高座山 あの花を見に

2024年10月02日(水) [日帰り]

• GPS: 04:35
• 距離: 5.2km
• 登り: 367m
• 下り: 364m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:10
• 休憩: 0:26
• 合計: 4:36

5:57 鳥居地峠
6:21 0:00 杓子山登山口
8:42 9:08 高座山
10:19 0:00 杓子山登山口
10:33 鳥居地峠

　8年振りの高座山　見たい花があり計画した
　当初9月中にヒナノキンチャクを見たかったが　天候や仕事の関係で今日になってしまった。もしかしたら10月の方がムラサキセンブリも見られるのではないかと　淡い期待を抱いて出掛けた

天候

快晴　朝露に難儀した　

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥居地峠5:50着（既に1台駐車中）

コース状況／危険箇所等

　カヤトルートは　朝露に濡れたススキやヒキオコシが道を覆っているので　カッパ上下を着用してスタートしたのは正解だった

写真

10/2 6:00

鳥居地峠　この時季はゲートが開いているんだ…

10/2 6:00

案内板では短時間で行けそうだが…

10/2 6:22

尾根道への分岐

10/2 6:25

お目当てのカヤトコース入口

10/2 6:39

朝靄に煙る高座山

ヒキオコシ　対生の葉の形がカメバーとは違う　

上唇は4裂し中央に濃色の斑点　下唇は舟形に突き出る‥

ヤマハッカ　花冠は青紫色で上唇に濃紫色の班点　葉柄には翼がある

下唇の縁が内巻きになって舟形に突き出す　雄蕊雌蕊は花冠より短い

ワレモコウ　花は終わっているが

オミナエシ　ほんの少し残っていた

タイアザミ？　背丈や総苞片が長い刺状で反り返る所から

ホソエノアザミ　花の数がやたらに多い

オケラ（雌雄異株）雌花？　どちらにも雄蕊雌蕊があるらしい

オヤマボクチ　花の上に蛾だろうか？

ツリガネニンジン　まだ残っていた

フクシマシャジン　萼片が幅があり　葉が3輪生

ヤマホタルブクロ　盛りは過ぎている

マルバハギ　土留用に植栽されたらしい

ナンテンハギ　これも終盤だった

ツルフジバカマ（小葉は8対ほど）ほぼ終わっていた

イタドリ（雌雄異株）実になっている

ウメバチソウ　惜しいかな蕾だった

ヤマラッキョ　まだ蕾（花は遅くまで咲いている）

チカラシバ　都市部の野原等にもあるが力強い感じが凄かった

ミヤマアキノキリンソウ　ぽつぽつ咲き始めていた　

ノコンギク　葉のざらつきと花の色合いで‥

シロヨメナ　葉の形かな　後は雰囲気で‥

シラヤマギク　下部の葉が大きい

タチフウロ　花弁がはっきり水平以上に展開　反りぎみになるものもあったが…

タチコゴメグサ（ハマウツボ科）この科の植物はほぼ半寄生植物

コシオガマ（ハマウツボ科）至る所で咲いていた

ススキの下に咲くのは　主にイネ科の植物の根から養分を吸収する半寄生植物だから‥

トモエシオガマ（ハマウツボ科）終盤だった

ヒキヨモギ（ハマウツボ科）花の下唇の突起が特徴か…　

フシグロ（ナデシコ科マンテマ属）花が残っていた

10/2 7:54

冠雪前の富士山

10/2 8:02

富士吉田市街と三ッ垰山

シラネニンジン？葉の形が‥

クサボケ　果実酒にするには頃合いの良い実

リンドウ　まだ蕾

センボンヤリ　50�儖幣紊旅發気世辰�

10/2 8:37

高座山　誰も居なし来ない

10/2 8:38

頂からの富士山

キバナアキギリ　雌蕊・雄蕊　仮雄蕊が見える

マツムシソウ　尾根筋に多く花がまだ残っていた（花の後の小さいとげとげは萼片らしい）

咲き始めで　雄蕊の紫色の葯が出ている

ヒョウモンチョウ　よく見かけた

カワラマツバ　実になっている

ムラサキセンブリ　見たかった花（自生しているのは初見）

咲き始めたばかりのようで
雄蕊の葯があり　白い毛が目立っている

3箇所で見られた（薄紫色の花がいい）

コウゾリナ　舌状花の数が少ないようだが…

ヒヨドリバナ　花の色は濃いが　葉柄があるので

ガマズミ　赤い実が目立っていた

ババシロアシマルハバチ　食草はガマズミ類らしい

ヒナノキンチャク
まだ花が残っていた（最後の2・3つかな）

見たかった花（初見）本当に足元に咲く小さな花　10�冂�

幼ないものもあり　数箇所に10数株ずつあった

花弁3つ　そのうちの黄色く丸い部分が竜骨弁らしい（ヒメハギ科）

果実が巾着に似ている　中には種子が2つ

シロバナイヌタデ？　小苞は赤色を帯びているが…

10/2 10:32

鳥居地峠の駐車場でゴール（車が増えている）

10/2 13:06

少しだけ頂いた　ヤマグリとアケビ

撮影機器：

COOLPIX P610 NIKON

感想

atuya

　前日　入浴と夕食を済ませて自宅を出発し　近くの道の駅に22時頃到着　そのまま車中泊。朝方ちょっと寒かったが　いつになくよく眠れた。明るくなるのを待って　鳥居地峠へ向かい20分ほどで到着（既に一台駐車中で　出発しているようだ…ゲート前には4・5台止められるだろうか）
　朝露があるようなので　上下のカッパ着用して歩き出す。林道を緩く上がってカヤト野原入口までは　陽が当たらないので暑くも寒くもなく快適に歩けた。カヤトルートを進んで展望の良い場所には　車が止まっていて　その下のススキを刈っている方がいらした。7時前なのに有難いこと？と感謝しつつ挨拶をし先へ行くと　道の両側の朝露に濡れたススキなどが覆いかぶさるので歩き難い（カッパを着てて良かったが　陽が高くなってくると暑さには勝てず　8時前には上を脱いだ。下は膝を着いたり下草が濡れているので最後まで着用していた）
　カヤト野原の東端から上がりとなり　巻き道から尾根道に出た。高座山への最後の上りが　急で滑りやすいが何とか踏ん張って上がり　貸し切りの展望を楽しんだ
　帰りは　急坂を行かずに林の中を南側へ下りて　先ほどの巻き道を再度上がって　同じ尾根道を下った。途中からまたカヤト野原に下りて　同じ道を鳥居地峠へ戻った。
　カヤト野原は山野草が多いと聞いていたが　正にその通りだった。
　カヤト野原の東端手前でお会いした高座山を一周して来られたお姉さんに　ヒナノキンチャクやムラサキセンブリを見かけなかったとお聞きして　半分諦めかけていた。しかし高座山の急坂の前にひょんなことでムラサキセンブリに会えた。高座山からは計画していた杓子山を止めて　ヒナノキンチャク探しに時間を掛けることにした。結果　何とか見つけることができ　今回の山行が上々の出来だったと　大満足。

　行くか行くまいか悩んだ山行だったが　楽しい山行だった　良かった