【日本百霊山完登】龍王岳.越中沢岳.鳶山.鷲岳〜黒部ダムから五色ヶ原テント泊
生獣☆mogless
体力度について
- GPS
- 15:10
- 距離
- 31.7km
- 登り
- 3,579m
- 下り
- 2,619m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 5:33
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 10:08
| 天候 | ほぼ曇晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
有料駐車場350台、無料駐車場230台。 有料駐車場は、扇沢ターミナル側から第1〜第3まであり舗装。 ・第1、第2…12時間￥1000 以降12時間ごとに＋￥1000 ・第3 …24時間￥1000 以降24時間ごとに＋￥1000 第1が最も扇沢駅に近く、第3が最も遠い。 支払いは自動精算機で、使える紙幣は千円札のみ。 さらに離れて市営の第一と第二の無料駐車場がある。 トイレは、扇沢駅と有料第1駐車場にあり。 どちらも24時間利用可能。 水洗、水道あり、TPあり。無料Pからは歩いて5分くらい。 水場は、扇沢駅のトイレ付近に、「破砕帯の水」が飲み放題。 https://www.kurobe-dam.com/access/guide_car.html ▼市営第一無料駐車場 約170台。砂利、枠あり、無料、トイレなし。駅まで歩数分。 ▼市営第二無料駐車場 柏原新道登山口の先、市営第一無料駐車場の手前にあり。 約60台。砂利。枠あり。無料。トイレなし。駅まで歩10分。 ▼柏原新道周辺市営駐車場 無料。出入り自由。登山口付近に何か所か点在。合計約200台。 ▼立山黒部アルペンルート 時刻表や料金など 現地での切符販売は、午前6時50分ころ開始。 https://www.alpen-route.com/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
▼五色ヶ原山荘、テント場 テント場は、山荘から10分の距離。テント￥2000 受付は、事前でも翌日でも可と現地に看板あり。 宿泊の場合は要予約。テント場は予約不要。予約状況はHPに情報あり。 テント場に、トイレと水場あり。 水場は、沢水なので要煮沸。豊富に出てます。 トイレは、夜間は電灯点きますが、すぐ消えます。 TPあり。男性用小便器は、壁。 https://goshikigahara.com/wp/ ▼平乃小屋 有人小屋。水場無料。飲み放題。物品販売あり。 ○黒部ダム〜平乃小屋 延々と続くアップダウン。平乃小屋まで標高は、ほぼ変わらない。 道は明瞭でよく整備されてます。 ○平乃小屋〜五色ヶ原〜五色ヶ原山荘 五色ヶ原まで、標高差にして1000mくらいの1本調子の登り。 特段、難しい箇所はありません。 ○五色ヶ原山荘〜鷲岳〜鳶山〜越中沢岳 鷲岳は怪しげな踏み跡のみ。山頂標もなし。 鳶山から越中沢岳までは、派手にくだって、登り返し。 難しい箇所は特にない。 ○五色ヶ原山荘〜ザラ峠〜獅子岳 ザラ峠までは緩やかな下り。正面に大障壁のような獅子岳が見える。 獅子岳は、標高差にして400m近い登り。きついだけで難しくない。 ○獅子岳〜鬼岳東面〜龍王岳 鬼岳は、東面を巻く。年によっては雪渓が残る場所らしいが、雪渓歩きはなし。 龍王岳は、崩壊した岩室のようなところから分岐して山頂へ。 分岐点に、龍王岳という特段の案内はないが、山頂まで100m程度であり、 山頂部が目の前に見えているので、間違えることはないと思う。 ○龍王岳〜室堂 分岐まで戻った少し先からは、きわめて整備された明瞭な登山道。 |
| その他周辺情報 | ▼温泉 ○みくりが池温泉 9.00-16.00 冬期のみ休業 ￥1000 076-463-1441 ▼食事 ○天暇楽 (テンカラ) 11.30-14.30 18.00-22.00 月のみ昼だけ Pは店前に置くか、無料観光駐車場あり。 長野県大町市平2811-29 ▼バッジ 五色ヶ原。五色ヶ原山荘にて販売。ハクサンコザクラとシナノキンバイのデザインの２種。 龍王岳、越中沢岳、鳶山、鷲岳は、調べた限り、全てなし。 |
写真
扇沢第三駐車場で車中泊します。入庫から24時間ごとに￥1000なので、翌日に置いても前日に置いても値段が変わらないので。無料駐車場はトイレが遠いし。宿泊費だと思えばいいのさってことで
8
扇沢ターミナルトイレ前にある破砕帯の水を持参した大自然容器に入れる。まずは、定番のセコい土産をゲット。トイレは24時間利用可能。電灯、点きっぱなし
9
翌朝。不吉な雲が立ち込めていた。そして、ガラガラな有料駐車場。第一と第二は、12時間ごとに￥1000加算されていく。第三は24時間ごとに￥1000。すぐ隣なのにね
9
平の渡し。無料てのが凄い。なんなら、ここまで黒部湖遊覧船ガルベで来れるとありがたいのだけど。ここまで無意味なアップダウンの連続だったし。黒部ダムと標高変わらないし
12
マイテント設営完了。いつもの、ヘリテイジ・ハイレヴォ。毎度のことながら、他に使ってる人を見たことが無い。日本のメーカーなのに
10
五色ヶ原キャンプ場は、まさかの4G。なので、ここから、300名山完登レコに、ケンさんからいただいたコメントに返信させていただいた
8
五色ヶ原山荘まで戻ってコーラ補充。バッジも買う。ハクサンコザクラもシナノキンバイも見てないけど、シナノキンバイのほうが咲いてそうだから、そっち
9
私が龍王岳の山頂に立つと、立山を覆っていたガスが一瞬だけとれた。奇跡か。百霊山完登を祝福してくれたのか。もっとも、奇跡という言葉は、嫌いだがね
13
なんか、埃っぽいなと思ったら、雷鳥が砂浴びしていた。げふげふ、ほ、埃が、けっこうとんでくる。登山道をほじくり返してはいかんぞう
10
みくりが池温泉にした。2回目。雷鳥荘だけ入ったことが無かったので、そちらにしたかったけど。雷鳥荘はまた次回。果たして次回はいつだろうか。硫黄泉の気持ちの良い湯
8
なに？ 隠してるのか？ 別に隠さなくてもいいじゃないか。ニンゲン、隠し事があってはならないが、隠すトコロは隠さないとダメだ。捕まってしまうからね
10
何か土産を買おうかと思ったけど、結局、買ったのはコーラだけ。ここまで来て、土産の1つも買わんのか。ケチよのお。ま、4、5回目だからいいのさ
10
扇沢ターミナルに戻ってきた。閑散とする有料駐車場。半月前は、梅雨明け直後だから混んでいたのだろうか。考えることはみんな一緒か
6
天暇楽（テンカラ）で夕食を楽しむ。この店、断固、おすすめです。多分、またいく。マスター1人なので、混んでると少し時間かかるけど
11
馬たたき定食￥1200。ご飯大盛り＋￥100。すんごいボリュームで、馬だけにウマいのなんの。さあ。掟破りの三流ギャグが出たところで、そろそろ、この長ったらしいレコも終わりです
15
感想
半月ほど前に、日本300名山を完登するために、針ノ木岳と蓮華岳に登るために、扇沢に来たばかりなのですけども、今度は、日本百霊山を完登するために、また、のこのこと信州にやって来ました。目指すは龍王岳。室堂から行くと、安楽に往復できてしまうのですけども、なんというか、そのためだけに立山黒部アルペンルートを往復してしまうのは、そこはかとなく懐具合が思わしくない私としては、勿体ないと申しますか。なにしろ、扇沢から室堂を往復するだけで、￥13700かかる。少しでも、扇沢〜室堂間の交通費を浮かせるために、黒部ダムから平乃小屋を経由し、五色ヶ原にあがってテント泊。せっかくだから、翌日には越中沢岳まで往復して、龍王岳に登ってから室堂に降り立つ計画を立てました。
扇沢からの切符の買い方といては、扇沢〜黒部ダム間を往復で買い、室堂から黒部湖までを片道で買うのが、もっとも安くなる。なんて、ケチなんだ。それでまあ、黒部ダムをスタートしてトンネルに入ったりしたら、早速、GPSが誤作動したので、途中でリセットしたりしたので、スタート地点がロッジくろよんになってます。実際のスタートは黒部ダムからです。
まあー平乃小屋までの長いこと。そして、細かいアップダウンのこれでもかという連続。ほぼダム湖面近くを歩いてるので、平乃小屋に着いたところで、スタート地点である黒部ダムと標高がほぼ同じなのには悶絶した。この間で激しく体力を削られる。そして、ほぼ何も見えない蒸し暑い登山道に、たまに見えるのは、ダム湖面。ダム湖の遊覧船ガルベが気休めに見え隠れしていた。体力だけでなく、精神力も磨耗した。
平乃小屋で無料で豊富な水をがぶ飲みしてからは、五色ヶ原に出るまで、1本調子の強烈な登り。標高差にして1000mを一気に登る。そして、誰もいない登山道。他に誰もいない理由は、歩いていてよく分かった。右手に大障壁のように見えていたのは、獅子岳だろうか。後方には、先日、登った針ノ木岳がガスの合間から見え隠れしていた。
五色ヶ原に出ると、顔に雨が当たったような当たらなかったような。そんな天気。たまにガスが切れると、五色ヶ原山荘が見えた。テント場には、すでに10張くらいのテントがあった。テントの設営をしていると、続々とやってくる。支払いは翌日でもよいとのことなので、そうした。水は豊富にあるけども、沢水なので要煮沸。今回は携帯浄水器を持参したので、問題なし。トイレが、非水洗なのは標準として、夜間は短時間ながらも電灯が点灯した。すぐ消えるので、ヘッドランプ必携。食事は、夜も翌朝も、トムヤンクンヌードルとそれと似たようなエスニックなベトナムの袋めん。アルファ米は食べる気がしない。
水場の水が流れる音以外、何も聞こえないテント場では、日が落ちてからの話し声は、テント場の隅から隅まで、よく聞こえていた。30名くらいはいたと思うけど、他にしゃべってる人がいなかったから、一言一句聞き取れてしまっていたことに気づかなかったのだろう。周りがみな寝てるのが分かっているようだったけど、朝早くに出発する人もいるのだから、少しは配慮してもらいたいものだ。
翌日。
けっこう、早めの出発かなと思いながらも、食事をしてからテントを出てみると、もはや、5張くらいしかテントが残っていなかった。かなり出遅れたようだ。いつものことだけど。この日も、時間が遅くなればなるほど、天候が悪化する。雨さえ降らなければよいのだけれど。結果、降らなかったけど。五色ヶ原山荘に荷物を置かせてもらって、アタックザックだけで、越中沢岳まで往復する。鳶山から越中沢岳が良く見えた。うんざりするくらいにくだってから、登り返している登山道が。眩暈がしそうだ。でも、空身だから安楽に、約2時間で往復できた。五色ヶ原山荘で荷物を持って、本番である龍王岳に向かう。ザラ峠までは安楽だったども、正面に大障壁のように獅子岳が聳えていた。この辺りまで来ると、もうガスが出てきて、眺望はほぼなし。黙々と登るだけ。鬼岳東面から龍王岳まで、とにかく登り。龍王岳の分岐までくると、山頂は目の前だった。山頂からは、ガスが切れて立山が見えた。これにて、300名山を目指して登っていると、自然に登頂数が伸びていた日本百霊山を完登した。そこまで熱心に目指していたわけではないけども、まあ、一つの区切りということで、満足。元々は日本百霊峰のほうが、先に意識して登っていたし、登頂数も多かったのだけれども、百霊山のほうがいつの間にか逆転してしまった。アクセスしやすく登りやすかったということだろうか。
室堂では、唯一、入ったことの無かった雷鳥荘の日帰り入浴をする予定だったけども、時間的にそこまで行ってると、扇沢へ向かう最終便に間に合わなくなりそうだったし、かなり登山道がくだっていたので、湯上りにあの坂を登ってくるのも厄介なので、過去に入ったことはあるけども、みくりが池温泉にて、汗を流し、素早く室堂へ戻り、最終便に飛び乗って、扇沢に戻った。そして、翌日に続く。
▼信州遠征1日目・2日目 【日本百霊山完登】龍王岳・越中沢岳・五色ヶ原
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7107497.html
▼信州遠征3日目 三ノ沢岳・木曽駒ヶ岳・宝剣岳☆白籏史朗の百一名山95座目
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7109301.html
▼信州遠征4日目 【信州山カード完登】西穂高岳☆白籏史朗の百一名山96座目
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7111218.html
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日本百霊山完登、おめでとうございます✨
五色ヶ原の水場ですが、まさに煮沸せずにゴクゴク飲んでました😅要煮沸の文字は見えていたんですけどね。折立→室堂までの縦走で、最終日だったのでお腹壊してもいいやと思った＆単に疲れていた、という理由からです。翌日お腹が緩くなったような気がしましたが大惨事には至らなかったのでヨシとしています🫡
携帯浄水器を通すとそのまま飲めるのでしょうか。
雷鳥があちこちにいたので、雷鳥や野生動物の落とし物のエキスが、多少なりとも混ざってるかもしれませんが、多少なら、胃腸が丈夫であれば、それほど影響ないのかもしれません。
実を言うと、浄水器を通したうえで、煮沸したかったのですが、持って行ったガス缶の残量が微妙だったので、そのまま、飲んでました。お腹を壊すことはなかったのですが、山小屋で買う水よりはマシという感じで、おいしくはありませんでした。
私の浄水器は、ソーヤーミニですが、言われてみると、そのまま飲んでも大丈夫だったのだろうかと不安になってきました、、、調べてみたら、エキノコックスや、バクテリアや微生物など有害な病原菌を除去する能力は、薬品を入れる方法以外のポータブル浄水器としては世界最高レベルの製品だそうです。除去率は、99.99999％だそうです。
バクテリア（コレラ菌、ボツリヌス菌、チフス菌、アメーバ赤痢菌、大腸菌、大腸菌群、レンサ球菌、サルモネラ菌）
微生物（ジアルジア、クリプトス、ポリジウム、サイクロスポラ）
これらより、微細なウイルスの除去は困難だそうです。
つまり、ナマで飲めると思います。
それが、たったのお値段￥2700（当時）！！！
現在は、値段が跳ね上がってますけど。
こんばんは
自分も数日後同じようなコースを歩きました。
moglessさんのレコを早く気づいたら予習できたのに、と思いました。
ところで、雷鳥さんにお腹いっぱいなるくらい会えたなんて、うらやましいです。
またレコを楽しみにしています。
私が西穂高岳に登った次の日に、行かれてましたね。
私と入れ違いで長野入りですね。
良い天気だなと思って、羨ましくレコを拝見させていただいておりました。
雷鳥は、もういいよってくらい、いましたね。
歩みが遅くなるから、ほどほどで良いのですけど、出てくると、つい足が止まってしまいます。
関東平野部は、暑くてどうしようもないので、今すぐにでも長野県に逃げ込みたいです。
またこんばんは
このルート、反対向きで歩きました！
室堂スタート、五色ヶ原泊、ロッジくろよん泊、黒部ダム
平の小屋は良かった、その時は、ももちゃんっていうかわいい猛犬がいたんですけどどうしたかなぁ…
ダム沿いの水平の道、長かったですね😑
ハシゴは丸太で作られてましたよね、掴みにくかった
ロッジくろよんは…雨でテントサイトほぼ水没、他にもちょっとあり、もうないかな。
そして！切符の買い方が一緒でした！
親近感、感じました😊
普通は、室堂から平乃小屋ですよね。私もそう思います。
今回の目的は、龍王岳だったので、室堂から歩いてしまうと安楽になってしまうし、くだりが主体となってしまうので、まあ、せっかくなら登りたいと申しましょうか。さらに言うと、アルペンルートの往復料金が￥13700であることに驚愕し、少しでも交通費を浮かせようと思ったと申しましょうか。つまり、ケチ。
平乃小屋に着いた時に、ダム湖面を見た時に愕然としましたね。
散々、歩いてきたのに、黒部ダムと標高が変わってないじゃんと。
もうこのルートはないかなといったところです。
かわいい猛犬は、見かけませんでした。でも、いたような気も。
切符は、少しでも安くしようと思いまして。ほんと、けち。
時期は違えども同じところへ行っていれば、共通の思い出ができるというのも、登山の醍醐味ですね。
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