白滝谷〜ヒロ沢【白滝・天狗滝・羽鳥峰湿原】
- GPS
- 08:03
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 921m
- 下り
- 923m
コースタイム
天候 | 快晴 【気温】羽鳥峰:23℃ 天狗滝:23℃ 羽鳥峰峠:25℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
愛知川の水量は少ないほうでしょう。靴を濡らす程度で難儀する事なく 徒渉できました。 【白滝谷】:一般道ながらマイナールートの印象が強い。 分岐から山腹の雨裂を下ると明るくて大きな谷地形に出ます。 踏み跡は不明瞭ですがコースの前半は概ね谷筋から離れず右岸を進み、 一枚岩の谷床を左岸へ徒渉した後半は、一段と曖昧になり山腹に絡んだ 高捲きの道が続きます。一旦白滝で谷筋に近づきますが再び高捲きの 道となり、やっと下降が始まるとしばらくして愛知川の右岸台地に 着地します。 【白滝谷出合〜ヒロ沢出合】 常に愛知川右岸の高みに絡んだ道を辿ります。 きわどいトラバースコースもありますが、薄い踏み跡とテープなどの 目印を追って天狗滝分岐に向かって登りが続きます。天狗滝、七丈淵を 過ぎると以後は僅かに高度を上げながらのアップダウンでヒロ沢出合に 下る岩場の突端に出ます。 |
写真
感想
流石に猛暑も峠を過ぎ、朝晩は秋を感じられるようになり季節が
半歩進んだようだが、紅葉にはまだ日数が必要だ。
こんな時はピークにこだわらず、愛知川の景観を楽しんでこよう。
今回は愛知川の徒渉を避けて、およそ10年ぶりとなる白滝谷を下り、
ヒロ沢を登り返す周回ルートで谷の景観を楽しむ計画だ。
まだまだ緑一色のモミジを見ながら朝明渓谷から猫谷で羽鳥峰に上がる。
心地良い風に吹かれながら一休みの後、稜線を釈迦ヶ岳に向かうと
二子山への分岐道標を初めて目にする。これから歩く白滝谷の左岸尾根の
先にあるピークも最近では登山の対象になっているようだ。
道標のある西へ流れる尾根を過ぎるとすぐに白滝谷の分岐となる。
立派な道標から雨裂の道を白滝谷へ下ると踏み跡もはっきりしない
マイナールートのような様子だった。以前歩いた10年前はもう少し
はっきりしていたような記憶だけど・・・。
何度も右から支谷を併せながら西に向きを変え、アマゴ谷出合を過ぎると
徐々に渓流らしくなってくる。
概ね谷筋を右岸に沿って辿る前半から左岸に移った後半は山腹に絡む
曖昧な高捲き道が続き、しばらくすると見覚えのある家屋が現れる。
流石に今は半壊状態にはなっていたが、寝泊まりするには全く支障のない
立派な創りに見えた。避難小屋とは思えないので作業用の宿舎か何か
だったのだろうか・・・。家屋の中を覗き込みながら下りにかかると
初めて谷筋が近づき白滝の下降点に到着する。目印の三角岩の脇から
お助けロープを頼りに崖を降りると、岩盤を洗うようなナメ滝が頭上から足元へ流れていた。
滝からは再び高捲き道に戻りしばらくすると徐々に下りとなり、
錆びたワイヤーが残る台地の木立を抜けると、やっと愛知川の右岸に
着地となる。
陽に映える白い岩、エメラルドグリーンの渓流、深い緑の森、
光に溢れた渓谷の景観を楽しみ時計を見るとコースタイムを大きく
上回り10時を過ぎていた。
この先は愛知川の景勝地、天狗滝と七丈淵が待っているので早々に
出発する。
展望のない踏み跡も曖昧な道はまるでマイナールートのようだ。
固定ロープを頼りに谷のヘリをトラバースしたり、枯葉で滑りやすい
へつりの道など気の抜けないコースもしばらくして轟音が近くなり、
谷に近づくような下りになるとヒロ沢出合と天狗滝の分岐に出る。
分岐から空身で固定ロープが下がる絶壁を谷中の岩場に下る。
上流は滝壺へ向かって轟音を響かせる愛知川の名瀑、そして振り向く
下流は見事な廊下。区切られたような青空の下で愛知川の渓谷美を
堪能した後は七丈淵だ。
コースを横切る小さな谷から慎重に本流に降りると、明るい大きな淵に
向かってスロープを滑るようなナメ滝が流れ込んでいた。
本来の二条のナメ滝ではなかったが「七丈淵夫婦滝」の景観を確認して
ヒロ沢出合へ下ると愛知川の表情は思いの他穏やかだった。
通常の徒渉ポイントに出てみると容易に徒渉できたので、左岸の砂地で
ゆっくりと昼食タイムを過ごしてヒロ沢から快晴の羽鳥峰峠に戻ると
予定の1時間遅れだったが、爽やかな秋晴れを楽しめたハイキングだった。
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