鳴神山（カッコソウとヒメイワカガミに会いに行く）

2015年05月10日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 5.8km
• 登り: 593m
• 下り: 585m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:20
• 休憩: 0:45
• 合計: 4:05

7:40 駒形登山口
9:10 9:15 肩の広場
9:20 9:40 鳴神山(桐生嶽)山頂
9:45 鳴神山(仁田嶽)山頂
9:50 9:55 ヒメイワカガミ群生地
10:10 椚田峠
10:15 10:30 カッコソウ移植地
10:40 椚田峠(裏の肩)
11:15 赤芝登山口
11:45 駒形登山口

天候

晴れ、山頂付近は暴風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

北関東道伊勢崎ICから駒形登山口
駒形登山口手前の路肩に駐車

コース状況／危険箇所等

危険個所は特になし
駒形登山口から肩の広場へは沢沿いの道を徐々に登って行く
植林地、広葉樹林、岩場が繰り返し現れ変化に富んでいる
尾根にある肩の広場手前はつづら折りの急登になるが距離はさほど無い
肩の広場から神社の横を通り桐生嶽(東峰)へも急坂をひと登り、最後は岩をよじ登り頂上に出る
桐生嶽から再び岩を降り、椚田峠方面に岩尾根を少し歩くとすぐに仁田嶽(西峰)に出る
仁田嶽からヤマツツジの尾根を暫く下ると椚田峠(裏の肩)に出る
ここを右にヒノキ林を3分ほど下りた所がカッコソウ移植地になる
帰りは再び椚田峠(裏の肩)に戻り赤柴方面に下る
美しい雑木林、杉林を徐々に下って行くと林道に出る
赤柴で分岐を左に曲がり沢沿いの広い林道を下るとスタート地点の駒形登山口に着く

その他周辺情報

桐生温泉「湯らら」
駒形登山口から車で30分ほど
巨大でモダンな施設　浴場も日本的な趣は無いが広い
土日祝日は720円だが、HPの割引券をプリントし持参すると一人100円引になる

写真

5/10 7:41

駒形登山口横のフジは今が満開

5/10 7:42

ウツギも綺麗に咲いてます

5/10 7:43

駒形登山口
ここをまっすぐ進みます
帰りは左の道を降りて来ます

5/10 7:44

大きなフジです

5/10 7:45

ここを直進し山道に入ります

5/10 7:47

美しい新緑の中に入ります

5/10 7:48

小さなカキドオシが咲いてます

5/10 7:50

マムシグサ
この後ウラシマソウが沢山出てきます

5/10 7:52

ここから本格的な山道になります

5/10 7:54

沢沿いの美しい植林地を登って行きます

5/10 7:59

純白のウツギが美しいです

5/10 8:07

第一石門
中々迫力があります

5/10 8:14

ホウチャクソウ
ひっそりと咲いています

5/10 8:18

ヤマブキソウ
美しい黄色が林の中に目立ちます

5/10 8:20

鳴神山登山道の標識
60年度川北小6年の手作りだそうで、山頂への距離が歩数で表示されています(笑)
でも、この歩数って小学生の歩数？

5/10 8:26

ウラシマソウ
マムシグサに似てますが、こちらは花から浦島太郎の釣り糸のような長い髭が伸びています
また、茎もマムシ模様ではありません

5/10 8:32

倒木のコケに生えたスギ(？)のベビー
この形どこかで見たような…
あっ、先週雲取山で見たダンシングツリーだ

5/10 8:36

再び大きな岩が現れます

5/10 8:38

ヤマツツジ
頂上に近づくにしたがってその数が増えてきます
今が見頃です

5/10 8:39

途中の林の中の水場
流しそうめんができそうです

5/10 8:40

新緑が輝いています

5/10 8:42

再び岩場を登ります

5/10 9:04

5/10 9:09

ユキザサ

5/10 9:13

急登を一気に登ると尾根の「肩の広場」に出ます
広場の奥には神社があります

5/10 9:13

カッコソウ移植地を示す地図
今回は数が多いという椚田峠側の移植地のみ行きます

5/10 9:14

神社
正面の鳥居をくぐり桐生嶽山頂を目指します
神社には変わった狛犬がいます

5/10 9:14

こちらはキツネのように耳が大きいです
口が開いた阿形です

5/10 9:15

こちらは耳の無い(？)方
口を結んだ吽形です

5/10 9:16

足元を見ると小さな白い花が
良く見ると可愛いスミレたちです

5/10 9:17

花弁は1cmもない本当に小さいスミレです
フイリフモトスミレでしょうか？

5/10 9:25

桐生嶽山頂
とりあえず記念撮影
眺望抜群ですが、暴風でとても長居できません

5/10 9:27

山頂から尾瀬、日光方面を望む

5/10 9:28

日光連山

5/10 9:40

今日の目的の一つヒメイワカガミ見っけ！！
思った以上に小さく、危うく見過ごすところでした

5/10 9:41

木漏れ日の中、白い花が輝きます

5/10 9:43

ヤマツツジのトンネルの中、仁田嶽山頂を目指します

5/10 9:44

仁田嶽山頂
こちらは全く眺望がありません
知らずに通り過ぎる人も沢山います

5/10 9:48

近くの第一展望台
赤城、高崎方面が望めます

5/10 9:47

第一展望台の正面には雄大な赤城山が

5/10 9:47

左手には高崎、前橋の街が一望できます

5/10 9:49

ほんの少し山道を下った左の崖にヒメイワカガミの大群生があります
普通に歩いていたら気がつかない場所です
こんなところにこんなに沢山咲いているとは驚きです

5/10 9:50

なんて可憐な花でしょう

5/10 9:50

斜面のいたる所に咲いているので、踏まないように気をつけて撮影します

5/10 9:51

普通のイワカガミに比べかなり小さいです

5/10 9:54

ずっと見ていても飽きません

5/10 9:54

少しうつむき加減に咲く姿が実に奥ゆかしいです

5/10 10:03

椚田峠に向かう尾根道のヤマツツジは今が見頃です

5/10 10:11

椚田峠(裏の肩)
帰り道は左の赤柴方面ですが、カッコソウ移植地は右の植林地の中を3分ほど下ったところにあります

5/10 10:16

やっと会えました！
世界中でここにしか咲かないカッコソウ

5/10 10:19

紫がかったピンクの美しい花です
個体ごとに若干濃淡があります

5/10 10:22

森の中に沢山咲いています
ロープの中には入れないので望遠レンズ付のカメラでないとちょっと撮り辛いです

5/10 10:26

5/10 10:26

5/10 10:27

5/10 10:28

5/10 10:30

5/10 10:48

本日の目的であったカッコソウとヒメイワカガミを堪能し、椚田峠(裏の肩)に戻り下山します
落葉が積もった明るい雑木林の道を下って行きます

5/10 10:50

所々ヤマブキソウが咲いています

5/10 10:56

ラショウモンカズラ
道端に1株だけ見つけました

5/10 11:00

左側が崩れた場所を暫く進みます

5/10 11:01

スミレ

5/10 11:03

5/10 11:05

赤柴登山口
ここまで車で入れるんですね　
知りませんでした

5/10 11:06

5/10 11:09

新緑とフジの花がキレイです

5/10 11:12

キケマン
ちょっと撮影角度が悪いですね
これじゃ花の形がへんてこりんです

5/10 11:12

ウラシマソウの群生
大迫力です
こうしてみると明らかにマムシグサとは違います

5/10 11:13

ちょっと不気味

5/10 11:15

小さなスミレ

5/10 11:15

ムラサキケマン
もう終わりです

5/10 11:16

赤柴の林道分岐
ここを左に曲がり駒形登山口に戻ります

5/10 11:18

所々未舗装路になります

5/10 11:24

それにつけても今日の風は尋常ではありません
木の葉が完全に横を向いています

5/10 11:33

ニリンソウはもう終わり

5/10 11:36

小さなスミレのペア

5/10 11:38

ここのヤマツツジも新緑に映えて美しいです

5/10 11:40

5/10 11:44

5/10 11:50

山道の所々にフジの花弁が落ちています
先週の雲取山はミネザクラの花弁でした
春の山では地面にも楽しみが落ちています

5/10 11:52

スタート地点の駒形登山口に帰ってきました
朝会ったフジの花が出迎えてくれました

5/10 11:53

おっ、足元にはカキドオシの小さな花も

5/10 14:50

帰りに立ち寄った「湯らら」
とても大きくモダンな施設です

撮影機器：

NIKON D7000 NIKON CORPORATION

感想

pocopen46

ヤマレコの山行記録を眺めていて「世界でここにしか咲かないカッコソウが見頃」との文字が目に留まりました。
さらに調べてみると、ヒメイワカガミも見頃とのこと。イワカガミは他の山で見たことがありますが、ヒメイワカガミはありません。
場所は群馬県桐生の鳴神山、聞いたことはありますが行ったことはありません。
埼玉の自宅から関越、北関東道を使えば2時間で行けそうです。
ただ当日(5/10)はカッコソウの観察会があり大勢の方々が訪れるとの情報を得たため、団体さん達が来る前に下山することにし、早朝家を出ることにしました。

鳴神山は低山ではありますが登山道は変化に富み全く飽きません。
植林地あり、広葉樹林あり、岩場あり、そして何より美しい新緑と花々。
当日は信じられないほどの暴風になり山頂付近はたいへんな状態でしたが、お目当てだったカッコソウもヒメイワカガミも十分に楽しむことができました。
個人的にはヒメイワカガミの小ささ、可憐さに感動しました。
想像以上に小さい花でした。カッコソウの影に隠れていますが、ヒメイワカガミも是非見て欲しい花です。咲いている場所が少々分かり辛いですが、斜面一面に咲く姿は一見の価値ありです。

予定通り昼前に登山口に戻り、そのまま桐生市の桐生温泉「湯らら」で汗を流し帰路に着きました。
強風のため車の高速運転にも気を遣いましたが、充実した一日を過ごすことができました。