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Yamareco

記録ID: 7128537
全員に公開
ハイキング
塩見・赤石・聖

仁田岳(南東尾根_大斧沢尾根より)

2024年08月12日(月) ~ 2024年08月13日(火)
 - 拍手
paku_ その他2人
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
27:43
距離
31.3km
登り
2,282m
下り
2,277m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:26
休憩
0:36
合計
10:02
距離 11.7km 登り 505m 下り 365m
6:00
28
スタート地点
6:35
6:42
10
6:52
7:21
521
16:02
宿泊地
2日目
山行
16:45
休憩
0:56
合計
17:41
距離 19.7km 登り 1,776m 下り 1,911m
6:13
319
宿泊地
11:32
11:44
30
12:14
12:15
50
13:05
13:10
59
14:09
83
15:32
15
15:47
16:00
25
16:25
16:26
20
16:46
16:47
23
17:10
17:14
81
18:35
18:42
74
19:56
20:02
136
22:18
57
23:15
23:21
31
23:52
2
23:54
ゴール地点
天候 はれ☀️(2日目は一時小雨☂️)
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
畑薙第一ダム右岸(信濃俣大吊橋まで徒歩約40分)
コース状況/
危険箇所等
■信濃俣大吊橋
 林道整備直後は牛首広場に駐車できるが
 そこまでは駐車スペースが全然ないので
 林道入口に車を置いてくのが無難。
 吊橋へは、林道終点(大崩壊地)直前の
 Co擁壁から降りる。擁壁は起点側の方が
 踏み跡は明瞭。
 (擁壁起終点にテープ類ついてる)

■入渓点
 吊橋脇の岬(小尾根)を降りきるだけ。
 ただしシーズン中の降水量が一定あって
 ダム湖の水位(バックウォーター)が
 あると、岬は水没。
 岬の水没時は、泳いでアプローチするか、
 大吊橋をわたって左岸から攻めるか。
 でも左岸のヘツリは悪くダム湖落下の
 恐怖があるうえ、途中小さな崖(岩壁)
 に阻まれて、古いトラロープに全体重を
 預けないといけないリスクがある。
 2022年時点で相当怖かった(特に帰路)。
 なので、大吊橋の先の尾根を大きく登り
 降りするか、もしくは岬から着水して
 素直に泳いだ方が安全と思われる。

■信濃俣河内
 三又(中俣沢、小沢との分岐)までは
 基本、沢登りはなくフラットな渡渉を
 ひたすら繰り返しながら砂礫地を歩く。
 増水さえしてなければ膝丈より下。
 三又までで厄介なのは瀬戸のみ。
 大斧沢〜三又で1〜2箇所、膝上位の
 渡渉箇所があった気がする。

■瀬戸
 西河内を過ぎて北向きになった所。
 そこからの300mくらい。
 峡谷(ゴルジュ)という程ではないが
 やや狭く、水深・水流が増している。
 そして少し暗い。
 2回、高巻き道がある。
 最初右岸を巻く(右岸しか巻けない)。
 少し進むと行き詰まるので沢を渡り、
 次は左岸を高巻くがザレ場トラバースが
 悪い。前回こわい思いをした。
 今回増水なかったので、水心を攻めた。
 水流強く転倒しそうになったが正解。
 後輩君たちは高巻きを選択していたが、
 やはりトラバースは怖かったらしい。

■大斧沢(加藤小屋)
 加藤商事さんの古い小屋がある。
 更に古い松次郎小屋は既に痕跡もない。
 テント適地で取水も可。
 ただし、大斧沢に入るにあたり本川との
 出合は水量多く渡渉し辛い。
 水量ある日は出合の上流で左岸に渡り、
 右岸尾根を越えて入る方が簡単そう。

■大斧沢の右岸尾根
 まず取付きに山の神を祭る社がある。
 ここから直で尾根につけるが、開幕が
 悪めの岩の急登。シカのせいで植生も
 乏しいので地に這う根っこを掴み登る。
 手足3点での荷重分散が大事。
 ヒメシャラの根(橙色)は頑丈。
 根っこが脆い樹種もあり見極めも大事。
 永野さん著「南アルプス・深南部」の
 P141では、大斧沢右岸尾根を直接登る
 ルートではなく、沢をしばらく詰めて、
 途中から右岸尾根にあがるルートが
 描かれている(解説はない)のだが、
 なるほどね、と思わせる悪尾根。

■仁田岳南東尾根
 一見怖いところはあるが危険はない。
 強いて言えば大吊橋の寿命が心配。
 後半は幼木帯。横に広いザックは辛い。
 「ヌタ→ぬった→仁田」という山名の
 由来説も頷ける終盤のヌタ場の多さ。

■ヤブ漕ぎ
 今回でこの尾根も3回目。
 なるべく左を攻める(砂礫地に抜ける)
 ように進み、後半ヤブのない窪を見つけ
 られれば、極端にヤブを回避できる。
 初めて来たときは真正面から藪を漕いだ
 が、それも思い出。
 傾斜地でザックが引っかかるの何の。
 元気な人は正面突破してみてください。
その他周辺情報 何もやってませんでした・・・。

♨️白樺荘
 ・沼平から車で10分。600円に値上げ。
 ・10時〜18時(18時までに風呂出る)
 ・火曜定休。
 ・ぬるぬる温泉、熱くない温度。
 ・Wifiあり。食事はLO15時半。
 (Wi-fiパスは入って右手、地層の図の
  付近の目線より上あたりにある)

♨️接岨峡温泉会館
 ・沼平から車で50分。500円。
 ・〜19時半に入ればOK(20時閉店)
 ・木曜定休。
 ・ぬるぬる温泉、熱くない温度。
 ・Wifiあり。食事は14時まで。
 ・露天ないが、白樺荘より安くて遅い。
絶景の信濃俣大吊橋。吊橋自体も技術遺産。
絶景の信濃俣大吊橋。吊橋自体も技術遺産。
入渓点の岬
テンカラ
3人で丸一日やって2匹。はやく一人前になりたい。
2
3人で丸一日やって2匹。はやく一人前になりたい。
渓相がきれいで時間を忘れる。
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渓相がきれいで時間を忘れる。
瀬戸。いきなり腰くらいの深さがありそうなので右岸(写真左手)から高巻く。
瀬戸。いきなり腰くらいの深さがありそうなので右岸(写真左手)から高巻く。
大斧沢(オオヨキサワ)
大斧沢(オオヨキサワ)
お魚、ごちそうさまでした。
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お魚、ごちそうさまでした。
奥に見えるのが加藤商事の造林小屋。お邪魔いたしました。
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奥に見えるのが加藤商事の造林小屋。お邪魔いたしました。
山の神を祭る社。
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山の神を祭る社。
右岸尾根はひどい尾根でした。
右岸尾根はひどい尾根でした。
大斧沢ノ頭。
そこここにクマはぎ。綺麗なヤニがまだ出てた。
鹿のツノ研ぎ跡とまぎらわしいが、指の構造上、爪痕が交差しない(できない)のが熊の特徴。
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そこここにクマはぎ。綺麗なヤニがまだ出てた。
鹿のツノ研ぎ跡とまぎらわしいが、指の構造上、爪痕が交差しない(できない)のが熊の特徴。
楽しい楽しいハイマツ漕ぎ。
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楽しい楽しいハイマツ漕ぎ。
でもヤブのない隠し通路を知っているので、
でもヤブのない隠し通路を知っているので、
迷わず楽なルートを進みました。
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迷わず楽なルートを進みました。
通路の出口。
安心の砂礫地。
ダイモンジソウがかわいい。
ダイモンジソウがかわいい。
仁田岳。生還しました。
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仁田岳。生還しました。
ありがとうございました。
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ありがとうございました。

装備

個人装備
防寒着(宿泊用含む) 雨具 スパイク足袋 沢足袋 ヘルメット ネックウォーマー(薄) 手袋(防寒テムレス) アームカバー 1本ストック1本 ザック(38ℓ) 食事(調理器具+行動食+非常食) 水分(飲料720ml+水1L) テンカラ釣り道具 火起こし道具 手鋸 ナイフ(まな板) 地形図 コンパス 高度計 ヘッドランプ(予備電池含む) 太陽光ランタン 保険証 携帯(GPSアプリ+予備バッテリー含む) コンタクトレンズの箱 ココヘリタグ テン泊セット(寝袋カバー+寝袋+エアマ+銀マ+地面敷)
備考 ・デジカメの電池忘れた。
・水を入れる袋もう1つ(1L)欲しかった。

感想


<確認した野鳥>
※姿を見れた鳥は●印(あとは声のみ)
※特に嬉しかったものに★印

コゲラ
アカゲラ
ホシガラス
ヒガラ
コガラ
エナガ
ウグイス
メボソムシクイ(さえずり多)
キクイタダキ
ミソサザイ
カワガラス
ルリビタキ(さえずり多)
キセキレイ
ウソ●
イワヒバリ

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