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Yamareco

記録ID: 7132763
全員に公開
ハイキング
八幡平・岩手山・秋田駒

新日本百名山フィナーレ:七時雨山(田代平登山口よりピストン)

2024年08月13日(火) [日帰り]
 - 拍手
さとなお その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:41
距離
9.2km
登り
648m
下り
649m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:57
休憩
0:46
合計
4:43
8:57
23
9:20
5
9:25
9:26
21
10:04
10:10
12
七合目
10:22
9
八合目
10:31
10:35
15
九合目
10:50
10:57
12
11:09
11:25
14
11:39
11:45
17
12:02
15
八合目
12:17
12:22
10
12:32
12:33
5
12:38
17
12:55
25
天候 曇り・ガス(下山途中より薄日差す)
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
田代平登山口の無料駐車場利用(キャパ10台程度;水洗トイレあり)
コース状況/
危険箇所等
・登山口駐車場〜1合目:牧場(現在造成工事中)の縁をコースロープに沿って進む。途中、湿原通過区間は雨後など水没気味で泥濘状態、滑りやすい丸太の上を歩く箇所もあり、スリップ注意
・1合目〜7合目:歩きやすく整備された樹林帯の道(1合毎に標識あり)
・7合目〜北峰山頂:小ピークをいくつか越えて進む(特段危険・不明瞭箇所なし;下りはスリップ注意)
・北峰〜南峰山頂:鞍部までは急な下り、南峰への登り返し区間は顔の辺りまでのヤブで大変歩きにくく、スリップ注意(※ルート自体は比較的明瞭)
その他周辺情報 ・八幡平温泉郷のペンションに後泊
・田代平登山口から平舘方面へ抜ける県道沿いに日帰り温泉「七時雨憩の湯」あり(※朝10時〜夜8時営業)
お盆休み、家内実家帰省兼ね、大学生の3男連れ出し東北道をロングドライブ。前沢SAで前泊、台風5号の岩手県横断直後で湿った空気が入り、朝からガス濃し…。
2024年08月13日 06:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
8/13 6:12
お盆休み、家内実家帰省兼ね、大学生の3男連れ出し東北道をロングドライブ。前沢SAで前泊、台風5号の岩手県横断直後で湿った空気が入り、朝からガス濃し…。
やって来ました、新日本百名山フィナーレ・七時雨山登山口。濃いガスに包まれてますが、雨は小止み…
2024年08月13日 08:01撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 8:01
やって来ました、新日本百名山フィナーレ・七時雨山登山口。濃いガスに包まれてますが、雨は小止み…
キレイな水洗トイレあり。駐車場はキャパ10台程度。さすがに先行者ゼロ…
2024年08月13日 08:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 8:35
キレイな水洗トイレあり。駐車場はキャパ10台程度。さすがに先行者ゼロ…
晴れていれば、こんな長閑な光景が眼前に広がっているはず…<苦笑>
2024年08月13日 08:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 8:38
晴れていれば、こんな長閑な光景が眼前に広がっているはず…<苦笑>
最初は牧場の縁を進みます。
2024年08月13日 08:39撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 8:39
最初は牧場の縁を進みます。
湿原の縁を歩きます。前日の大雨で足許は半ば水没、早くも山靴の中まで浸水…〈涙〉
2024年08月13日 08:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/13 8:47
湿原の縁を歩きます。前日の大雨で足許は半ば水没、早くも山靴の中まで浸水…〈涙〉
ここからは深い天然林へ。タイムスリップしそうな、イーハトーブの森っぽい雰囲気…
2024年08月13日 08:48撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 8:48
ここからは深い天然林へ。タイムスリップしそうな、イーハトーブの森っぽい雰囲気…
一本桜通過。どれでしょう?
2024年08月13日 08:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 8:52
一本桜通過。どれでしょう?
ここら辺が漸く1合目。ガマの穂と五色のお花畑。トンボも飛び交い、みちのくの夏もそろそろ終わりです。
2024年08月13日 08:57撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 8:57
ここら辺が漸く1合目。ガマの穂と五色のお花畑。トンボも飛び交い、みちのくの夏もそろそろ終わりです。
キャベツ畑の上縁を回り込み、3合目通過。頂上まで2km、ここから再び樹林帯へ。
2024年08月13日 09:24撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 9:24
キャベツ畑の上縁を回り込み、3合目通過。頂上まで2km、ここから再び樹林帯へ。
吸い込まれそうな深いブナの天然林を緩やかに登ります。
2024年08月13日 09:27撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 9:27
吸い込まれそうな深いブナの天然林を緩やかに登ります。
ガスが少し霽れ、辺りが明るくなってきました。
2024年08月13日 09:29撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 9:29
ガスが少し霽れ、辺りが明るくなってきました。
標高800mを超え、5合目通過。少し林相が変わってきました。
2024年08月13日 09:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 9:47
標高800mを超え、5合目通過。少し林相が変わってきました。
僅か5分で6合目通過!
2024年08月13日 09:51撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 9:51
僅か5分で6合目通過!
7合目着。古い標識はクマに破壊された模様…
2024年08月13日 10:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 10:03
7合目着。古い標識はクマに破壊された模様…
小ピークを登り詰め、8合目通過。ここもクマさんが標識破壊…
2024年08月13日 10:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 10:21
小ピークを登り詰め、8合目通過。ここもクマさんが標識破壊…
標高1,000mに迫り、9合目。ここの標識は生き残ってます…
2024年08月13日 10:32撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 10:32
標高1,000mに迫り、9合目。ここの標識は生き残ってます…
勾配が緩み、頂上が近付きました。幽玄枯淡の趣です…
2024年08月13日 10:39撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 10:39
勾配が緩み、頂上が近付きました。幽玄枯淡の趣です…
最後の一登りをクリア、標高1,060mの北峰踏破。まずは記念に1枚。生憎のガスで見えませんが、いよいよ新日本百フィナーレの南峰はここから300m、指呼の間です…。
2024年08月13日 10:50撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 10:50
最後の一登りをクリア、標高1,060mの北峰踏破。まずは記念に1枚。生憎のガスで見えませんが、いよいよ新日本百フィナーレの南峰はここから300m、指呼の間です…。
想定外のヤブ漕ぎ10分強の苦闘の末、ついに新日本百名山ゴール&日本百低山100座目[残り1座…]七時雨山南峰踏破。記念のバナー掲げ、ムスコ殿に撮ってもらいます。
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想定外のヤブ漕ぎ10分強の苦闘の末、ついに新日本百名山ゴール&日本百低山100座目[残り1座…]七時雨山南峰踏破。記念のバナー掲げ、ムスコ殿に撮ってもらいます。
古い石の祠と鉄剣あり。帰路の無事を祈願していきます。
2024年08月13日 11:18撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/13 11:18
古い石の祠と鉄剣あり。帰路の無事を祈願していきます。
再びの藪漕ぎ経て北峰帰着。一瞬薄日が差しますが、台風置き土産のガスガスの中、雨に降られなかっただけラッキー!
2024年08月13日 11:43撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 11:43
再びの藪漕ぎ経て北峰帰着。一瞬薄日が差しますが、台風置き土産のガスガスの中、雨に降られなかっただけラッキー!
北峰からの下りは、一転して歩きやすい尾根道です!
2024年08月13日 11:49撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 11:49
北峰からの下りは、一転して歩きやすい尾根道です!
3合目通過、キャベツ畑の上まで降りてきました。山アルアル、下界は晴れてます…!
2024年08月13日 12:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 12:33
3合目通過、キャベツ畑の上まで降りてきました。山アルアル、下界は晴れてます…!
山の上では綺麗な景色が撮れなかったので、お花とキャベツ畑バックに1枚。
2024年08月13日 12:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 12:35
山の上では綺麗な景色が撮れなかったので、お花とキャベツ畑バックに1枚。
白い蝶とお花入れ、お山バックにもう1枚パチリ。
2024年08月13日 12:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 12:36
白い蝶とお花入れ、お山バックにもう1枚パチリ。
尾根方面も少しガスが霽れてきました。
2024年08月13日 12:39撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 12:39
尾根方面も少しガスが霽れてきました。
いかにも岩手の高原らしい、伸びやかな光景です!
2024年08月13日 12:40撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 12:40
いかにも岩手の高原らしい、伸びやかな光景です!
青空が顔を覗かせ、七時雨山も7合目ぐらいまで見えてきました…〈苦笑〉
2024年08月13日 12:50撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 12:50
青空が顔を覗かせ、七時雨山も7合目ぐらいまで見えてきました…〈苦笑〉
牧場手前から、今登ってきた七時雨山を振り返って。もう少しで絶頂が見えそうです!
2024年08月13日 13:08撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 13:08
牧場手前から、今登ってきた七時雨山を振り返って。もう少しで絶頂が見えそうです!
行きはガスガスで何も見えませんでしたが、帰りに伸びやかな七時雨の山裾と高原が見られて満足!新日本百名山のフィナーレを、ムスコ殿に1枚撮ってもらいました。
2024年08月13日 13:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 13:15
行きはガスガスで何も見えませんでしたが、帰りに伸びやかな七時雨の山裾と高原が見られて満足!新日本百名山のフィナーレを、ムスコ殿に1枚撮ってもらいました。
この日は登山口から車で1時間強の八幡平温泉郷「ペンションアドバンテージ」に後泊。花輪線が夕刻の大雨で運休、出迎えに難儀するも夜には家内も合流、新日本百ゴールの祝宴です。創業40年の老舗、お盆期間の割に宿泊料が格安な上、食事も美味しく大満足!
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この日は登山口から車で1時間強の八幡平温泉郷「ペンションアドバンテージ」に後泊。花輪線が夕刻の大雨で運休、出迎えに難儀するも夜には家内も合流、新日本百ゴールの祝宴です。創業40年の老舗、お盆期間の割に宿泊料が格安な上、食事も美味しく大満足!
翌日は曇天のため八幡平ハイク諦め、花巻の宮沢賢治記念館界隈を家族でユルユル観光。小生も約30年ぶり訪問、ここ数年の映画・ドラマ放映もあり、全国からの観光客で大賑わい!
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翌日は曇天のため八幡平ハイク諦め、花巻の宮沢賢治記念館界隈を家族でユルユル観光。小生も約30年ぶり訪問、ここ数年の映画・ドラマ放映もあり、全国からの観光客で大賑わい!
「注文の多い料理店」モチーフの山猫軒前で親子にてパチリ。太ったのと若いの、両者とも店内で食べられぬよう注意…〈笑〉
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「注文の多い料理店」モチーフの山猫軒前で親子にてパチリ。太ったのと若いの、両者とも店内で食べられぬよう注意…〈笑〉
撮影機器:

感想

今年のお盆休み、家内実家への帰省兼ね新日本百名山フィナーレ・七時雨山ツアーを企画するも、相次ぐ想定外台風の来襲で直前までハラハラ…。初っ端の台風5号は異例の東北横断コースを辿り、12日夜日本海へ抜けるも動きが遅い上、大量の湿った空気を置き土産に残したため、お盆期間の天気予報はパッとしません。現地の状況次第で登頂は翌日に延ばすつもりで、ともかくも助手代わりの大学生三男連れ、12日夕刻車で自宅を出発。渋滞もほとんどない東北道を快調に走り抜け、夜半過ぎに早くも岩手県到達、前沢SAにて車中前泊します。翌朝早く起き出すと、雲は多めながら夜来の雨も上がり、まずまずのハイキング日和。取りあえず登山口まで車を走らせると、辺りは濃いガスに包まれ視界不良なるも、昼前までは雨の心配ナシとの予報を信じ、クマ鈴鳴らしいざ出発です。
 出だしの牧場の縁を歩く区間、前日の台風による大雨で半ば水没した道に靴の中まで濡らし、心が折れかけます。収穫期を迎えた広大なキャベツ畑の上縁を回り込み、3合目の標識から天然林へ入ると、一転して歩きやすい尾根道となり、1合毎に設置されたカンバンに励まされるように高度を上げていきます。6合目を過ぎるあたりから少しずつ勾配も増し、小ピークをいくつか越えると前方が明るくなって、午前11時前に七時雨山北峰到着です。生憎のガスで展望は得られませんでしたが、新日本百名山のピーク・「南峰まで300m」の標識に胸も高まり、ここにザックを置いて最低限の荷物持ちピストン開始。ところが、滑りやすい急斜面を下った鞍部から先、刈払い未了とみえて途端に藪が濃くなり、顔の辺りに襲いかかる笹ヤブをかき分けつつ、最後の試煉よろしくルート脇の草を掴んで急坂を登り詰めると、ついに新日本百名山ゴール・七時雨山南峰踏破です。まずは準備してきた記念のバナー掲げ、ムスコ殿に撮影依頼。
 完登の感慨をかみ締めつつしばし休憩の後、再び濃いヤブを突破して北峰へ戻り、帰路は往路よりペースアップして快調に登山口の1合目へ。この辺りまで来るといつしかガスも霽れ、眼前の岩手山前衛の里山や伸びやかな高原の光景にすっかり癒され、のんびり写真など撮りながら駐車場へ戻ります。この日は八幡平温泉郷のペンションに投宿、強い酸性のお湯で山の汗を流し、夕刻新幹線で駆け付けた家内を迎えに花輪線・松尾八幡平駅へ。無人駅でノンビリ汽車の到着を待っていると家内からLineが入り、花巻市内の豪雨のため花輪線が渋民駅で立ち往生の由…。台風の思わぬ余波にゲッソリしながら、急遽ゲリラ豪雨状態の渋民駅で家内を出迎え再びペンションへ戻り、ようやく家族揃って新日本百完登の祝宴を楽しみました。今回は生憎の天候ではありましたが、台風の直撃も避けられた上、雨に降られずに無事南北2峰を踏破でき、節目の山行も大いに満足いくものとなりました。
 この日登った七時雨山は日本百低山とのダブル指定で、こちらもいよいよマジック1となりましたが、最後の1座は遥か南海上の小笠原・母島の乳房山。踏破には実質1週間強の長期休暇も必要で、果たして年内に足を運べるか不安いっぱいです。ともかくも、これにてチャレンジ中の名山リストもまた1つ完遂となり、登るべきお山が少なくなっていくのは寂しい限り。小笠原ツアーはじめ、残る山々へのツアーは時期含めじっくり検討し、ベストシーズンを外さぬよう企画・準備を進めようと思います。
[2024年8月14日、satonao1記]

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