へたれの栄光を君に☆信夫山〜東北ぷち遠征2023��

2023年11月22日(水) [日帰り]

• GPS: 02:35
• 距離: 7.2km
• 登り: 379m
• 下り: 375m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:09
• 休憩: 0:26
• 合計: 2:35

10:11 スタート地点
10:32 10:33 信夫山ガイドセンター
10:38 10:41 第二展望台
10:51 10:51 熊野山
11:25 11:25 薬師の峯展望デッキ
11:30 11:39 第一展望台
11:54 11:54 信夫山
11:59 12:07 信夫山 烏ヶ崎展望デッキ
12:07 12:11 信夫山
12:13 12:14 信夫山 烏ヶ崎展望デッキ
12:46 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

▼太子堂駐車場
　砂利敷き。見た目、30台程度。無料。出入り自由。
　トイレは一角にあり。未利用のため、詳細不明。
　信夫山の山中に、駐車場は無数にあり。車道が山頂近くまで通っている。

コース状況／危険箇所等

本ルートの8割くらいが、車道歩き。車に注意。
僅かな登山道は、よく整備されています。
車道と登山道が縦横に交錯していて、逆に難しい。
山頂から、踏切のほうに降りていく下山路は、急峻な難路。
くだりで使うなら、注意が必要。

地元マダムたちが「今年は信夫山に熊が出たって聞かないねえ。どんぐりいっぱいあるのにねえ」と話していました。信夫山は福島市のど真ん中にあり、周囲を国道や高速道路、市街地で囲まれてますが、過去には熊が目撃されたようです。
2016年には、信夫山で熊が目撃されてニュースになってます。
信夫山の北側にある松川河川敷を上流から移動してきたのではということらしい。
とても熊が出るような場所ではありませんが、過去の目撃例と、今年度の派手な熊被害を鑑みるに、予防策はしておいて損はないかと思います。

その他周辺情報

▼温泉
　○飯坂温泉 平野屋旅館
　　15.00-18.00（受付18時まで）￥300　P数台程度
　　福島県福島市飯坂町十綱町17　024-542-3227

　○飯坂温泉公式
　　https://iizaka.com/

▼食事
　○すりばちラーメンくん太郎 本店　※デカ盛り店
　　11.00-14.30　17.30-20.00（火のみ11-14）　月休
　　福島県福島市南沢又古舘44-1　024-558-4643
　　http://www.vesta.dti.ne.jp/~kuntaro/

▼観光名所
　☆へたれガンダム
　　平石集会所（福島県福島市平石中稲場19）の向かい側。
　　ナビに設定するなら　陽泰寺　024-546-4452　ここの北方
　○瑠璃光山 医王寺　宝物殿に義経ゆかりの品
　　8.30-17.00　無休　拝観料￥300　Pあり
　　福島県福島市飯坂町平野寺前45　024-542-3797
　　https://www.iou-ji.or.jp/
　　
▼信夫山バッジ
　調べた限り、なし。

写真

11/22 8:15

東北ぷち遠征2023の2日目。実はもう最終日。昨日、浜の駅で買った、そうま海鮮焼きそばが朝飯

11/22 9:30

車中泊した道の駅ふくしま。新しくできた施設みたいだ。信夫山（しのぶやま）の駐車場は、都市部だから、夜間はトイレが封鎖されるのではないかという推測に基づいて、ここにした

11/22 10:22

太子堂駐車場です。もう午前10時過ぎ。すでに、サボタリアンがうようよいます

11/22 10:22

駐車場には、いろんな像があります

11/22 10:23

警察犬慰霊碑というのは、初めて見た

11/22 10:24

太子堂駐車場のトイレ。未利用のため、詳細不明

11/22 10:25

まずは、どこに行ったらいいのか。どこから、登山道がはじまるのか。その辺りが難しい山ではある

11/22 10:33

標高低いから紅葉まっさかり

11/22 10:34

苦痛な車道歩きが延々と続く

11/22 10:42

現地の案内。縮小しすぎて、わからんですね

11/22 10:46

信夫山公園第二展望台から。市街地が見えた。信夫山は、こんな町中にある山

11/22 10:48

第二展望台駐車場。トイレありますが、12月上旬から3月上旬まで、冬季閉鎖。暖かくて、もうすぐ冬季閉鎖になるなんて思えないけど

11/22 10:56

まずは、熊野岳の山頂らしき場所。ここでいいのだろうか

11/22 10:56

三角点があるから、ここでいいのでしょう。二等かな

11/22 11:02

続いて最高所を目指します。こんなところばっかりだったりします。この先、登山道に入ったと思ったら、

11/22 11:05

すぐに羽黒神社

11/22 11:05

羽黒神社のトイレ

11/22 11:05

巨大なわらじを奉納するのが、トレンディー

11/22 11:07

きゃあああ。足にご利益があるとはいえ、何かと思ったわ

11/22 11:09

羽黒神社の説明

11/22 11:15

妙な石像。目が無いぞ。怖いわ

11/22 11:15

おいおい。ほんとにこっちでいいんか

11/22 11:15

ねこ稲荷というのがあるから、立ち寄り

11/22 11:16

ねこ稲荷の説明

11/22 11:17

意外に質素な、ねこ稲荷本殿。祀ってるのは、キツネだけども、ネズミを追い散らす神様ということで、ねこ稲荷と呼ばれてる

11/22 11:17

ねこ稲荷に置いてあるアルコールスプレー。「ね」がいい

11/22 11:27

薬師堂近くにある鐘。思いっきり、後ろに引いて、ぐわんぐわん打とうとしたら、

11/22 11:29

ここに当たった。引き過ぎだっての。同じことをする人がいるんだね

11/22 11:33

おお。あれが、最高所だろうか

11/22 11:40

第一展望台近くにあるトイレ

11/22 11:42

どんぐりがたくさん落ちてます。ここは、えさ豊富

11/22 11:42

仮置き場を適正に管理しております

11/22 11:42

多いのか少ないのか、よく分かりませんなあ

11/22 11:44

ここは古関裕而ゆかりの地。麓に記念館もある。こーげーんれーしゃーは、ゆーくよー、ゆーくよーってか。タッタカターじゃないんだね。らららーか

11/22 11:45

第一展望台の眺め。うーむ

11/22 11:46

おおお。除染土壌の保管場所に出てしまったぞ

11/22 11:50

車道と登山道の交錯

11/22 11:54

四天王岩らしい。山中には、よく分からない岩がたくさんあります

11/22 11:58

湯殿神社。たぶん、ここが最高所と思う。三角点は、離れた場所にある

11/22 11:58

湯殿神社の裏手から。山頂の南側には金龍坑という金鉱があったそうで。金龍坑は、昔、子供2人と取材カメラマンが落ちて亡くなったことがあるそうです

11/22 12:00

奥に見えるのは、蔵王かな。金龍坑は、現在では掘り尽くされて入口は、コンクリで塞がれてますけど、山頂の北側にある金龍坑北口は塞がれてないでそうです。こわいわ

11/22 12:02

ひっそりと三角点。眺望はありませんし、特段、案内があるわけでもない

11/22 12:04

烏ヶ崎展望デッキから吾妻連峰

11/22 12:04

眼下には県立美術館

11/22 12:04

吾妻小富士まではっきり見える

11/22 12:07

下山は、曲松踏切方面へおりて、周回とします

11/22 12:20

驚きの急斜面でした。ここまでの安楽な雰囲気は完全に吹き飛ばされました。登山は非情さ…

11/22 12:24

これはなんて植物かな

11/22 12:33

謎の大量マスク。何かの黒魔術だろうか

11/22 12:44

あとは、紅葉車道を歩いて駐車場に戻るのみ。車は、それほど走ってません

11/22 13:24

下山後。食事。すりばちラーメンくん太郎 本店。ほんとにこの先に店があるのだろうかと思うような路地に入っていきます

11/22 13:33

一番人気の野菜みそラーメン￥880。大盛り無料、、、はじめてなら、並みにしておいたほうがいいかも。写真のレンゲはでかいです。大盛りは、けっこうな量。並みは、他店の大盛り並み

11/22 14:06

店先にすりばち見本があるので参考に。ジャンボラーメンてのを見てみたい。100円のミニでも、小量な店の並みくらいの量だね

11/22 14:37

ついに来た。福島の新名所。ヘタレガンダム。そういう名称。
うろたえるな！　これが、へたれガンダムというものだ。もっとも、こんなに間近で見ると恐ろしいものだがな

11/22 14:37

あれが連邦の新型モビルスーツか。
見せてもらおうか。
連邦軍のモビルスーツの性能とやらを

11/22 14:38

ヘタレガンダムは、モデルガンも武器にする。さらにできるようになったな、へたれガンダム！

11/22 14:38

やる！　サブウェポンも充実している。
アコース、クラッカーだ！
クラッカーは、無いのか…ガンダムだもんな

11/22 14:38

見よ。このヘタレガンダムハンマーの造形美。よく見ておくのだな。実物というのは、ドラマのように格好の良いものではない

11/22 14:38

ヘタレガンダムが正式名称です。
気に入ったぞ、へたれガンダム。
それだけハッキリとヘタレと言うとはな

11/22 14:38

ええぃ！　いつの間にか、賽銭箱が！
入れてやる！　入れてやるぞ！　ガンダムの「ダ」の字が見たことないヘタレ賽銭箱がなんだ！　

11/22 14:38

こ…これは！
し…しかし！
クローズ・アップに耐えらるかな？
いい目をしているな。ますます気に入ったよ

11/22 14:38

背景のビニールハウスとミスマッチ。見えるぞ、私にもガンダムが見える。まさに、ガンダムだ！　どこからどう見ても、ガンダムそのものだ！　お台場にあるのと、違いが見当たらないぞ

11/22 14:39

し…しまった。爆撃のショックで腕の関節が…あらぬ方向に！
連邦軍のモビルスーツは化け物か！

11/22 14:39

ただのガンダムとは違うのだよ！
ただのガンダムとは！！
へたれというやつは言葉で言うほど、へたれではないのだ！

11/22 15:24

続いて。医王寺。今度は、お堅いまじめな場所。いろいろ行くのね。私って

11/22 15:25

ここは、芭蕉坂という坂。ここを松尾芭蕉先生が歩いたんかね。まあ、訪れたお寺の脇だから、歩いたのかもなあ。この後、飯塚温泉（飯坂温泉）に行ったと記述があるし

11/22 15:25

医王寺（いおうじ）の説明

11/22 15:28

芭蕉句碑
笈も太刀も　さつきにかざれ　紙のぼり

11/22 15:31

石像。奥から、
佐藤忠信公（弟）
源義経公
佐藤継信公（兄）

11/22 15:33

最奥にある鯖野薬師堂

11/22 15:34

佐藤継信公と佐藤忠信公の墓

11/22 15:34

佐藤継信公と佐藤忠信公の母、乙和の墓、、だったかな

11/22 15:35

乙和椿。推定樹齢数百年の老椿。蕾が花開く前に落ちてしまう奇樹。伝説では、息子たちを失った母、乙和の情念が乗り移っているからとか。こわいじゃん

11/22 15:40

中尊寺蓮。昭和25年の中尊寺金色堂の発掘調査の折、奥州藤原氏4代泰衡の首桶から見つかった蓮の種が花開いたのが中尊寺ハス。それを2017年にこちらにも植えたらしい

11/22 15:44

医王寺の宝物殿。義経や弁慶ゆかりの品があります。拝観料で自由に見れます。写真撮影は禁止

11/22 16:23

飯坂温泉まで移動してきました。ここは、かの有名なホテルジュラク。じゅ〜ら〜く〜よ〜〜。ついにホンモノを写真に収めたぞ。隣にはジュラク経営の日帰り施設もあった

11/22 17:00

またここに来た。この坂、今年の10月17日に来たばかり

11/22 17:01

飯坂温泉は、随分と味わいのある店が多い

11/22 17:04

入浴はここ。飯坂温泉平野屋旅館。飯坂温泉駅の近くにあります。詳細は後日、日記にて

11/22 17:55

飯坂温泉は 宮城県の秋保温泉、鳴子温泉と並び、奥州三名湯の1つで、3つの中でもっとも歴史が古く、縄文時代にまで遡る

11/22 17:58

温泉むすめ？？？
なんっじゃあ、こりゃあ？
最近は、変わったのが多いなあ

11/22 18:01

わーうわー、耳がー耳がー裂ーけーるー
よ、よ、よくぼぉぉぉおおお。こう見えて、欲望の塊なんです

11/22 18:03

芭蕉の歩いた飯坂の道

11/22 18:04

1ヵ月前に来た時は、草ボーボーだったけど、刈ったのだろうか

11/22 18:20

最後。飯坂温泉にある地元スーパーで250円弁当を買って帰る。値段なりのお味でした

11/22 23:51

東北ぷち遠征2023の総走行距離。794.5km。福島県だから、そんなに走ってないね

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

藪犬☆mogless

信夫山（しのぶやま）は、福島県福島市のど真ん中に鎮座する標高267mの山。全国でも珍しい盆地の中央に取り残された里山。東西2.7km、周囲約7kmで、大きさは皇居とほぼ同じ。中央に羽黒山（標高260m）、西に羽山（標高275m）、東に熊野山（標高268m）、その北に立石山（標高220）の峰々から成り立っており、昔から山岳信仰の山として知られ、それぞれの山頂には信仰の対象である神仏が祀られています、、、て、貰ってきたパンフレットに書いてありました。周囲を東北新幹線や東北自動車道、国道、市街地にぐるりと囲まれており、山頂近くまで人家があります。しかしながら、数年前には、熊が目撃されるという野性味あふれる低山です。熊はおそらくは、信夫山の北側を流れる松川の河川敷を伝って上流から移動してきたものと推測されます。近年の信夫山での熊目撃情報は無いうえに、とても熊が出るような雰囲気は無いものの、今年の熊出没件数を鑑みるに油断なきよう。

で。東北ぷち遠征2023の最終日。2日間だけの遠征です。福島は、頑張れば日帰りで行ってこれるので、2日あるのだから、もっと遠くに行きたかったのですが、現時点で行ける行きたいところが、この辺りだったので、まあ、よいのです。特に、へたれガンダムには、どうしてもご挨拶したかったし。

信夫山は市街地にある里山なので、抜群に整備されているというか、半分以上が舗装路歩きでした。苦痛。なんなら車でも山頂近くまで行けてしまうし。それだと、あんまりなので、太子堂駐車場から歩くことにしました。それでも、登頂は瞬く間と申しますか。気になったのは、ところどころが、除染土の置き場になっていたことですかね。土やコンクリートで覆ってしまえば、放射線を遮ることができるとのことですが、怖いわ。これもまた、信夫山の特色なんですかね。

山頂からは、来た道を戻る予定だったのですが、興が無いので、西側におりて周回することにしました。で。この山頂から西側の登山道の急峻なこと。山頂までが安楽な登山道や舗装路だったので、少々、驚きました。距離は短いですけど。下まで降り切ってしまったら、車道を歩いて駐車場に戻りました。

出発が遅かったので、予定していた観光を1つ省いて、食事をしに、くん太郎本店へ。すりばちラーメンとは、爆盛りだったんですね。店の前に、すり鉢の見本が置いてあったのを、よく見ればよかった。大盛りにしたら、なかなかのボリュームだった。同店は、創業以来の100円ラーメンてのがあるのですが、それが、量が少ない気取ったラーメン屋の並みくらいの量です。

そしてお待ちかね。へたれガンダム（そういう名称）。知っていなければ、たどり着けないような場所にあります。観光客が、前を通ってふと気づくなんてことは、絶対にありません。そういう場所にあります。それは、紛れもなくガンダムでした。お台場にある等身大ガンダムと比べても、違いが分かりません。でも、よく見ると、細かいところで、少し違うような気がしないでもないですが、目の錯覚でしょう。ガンダムの中のガンダムの中のガンダムでした。この勢いで、へたれザクとへたれドムを制作していただきたいところではありますが、制作者は、すでに鬼籍に入られているとのこと。どなたか、遺志を継いで、ザクとドムの制作に心血を注ぐ有志はいないだろうか。製作者のガンダム魂、確かに受け取ったぜーー。

へたれガンダムで大いに満足した私は、今回の東北遠征の目的の9割を達成したと言って過言ではない。続いて向かうのは、飯坂温泉にある医王寺。奥の細道ゆかりの寺。源平合戦における佐藤一族のお墓があります。松尾芭蕉もそれが目当てで訪れたようです。乙和椿、怖いですねえ。伝説では息子たちを失った母の情念が乗り移って、花を咲かせることなく、蕾のまま散ってしまうという老椿。芭蕉の句碑とか、弁慶の笈とか、屋島の合戦で佐藤継信の命を奪った矢を義経が引き抜いて持ち帰った、恨みの矢とか。見どころたくさんでした。

医王寺の後は、予定していた温泉が、11月15日で本年の営業を終了してしまっていたので、奥州三名湯の飯坂温泉は平野屋旅館に入り込みました。ここ、激渋ですねえ。日記に書きたくなるので、詳細は後日。

地元スーパーに寄った後は、おとなしく帰宅しました。同じ福島県でも、白河市は比較的、関東から近いけども、やっぱり、福島市まで行くと遠いわ。

▼東北ぷち遠征1日目　午前の部　霊山
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6201012.html
▼東北ぷち遠征1日目　午後の部　鹿狼山
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6202104.html
▼東北ぷち遠征2日目　信夫山
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6203669.html