愛宕山（保津峡 〜 ツツジ尾根 〜 愛宕神社 〜 表参道 〜 清滝）

2024年07月27日(土) [日帰り]

• GPS: 04:23
• 距離: 10.5km
• 登り: 934m
• 下り: 896m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:40
• 休憩: 0:43
• 合計: 4:23

距離 10.5km 登り 934m 下り 896m

9:42 保津峡駅
9:47 9:48 愛宕山登山口
10:40 10:47 荒神峠
11:26 11:31 ツツジ尾根方面分岐
11:36 水尾分かれ
11:40 花売り場
11:59 黒門
12:05 12:12 愛宕神社社務所
12:19 12:22 愛宕山
12:31 12:44 愛宕神社社務所
12:49 黒門
13:00 花売り場
13:05 13:06 ツツジ尾根方面分岐
13:48 13:51 お助け水
13:56 13:58 愛宕神社二の鳥居
14:01 14:02 渡猿橋
14:05 ゴール地点

9:40 JR保津峡
9:45 ツツジ尾根 登り口
10:00 池ポイント
10:20 帽子
10:40 荒神峠 10:50
11:20 鹿ネット
10:35 水尾分かれ
10:40 花売り場
12:00 黒門
12:05 自販機
12:20 愛宕神社
12:30 石段下の広場 12:45
12:50 黒門
13:00 水尾分かれ
13:05 ツツジ尾根 分岐
13:50 お助け水
13:55 愛宕神社 ニノ鳥居
14:05 バス停 清滝

天候

晴れました

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

JR保津峡をスタート、清滝のバス停にゴールしました。

コース状況／危険箇所等

ツツジ尾根はよく踏まれており特に迷うところは無いと思います。
表参道は階段天国(地獄？)です。
千日詣り期間ですが、夜の表参道ライトアップとかはされていません。
愛宕神社のホームページに関連情報が掲載されています。

その他周辺情報

下山後は清滝から嵐山までバスで移動、嵐山温泉 風々の湯で汗を流しました。(JAF割で1100円、アプリ特典でフェイスタオルも頂けました)

写真

7/27 8:57

朝の渡月橋。
その先に見えるのは、そう、愛宕山。
(向かって左のピコン山)
ワタシ:「ご無沙汰してます。本日お邪魔します」
愛宕山:「おのぼりやす」
K隊長が愛知からはるばるお札を返しにこられるということで、ご同行を申し出ました。

7/27 9:23

ワタシは最近愛知への単身赴任を解かれて(感謝！)京都に戻りましたが、炎上する仕事が少しでも鎮火する様「火迺要慎のお札いるんちゃいます？」というK隊長のアドバイスで単身赴任先にお札を持ち込んでいました。
仕事の炎上が鎮火したかはともかく、お札のおかげで焼け死ぬことはありませんでした。
JR保津峡を目指す嵯峨嵐山のホーム。
朝から暑くて待合室に逃げ込み、シャリバテにならぬ様、塩むすびを2つ放り込みます。

7/27 9:38

前日ワタシのお帰りなさい会を兼ねた職場の親睦会がありましたので、K隊長が気を遣って下さって、集合時刻は遅めの設定となっていました。
二日酔いもなく、早めに起きれて30分前倒しできて、9:32にJR保津峡集合となりました。
メンバは100kmマラソンなどを走る健脚K隊長とワタシの2名。

7/27 9:46

駅のトイレで軽量化を済ませて、早速いつものツツジ尾根 登り口。
K隊長：「行きまっせ」
ワタシ：「お手柔らかにお願いします」
この時ワタシは、まさかここが地獄の入り口だとは知る由もなかったのです。(ひょっとして地獄の入り口？くらいはわかってた？)

7/27 9:51

第一急登を力強く登るK隊長。
以前よりワタシのiPhone7は ゆらゆら病 を発症しており、ピンぼけの写真が多くなりますがご容赦下さい。
ちなみにずいぶん前に大男のH隊長より極上iPhone7をいただいたのですが、そちらは妻にあてがい、ワタシはずっとボロボロのiPhone SE(第1世代)を使ってました。ようやく1年ほど前に中古iPhone7をゲット、妻に追い付いたのですが、物がよくなかったのか、防水スマホケースが悪いのか、どうもカメラの調子がよろしくありません。

7/27 10:00

いつもの池ポイント。
水が干上がりかけている事に驚き。
ここのところ毎年酷暑となっていますが、それにしても今年の暑さは異常です。
スタート間もないこの時点で既にワタシは発汗量尋常でなく(発汗量はいつも通りと言えばいつも通りなんですが)バテ気味。

7/27 10:19

ピンぼけですが、「帽子がありました。誰か忘れてませんか」の写真です。

7/27 10:38

途中、何度か休暇ストップしてもらいつつ、なんとか荒神峠までやってきました。
直前でも少し止まって休んでもらいましたが、ここから先の第2急登に備えて、もう少し休ませてもらい回復に努めます。

7/27 11:03

第二急登。
快調に登るK隊長から大きく遅れ、もはやゾンビ状態で登ります。
iPhoneのゆらゆら病で写真はピンぼけになってますが、ワタシの視界も同じような状態。
途中で休暇や水分補給を入れつつ、ゆっくり、ゆっくり、登っていきます。
途中、ポイント、ポイントでK隊長はワタシがリアルに死んでないか？の確認のために、待っていて下さいました。(申し訳ない)

7/27 11:20

余裕のK隊長とは裏腹に、ワタシは7000m級の山を登るがごとくの足取りでなんとか鹿ネットまで辿り着きました。
K隊長：「だいぶ高い山に登ってそうですね」
ワタシ：「ゲロゲロ、ゲロゲロ(涙)」
(K隊長と同じ高さの山を登っているハズです)

7/27 11:36

表参道に合流、目指す神社までは ここからまだ少しあります。
ゲロゲロのワタシは、視力(みえません)、いや、資力(ありません)、いや、死力を振り絞って歩き続けます。

7/27 11:40

楽々と巨人階段を登るK隊長。
ワタシは常人階段でも辛い。
ワタシ：「しんどい、しんどい(涙)」
K隊長：「何がしんどいって？」

7/27 11:40

いつもnot OPENな花売り場。
フラフラのワタシとしては、本日は冷たい飲み物などが売っていて欲しかった。
花売り場：「not OPENどす」
ワタシ：「ゲロゲロ」
上の参道 自販機のマッチを目指します。

7/27 11:50

なくなってしまった倒木ゲート跡を通過。

7/27 11:57

ようやく黒門。
やっぱりいつもより大変しんどうございます。
黒門：「もうちょっと。気張っておのぼりやす」
ワタシ：「ゲロゲロ、ゲロゲロ、マッチ、マッチ」

7/27 12:05

息も絶え絶えにマッチの自販機辿り着きました。
K隊長に待ってもらいマッチ自販機に飛びつきます。
大人気です。

7/27 12:07

マッチをがぶ飲みと決めていましたが、マッチの自販機は並んでいました。
キリンレモンに浮気、一気飲みしてしまいました。

7/27 12:13

最後の鬼？石段分のエネルギーをキリンレモンにて補給、鬼の石段に向かいます。
石段：「鬼、鬼、言わんといて」

7/27 12:18

石段を登り始めてすぐにエネルギー切れ。
石段：「おのぼりやす」

7/27 12:18

なんとかお札交換所に到着。
愛宕神社：「お札交換所ちゃうし」

7/27 12:19

立看板：「ようお参り。本日ポイント1000倍デー」
ワタシ：「いつもより1000倍しんどかったです」
立看板：「ということは、儲けゼロ」
(儲け とかの概念はありません)

7/27 12:21

クタクタですが 古いお札をお返しして、本殿に参拝、ぐるっと奥へ詣ります。
愛宕太郎坊天狗と神使 猪。

7/27 12:22

そして鬼瓦。
(会社によく似た人がいます)

7/27 12:24

御神酒がありました。
チビリチビリと味わっていただくK隊長。
ワタシ、テキーラばりにグイッと一気飲みしてしまいました。
K隊長：「スポーツドリンクとちゃいまっせ」
(ちなみに、ワタシ、テキーラは飲んだことありません、たぶん)

7/27 12:26

新しいお札を頂きます。
K隊長：「あるだけくれ！いや、それはウソで、10枚！」
ワタシ：「ごめんなさい。小さい方を1枚だけ下さい」

7/27 12:30

無事にお札もゲット。
さとし：「ゲットだぜっ！」
ピカチュウ：「ピカ！」
ワタシ：「しんどいし、もう向こう行って！」
転ばない様に石段を下って、大休憩ポイントに。

7/27 12:31

いつもの休憩スポット石段下の小屋にきました。
K隊長：「ワンチャン、外の広場の方が涼しんじゃね？」
ワタシ：「こっちより涼しくなくなくない？」
温度計：「意味不明」
という事で、休憩は外の広場で。
小屋の温度計は27.5℃でした。

7/27 12:39

ケロリとしたK隊長。

ゲロゲロのワタシ。
涼しい格好をしてきましたが、川に突き落とされたくらいに全身ビトビトです。

7/27 12:34

塩むすび：「あなたはJR嵯峨嵐山手前のローソンで塩むすび3個を買いましたが、2つはJR嵯峨嵐山の待合室で食べてしまいました。さで、残った塩むすびはいくつでしょうか」
ワタシ：「わかりません！」
正解は1個です。
軽度の熱中症と高度障害(そんなに高くない)で、脳にダメージを受けている様です。
高校のクラブの夏合宿を思い出します。(柔道部でした)
しんどくて気持ち悪くて食べれないのですが、食べないと昼から大変な事になるので、無理してでも食べます。
とにかく、下りのために塩むすび1個を放り込みます。

7/27 12:44

どこから下ろうかと相談、ワタシが相当足を引っ張りまして、風呂と移動を考えると時間が押し気味。
シュッと表参道で下る事に。
レッツ、おくだりやす。

7/27 12:49

下りは踏ん張り効かず勢いのまま落ちていきます。
黒門：「おくだりやす」

7/27 13:02

水尾分かれも通過。

7/27 13:05

ツツジ尾根の分岐を左にとって、表参道を下ります。

7/27 13:17

五合目付近まで下りてきました。
いつものお地蔵さまポイントの写真をおさえます。
お地蔵さま：「なんか臭い！後ろめっちゃ臭い！何これ！？」
急いで移動します。

7/27 13:19

五合目(やったかな？)の小屋。
下りもしんどくて、ここで少し休憩を申し入れます。
ワタシ：「はあ、はあ、休憩、しましょう」
K隊長：「ん？休憩しましょう？だと？」
ワタシ：「はあ、はあ、もとい。はあ、休憩、させてください、ゲロゲロ」
少し座って休憩しました。

7/27 13:31

さらに下ります。
座って休憩されている方は、なんとK隊長の大学の先輩でした。
(世間は狭いですね)

7/27 13:51

おたすけ水まで降りてきました。

7/27 13:52

顔を洗うK隊長。
続いてワタシも顔を洗ったり、腕を濡らして冷やしたり。
水はとても冷たく感じました。
少し生き返りました。

7/27 13:56

おたすけ水からのコンクリ舗装激下りを歯を食いしばって下り、愛宕神社 ニノ鳥居まで無事に下りてこられました。
ニノ鳥居：「おくだりやす」

7/27 13:57

清滝川。
ドボンと浸かりたい。
清滝川：「汗臭くなるし、絶対にやめてください。汗、ダメ！ゼッタイ！」
ワタシ：「チッ！」

7/27 14:05

無事に？清滝のバス停に辿り着きました。
いつもなら嵐山まで歩きますが、情けないことにワタシがもうダメそうです。
ワタシ：「待ってでもバスに乗りましょう」
K隊長：「乗りましょう？だと？」
ワタシ：「いや、乗せさせてください」
K隊長：「チッ！」
と言ったやりとりがあったかなかったかはもう思い出せない、それほど辛い状態でした。
ワタシの状態を見るにみかねたバスを待っておられた方から、臨時バスがすぐに出ると教えていただき、無事にバスで嵐山に向かいました。
最初から最後までボロボロでしたが、我慢強く付き合って下さったK隊長に感謝。
お疲れ様でした。

7/27 14:18

(おまけ)
全身汗まみれで椅子に座るのがはばかられましたが、すいていたことと、しんどくて立っていられない(情けない！)ので着席、嵐山まで涼しい環境で移動して少し回復しました。
ワタシ：「バスサイコー！」

7/27 15:13

嵐山温泉 風風の湯に到着、汗を流しました。
ワタシは回復が十分ではなかったようで、内湯の湯船から上がった際に立ちくらみになりそうになりました。
慌てて洗い場にいってしばらく頭から水をかぶってました。
風呂から上がって、涼しい休憩室で十分に休みます。
コチラはK隊長の高級生ビール。

7/27 15:13

コチラ、ワタシのケチケチ缶ビール。
値段の差は倍半分です。
いずれにせよ美味い。

7/27 15:48

ゆっくり休憩してワタシもようやくひと心地ついてきました。
風呂を出て嵐電 嵐山に向かいます。
ずいぶん回復したものの、幾分もうろうとしたワタシは、おそらく愛宕のピコンを摘む写真を所望されたK隊長の意図を汲むことができず。
「力なく猫パンチを繰り出すK隊長」といったいった謎めいた写真になってしまいました。
愛宕山：「どこ摘んでるのよーっ！」

7/27 16:39

(おまけ)
嵐山から嵐電で西院に移動。
今晩は京都泊というK隊長を囲む会も開催、「愛宕はちょっとやめときますが、夜なら行けます」という方含めて5名集まります。
時間まで30分ほど早く西院に到着、会場最寄りの立ち飲み屋さんで乾杯の練習。
ワタシは脚がガクガクです。

7/27 16:55

(おまけ)
時間となり会場に移動。
立ち飲みより徒歩2分。

7/27 18:45

(おまけ)
K隊長を囲む会、全員集合。
朝から下山後の風呂に至るまでヘロヘロ、ゲロゲロだったワタシもすっかり？回復できました。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 コンパス 笛 GPS 携帯 時計 タオル カメラ

感想

H47A

健脚 K隊長がお札を返しに愛宕に登るという事で、ワタシも単身赴任先で仕事鎮火用に貼っていたお札を返すべく、ご一緒させて頂きました。
(私ごとですが、7/1より単身赴任を解かれ、自宅に戻りました)

千日分の火伏・防火の御利益があると云われる愛宕の千日詣りは通常7/31夜から8/1早朝のみですが、昨今は諸事情からしばらくの期間千日詣りとなり、夜の表参道のライト点灯とかはおこなっていない様です。
この辺り、愛宕神社のホームページに詳しく書かれており、我々が登った当日は千日詣り期間という事でした。
いつも通りスルスルと快調に登る健脚K隊長とは裏腹に自分のハイキング史上でも稀に見る地獄の登山となりました。
ワタシは過去には千日詣りで熱中症になった事もあって、飲み物等気をつけていたつもりなのですが、今回もやっぱり軽度の熱中症になってしまったのだと思います。
今後はこんなことにならぬ様、改善や対策ができるところは、改善・対策していきたいです。

ワタシに限ってなのかもしれませんが、本当にいつ登っても愛宕は登りごたえがあります。
もう少し涼しくなれば、また登りたいと思います。

＝＝＝

翌日になってからですが、K2に登攀中であった 平出さん、中島さん 遭難のニュースを知りました。
初報から時間が経ちますが、場所が場所だけに救助に向かう事も困難とのことで、非常に厳しい状況になってきている事は ただの素人一般ハイカーであるワタシにもわかります。
うまく言葉が浮かばないのですが、たとえ結果が残酷なものであっても、少しでも状況が好転することをお祈りしております。

7/31 5:50
毎日 石井スポーツのホームページを見ていましたが、今朝は繋がりませんでした。
他所を見ると「救助打ち切りを所属先(石井スポーツ)が発表」の文字を見つけました。
少し涙が出ました。