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Yamareco

記録ID: 6824915
全員に公開
アルパインクライミング
東北

本名御神楽岳。霧来沢三本スラブ

2024年05月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:03
距離
9.8km
登り
913m
下り
920m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:46
休憩
1:17
合計
10:03
6:16
6:19
51
7:10
7:10
50
霧来沢入渓地点
8:00
8:00
35
635m二俣
8:35
8:35
10
720m三本スラブ取り付き点
8:45
9:02
73
750m休憩地点
10:15
10:19
70
1050m三本スラブ、赤いスラブ中間稜
11:29
11:51
75
1121m三本スラブ終了点
13:06
13:36
76
14:52
14:53
48
15:41
15:41
23
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車地点 御神楽岳登山口
コース状況/
危険箇所等
コース状況 アプローチ 御神楽岳登山口より登山道を歩き小沢を下って霧来沢に降りる。v字スラブに登る沢との二俣まで特に何もない沢を登る、ここまで雪渓無し。左俣に進むと直ぐに雪渓が出てくる、右岸側から雪渓に取り付くが先端が1m程崩れる、慎重に雪渓に上がり少し登ると雪渓が切れ右岸から灌木を利用して沢床に一旦降りる、両岸が狭まった奥に左岸に巨倒木が立て架かる5m程の滝が完全に露出している、倒木の上に上がるとグズグズの岩に刺さったハーケンが有ったが全く役に立っていないので回収する、倒木から流水の中にあるフットホールドに一歩移り滝の中に有るしっかりしたホールドを利用して落ち口に抜ける、雪解け水が非常に冷たい。直ぐに雪渓が有り右岸から上がるが先端がちょっと崩れる、この雪渓は安定しておりずっと続いている。三本スラブ側に雪渓が分かれ最初の滝下まで続く、先端から左岸に乗り移るがスノーブリッジになっており怖い。
 三本スラブ 雪渓から滝下に移った地点を取り付き点とし左岸のルンゼから滝を越えるとリングボルトが一本ありその上にスラブが広がっている、頭上のインゼルは右のスラブを快適に登りインゼルの頭に上がる、その上は二本の稜で分かれるこのルートの名の由来になっている3本のスラブになる。広く快適そうな右のスラブに進む、スラブを途中まで登り左にトラバース三本スラブ、赤いスラブ中間稜に寄り道する、稜から赤いスラブ核心部を見学し元に戻ってスラブの続きを登る。ここまでどこでも歩けそうなスラブであったが少し傾斜が増して来る、中央を行くのは難しそうなので左岸の中間稜の側壁とスラブのコンタクトラインに生える細い灌木を利用しながら登る、やがて傾斜は落ちホールド豊富になってくるがやや脆く浮石が多くなるので後続がいる場合は要注意、数メートルの藪漕ぎで稜線に上がり登攀終了、灌木に囲まれ展望はあまり良く無い。
 下降 終了点から登山道の有る尾根まで稜線上にかすかに有る踏み跡を辿るが反発性の有る灌木が被さり苦しい、登山道に出て少し登ると避難小屋が有る、後は良く整備された登山道を登山口まで下る。避難小屋は現在修理中で使用は控えてほしいとの掲示が有った。
 今回はアプローチに有る三つの滝を雪渓を利用してスルーしよう考えたが雪渓が途中で切れ二つ目は登攀することになった、雪渓次第のアプローチなのでその年や時期によって変わって来る。
 天候は暑い予想だったが曇りで直射日光は無く時々風が吹き酷い暑さでは無かった。
登山口を出発
2024年05月19日 06:00撮影 by  Pixel 7a, Google
5/19 6:00
登山口を出発
森を歩く
2024年05月19日 06:57撮影 by  Pixel 7a, Google
1
5/19 6:57
森を歩く
霧来沢に降りる
2024年05月19日 07:10撮影 by  Pixel 7a, Google
2
5/19 7:10
霧来沢に降りる
雪塊があった
2024年05月19日 07:44撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 7:44
雪塊があった
霧来沢スラブ群が見えて来た
2024年05月19日 07:49撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 7:49
霧来沢スラブ群が見えて来た
赤いスラブと稜を挟んで左に三本スラブ
2024年05月19日 07:50撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 7:50
赤いスラブと稜を挟んで左に三本スラブ
635m二俣は左に進む
2024年05月19日 08:00撮影 by  Pixel 7a, Google
5/19 8:00
635m二俣は左に進む
雪渓が出て来た、右岸から取り付くが先端が崩れた
2024年05月19日 08:01撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 8:01
雪渓が出て来た、右岸から取り付くが先端が崩れた
雪渓が切れ沢床に降りるとゴルジュの奥に滝が現れた
2024年05月19日 08:09撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 8:09
雪渓が切れ沢床に降りるとゴルジュの奥に滝が現れた
倒木の先端に上がり滝身に移る一歩が怖かった、水は冷たい
2024年05月19日 08:10撮影 by  Pixel 7a, Google
2
5/19 8:10
倒木の先端に上がり滝身に移る一歩が怖かった、水は冷たい
滝上は安定した雪渓が続く
2024年05月19日 08:29撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 8:29
滝上は安定した雪渓が続く
三本スラブに伸びる雪渓に進む
2024年05月19日 08:29撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 8:29
三本スラブに伸びる雪渓に進む
雪渓から左岸の三本スラブ取り付の滝下に移る
2024年05月19日 08:32撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 8:32
雪渓から左岸の三本スラブ取り付の滝下に移る
取り付きから振り向くとスノーブリッジになってた
2024年05月19日 08:35撮影 by  Pixel 7a, Google
5/19 8:35
取り付きから振り向くとスノーブリッジになってた
右のルンセから滝に取り付く
2024年05月19日 08:35撮影 by  Pixel 7a, Google
5/19 8:35
右のルンセから滝に取り付く
滝の上にはスラブが広がっている
2024年05月19日 08:45撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 8:45
滝の上にはスラブが広がっている
スラブ上部、岩塔に見えるのは赤いスラブとの中間稜
2024年05月19日 08:45撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 8:45
スラブ上部、岩塔に見えるのは赤いスラブとの中間稜
ヒメサユリは蕾
2024年05月19日 09:16撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 9:16
ヒメサユリは蕾
インゼル右の快適なスラブ
2024年05月19日 09:23撮影 by  Pixel 7a, Google
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インゼル右の快適なスラブ
スラブを振り返る
2024年05月19日 09:34撮影 by  Pixel 7a, Google
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スラブを振り返る
インゼルの頭から左のスラブを見下ろす
2024年05月19日 09:44撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 9:44
インゼルの頭から左のスラブを見下ろす
頭上の三本スラブ
2024年05月19日 09:44撮影 by  Pixel 7a, Google
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頭上の三本スラブ
右のスラブを目指す
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右のスラブを目指す
スラブを登り始める
2024年05月19日 09:54撮影 by  Pixel 7a, Google
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スラブを登り始める
右に見てたスラブに入る
2024年05月19日 10:04撮影 by  Pixel 7a, Google
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右に見てたスラブに入る
右の赤いスラブとの中間稜に寄り道
2024年05月19日 10:07撮影 by  Pixel 7a, Google
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右の赤いスラブとの中間稜に寄り道
中間稜より赤いスラブ上部、これはスラブとは呼べない
2024年05月19日 10:15撮影 by  Pixel 7a, Google
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中間稜より赤いスラブ上部、これはスラブとは呼べない
赤いスラブ中間部
2024年05月19日 10:16撮影 by  Pixel 7a, Google
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赤いスラブ中間部
赤いスラブ下部
2024年05月19日 10:16撮影 by  Pixel 7a, Google
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赤いスラブ下部
中間稜
2024年05月19日 10:19撮影 by  Pixel 7a, Google
5/19 10:19
中間稜
三本スラブに戻る、傾斜が増して来る
2024年05月19日 10:28撮影 by  Pixel 7a, Google
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三本スラブに戻る、傾斜が増して来る
右の側壁とのコンタクトラインを登る
2024年05月19日 10:44撮影 by  Pixel 7a, Google
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右の側壁とのコンタクトラインを登る
スラブを振り返る
2024年05月19日 10:47撮影 by  Pixel 7a, Google
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スラブを振り返る
傾斜が落ちて来た
2024年05月19日 11:00撮影 by  Pixel 7a, Google
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傾斜が落ちて来た
花が咲いていた
2024年05月19日 11:01撮影 by  Pixel 7a, Google
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花が咲いていた
下部のインゼルが良く分かる
2024年05月19日 11:03撮影 by  Pixel 7a, Google
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下部のインゼルが良く分かる
終了点直下。やや脆く、浮石多数
2024年05月19日 11:24撮影 by  Pixel 7a, Google
5/19 11:24
終了点直下。やや脆く、浮石多数
稜線に上がり登攀終了
2024年05月19日 11:29撮影 by  Pixel 7a, Google
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稜線に上がり登攀終了
反対側に御神楽岳本峰が見えた
2024年05月19日 11:30撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 11:30
反対側に御神楽岳本峰が見えた
日尊の倉山方面
2024年05月19日 11:51撮影 by  Pixel 7a, Google
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5/19 11:51
日尊の倉山方面
登山道の有る尾根に向かって稜線を進む
2024年05月19日 11:58撮影 by  Pixel 7a, Google
5/19 11:58
登山道の有る尾根に向かって稜線を進む
避難小屋到着、修理中
2024年05月19日 13:07撮影 by  Pixel 7a, Google
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避難小屋到着、修理中
中で一休み
2024年05月19日 13:34撮影 by  Pixel 7a, Google
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中で一休み
霧来沢スラブ群
2024年05月19日 14:26撮影 by  Pixel 7a, Google
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霧来沢スラブ群
右が赤いスラブ、左に三本スラブ
2024年05月19日 14:26撮影 by  Pixel 7a, Google
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右が赤いスラブ、左に三本スラブ
お花の道を歩いて登山口に戻る、良い山だった
2024年05月19日 15:32撮影 by  Pixel 7a, Google
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お花の道を歩いて登山口に戻る、良い山だった

感想

 本名御神楽岳。霧来沢三本スラブを登る。
 三本スラブ取り付きまでにある三つ滝を雪渓でパスしようと思ったがそううまくはいかず二番目の滝は登るはめになる、やはり今年は雪が少なかったようだ。それにしても今回登ったルートはv字第四スラブと比べても遜色のない楽しいルートだった。
 赤いスラブを覗いてみた、何とか弱点は無い物かと思ったが圧倒的な迫力に息を飲む、大体これはスラブではなく岩壁だ、誰か腕に覚えのある方に登ってほしい。
 それにしても御神楽は春夏共に良い山だ、随分昔に年末年始にかけて蝉ヶ平から御神楽岳本峰に登った事が有るがあの頃は若かった。

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