷たくはないといった感じ。

本当は水線から豪快にシャワークライムしたかったが、ソロなのもあり素直に巻き気味に登った。
両部の滝の手前にある15m滝もまた然り。

今シーズンを振り返ると、どうも気持ちがヒヨり気味だった。
理由はわかってはいるが、体の一部が思うように動かないだけで、こんなにも気持ちに差が出るものかと少しショックを受けた今シーズンだった。
沢へのモチベーションは相変わらずではあるが、「健康体である事が何より大事」
と云うのは、健康じゃなくなって初めてわかる事だ。
いつまでも若いつもりでいたが、30代の沢ヤを見てると、
「あぁ、オレはもう若くないんだなぁ」と思わされたのも事実だ。
家族からは、今頃気付いたの?なんて言われたりしたが、なんとなく人生観が少し変わったような、そんなシーズンだった。
これからも相変わらず沢に身を置く事は続けるつもりだが、これまで以上に謙虚に山と沢に向き合って行きたいと思う。

これで今シーズンは沢納め、みたいな書き方になってしまったが、多分まだ入る・・・かなぁ・・?

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