剣岳ー1峰平蔵谷中谷ルート 6峰 cフェース
- GPS
- 128:00
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,409m
- 下り
- 3,322m
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
---|---|
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
感想
女性メンバーから長い休みが取れたので、
「学生だから暇でしょ?剣につきあって欲しい」
と言われ、張り切って行った。剣。
丸山や奥鐘も登っている当時の尖鋭女性クライマーだった。
中ほどまで登り傾斜が緩み
彼女がすたすたと進む、中間部、くの字の後の人口パート
彼女の悲鳴の後強くロープが引かれた
(ピンが抜けて彼女が墜落したようだ)
下のビレーテラスからは見えない。
屈曲している為、ロープを緩めにしていた。
止めたショックが有りすぐ軽くなった。
グランドしてしまったようだった。
返事が返ってこない。
呼び続ける。
「大丈夫かー セルフを取れ」
その後、「ごめん、落ちたー」
と返事が在り少し安心。
ロープ固定してもらい、彼女のところまで上がると
痛そうに横になっている。
聞くとかなり上8m位から落ちている。
足で着地し尻もちをついたらしい。
これは救助が必要かなと思いながら、
体が動くか、首や頭打って無いかチェックすると
OKの様だ。
悪運の強い人だ。
冬の丸山の下降路で落ち、下まで行っても死ななかった。
しかし良く落ちる人とも言えるかもしれない。
しばらくすると、気分が落ち着いたのか
自分が登るという。
「ここを人に任すと後で後悔するから」
一緒に登るのは初めてではないし、
彼女の強さも知っているので任せた。
ピトンチェックもして効いていたようだったので
アブミを思い切り巻き込んで尻に付けた途端にピトンが抜けた。
とのことだった。
ホントにちょっとのことで大きな事故につながり、
命に関わる事態になるな とこのとき感じた。
彼女からコールが返って来なかった時
やってしまった と思った。簡単な岩登りなので油断し
動きやすいようにロープを緩くしていた。
取りつきにいた他のパーティーに事故の発生を知らせようと
思っていたときに 返事が在りホントにホッとした。
後はハイキングのように頂上まで登り、
八峰の6フェースを登って
蔵の助でキャンプ。
夜騒がしいので彼女が
「何々?」と見に行く。
帰ってきて、「○○君、私さ、凄いもの見ちゃったよ。」
「大学山岳部の人が合宿の打ち上げとかで
小屋の屋根に登ってパンツ脱いで燃やしてたの。」
そんで、見たの?
「ウン、わたし、見ちゃった!」
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