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Yamareco

記録ID: 645871
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

上高地散策 大正池〜明神まで 初恋の人と片思いの人に会いに

2015年05月20日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
12.5km
登り
54m
下り
37m

コースタイム

日帰り
山行
8:19
休憩
1:36
合計
9:55
7:00
145
9:25
9:31
77
10:48
10:48
30
11:18
12:36
70
15:18
15:30
20
15:50
15:50
58
16:48
16:48
7
16:55
ゴール地点
天候 バッチリ快晴 夕方から少し曇り
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
平湯温泉アカンダナ駐車場:料金600円
しかし、前泊した旅館のご厚意で、車を置かせてもらえたので無料でした

濃飛バスの平湯温泉〜上高地のシャトルバス利用
コース状況/
危険箇所等
≪道の状況≫
大正池〜明神まで危険個所無し
・大正池〜河童橋:ほとんどがよく整備された遊歩道 大正池とその先の沢の区間は岩がゴロゴロしているので、スニーカー程度は必要
・河童橋〜明神:よく歩かれている沢沿いの道
・明神〜明神橋〜岳沢湿原〜河童橋:木道など整備は行き届いているが、一部ぬかるんでいるところや段差があるので、運動に適した靴は必要

≪登山ポスト≫
・明神までの区間では見かけなかった 各登山口には当然あるものと思われる

≪トイレ≫
・大正池、田代橋、河童橋、明神に公衆トイレあり

≪危険動物情報≫
ヤマビル:遭遇せず
ヘビ:遭遇せず。ずいぶん前に訪れた時には田代湿原で見かけた
クマ:棲息はしているらしく、注意喚起の案内板がある
サル:上高地のサルは人馴れしているのが問題らしい。明神でたくさん見かけた。
かわいくても決して餌を与えたりはしないように!
平湯温泉バスターミナルより見る笠ヶ岳
なんともかっこいい山容
2015年05月20日 06:25撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 6:25
平湯温泉バスターミナルより見る笠ヶ岳
なんともかっこいい山容
大正池と焼岳と逆さ焼岳
2015年05月20日 08:01撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 8:01
大正池と焼岳と逆さ焼岳
穂高と逆さ穂高
2015年05月20日 07:57撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 7:57
穂高と逆さ穂高
今日は水面が波立っていてきれいな逆さ穂高にはならず残念
2015年05月20日 08:08撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/20 8:08
今日は水面が波立っていてきれいな逆さ穂高にはならず残念
フキノトウ
2015年05月20日 07:28撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 7:28
フキノトウ
私の登山の始まりはこの焼岳からでした
2015年05月20日 08:34撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 8:34
私の登山の始まりはこの焼岳からでした
西穂独標〜西穂高まで
独標までなら行けるだろうが、その先に行く日は来ないかな…
2015年05月20日 08:35撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 8:35
西穂独標〜西穂高まで
独標までなら行けるだろうが、その先に行く日は来ないかな…
2015年05月20日 08:41撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 8:41
シロバナエンレイソウ
2015年05月20日 08:50撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 8:50
シロバナエンレイソウ
シロバナエンレイソウ
ユリ科
2015年05月20日 08:50撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 8:50
シロバナエンレイソウ
ユリ科
オオバキスミレ
2015年05月20日 09:09撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 9:09
オオバキスミレ
周りの林床はオオバキスミレの大群落
2015年05月20日 09:12撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 9:12
周りの林床はオオバキスミレの大群落
行く先には穂高
2015年05月20日 09:19撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 9:19
行く先には穂高
カラマツの中を行く遊歩道
2015年05月20日 09:22撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 9:22
カラマツの中を行く遊歩道
田代湿原より望む穂高連峰
2015年05月20日 09:24撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 9:24
田代湿原より望む穂高連峰
田代池 背後には霞沢岳
2015年05月20日 09:29撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 9:29
田代池 背後には霞沢岳
2015年05月20日 09:30撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 9:30
田代池のマガモ
2015年05月20日 09:27撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 9:27
田代池のマガモ
新緑の中を田代橋へ
2015年05月20日 10:01撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 10:01
新緑の中を田代橋へ
フッキソウ ツゲ科
葉っぱが常緑なので「富貴」草という
2015年05月20日 10:02撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 10:02
フッキソウ ツゲ科
葉っぱが常緑なので「富貴」草という
ニリンソウ キンポウゲ科
2015年05月20日 10:14撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 10:14
ニリンソウ キンポウゲ科
少し明度を落とすとほんのりピンクの花びら(←実は花弁ではなく萼)が引き立つ
2015年05月20日 10:18撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 10:18
少し明度を落とすとほんのりピンクの花びら(←実は花弁ではなく萼)が引き立つ
文字通りニリンソウ
2015年05月20日 10:21撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 10:21
文字通りニリンソウ
2015年05月20日 10:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 10:39
ネコノメソウは湿気があるところに多い
2015年05月20日 10:41撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 10:41
ネコノメソウは湿気があるところに多い
田代橋より梓川と穂高連峰
2015年05月20日 10:48撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 10:48
田代橋より梓川と穂高連峰
穂高を見ながら進む道
2015年05月20日 10:51撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 10:51
穂高を見ながら進む道
2015年05月20日 10:53撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 10:53
左手に梓川、右手に新緑のカラマツ林
最高に気持ちのいい道
2015年05月20日 10:56撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 10:56
左手に梓川、右手に新緑のカラマツ林
最高に気持ちのいい道
2015年05月20日 11:03撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 11:03
鉄板スポットより河童橋と穂高
2015年05月20日 11:17撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 11:17
鉄板スポットより河童橋と穂高
河童橋より穂高
2015年05月20日 11:21撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 11:21
河童橋より穂高
河童橋より焼岳
2015年05月20日 11:22撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 11:22
河童橋より焼岳
あこがれの奥穂高岳
いつかはあの頂上から上高地を見たいもの
2015年05月20日 11:41撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 11:41
あこがれの奥穂高岳
いつかはあの頂上から上高地を見たいもの
河童橋の下から 梓川と奥穂高岳
上高地で一番好きなスポット
2015年05月20日 12:22撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 12:22
河童橋の下から 梓川と奥穂高岳
上高地で一番好きなスポット
ミヤマキンバイ…ではなくコキンバイかな??
2015年05月20日 13:14撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 13:14
ミヤマキンバイ…ではなくコキンバイかな??
エゾムラサキ
2015年05月20日 13:20撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 13:20
エゾムラサキ
ムラサキ科
絶滅危惧粁燹VU)
2015年05月20日 12:56撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 12:56
ムラサキ科
絶滅危惧粁燹VU)
ワスレナグサに似ているが萼が毛でフサフサしているのが特徴
2015年05月20日 13:27撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 13:27
ワスレナグサに似ているが萼が毛でフサフサしているのが特徴
2015年05月20日 13:29撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 13:29
ヤマハタザオ
2015年05月20日 13:43撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 13:43
ヤマハタザオ
ズダヤクシュ
2015年05月20日 13:46撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 13:46
ズダヤクシュ
ニリンソウ咲く小梨平キャンプ場
2015年05月20日 13:47撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 13:47
ニリンソウ咲く小梨平キャンプ場
きれいなニリンソウの群落
2015年05月20日 13:48撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 13:48
きれいなニリンソウの群落
こんな気持ちいい道が明神まで続く
2015年05月20日 13:54撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 13:54
こんな気持ちいい道が明神まで続く
オオカメノキ
2015年05月20日 13:57撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 13:57
オオカメノキ
ボタンネコノメソウ…ではなく
ヒダボタンというらしい
2015年05月20日 14:00撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 14:00
ボタンネコノメソウ…ではなく
ヒダボタンというらしい
ミヤマハコベ
2015年05月20日 14:01撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 14:01
ミヤマハコベ
コミヤマカタバミ
2015年05月20日 14:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 14:10
コミヤマカタバミ
2015年05月20日 14:17撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 14:17
エンレイソウ
2015年05月20日 14:27撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 14:27
エンレイソウ
2015年05月20日 14:42撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 14:42
ハシリドコロ ナス科
有毒植物
2015年05月20日 14:33撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 14:33
ハシリドコロ ナス科
有毒植物
文字通りニリンソウ
2015年05月20日 14:50撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 14:50
文字通りニリンソウ
ヤマエンゴサク
伊吹山ではもう終わってしまったかな
2015年05月20日 14:53撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 14:53
ヤマエンゴサク
伊吹山ではもう終わってしまったかな
梓川と明神岳
2015年05月20日 15:02撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 15:02
梓川と明神岳
サンカヨウ
2015年05月20日 15:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 15:04
サンカヨウ
明神付近はニリンソウ祭り
2015年05月20日 15:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/20 15:10
明神付近はニリンソウ祭り
萼が先祖返りしたミドリニリンソウ
2015年05月20日 15:14撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 15:14
萼が先祖返りしたミドリニリンソウ
明神に到着
2015年05月20日 15:18撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 15:18
明神に到着
本当は横尾まで行きたかったのだが…
名残惜しいけど、ここにて撤収開始
2015年05月20日 15:34撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 15:34
本当は横尾まで行きたかったのだが…
名残惜しいけど、ここにて撤収開始
ニホンザル
人をほとんど恐れないので、困ったもの
2015年05月20日 15:36撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/20 15:36
ニホンザル
人をほとんど恐れないので、困ったもの
2015年05月20日 15:40撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 15:40
きれいな沼を抱く森
2015年05月20日 15:42撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 15:42
きれいな沼を抱く森
ニリンソウがいっぱい
2015年05月20日 15:46撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 15:46
ニリンソウがいっぱい
2015年05月20日 15:49撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 15:49
明神橋と背後に明神岳
2015年05月20日 15:51撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 15:51
明神橋と背後に明神岳
目指す横尾は遠かった…
2015年05月20日 15:52撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 15:52
目指す横尾は遠かった…
ツバメオモト
2015年05月20日 16:03撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 16:03
ツバメオモト
ツバメオモトをアップで
ユリ科の花
2015年05月20日 15:59撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/20 15:59
ツバメオモトをアップで
ユリ科の花
小さな沼地から明神岳
2015年05月20日 16:07撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 16:07
小さな沼地から明神岳
梓川越しに六百山
2015年05月20日 16:19撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 16:19
梓川越しに六百山
ミヤマキケマン
2015年05月20日 16:20撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 16:20
ミヤマキケマン
エゾムラサキが見送ってくれた
2015年05月20日 16:22撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 16:22
エゾムラサキが見送ってくれた
ラショウモンカズラ
2015年05月20日 16:29撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 16:29
ラショウモンカズラ
森の中の美しいせせらぎ
2015年05月20日 16:33撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/20 16:33
森の中の美しいせせらぎ
すっかり人も少なくなった河童橋
穂高は雲に包まれていた
2015年05月20日 16:49撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/20 16:49
すっかり人も少なくなった河童橋
穂高は雲に包まれていた

感想

上高地・・・その美しい景観に以前から魅了されるところでした
この上高地を上からみたら、どれくらい美しいのだろう…
そう思って焼岳に登ったのが、山屋になるきっかけだった

紅葉の上高地には訪れたことがあるけれど
川沿いの木々の新緑と穂高の残雪の時期にはまだ行ったことがない。
折しも5月は上高地もニリンソウ、エゾムラサキなどの花の季節。
絶景と花を求めて、初恋の人と憧れの片思いの人に会うために、新緑の上高地に出かけてきました。

今日は大正池を出発して、河童橋〜明神〜徳澤を経て、横尾まで行く計画を立て
勤務が終わってから平湯温泉へ向かい前泊。
平湯温泉の旅館は少々くたびれた感はあるものの、温泉入り放題だし、ご厚意で上高地から帰るまで車を置かせて下さったので満足でした。
さて、横尾まで行けるかな・・・?

5時半に起床。窓を開けると空は雲一つない快晴。
平湯のバスターミナルで振り返ると、青空を衝いてそびえる真っ白な笠ヶ岳。
激闘の笠真道を登り切らねばならないが、上部のカールは素晴らしいお花畑の山。
一目ぼれしてしまいましたので、今年の夏のアルプス遠征候補にノミネート決定〜!

始発のバスに乗り、上高地へ。
安房トンネル・釜トンネルを抜けると梓川越しに穂高連峰が目の前に広がり、車内に歓声が起こります。

朝の清々しい空気が満ちる大正池。
大正池ホテル脇の階段を降りると、目の前には新緑と残雪に彩られた焼岳。
そして行く手には残雪の穂高連峰。
とても贅沢な眺めが広がり、しばし立ち尽くして見とれていました。
昨日の雨で梓川の水量が多く、湖面が波立ち気味。
逆さ焼岳は何とか撮れたものの、逆さ穂高連峰は綺麗には映し出されていなかったのが少々残念でしたが。

初めて登山らしいことをしてみたのは、3年前の秋、焼岳に登った時でした。
まだ山歩きの基本も知らなかったあの頃。
登山装備もろくになかったし、序盤からハイペースでぶっとばして調子に乗っていたし…。
絶景を見て感動したり、山で力強く咲く花に感動して高山植物・山野草マニアになったり。
あれからいろんな山に登ったけれど、少しは登山技術は向上させれたかな…。
またいつか初恋の人・焼岳に登ろう。今度は上高地から。
そんなことを考えながら、河童橋を目指して出発しました。

森の中を流れる小川、小さな沼地、新緑の木々。
時折姿を見せるのは、澄みきった青の梓川、いまだ雪深い穂高連峰。
朝の陽が差し込む上高地は素晴らしい美しさでした。

河童橋までの区間ではシロバナエンレイソウ、オオバキスミレ、ニリンソウ、コミヤマカタバミが道端に咲き、目を楽しませてくれました。
しかし、いつもの悪いパターンで花の撮影に夢中になり大幅なタイムロス。
1時間ほどの道のりを歩くのに、4時間を費やしてしまったのでした。

田代湿原は湿原越しに穂高連峰が広がる絶景ポイント。
砂礫で埋まりつつある田代池。
新緑と背後の霞沢岳を映して素晴らしい美しさでした。

田代橋からは進行方向左には残雪の穂高、青く澄み切った梓川。
右手には新緑のカラマツ林。
最高に気持ちのいい道を河童橋へと歩きます。
いったい何枚写真を撮っただろうか。

大幅にタイムロスして河童橋に到着。平日なのにすごい人、人、人…!
みなさん河童橋の上から定番の写真を撮って見えるのですが…
自分は河童橋下から見る梓川の流れと奥穂高が好きなのでした。

目の前に圧倒的なスケールでそびえる奥穂高岳。
いつかはあの山頂を極めて、てっぺんから上高地を見てみたい。
ここから見ていると簡単に登れそうに見えるけれど…
涸沢までは行けるとしても、ザイテングラートが、そして穂高岳山荘からの30メートルの岸壁登りが…。
岳沢から行くとしても落ちたら命に係わるハシゴ場や鎖場の連続…。
高所恐怖症の自分に登れるだろうか…。

でも!
いつかきっとあの頂に僕は行く!!
今はまだ片思いの憧れの人だけど。

恋愛は登頂を断念して途中撤退に終わっても、
せめて憧れの山には登頂したいなと思うロンリークライマーのBlueTrainでした。


時間的に横尾までは行けないけれど、最終バスまでに戻れる範囲で行けるところまで…ということで前進再開。

小梨平手前で今日会いたかった花に会えました。
ムラサキ科の花、エゾムラサキ。
ワスレナグサによく似ているけれどちょっと違う、氷河時代の生き残り(?)です。
小さくて可憐な花はジャスピンで撮るのが難しいこと難しいこと。
しかも、明神にはもっときれいな株があったので、ここで時間をロスする必要はなかった…。
でも、苦労した甲斐があって、まずまず満足できる写真を残せました。

小梨平から明神までは大正池〜河童橋とは少し森の様相が変わりますが、それでも美しい森の中の道が続きます。
道端にはニリンソウ、エゾムラサキ、サンカヨウ、エンレイソウ、コミヤマカタバミ、ヒダボタンが咲き、花に会いたければ河童橋から先がお勧めですね。
それだけに、序盤のタイムロスが悔やまれる〜(/_;)

東京から花の撮影にみえたご一行ともお話しして、いろいろ教えて頂きました。
明神が近づくにつれて森はニリンソウで埋め尽くされる、まさにニリンソウ祭り。
明神手前で萼が先祖返りして緑色のミドリニリンソウを見ることができました。
徳沢の方はもっとニリンソウが咲き乱れるのだとか。
来年こそ、必ず。そして、いつかは横尾へ、涸沢へ、そして奥穂高へ!
…と夢は膨らみますが、最終バスの時刻が迫っていたので、残念ながら明神で撤収となりました。

帰りは梓川対岸の遊歩道を通り河童橋へ。
夕暮れ時、人影もめっきり少なくなった上高地を歩くのも、少し寂しいですが楽しいものでした。
こちら側は花は少な目。それでも、ツバメオモト、ミヤマキケマン、ラショウモンカズラなどが時折目を楽しませてくれました。

午前中は快晴だった空も、河童橋に戻るころには雲が出てきて、憧れの奥穂高は雲の中でした。
名残惜しいですが、本日はこれにて撤収。
最終バスになんとか間に合い、上高地を後にしました。

新緑と残雪で美しく彩られた初恋の人と憧れの片思いの人(人→山のことですよ。念のため…)に会い
ニリンソウ、エゾムラサキ、サンカヨウ、エンレイソウ、ツバメオモトなど可憐な花にも会えて
思い出に残る上高地散策でした。
山には登りませんでしたけどね…。

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