刈羽黒姫山(24/越後100):雨と濃霧に煙るブナ林、半袖隊長、登り始めたら降って来たぁ
- GPS
- 01:46
- 距離
- 2.9km
- 登り
- 420m
- 下り
- 411m
コースタイム
- 山行
- 1:29
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 1:45
天候 | 曇り のち 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【往路】川場村⇒関越道水上IC⇒六日町IC⇒R252(十日町市)⇒R403(柏崎市方面)⇒磯之辺登山口 【復路】磯之辺登山口⇒R403⇒R252⇒南魚沼市(さくり温泉に宿泊) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山ポスト:山頂の避難小屋にノートが置かれていた ★トイレ:磯之辺登山口(使用しなかったので実態不詳) ★危険箇所:なし 全般を通してよく踏まれた登山道 クサリ・ロープ・ハシゴ等の設置箇所や際立った岩場、渡渉なし 但し、小雨だったので足元が滑り、二度、こけた。 ★水場:鬼殺しの清水・・・があったらしいが、気付かずに通り過ぎた ★渡渉箇所:なし ★残雪状況:なし ★泥濘状況:なし ☆半袖 タイム:最初から最後まで ★半袖 出会い指数:なし ☆半袖 驚かれ指数:なし ★入山者:なし(拙者のみ) |
その他周辺情報 | 【コンビニ】十日町市内で調達しよう 【飲食店】寄らず 【温泉】さくり温泉健康館(宿泊先、南魚沼市) 宿泊もできる温浴施設。入浴=450円、宿泊(一泊二食)=6,100円 入浴⇒http://www.moegien.jp/?page_id=90 宿泊⇒http://www.moegien.jp/?page_id=92 |
写真
感想
【プロローグ】
全国に黒姫山は三つある。
一つは北信五岳の黒姫山2053.4m。
もう一つは上越(旧糸魚川)にある青海黒姫山1222m。
最後の一つが今日登った刈羽黒姫山889.5m。
この中で登ったことがあるのは北信五岳の黒姫山だけ。
刈羽黒姫山は長岡方面から見ると正三角形に見えるので「刈羽富士」とも呼ばれている。
一方で、拙者の入山した十日町方面からは左右に広がる山並みで、オーストラリアの「エアーズロック」に似ている(「道の駅瀬替えの郷せんだ」の解説文)とも言われているそうだ。
また、刈羽黒姫山は、米山・八石山とともに刈羽三山と呼ばれる信仰の山だ。
しかし、拙者には信仰の山ではなく、ブナで覆われた山として、以前から興味があったのだが、遠過ぎて簡単には訪れることができない。
今回は南魚沼に宿を取り、少しは近くにやってきたので、折角なので訪れてみることにした。
ただ、当日は午後から天気が崩れる可能性があったのだが、磯之辺登山口から登れば山頂往復しても2時間ほどだから、ナントカなるだろう。
【刈羽黒姫山】
ところがナントかならなかった。
夜中にラグビーワールドカップ(豪州VSウェールズ)を観戦したこともあり、群馬県川場村を9時半に出るスロースタート。
水上ICから六日町ICまで関越道に乗り、十日町市内を走行しているころには青空も覗き、しめしめ・・・と思っていたが、磯之辺登山口に近づくにつれ、次第に雲が多くなってきた。
登山口までの移動に3時間半ほど要し、歩き始めたのが午後1時だったが、タイミングを見計らうかのように小雨がポツポツ落ちてきた。
1号隊員は空身で最初から雨具を着用し、ビニール傘をステッキ代わりに持参。
拙者はいつもながらの半袖スタイル・・・う〜ん、なんとかなるさ。
20分ほど歩いた地点で雨足が強まり、1号隊員はあっさりと撤退宣言。
ビニール傘を拙者に譲って、スタコラ下りていった。
拙者は、雨は降ったり止んだりでそんなに強くなることはなかろう……との思いで登山続行。
その後は、確かに降ったり止んだりだったが、低山と言えども、標高を上げるに連れて濃霧に覆われる。
九合目にある鵡川神社も霞んでおぼろげにしか見えない。
眼下を見下ろす展望の地らしいが、もちろん、何も見えない。
今日はさっさと上を目指す。
鵡川神社から山頂まではすぐだが、山頂に到着すると、なお一層、雨脚が強まって来た。
一番高い地点を踏まねば・・・とこんもりと盛り上がった箇所に上がったのはいいが、粘土質のゆるい斜面で思わず足を滑らせ転倒。
あ〜あ、何やってるんだ、拙者は。
山頂には小さいが避難小屋?があったので暫し雨宿り。
小屋内にある登山者ノートを見ると、昨日は20人ぐらいの登山者があったようだが、今日は拙者のみ。
そりゃそうだろうな!こんな天気だもんな・・・と独り合点。
しかし雨は一向に止む気配はないので、さっさと下山開始。
雨に塗れた登山道は滑るので、傘をステッキ代わりに使ったり・・・でも、分かっちゃいるのにもう一度スッテンコロリン。
ヘッピリ腰になりながら・・・なんとか35分ほどで降りてきた・・・ホッ!
ブナ林は楽しめたものの、眺望なし・紅葉なし・転倒ありのほろ苦い山行だった。
1号隊員は助手席で悠々としてたが、「電話しても出ない!」と叱られた。
・・・でも、電波が通じなかったんだよな。
とは言いながら、気になる山頂を踏んだので合格点。
いつになるか分からないが、登山口(コース)を換えて、天気の好い日に再登したいものだ。
★刈羽黒姫山(かりわくろひめやま 899.5m):越後百山/23座目
お疲れさんどしたm(_ _)m
隊長
コメント
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隊長
久しぶり 番コメントゲット
の中、お疲れさんでした。
23は、で踊っているように見えますよ
とはいえ、この距離では不完全燃焼ではないですか
hamburg
雨が降る中、カメラが濡れないようにセットするのも工夫が必要で、撮り直しはしたくないし……。
内容も確認せず、一発OKにしました。
この三連休、元から3時間以上の歩きは考えておらず、半ば、慰安旅行ですよ
半袖隊長
yamabeeryuさん、こんにちは
超遠征ですね
先々月?沢登りで十日町辺りに出没しましたが、長野からでもかなり遠かったですよ 群馬からでも意外と時間がかかりますよね!?
ただでさえ滑る粘土質…雨の日はより一層滑りますよね しかも粘土質で転ぶとお尻から手から、あちこち泥だらけになるのでイヤですね
沢登りは十日町付近でしたか
上越新幹線、関越自動車道からもう一歩奥まったところなので、なかなか行く機会がありません。
新潟(魚沼)でさえ遠いのに…。
分かっちゃいるのに止められない♪♬
滑らないように…滑らないように…と思っているのに、思わぬ所でズルっ!
キャンプ場に水道栓があったことを思い出し、蛇口をひねってみたら水が出て来て…ラッキー(^_^)/~
半袖隊長
yamabeeryuさん、またまたこん○×は(^o^)/
ヤケクソ万歳、まるで神宮球場で踊るヤクルトファンのようだ
1号隊員様の早期撤退、スッテンコロリンを退避する能力だと思われます。さすがというか…
ブナ林が素敵な山なんですね。もし再訪するなら芽吹きの時期でしょうか。しかし遠征して2日連続で天気悪いというのは…3日目はどこに行かれたのでしょうね
mamepapa
確かに、透明ではなく青のビニ傘だと神宮球場ですね。
セ・リーグ覇者に敬意を表したことにしておきましょう^_^;
ブナは芽吹きの頃、若葉の頃、真夏のグリーンシャワーの頃、そして黄葉の頃……いつでも楽しめます☆彡
この標高を考えると、芽吹きの頃に周囲の残雪の山並みを眺望するのが良さそうです。
三日目は……それは秘密です。
あっ!、今、アップしたばかりだった(゜o゜;)
半袖隊長
今年の4月に米山行ったけど、遠いですね。登るより運転のほうがよほど大変でした。
晴れた日の刈羽黒姫山って眺望はどうなんですか?日本海が見えるんですかね?
さくり温泉健康館、予約いれないときびしいですか?部屋はどうなんですか、民宿みたいに個室ですか?私の時は満室で温泉だけで、結局車中泊になってしまいましたが。夕定食1500円も魅力だな。
話がそれますが、ラグビー日本代表、すごかったですね!ホント勇気をもらいました。彼らのスピリッツ、1%でもいいから分けてもらいたいです。日本代表は想像を絶する練習をしてきたんだなと思いながら、今、老体に鞭打ちレッグランジ(太ももだけでなく、ふくらはぎにも効く感じで、今後はこれメインにしようと思ってます)5セット後、30分走ってきたところです。
さくり温泉の宿泊は和の個室(6〜10畳)です。
特に週末は予約なしでは泊まれないでしょう。
平日でも、ご近所の敬老会のような集まりが多そうですよ。
ここの難関は、一人利用だと二日前にならないと予約出来ないことです。
それまでに予約で埋まってしまえばアウトです。
刈羽黒姫山からの眺望は、分県ガイドに拠れば
「眺望は周囲の樹木にさえぎられてあまりよくないが、南側からは越後三山や谷川連峰、前場山などが見える」
とあります。
恐らく、日本海は見えないのでしょうね。
ラグビー日本代表は、帰国してから引っ張りだこですね。
特集番組も多いし・・・一過性で終わらないようにと思いますよ。
大腿四頭筋を鍛えれば、坂道に強くなるそうですね。
箱根駅伝の新・山の神(青学)の全体練習後の個人メニューだそうです。
隊長
yamabeeryuさん、こんばんは。
ちょっと、9月末からバイオリズムが乱れていまして、久コメ です。
yamabeeryuさんの各地の名山歩き紀行、関心しつつも、北海道の低山以外はほぼ一度は調べたことがある山が多く楽しみにしているのですが、今回の黒姫山は全くノーマークでした。
ビニ―ル笠登山(笑)。一号隊員さんと同じく雨具併用ですか?小生も低山では結構雨傘使います。蒸れるのが嫌いですので、風さえなければ結構雨傘のみで登ることもあります。昨年秋の大阪金剛山、今年の甑島尾岳、先月の八甲田毛無岱も雨傘のみで歩き切ってます。雨に濡れた笹薮も傘でブロックすればかなり濡れをブロックできます (傘は多少痛みますが)。
ただ、携行性を考えいつも折り畳み傘です。でも、ビニール笠いいかもしれませんネ、視界も保てますし、廉価だし。透明ビニルの折り畳み傘ないかな 。
コメントを入れられる状況になっておりませんが、拝見した丹沢レコに拠れば体調を崩されていたとか・・・ご自愛を。
普段は折りたたみ傘をザックに忍ばせますが、最初から雨が降りそうだと思うと、棄ててもいいようなビニ傘を使うことが多いですよ。
暑さ(蒸れ)対策みたいなものです。
雨具は、どれだけ高機能を謳っていても、どうしても蒸れますからね。
暑がりの拙者としては、極力、使いたくないのです。
それに、露払い役のように、草叢や笹薮を傘で押さえつけながら歩くことも多々あります。
また、ステッキ代わりに使うことも多いですね。
隊長
yamabeeryuさん、こんにちは。
周りは雨でも、山頂を踏んで心は晴れやか〜
ボクの心は太陽がいっぱい〜
お宿の夕食も持ち込みいっぱい〜
最後の写真、朝日がさんさんと降りそそいでいますね〜
最後のお山はどちらでしょうか?
お〜、上手いことをおっしゃいますね
自己満足の世界ですけどね
持ち込みいっぱい〜もバレてますね
正直申して、ちょっと多過ぎました
三日目(10/12)はよ〜く晴れることは分かっていたのですが、最初から高い山は諦め対象とせず、サクサクッと歩けるコースにしました。
ラグビー日米決戦が終わった頃には、すっかり夜が明け、明るかったですからね。
寝不足、寝不足
隊長
ちょっと読めませんでした・・・
悪天候の中 お疲れ様でした。
でも人の苦労話って・・
結構楽しく読ませてもらっちゃいました(笑)
川場から越後とは、ちょいと移動し過ぎ感はありますね。
山を歩く時間より、クルマの中の時間の方が多いのですから
大変な苦労話だったのですぞ
でも、笑って読んで頂けるような内容でフィニッシュを迎えないと、大変なことになりますからね
隊長
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