記録ID: 6824915
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アルパインクライミング
東北
本名御神楽岳。霧来沢三本スラブ
2024年05月19日(日) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 10:03
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 913m
- 下り
- 920m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 10:03
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 アプローチ 御神楽岳登山口より登山道を歩き小沢を下って霧来沢に降りる。v字スラブに登る沢との二俣まで特に何もない沢を登る、ここまで雪渓無し。左俣に進むと直ぐに雪渓が出てくる、右岸側から雪渓に取り付くが先端が1m程崩れる、慎重に雪渓に上がり少し登ると雪渓が切れ右岸から灌木を利用して沢床に一旦降りる、両岸が狭まった奥に左岸に巨倒木が立て架かる5m程の滝が完全に露出している、倒木の上に上がるとグズグズの岩に刺さったハーケンが有ったが全く役に立っていないので回収する、倒木から流水の中にあるフットホールドに一歩移り滝の中に有るしっかりしたホールドを利用して落ち口に抜ける、雪解け水が非常に冷たい。直ぐに雪渓が有り右岸から上がるが先端がちょっと崩れる、この雪渓は安定しておりずっと続いている。三本スラブ側に雪渓が分かれ最初の滝下まで続く、先端から左岸に乗り移るがスノーブリッジになっており怖い。 三本スラブ 雪渓から滝下に移った地点を取り付き点とし左岸のルンゼから滝を越えるとリングボルトが一本ありその上にスラブが広がっている、頭上のインゼルは右のスラブを快適に登りインゼルの頭に上がる、その上は二本の稜で分かれるこのルートの名の由来になっている3本のスラブになる。広く快適そうな右のスラブに進む、スラブを途中まで登り左にトラバース三本スラブ、赤いスラブ中間稜に寄り道する、稜から赤いスラブ核心部を見学し元に戻ってスラブの続きを登る。ここまでどこでも歩けそうなスラブであったが少し傾斜が増して来る、中央を行くのは難しそうなので左岸の中間稜の側壁とスラブのコンタクトラインに生える細い灌木を利用しながら登る、やがて傾斜は落ちホールド豊富になってくるがやや脆く浮石が多くなるので後続がいる場合は要注意、数メートルの藪漕ぎで稜線に上がり登攀終了、灌木に囲まれ展望はあまり良く無い。 下降 終了点から登山道の有る尾根まで稜線上にかすかに有る踏み跡を辿るが反発性の有る灌木が被さり苦しい、登山道に出て少し登ると避難小屋が有る、後は良く整備された登山道を登山口まで下る。避難小屋は現在修理中で使用は控えてほしいとの掲示が有った。 今回はアプローチに有る三つの滝を雪渓を利用してスルーしよう考えたが雪渓が途中で切れ二つ目は登攀することになった、雪渓次第のアプローチなのでその年や時期によって変わって来る。 天候は暑い予想だったが曇りで直射日光は無く時々風が吹き酷い暑さでは無かった。 |
写真
撮影機器:
感想
本名御神楽岳。霧来沢三本スラブを登る。
三本スラブ取り付きまでにある三つ滝を雪渓でパスしようと思ったがそううまくはいかず二番目の滝は登るはめになる、やはり今年は雪が少なかったようだ。それにしても今回登ったルートはv字第四スラブと比べても遜色のない楽しいルートだった。
赤いスラブを覗いてみた、何とか弱点は無い物かと思ったが圧倒的な迫力に息を飲む、大体これはスラブではなく岩壁だ、誰か腕に覚えのある方に登ってほしい。
それにしても御神楽は春夏共に良い山だ、随分昔に年末年始にかけて蝉ヶ平から御神楽岳本峰に登った事が有るがあの頃は若かった。
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