岡山県鏡野町 泉神社〜Bコース〜泉山〜Aコース 沢&岩&動植物
- GPS
- 05:01
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 955m
- 下り
- 955m
コースタイム
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 5:01
歩行距離9.5km、歩行時間4時間15分、歩行数19,900歩、消費カロリー1,510Kcal
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。下りのAコースのほうが距離は長いですが緩やかです。両コースともに泉堯覆い困澆い錙某声辧禺命01〜04>からしばらくは沢沿いです。この時期はまだアカウシアブがいます。Aコースは何度かちょろちょろ流れをまたぐので、大雨後は避けたほうがいいかもしれません。 なお、井水山(いみずやま)頂上<写真43>から西の方にある「のぞき岩」では、岡山県では絶滅危惧粁爐忙慊蠅気譴討い襯魯筌屮気毎年子育てします。今年は威嚇されるケースが相次いでいるようです。繁殖期と思われる6月初めから10月末くらいまでは行かないようにしてあげてください。我々も今回はスルーしました。 泉堯覆い困澆い錙某声辧禺命01〜04>から上りのBコースは、標高590mの「泉山登山道Bコース入口」の道標(Bコース登山口)で沢から逸れて斜面を登る箇所だけ要注意で、他は道迷いの心配はありません。 泉堯覆い困澆い錙某声辧禺命01〜04>から舗装道路を少し進み、道標のない分岐で砂利道に入るとBコースです。 標高590mの「泉山登山道Bコース入口」の道標(Bコース登山口)をうっかりスルーしてしまい、直進して倒木をまたぎながら歩いていると、落差10mちかい滝<写真09>で行き止まりでした。道標まで引き返し、ステップの切ってある斜面を登って尾根に上がりました。ここからは木陰のきれいな道が続き、急な箇所は根などが階段状になっていたりステップがあったりするので歩きやすいです。 植林帯を過ぎると、ササの間の道になりますが、ササ刈り済みで刈られたササもあまり散乱していませんでした。 標高1,120m辺りに「よぼし岩200m」の道標(Bコース下山口)があり、過ぎるとすぐに分岐を左へ、稜線上はササの間のきれいな道で、とたんに日向になりました。 標高1,130m辺りのA&Bコース分岐(Bコース下山口辺り)から泉山(いずみがせん)頂上<写真26〜39>まではササの間の道が多く、日陰はあまりありません。泉山頂上周辺は濡れていると滑りやすいですが、気を付ければ大丈夫です。今回は乾いていました。 標高1,130m辺りのA&Bコース分岐(Bコース下山口辺り)から下りのAコースは、何度かちょろちょろ流れをまたぐので、大雨後は避けたほうがいいかもしれません。 A&Bコース分岐から泉山ヒュッテ<写真41,42>を経て尾根道に戻るまでは日陰の細道で草が足に当たりますが、足元は見えます。尾根道に戻ると再びきれいな日陰道で、井水山(いみずやま)頂上<写真43>のみ日向です。「のぞき岩」では、ハヤブサが毎年子育てするので、繁殖期と思われる6月初めから10月末くらいまでは行かないようにしてあげてください。 井水山(いみずやま)頂上<写真43>を過ぎると一部、岩埋まりの上を下りますが、ここは濡れていても滑りにくそうです。 標高980m辺りから日向でたまに低い草が茂っていますが気になりません。福ヶ乢(ふくがたわ)<写真45>周辺はシダの間の細道ですがすぐに終わります。 そのうちに沢沿いの日陰道となり、標高860m辺りからたまにちょろちょろ流れをまたぎました。水深も浅く、ここは大雨でなければ大丈夫でしょう。標高750mを切ると、溝状に掘れた道で周辺は植林帯です。溝の上も歩けるので、雨天でも水は避けられるでしょう。 標高565m辺りで砂利道に下りると、そこがAコースの入口(Aコース登山口)で、すぐに舗装道路になりました。 |
その他周辺情報 | 泉堯覆い困澆い錙某声劼涼鷦崗譴ら県道75号線を北上して国道179号線に合流すると、少し北に道の駅奥津温泉があります。水曜定休(祝日の場合は翌日)で売店は9〜17時営業です。閉店となった「温泉亭」に代わりオープンした「お食事処 てっちりこ」の営業時間は11時半〜14時半でランチバイキングではなく、麺類、ご飯物、定食を提供しています。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子(フード付き)
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
ザックカバー(防水用)
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(地図アプリ使用)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
【耐暑&脚の筋力トレーニング場所に選んだのは泉山】
この日は岡山県北部でも最高気温が35℃を超える猛暑日でした。下界でこの気温だと、標高1,000m程度の山でも気温は30℃近くあり、熱中症の危険性が高まります。しかし、そろそろ盆休みの山行に向けてトレーニングが必要です。盆休みに想定している山々の標高は2,500m前後あり、気温は高くはないものの、晴れていれば直射日光を浴びることが多いので体感温度が高いことが予想されます。また、高度差も1,000m前後あり脚の筋肉に負担がかかることも考えられるので、耐暑および脚の筋力トレーニングを兼ねた山行をしたいと思いました。
結局、鏡野町養野(ようの)にある泉堯覆い困澆い錙某声辧禺命01〜04>を起点に、標高1209.8mの泉山(いずみがせん)に登ることにしました。泉神社は標高480mに位置し、Bコースでは最初の山頂である標高1,198mの中央峰<写真23,24>まで高度差約700mまで登りの連続で太ももやふくらはぎの筋肉にかなり負荷がかかります。一方、Aコースでは泉山頂上<写真26〜39>から井水山(いみずやま)<写真43>を経由して福ヶ乢(ふくがたわ)<写真45>までの尾根下りでは、直射日光を浴びることが多く、日常生活でほとんど使わない太もも前面の内側にある内側広筋に負荷がかかります。さらに緩やかな長い下りが続き、油断していると筋肉疲労により転倒の危険性もあります。もちろん、猛暑日とはいえ、山行を楽しむことが第一義ですので、トレーニングととらえて無理しないように、場合によっては途中で引き返すことも想定しました。
【泉神社発Bコースを経て中央峰・泉山頂上へ】
泉堯覆い困澆い錙某声劼涼鷦崗譴房動車を停め、まずは神社に参拝しました。駐車場には十数台駐車可能ですが、我々の車以外はありませんでした。当然、登山客も参拝客もおらず、とても静かでした。
舗装道路を少し進み、道標のない分岐で砂利道に入るとBコースです。当初の予定では、下りで利用するつもりでしたが、日陰がより長く、コース前半は沢沿いの道であることから、熱中症対策も兼ねてBコースを登ることにしました。
たまに小さな滝を見ながらのんびり歩いていると、標高590mの「泉山登山道Bコース入口」の道標(Bコース登山口)をうっかりスルーしてしまい、直進して倒木をまたぎながら歩いていると、連れが道標で沢から逸れるはずだったことを思い出しました。とりあえず前方の滝を見たら引き返そうと歩き続けると、落差10mちかい滝<写真09>で行き止まりでした。このコースでこの落差は特大サイズなので、得した気分でした。
道標まで引き返し、ステップの切ってある斜面を登って尾根に上がりました。ここからは木陰のきれいな道が続き、急な箇所は根などが階段状になっていたりステップがあったりするので歩きやすいです。展望は効きませんが、巨岩群ゾーンが度々登場するので退屈はしません。同じ岩でもアングルによりかなり違った形に見えるので、6年前と同様に勝手に名前をつけながら楽しみました。
標高1,060〜1,070m辺りに「よぼし岩」があるはずですが、周辺はササの間の細道で岩の上を歩くようになっているので、今回は探索はしませんでした。どうやら、「よぼし岩」の上を通過しているらしいので、ササヤブに下りると烏帽子のような形の岩が見えるのかもしれません。
標高1,120m辺りに「よぼし岩200m」の道標(Bコース下山口)があり、過ぎるとすぐに分岐を左へ、稜線上はササの間のきれいな道で、とたんに日向になりました。北東方向に向かっているとほどなくお会いした方に「“泉”という文字はどの辺りですか?」ときかれました。“泉”とは、笠菅(かさすげ)峠から泉山(いずみがせん)頂上までの途中にある笹原の刈り込み文字“泉山”を指すものと解釈し、笠菅峠に戻る方向からでないと進行方向に見られないことをお伝えしました。井水山(いみずやま)<写真43>がもう見えていたので、せっかくだからと引き返すことなく、井水山の方向に向かわれました。
その後も、中央峰<写真23,24>や泉山頂上<写真26〜39>近くで数人にお会いしました。岡山県内では人気の山域ですが、さすがに猛暑日に泉山の稜線歩きをする方は少なかったようです。
【泉山頂上から井水山・Aコースを経て泉神社】
さて、泉山頂上に着くと、ライオン岩より展望<写真32〜36>を楽しみました。那岐(なぎ)山系や同じ鏡野町にある角ヶ仙(つのがせん)、花知ヶ仙(はなちがせん)、三ヶ上(さんがじょう)や鳥取県と岡山県の境に連なる山々がよく見えました。残念ながら、期待していた大山(だいせん)は見えなかったものの、その手前の下蒜山(しもひるぜん)は辛うじて見えました。
しばらく展望を楽しんだ後、ここで昼食(栄養補助食品)をとりました。熱中症対策でスポーツドリンクを道中もこまめにとっていましたが、頂上で飲むスポーツドリンクのおいしさは格別でした。ところが、この癒やしのひとときに水を差すものがいました。詳細は後述します。
復路では分岐からAコースに入り泉山ヒュッテ<写真41,42>に立ち寄りました。日陰の細道で草が足に当たりますが、足元は見えます。草花を期待したのですが、見つけられませんでした。
尾根道に戻ると再びきれいな日陰道で、井水山(いみずやま)頂上<写真43>のみ日向です。なお、ここから西の方にある「のぞき岩」では、岡山県では絶滅危惧粁爐忙慊蠅気譴討い襯魯筌屮気毎年子育てします。彼らにとって、我々人間は特大サイズの強敵です。自然界のルールがいまいちよくわかっていないため、他の生き物たちからはクレイジーに思える行動をとることもしばしばなので、ヒナを襲う気がないといっても、巣の近くにいるだけでかなりの恐怖を感じるに違いありません。今年は威嚇されるケースが相次いでいるようですが、親鳥は命がけでヒナを守ろうとしているだけです。繁殖期と思われる6月初めから10月末くらいまでは行かないようにしてあげてください。我々も今回はスルーしました。そもそも、「のぞき岩」は彼らのお気に入りのテーブルなのですが、我々が過去に訪問した非繁殖期には、食べかけのご馳走を足にぶら下げたままキーキー鳴きながら少し離れて旋回するだけで許してくれました。
井水山(いみずやま)頂上<写真43>を過ぎると一部、岩埋まりの上を下りますが、ここは濡れていても滑りにくそうです。福ヶ乢(ふくがたわ)<写真45>周辺は笹原だったような気がしますが、シダの間の細道になっていました。シダの間道はすぐに終わり、気づけば沢沿いの日陰道で、標高860m辺りからたまにちょろちょろ流れをまたぎました。標高565m辺りで砂利道に下りると、そこがAコースの入口(Aコース登山口)で、すぐに舗装道路になりました。
Aコースは距離が長いですが、傾斜が緩いこともあり、スムーズに下りることができました。
【アブはオニヤンマを怖がる⁉】
さて、前述していますように、稜線上に出ると、ずっとアカウシアブのメスにつきまとわれました。メスだけが産卵のための栄養補給で吸血しようと襲ってきます。湿地で生まれ育つので、沢沿いを歩けば当然、彼女らに目を付けられる機会が増えます。執拗に追っかけてきましたが、2匹程で行動中は刺されなかったので、気にとめることもありませんでした。
しかし、泉山頂上で休憩していると、どこから湧いてきたのか、たくさんのアカウシアブが集まり始め、スキあらば我々を攻撃してきました。たまらず、持ってきたオニヤンマの写真が入ったビニール袋を出し、追い払おうとしましたが、写真のある付近には近づかないものの、死角となっているところは、どんどん攻撃してきます。昼食をとりながら、連れがハンカチを振り回し応戦、さらにはアキアカネらしき大群がやって来たので退散し、なんとか刺されずにすみました。夏の泉山は初めてだったのでたまたまかもしれませんが、オニヤンマは見かけませんでした。もしかしたら、この山域の吸血アブ類はオニヤンマを知らないのかもしれません。
復路では、一応、このオニヤンマ写真入りビニール袋を胸ポケットと帽子にピン留めして歩きました。近づいては来るものの、刺されることはなく、次第に数が減っていきました。そして、福ヶ乢(ふくがたわ)を越えた辺りから、突然現れなくなりました。さすがに暑過ぎて動きたくなかったのでしょう。
今回のオニヤンマ写真は何年も経過し色あせてわかりにくくなっているので、新しいものに替えることにしました。写真の色あせのせいなのか、そろそろ繁殖期が終わるので焦っていたのか、オニヤンマを知らないので怖がらないのか、本当のところはどうなのでしょう。アキアカネのほうがよく見かけるので、オニやんとアカちゃんの併用も考えています。
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