霊仙山
- GPS
- 04:52
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 808m
- 下り
- 805m
コースタイム
07:39汗フキ峠
08:11見晴し台(五合目)
08:55お虎が池
09:16経塚山
09:42霊仙山三角点09:52
10:01霊仙山最高点10:26
10:42経塚山
10:59お虎が池
11:22見晴し台(五合目)
11:43汗フキ峠
12:02榑ヶ畑登山口
天候 | 晴れ後時々曇り 午後から天気が崩れるとの予報だったが、その通りだった。 遠くから雷鳴が聞こえてちょっと怖かった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・醒井養鱒場から登山口Pまでの車道は、未舗装箇所あり、落石も多く、慎重な運転を要する。 また、この区間で通行止めの区間があるのだが、朝登山口に向かう時は解除になっていて普通に通れたのだが、帰りは標識通り通行止めになっており、行き以上に荒れた林道への迂回を余儀なくされた。 (お陰で車のフロントバンパーが割れてしまったよ(T_T)) ・登山口の休憩所に、登山届ポストあり。 ・登山口〜山小屋かなやの間は小さな谷そのものが道になっている。 緩やかで水量も僅かなので危険はないが、ズボンの裾が汚れるのが嫌な人はスパッツを着けた方がいいかも。 ・登山道の至る所に、ふもとの「上丹生」にある「西出商店」のご主人手作りの標識・看板があり、とても助かる。 登山道の整備などもしておられるようで、ありがたい事ですm(_ _)m |
ファイル |
登山計画書_20100429_霊仙山
(更新時刻:2010/05/04 00:37) |
写真
感想
初の鈴鹿は、カルスト地形を見たいと言う理由で、霊仙山を選んだ。
行動時間が長くなりそうな事と、GW中で道路や登山口Pが混む事を予想し、自宅をまだ暗い5時頃に出発。
名神京都東IC−北陸道米原IC−醒ヶ井養鱒場などを経て、7時前に榑が畑の登山口に到着。
前日の天気予報の時点で、4/30は午後から雨の可能性が高まっており、当日の予報も同様だったので、登山口に到着した時点で、長時間行動となる西南尾根ルートを諦め、榑ヶ畑ルートに変更する事にした。
登山口休憩所に設置された登山届ポストに、自宅で書いてきた登山計画書にルート変更の旨を追記して提出し、7:10に登山開始。
榑ヶ畑廃村、山小屋かなやを経て、汗フキ峠を通過。
当初の計画では、この峠を降り、廃村今畑から西南尾根を登る予定だったのだが…。
自然には勝てん。仕方がない。
広葉樹林帯の中に道は続くが、見晴らし台を過ぎた辺りから石灰岩の露出が目立ち、樹木も疎らとなり、さらに登ると傾斜も緩くなり、ササ原と、石灰岩が林立したカレンフェルトが一面続く、カルスト台地となった。
高山の森林限界とは成因は異なるものの、樹木の殆どない高原状の地形は、高山の雰囲気もあり、想像以上の絶景に気持ちは高まる。
遠くを見ると、稜線上に鹿が2匹頭を合わせて向かい合っていた。
オス同士の喧嘩?
登山道上にも、鹿のフンらしき物体が落ちていた。
延々と続くカルスト台地上の道を歩き、琵琶湖の形に似ているお虎が池を経て、登山口から2時間6分で、霊仙山の1ピーク、経塚山(1,040m)に到着。
ここは、谷山谷コースや、柏原コースとの出合にもなっており、北東方面を見ると、一面のササ原の中に一筋の山道、その先にポツンと立つ避難小屋が印象的だった。
北には伊吹山がすぐ近く…のはずなのだが、黄砂?で霞んでぼんやりとしか見えない。残念。
ここから一旦下り、谷を上り返すと霊仙山三角点と霊仙山最高点との分岐点に到着。
分岐点から三角点は目と鼻の先。
登山口から2時間51分、まもなく霊仙山三角点(1,083.5m)に到着。
山頂は遮るものが全く無く、琵琶湖、伊吹山、それから、ここでようやく、御池岳、藤原岳を見ることが出来た。
御池岳の特徴的な平らな山頂と大きな山容が印象的だ。近い内に必ず登るぞ!!
しかしやはり霞で鮮明に見えない。
一通り展望を楽しんだ後、最終目的地である霊仙山最高点へ向かう。
さっきの分岐点まで一旦戻り、右へ一旦降り、すぐに上り返す。
三角点から8分で霊仙山最高点(1,094m)に到着。
ここでカレーライスとカップめんの昼食を予定していたのだが、雲が多くなり始めて風も徐々に強まってきて、遠くからゴロゴロと雷鳴らしき音も聞こえていたので、長居は出来ないと思い、カレーは諦めてカップめんとバナナをさっさと腹に入れ、ゆっくりする事もなく下山の途に。
自分が下山する間も、続々とハイカーが登ってくる。午後からの天気予報と雷鳴が心配じゃないのだろうか…。
お虎が池と見晴らし台の間ですれ違った3人連れの中年男性ハイカーからは、
「山頂はどれ?」などと聞かれた。
無難に答えはしたが、この人達地図持ってないの??
樹林帯に入ると、猿が数匹登山道の近くまで寄ってきているのが見えた。
これまでの17回の山行で、猿を見たのは初めてだ。
ちょっとビビリかけたが、まだ子猿だったのでちょっと安心。
猿は怖いからなあ。
汗フキ峠を経て、榑ヶ畑登山口に12時2分、霊仙山最高点から1時間36分で到着。
山歩きを始めた当初に比べて、下りがかなり早く歩けるようになったように感じる。
前回愛宕山に首無地蔵経由で登った時、あえてストックなしで登ってえらくバテたのに懲りて、今回はダブルストックで望んだせいか、バテる事なく終始快適に歩けた。
下りはストックなしの方がリズムよく歩けるし、地図やカメラを片手に持ちながら歩く時邪魔にならないので好きなのだが、転倒のリスクを少なくする為にあえて1本だけ持って下った。
1本だけでもストックあった方が、大きな段差を降りる時などに膝の負担が減る感じだ。
当初の予定より大分早く降りたので、ちょっとゆっくりしようと、停めた車の脇で湯を沸かして、山頂で食べなかったカレーを食べた。山で食う飯はうまい!!
帰りは、醒ヶ井へ出るまでにハプニングがあったものの、高速は混んでおらず大津SAまではスムーズに走れた。
眠気と、紫外線にやられたのか目が充血して開けているのが辛いので、大津SAでちょっと目を閉じて休むことにしたのだが、気づいたら2時間程寝てしまったようだ。
大津SAを出た途端渋滞。京都東ICまですぐなので大した時間ではなかったが。
それよりも京都市内の車の多さにちょっとイラついた。
寄り道を経て、自宅に19時頃到着。
今回も無事帰宅出来て良かった。
次回霊仙山に登る事があれば、次こそ西南尾根から登りたい。
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