夏の気配の燧ヶ岳(御池からピストン)

2015年06月11日(木) [日帰り]

• GPS: 06:36
• 距離: 8.9km
• 登り: 1,006m
• 下り: 1,014m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:01
• 休憩: 0:35
• 合計: 6:36

距離 8.9km 登り 1,015m 下り 1,014m

6:30 御池登山口
7:29 7:30 広沢田代
7:59 8:00 御池登山口 ５合目
8:19 熊沢田代
9:36 9:37 俎�
9:58 10:26 燧ヶ岳
10:45 10:46 俎�
11:36 11:37 熊沢田代
11:53 11:54 御池登山口 ５合目
12:15 広沢田代
12:59 13:00 御池田代
13:05 御池登山口
13:06 ゴール地点

写真撮るの忘れましたが、芝安�瑤両紊任�湯沸かしてお茶飲みながら雲が晴れるのを待ってました(結局晴れなかったのですが)

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

御池駐車場(現時点で)利用

コース状況／危険箇所等

6月も半ばですが残雪多し。登りは何とかなりますが、下りは最低でもチェーンスパイクなどの軽アイゼンがないと過酷かも…。ぬかるみも多く、登山道も川と化しているので、足元の装備はしっかりと。

その他周辺情報

沼山峠までの県道がシャトルバスも含め車両通行止めで、1.5kmほど歩行を強制されるため(おそらくこれが要因で御池駐車場が無料措置なのかと)、福島口からの尾瀬コースプランニングは慎重に。また国道352号線も新潟側からはまだ尾瀬まで来れない、一部登山道も進入禁止の箇所があるなど、尾瀬の交通は予想外のトラップが多いので、事前に十分に情報収集が必要かも・・・

写真

今日も御池駐車場は無料。沼山峠の通行止めが関係しているのかな？

御池駐車場。平日の朝6時とはいえ、車が少ない気が・・・話は変わりますが、に御池のトイレは便座ヒーター＆ウォシュレット付き！さすが！

登山口は駐車場の一番奥にあります。しかし登山ポストが見当たらない。トイレ周辺にも無かったような。結局登山届出せず。そろそろ登山届もオンラインにすべきかなぁ・・・

広い木道を進むとすぐに尾瀬ヶ原に向かう燧裏林道との分岐。このルートで尾瀬ヶ原行く人っているのかな・・・

しばらくは単調な木道歩き

道端の所々にミズバショウあり。でもちょっとシーズン終わったのか、萎れてる感じ・・・

木道が終わると、いきなりの残雪に加え・・・

岩だらけの結構な急坂！うーん、この尾瀬にあるまじき軽装ハイキングファミリーを寄せ付けない硬派な感じがたまりません。

握りこぶしほどの小さいミズバショウがそこかしこから顔を出してます。かわいい・・・

一時間弱で広沢田代に到着。開けてる場所なのにまだ燧ケ岳本体見えず・・・

モウセンゴケの若株？　ブユとか捕まえるのかしらん？

ミズバショウの人口(?)密度はこんな感じで

広沢田代を過ぎると4合目。・・・1合目から3合目までは見ませんでしたが。この後も8合目と9合目の看板しか目撃しませんでしたが。(ただ帰りに3合目だけは発見)

この辺りの登山道は、残雪と岩と木道でできています

広沢田代から見えていたピークの上から広沢田代を見下ろす。遠くに御池ロッジ。そして背景には雄大な会津駒ヶ岳。

熊沢田代まできてようやく燧ケ岳本体とご対面。この距離で見えるくらい結構雪渓が残ってるの気になる・・・

ここでミズバショウ以外の目立つ花を初めて発見。珍車(チングルマ)、という名前らしいですが・・・変な名前・・・

熊沢田代全景。ちなみに熊沢田代の中央には道中唯一のベンチがあります。

熊沢田代からはさらに残雪が増えてきます

夏道が埋まり始め、ピンクテープを頼りに進みます

ついには下から見えていた大規模な雪渓を延々と登ることに。ここ、登りはノーアイゼンで何とかなりますが、下りはノーアイゼンだとかなり苦労すると思います。

夏道でも道間違えやすいのか・・・

複数ある雪渓のいくつかをトラバース

トラバースしながら雪渓を見下ろす。滑落したら大変というか、ソリで滑ったら楽しそうというか

山頂直下でもまた雪渓の直登・・・

なんとか雪渓をクリアし、露出した夏道の階段を上り・・・

ハイマツや笹のトンネルをくぐると・・・

俎��(まないたぐら：予想外に普通に変換できた！)着いた！　でもガスって来て尾瀬方面の展望ほとんどなし・・・

お隣の芝安�瑤�大迫力過ぎる

「←ヌマ」「←ハラ」「←ミイケ」とか、ここのペインティングやたら豪快・・・(意味はわかるけど)

さて、芝安�瑤妨�かいます。他の方のレコと比べると、上の雪渓小さくなったかな？

問題の雪渓ですが、直登しようとするとほぼピッケル必須ですが、他の肩のレコにもあるように、脇の雪の薄い部分でハイマツを掴んでよじ登ればなんとかノーピッケルで登れます

というわけで、芝安��(燧ケ岳最高地点)着いたー！！

雲の合間から僅かに「ハラ」が見えますが、至仏山は雲の中・・・

「ヌマ」もちょこっと顔を出す・・・

芝安�瑤�ら見た「マナイタ」

平が岳とか魚沼駒とかも大部分はガスの中

芝安�瑤�ら下ってる途中、一瞬、尾瀬ヶ原の先に至仏山の一部が見えました

その時のパノラマ。ガスってるものの、何気に百名山がズラリ

俎�瑤北瓩辰討�ました。さっきは見逃してた三角点発見♪

下山開始。山頂直下の最初の雪渓でノーアイゼンでコケまくったので、チェーンスパイク装備。軽アイゼンですが、あると無いのとでは大違いでした

帰り道に見つけた青い花。名前はわかりませんが、グラデーションがすごく上品で綺麗ですね〜

イワカガミ。落ち着いて見てみると、このルートにも結構いろんな花が咲いていました

下っているうちに少し天気が回復。行きではただの黒い池だった池塘にも、青空が映って綺麗・・・

気温が上がってきたせいか、下の方の登山道は雪解け水で豪快な渓流に。雪渓の踏み抜きもありますし、ゴアテックスのスパッツ装備した方がいいかもしれません

下山時も御池駐車場はあまり車増えておらず・・・(バスは増えてましたが)　やはり沼山峠への道が使えない影響は大きい？

御池ロッジの浴場も利用したのですが、貸し切り状態でした。

遅めの昼ご飯は途中の道の駅で蕎麦でもと思ったのですが、混んでたり品切れだったりでありつけず、結局東北道に乗ってから大谷PAでモツ煮定食…でもなぜか納豆とアジフライまでついてくる予想外のボリュームに大満足♪

感想

seki_zu

最初は尾瀬沼まで抜けて沼山峠経由で帰ってくる予定だったのですが、沼山峠〜御池のシャトルバス不通(一部徒歩)の情報を聞いてピストンに変更。

ハイキングのメッカ、尾瀬にある山ですが、「ハイキングコース」というよりは完全に「登山コース」の山ですね。山なので当たり前ですが。難儀な残雪を差し引いても急坂が多く、尾瀬に遊びに来たついでにちょこっと登る、といったカジュアルな雰囲気の山ではありませんでした。

薄曇りで日焼けの心配は少なかったのですが、頂上の展望が残念な結果になったのが心残りです。

御池ロッジのお風呂(500円)はさほど広くはなく、展望風呂を唄っているもののガラスが曇っていて外は見えず、サウナも平日昼間だからか使用停止状態でしたが、設備は綺麗でシャンプー類も設置されており、貸し切り状態だったこともありゆっくりと浸かれました。

しっかし尾瀬・福島口は自力で行くと遠い！というか山奥すぎです！群馬口とえらい違い。山の中の国道を走っても走ってもたどり着かない！

食材調達などのコンビニは道の駅たじまのちょっと北にあるデイリーヤマザキが24時間営業。その先はデイリーヤマザキを中心にコンビニはありますが夜閉まっていました。御池の売店も当然早朝・夜は閉まっています(トイレは使用可能)