太郎坊宮〜箕作山〜岩戸山〜小脇山 蒲生野で野守は見ずや君が袖振る
- GPS
- 03:59
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 438m
- 下り
- 425m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●市部駅から太郎坊宮前駅までの移動は、近江鉄道を利用(1時間に2本) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●案内表示も随所にあり、よく整備されています。分岐だけではなく、ルート上に、要所までの距離表示もあります。 |
その他周辺情報 | ●十三仏登山口駐車場、太郎坊宮、船岡山(万葉の森)にトイレがあります。十三仏のトイレは現在使用できません ●自動販売機と売店が太郎坊宮にはあります。珈琲も飲むことができます ●船岡山は万葉の森として整備されています ●「万葉の郷 ぬかづか」では、米粉のパンを販売しています。8時から営業しています。農事組合法人の経営です |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
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感想
レコでも時々目にする太郎坊宮。
滋賀県の山(分県登山ガイド)にも掲載されており、
興味を引かれていました。
太郎坊宮も良かったのですが、
太郎坊山などからの展望がとても良く、
気軽に登れる山ではありましたが、
とても満足のいくものでした。
さらに、万葉集において
「天皇の、蒲生野に遊猟したまひし時に、額田王の作れる歌」
とされている
「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」
の舞台である蒲生野を訪れることができ、
感慨深いものがありました。
はし鷹の 野守の鏡 得てしがな 思ひ思はず よそながら見む
(新古今和歌集 巻第十五)
能の「野守(のもり)」によると、鬼が持つ野守の鏡であれば、天上
天下すべてを映すとか。しからば聖徳太子の十三仏も映したであろ
うか。
車を駐めたのが十三仏の登山口。いきなり説明の看板があった。
聖徳太子が瓦屋寺を建てたとき、岩戸山に金色に輝く岩を見つけた
が、道具がなかったので、自分の爪で岩に十三体の仏を彫ったのだ
という。また、この十三仏は安土で唯一の磨崖仏だとも。
万葉の森(船岡山)から太郎坊宮を回ってこの岩戸山に戻ってくる予
定。十三仏が楽しみだ。
太郎坊宮までは、石段が長く続くが行場といった感じではない。麓
から見えていた朱色の参集殿へもすぐに辿り着いた。役行者の像は
あるが、なんだか小綺麗。夫婦岩の隙間は少々狭いけれども、我が
家の狭い廊下と変わらない。うろうろしていると、干支の珠や七福
神などで賑わっているのが楽しい。
ときおり市街地や田んぼの光景を見下ろしつつ、岩戸山までやって
来た。いろいろな石仏。紅白の布がかかっているのもある。小さな
お地蔵さんが、みな二人一組になって並んでいたり散らばっていた
り。
さてと、十三仏。こちらは岩の奥にそれがあるらしいというだけで、
直接見ることはできなかった。年に一度のご開帳の日しか公開され
ないらしい。長い下り、さまざまな石仏に見送られながら石段を下
る岩戸山。
はし鷹の 野守の鏡 得てしがな……
コメント
この記録に関連する登山ルート
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十三仏にはポールと箱尺持って仕事で登ったのは4年程前かな?(山行記録を見たら2019年12月でした)
あいにくの雨で眺望は全く無かったのですが、こんなに良い景色だったのですね。
良い眺めをありがとうございます。
十三仏は、我々は背面から通りがかった格好でしたが、
登山口からずっと上って行けば、時間を遡るような
アングルでたどり着けるのですね。
なるほど、吸い込まれそうな大岩です。
geo_surveyorさんの、当時の厳選された写真記録を拝見し、
こちらこそ聖徳太子の足取りを追体験できた気分です。
恐れ入りました!
事前情報で、眺めがよいだろうと思われましたが,予想以上でした。
われわれの場合は、天気が悪そうなときには眺めの良いところには行かないのもありますが。
私は専攻が数学で、簡単な測量の実習もしました。
ポールを持って、2点間の高低差や距離を測るような簡単なものだけですが。
そういうこともあって、geo_surveyorさんのレコには興味をひかれます。
これからも楽しみにしています。
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