【知恥作戦】夏のアルプスよりも箱根駒ヶ岳防ヶ沢ルート再開通祝福を優先【丁19.6】

2024年07月21日(日) [日帰り]

• GPS: 03:38
• 距離: 12.6km
• 登り: 689m
• 下り: 695m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:24
• 休憩: 0:33
• 合計: 3:57

4:34 桃源台無料駐車場
4:40 湖尻
4:46 湖尻三差路
5:12 防ヶ沢登山口
6:04 6:05 防ヶ沢分岐
6:20 6:22 駒ヶ岳山頂駅
6:27 相模湾展望広場
6:32 7:02 駒ヶ岳
7:07 駒ヶ岳山頂駅
7:20 防ヶ沢分岐
8:00 防ヶ沢登山口
8:26 湖尻
8:31 桃源台

天候

当初雲に覆われていたが、私が山頂にいる間は雲が取れて富士山まで見えた。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

桃源台無料駐車場

コース状況／危険箇所等

滑りやすそうな箇所や大きな段差がある。現在も登山道整備中のようで、今後道の状態はさらに良くなると思われる。なお、道幅は狭く、離合の際は要注意。

その他周辺情報

箱根は温泉地なので汗を流すところは至る所にある。

写真

7/21 4:38

箱根町の日の出時刻は4時44〜45分。その前に桃源台駐車場を出発。ずっとエンジン、冷房をかけている車があったが、かけなくても何とか耐えられた。

7/21 4:42

天気予報は午前中晴れとなっていたが、雲に覆われる駒ヶ岳。湖畔ということもあり、ジンワリとした湿気に包まれている。観測されない程度の雨もあり。大丈夫か？

7/21 5:15

祝・再開！防ヶ沢ルート登山口。事なかれ規制からの第一歩！

7/21 5:21

山の西側から登っているので森の中はまだ薄暗い。

7/21 5:27

おそらく、晴れていたら芦ノ湖が見えるのだろう。

7/21 5:42

登山道は引き続き整備中。今後、災害級の大雨でもなければ道の状態はさらに良くなるだろう。

7/21 5:44

曇って薄暗くても苔の緑は色鮮やかだ。

7/21 5:45

標高1000mを越えるとさすがにヒンヤリして快適になってくる。

7/21 5:47

滑りやすそうな段差があるので、特に下り時には注意が必要。

7/21 5:50

ん？雲が晴れてきた？

7/21 5:59

雲の中を歩くのもオツなもの。山の中で雨に降られることを覚悟していたが、意外と雨にはならず。

7/21 6:01

ただ、笹の葉は上の方では濡れ濡れ。夜の間に雨が降ったようだ。

7/21 6:08

神山分岐。この規制線を無視して行く人ってどういう考えをしているのかね？独り善がりであることは間違いないが。石丸風に言えば「恥を知れ！恥を！」。

7/21 6:09

これは雲中の登頂かな、とやや諦めモード。

7/21 6:10

晴れと展望が望めないならと花を撮り始める。

7/21 6:14

7/21 6:19

箱根町が「コースの一部は崖状」と言っているのは山頂部にほど近いこの辺りのことかな。

7/21 6:20

北側から駒ヶ岳山頂、箱根神社元宮に向かうルートは笹藪に覆われている。

7/21 6:21

箱根町観光課による一部区間が通行可となったことを知らしめる掲示。

7/21 6:22

7/21 6:23

霧の中のロープウェイ駒ヶ岳山頂駅

7/21 6:26

真っ白白すけの駅前広場。もちろん展望は無い。

7/21 6:30

太陽の光が届くも、

7/21 6:31

相模湾展望広場に至ってもなお雲の中。

7/21 6:35

駒ヶ岳山頂に鎮座まします箱根神社元宮に参拝。

7/21 6:35

7/21 6:38

山頂部には大きな岩がゴロゴロ。祭祀の場なのか、人が立ち入らないよう、ロープで規制されている。

7/21 6:40

神社脇のこれが山頂標識ということで良いのかな？

7/21 6:41

お？え？おぉ、おぉ〜！？

7/21 6:43

は、晴れたぁ〜！これは、凄い！東の空は大雲海。

7/21 6:43

登頂するまで真っ白だった世界が真っ青に！

7/21 6:46

ロープウェイ駅の辺りの雲も取れた。

7/21 6:48

富士山の裾野も薄っすらと見える。

7/21 6:48

すっきり晴れて近くの神山だけでなく富士山まで見えた。何という恩寵！

7/21 6:51

標高1300mでも雲の上に立てる。

7/21 6:59

おそらく、この日、富士山が最もよく見えた瞬間。

7/21 7:03

富士山が姿を現したところで、改めて神山とツーショット。

7/21 7:06

7/21 7:07

下山しようとしたらまた雲がかかってきた。

7/21 7:12

7/21 7:15

道が狭いので、こんなところで対向者が来たら大変だが、幸い、今回出会ったのはもっと下の方で1人のみだった。

7/21 7:22

さっきまで晴れていたとは思えないほどの雲の濃さ。

7/21 7:23

箱根町によると、「分岐点〜神山山頂のハイキングコースにつきましては、引き続き登山道の修繕を行う等、早期の開放に全力を尽くしてまいります」とのこと。

7/21 7:54

土が流れてしまって大きな段差になっている所が何か所かある。

7/21 7:58

森の中にも日が入ってきた。天気は回復傾向が続いているのかな。

7/21 8:01

石がゴロゴロ歩きにくい区間が登山口の近くにある。

7/21 8:03

下山。当初予定ではこの後も歩き回ろうと思っていたのだが、山頂で神威を体感し、駒ヶ岳だけで十分満足した。これ以上の山歩は蛇足と言うべきだろう。

7/21 8:08

防ヶ沢登山口〜桃源台間は車道歩き。一応独立歩道もあるが、草藪が生い茂って歩ける状態ではない。そして、イキって爆走する車が多い。

7/21 8:23

芦ノ湖の霧も消えた。湖に浮かぶ箱根海賊船。奥の山は三国山。次に箱根を歩くときは湖の西側稜線か、元箱根周辺か

7/21 8:35

桃源台無料駐車場に帰還。午前8時半でもまだ空きあり。

7/21 9:07

箱根山頂での感動と感謝を箱根神社に御奉告。

7/21 9:10

湖畔の平和の鳥居には午前9時にして早くも行列ができている。

7/21 9:31

芦ノ湖遊覧船と平和の鳥居。奥は山伏峠かな？

7/21 9:31

駒ヶ岳の山頂からは雲が取れているようだが、あれだと富士山方面の展望は雲に遮られているだろう。

7/21 9:32

箱根でモーニングと洒落こもうとBakery&Table箱根に立ち寄ったが、もう満席ということだったので、湖畔の木陰で第二の朝食を摂る。

7/21 13:27

爆音でイキる車が多い箱根を早々に辞去して、静岡で海鮮丼を食す。13：30過ぎにはネタが無くなり終了となったのでぎりぎりセーフといったところ。

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX500 SONY

感想

narodniki

※コースタイム比はヤマケイのコースタイムベースで0.7〜0.8。

恥を知る者は強し。
今まで、立入禁止、通行規制区間に無理押しで立ち入った山行者の記録を多数目にしたが、未だにまともな弁解をする者に出会ったことが無い。
社会一般では通用しない、中学生レベルの独り善がりな方便か、「え？立入禁止だったの？知りませんでした〜。てへぺろっ。」という姑息な言い訳のどちらかだ。
自分なりの思想信条に基づく「確信犯」もいるが、その思想信条を尊重するとしても、それをもって社会規範を乱すのは全くもって文明的ではない。
良識ある大人なら時を待つべし。

さて、昔々、草津白根山の噴火警戒レベルが低い時、遊びに行った時があった。その後、山行を本格的にやるようになって、山行としていずれ訪れようと思っているうちに噴火活動が活発化し、現在に至る。これは全く痛恨の極みであった。
これ以外にも両神山の七滝コースなど、行こうと思っているうちに行けなくなったコースは数知れず。箱根山もその一つである。
「山は歩けるうちに歩け」は私にとって格言となった。

私はひたすら待った。
そして、ついに、約9年ぶりのコース開放。クソ暑い中でも梅雨明け直後の猛暑が見込まれる中、標高1300mの山まで歩きに行くことへの躊躇いも若干あったものの、グズグズしていてはまた山行できなくなるかもしれないとの危機感が勝って、遠路はるばる箱根まで片道6時間。

結果は画像で示している通り、山も私の祝福に応えてくれたように思う。
箱根の山、箱根の神の弥栄を希い奉るばかりだ。