日本コバ 〜苔行 蛭行 九十九行
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- GPS
- 05:20
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 979m
- 下り
- 979m
コースタイム
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●全体的によく整備されています。分岐などの要所には案内表示があり、至る所に進む方向を示すものがあります。 ●「119レスキューポイント」の他に、如来堂登山口と日本コバ山頂の間と、政所川西登山口と藤川谷道の合流地点まで、200mごとに「200mPOST」が設置されています。ただし、「200mPOST」はどのぐらい進んできているかの目安にはなりますが、通行のしやすさと時間は区間によって異なるので、注意が必要です。 ●日本コバ山頂からの周回ルートにも、案内表示と距離表示があります。基本的には尾根道を進むので、周回しても1時間ぐらいしか掛かりません。 ●コース全体的に湿っぽいところが多く、ヤマビルに対する対策が必要です。山頂で会った方々も、ヤマビルの被害に遭ったようですし、私の靴にもヤマビルがくっついていました。 ●藤川谷で3回目の徒渉を行った後、岩場の急登がありますが、ロープが設置されていました。ただし、「体重をかけすぎないよう」という注意書きがありました。政所川西登山口に下りる直前が急傾斜です。小刻みなつづら折れとなっています。 |
その他周辺情報 | 道の駅 奥永源寺渓流の里には、トイレや自動販売機や売店があります。飲食店も2軒ありますが、営業開始は11時からです |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|
感想
普段の山行は地元京都中心で、時々比良山系や六甲山系というスタイルでしたが、ついに鈴鹿山系に手を出しました。今後は、鈴鹿10座とか、どうしようかと思案中です。
日本コバにしたのは、京都新聞の何かの記事で取り上げられていて、興味を持ったからです。昨年の秋に行く予定でしたが、他の山々を優先して今となってしまいました。
日本コバは、最初は新緑が目に優しく、整備された沢沿いも気持ちよく歩けました。しかし、飽きやすい私は、しばらくして同じような景色ばっかりで、行のような気分となりました。相棒には、全然違う景色だといわれましたが、あまり同意できませんでした。
山頂までは、心配したヤマビルの襲撃はなかったものの、下山時に今年初のヤマビルが靴にくっついていました。嫌な季節になってきたなと思いました。京都の北山もヤマビルが多いですし、次はどこに行くのか迷うところです。
はじめに苔っぽい階段があった。
岩登り、渡渉、花、湿地等々、山行のおもしろ要素をいくつも盛り
込んだ行程。なかでも苔に覆われた岩が点在あるいは整列している
光景は、相当に見応えがあった。
一見無機質な岩でも苔を纏えば有機質。見る方向によって、はたま
た時間帯によって、さまざま表情を見せてくれる。語りかけてくる
こともある。
渡渉を繰り返しながら川の水もまた、急ぐものあり、岩や小さな生
き物と戯れているものあり、それぞれの成り行きに身を任せている。
湿って滑りやすい木の橋を渡るのは、思い切って水の中を行くより
も一つの「行(ぎょう)」だと言えよう。
途中、「豹の穴」に立ち寄った。辺りに「六つの穴」もある。なぜ
豹なのかわからないが、中は水っぽく豹が棲む環境とは言いがたい。
暗い穴だが黒豹がいるわけでもない。まさか「ヒルの穴」が訛った
とかではないだろうな。
しばらく行くと岩登りがあり、上った先に「岩屋」がある。駐車場
の案内図には「奇人の窟(いわや)」と書かれていた。これもまた、
中に奇人がいるわけでなし、マジシャンすらいない。訪れた人が中
に入って奇人の役をするとよいのかな。
この穴は相当広く、岩自体が大きく、近くに山芍薬が群生し、眺望
も良くて岩の周りで遊びたくなる。
日本コバ山頂からは周回ルート。渡渉や岩の往路とは打って変わっ
て尾根の広い道である。行き交う人は少なく落ち葉が溜まっており、
ときどき濡れ落ち葉の箇所も。
そういうところで、同行者sayup18はヒルに魅入られたようだ。ヒ
ルは、容貌や性別よりも血の鮮度で人を選ぶらしい。
歩いても歩いても標高があまり減らず何処まで行くのかと案じたが、
政所と箕川の交差点を過ぎた辺りからいきなり下り始めた。1時間
足らずのうちに標高は約500mを下る。道はつづら折りをこまめに
あしらってもいたが、あとから足腰に来るパターン。勢いを如何に
制して下りきるか。心身の忍耐が問われる「行」であった。
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