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Yamareco

記録ID: 7468254
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

御岳山(古里駅から)紅葉登山

2024年11月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:55
距離
6.3km
登り
841m
下り
265m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:20
休憩
0:35
合計
3:55
距離 6.3km 登り 841m 下り 265m
10:45
5
11:02
71
12:13
26
12:39
17
12:56
13:15
9
13:24
13:26
12
13:38
11
14:12
14:26
14
14:40
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
行き:JR古里駅
帰り:ケーブルカー御岳山駅→JR御岳山駅
コース状況/
危険箇所等
よく整備されている
その他周辺情報 御岳山山頂に多数の宿坊あり
10:28 今日は御岳山まで。明日は大岳山を経て奥多摩駅へ下山予定。
JR青梅線古里駅から出発。
10:28 今日は御岳山まで。明日は大岳山を経て奥多摩駅へ下山予定。
JR青梅線古里駅から出発。
古里駅前にコンビニあり。
古里駅前にコンビニあり。
登山口までの道にあった無人販売。ゆず1袋50円。安い!
1
登山口までの道にあった無人販売。ゆず1袋50円。安い!
茅葺き屋根の丹三郎屋敷長屋門
1
茅葺き屋根の丹三郎屋敷長屋門
御岳山へ向かう
ここを曲がって
11:02 しばらく行くと登山口
11:02 しばらく行くと登山口
イノシシよけの柵
イノシシよけの柵
エキリコ(駅里古)
エキリコ(駅里古)
ドウザンガクゴ(道山岳御)
ドウザンガクゴ(道山岳御)
一度林道に出る
12:12 飯盛杉。周囲を見たけどどれかわからなかった…。
12:12 飯盛杉。周囲を見たけどどれかわからなかった…。
12:15 稜線に出た
気持ちのいい道
12:46 ケーブルカー駅への分岐
12:46 ケーブルカー駅への分岐
大塚山の方へ行く
大塚山の方へ行く
大塚山の大きな休憩所
大塚山の大きな休憩所
ベンチとテーブルもある
ベンチとテーブルもある
12:56 大塚山
13:04 休憩。トレイルチャイと無印のバウム
Pierre氏はチキンラーメン(撮り忘れ)
1
13:04 休憩。トレイルチャイと無印のバウム
Pierre氏はチキンラーメン(撮り忘れ)
13:27 御岳山方面の分岐
13:27 御岳山方面の分岐
13:30 富士峰園地への道
13:30 富士峰園地への道
紅葉がきれい
立派な休憩所
これも大きい
安産杉
縁結びのお社がある
安産杉
縁結びのお社がある
13:57御岳山神社の方へ
神代欅
13:57御岳山神社の方へ
神代欅
14:01神社の門の後ろ側
14:01神社の門の後ろ側
14:09 御岳山山頂
向こうに見えるのが奥の院の山。
明日行く予定。
向こうに見えるのが奥の院の山。
明日行く予定。
古そうな狛犬。頭に何かを立てる?
古そうな狛犬。頭に何かを立てる?
イケメン狛犬
ムキムキ狛犬
紅葉と見晴らし(八王子方面か?)
1
紅葉と見晴らし(八王子方面か?)
右手は日の出山
14:16 神社の前で休憩
14:16 神社の前で休憩
屋根にも犬(狼)
屋根にも犬(狼)
カッパのベンチ
かわいい(犬とフクロウもいた)
かわいい(犬とフクロウもいた)
14:44 今晩お世話になる駒鳥山荘。ログはここまで。
荷物を預けて散策へ。
長尾平へ行く。
2
14:44 今晩お世話になる駒鳥山荘。ログはここまで。
荷物を預けて散策へ。
長尾平へ行く。
散策途中に山羊がいた
散策途中に山羊がいた
忍者もいた
ごまだんご
長尾平の途中にて、ハセツネ記念碑
長尾平の途中にて、ハセツネ記念碑
左手から日の出山、麻生山
左手から日の出山、麻生山
夕暮れの御岳神社
夕暮れの御岳神社
駒鳥山荘の前にある御神木
駒鳥山荘の前にある御神木
広いお部屋
夕食。季節のものを取り入れたお料理。美味しかった!魚はヤマメ。
4
夕食。季節のものを取り入れたお料理。美味しかった!魚はヤマメ。
天ぷらとさつまいもごはん
2
天ぷらとさつまいもごはん
朝。
朝早い出発予定だったので朝ごはんをお弁当にしてもらった。
朝。
朝早い出発予定だったので朝ごはんをお弁当にしてもらった。
しかし雨…大岳山は諦める
1
しかし雨…大岳山は諦める
ケーブルカーで下山。ケーブルカーの御岳山駅
下る途中犬連れの人たちがたくさんいた。さすがおいぬ様の山。
ケーブルカーで下山。ケーブルカーの御岳山駅
下る途中犬連れの人たちがたくさんいた。さすがおいぬ様の山。
JR御岳駅
麓はまだ雨が降っていなかった。
JR御岳駅
麓はまだ雨が降っていなかった。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

 奥多摩の山には何度か行っているが、有名なのに筆者の脚力では日帰りだとちょっときついなというルートも少なくない。その一つが大岳山である。奥多摩三山の一つだが、この時期に行こうとするとケーブルカーを使うのはもちろんのこと、どうしても日暮れを気にしながらの登山になってしまう。ならば、一泊してしまうのはどうだ、ということで企画したのが今回の登山である。リーダーを誘ってみると、御岳山の宿坊に泊まるというコンセプトに興味津々。早速計画がまとまった。当初、二俣尾駅辺りから日の出山を経由して御岳山に登ろうと思ったが、リーダーがそんなに早くは来られないことが分かり、1日目は古里駅から遅い時間のスタートとし、2日目に朝早く御岳山の宿坊を出て、大岳山に登り、鋸尾根を下って奥多摩駅に出るルートを考えた。筆者の大好きな発着が鉄道の駅という登山である。
 登山は古里駅からスタートとする。古里駅は「こり駅」と読む。「ふるさと」ではないのだ。鉄道オタクのクイズ番組のためにあるような読み方だ。駅前南側の道路の向こうには大きめのコンビニがあって、お買い物ができる。乗り換えの青梅駅でリーダーに「ここで飲み物とか買っておいたほうがいいんじゃない」とか言って駅の自販機で買わせてしまったので、多分怒っているであろう。
 さて、登山口までの車道を行くと丹三郎屋敷長屋門というのが左手に現れる。江戸中期の建造物だそうで、奥では蕎麦も食べられるらしい。次回は逆コースで帰りに寄ってみるのもいいかもしれない。丹三郎というのは、この辺りの地名になっていて、15世紀から16世紀にかけて奥多摩を開発した原島丹三郎友連に由来するらしい。原島氏は元々埼玉県の熊谷辺りに住んでいたらしいが、南北朝動乱の頃、仕えていた新田氏が足利氏に敗れたため、奥多摩に逃れてきたとのこと。原島丹三郎は1476年生まれということなので、その前年にはイタリアでチェーザレ・ボルジアが生まれていることになる。
 さて、駅から15分ほどで登山口に着く。いくつか標識があるのでまずまず分かり易いといえよう。害獣防護柵を通って登山開始。しばらくは九十九折りの道となる。この辺りは杉の植林が多い。奥多摩で造林が始まったのは17世紀の終わり頃らしい。つまり徳川綱吉の治世で、江戸で大火が何度も起きた頃なので、江戸の木材需要を満たすためには比較的近郊での林業の必要性が生じたということなのだろう。そんなことを考えたのは、帰ってきてからこの稿を描き始めてからで、登っている時はそれどころではなく、後ろからリーダーのプレッシャーを感じて、どうやらペースが少々速くなっていたようだった。一旦林道に出てさらに20分ほど登って稜線に出ると、にわかに木漏れ日が明るくなった。さらに行くと休憩所と思われるテーブルと椅子がいくつかあって、そこが最初のピークの大塚山だった。
 出発が遅かったので既にお昼の時間を過ぎていて、筆者はチキンラーメンを食べることにした。日頃あまりカップラーメンは食べないが、山で食べるカップラーメンは美味しい。ジャンキーなしょっぱさがいいのだろうなあ。さあ、チキンラーメンを食べて幸せな気持ちになったので、再出発。ここからは一旦下る。下り切ったところが交差路になっており、ちょっと迷ったが、予定通り富士峰園地というところに行ってみようということで、またまた害獣防止柵を通って登っていくと、三つの御神木と立派な社があり、普通の観光のいで立ちをした人も何人か来ていた。この辺はもうケーブルカーで登ってきた人が散策できる場所なのですな。我々も富士峰園地を後にして、本日の最後のピークの御岳山、というか御岳山神社を目指していくことにした。
 リーダーは、以前御岳山に来たときに神社の参道の階段にちょこっといたカワイイ狛犬に会えることを楽しみにしていたようだったが、その後、筆者は見かけていないし、そもそもカワイイというよりブチャイクだと思っている。案の定、今回も居なかった。リーダーはとても残念がっていたが、筆者がブチャイクだ、ブチャイクだと言うものだから、腹を立てたらしい。リーダーと筆者のどちらが正しいか、ブチャイクな狛犬に興味を持たれた方は、我々の記録2016年10月1日の記録「みたけさん駅〜松尾」をご覧ください。
 さて、御岳山神社の階段を登り、一応ピークハントをして、この日の宿の駒鳥山荘さんに向かった。以前にこの宿坊の前を通って、一度泊まってみたいなと思っていた宿だった。御岳山の門前からケーブルカー駅とは反対側に行くので静かな雰囲気の宿である。早めに着いたので、荷物を預けて長尾平まで散歩することにした。しかし、筆者が道を間違えて日の出山の方に来てしまった。まあ、間違えたせいで、ヤギとポップコーン忍者にも会えたのだが。気を取り直して、長尾平に向かい、休憩所で東側の展望を楽しんだ。途中、ずいぶんたくさんの外国人観光客に出会った。見た目日本人と区別がつかない人もいただろうから、実際には筆者が認識したより多くの外国人の方が来ていたのだろう。宿でも5組中2組が外国の方だった。
 それで、宿は宿坊というより、筆者の基準で言えば高級旅館といってもよかった。部屋も食事も良かったが、風呂も良かった。風呂は二つあったのだが、男湯女湯に分かれているのではなく、時間を決めて部屋ごとに使う方式であった。先日行った北八ヶ岳のペンションピラタスさんと似た形態ですな。それで、ここは湯船が直径2mぐらいの丸い木桶風呂で、なんともゆっくりできたのであった。食事はリーダーが写真をたくさん載せてくれているので、筆者が食レポするよりそちらをみていただいた方がいいだろう。
 さて、食事の後、リーダーと散々翌日の行動について議論した。天気予報は午後から曇りのち雨、あるいは曇り時々雨。色々なウェブサイトで見てみたが、降られない確証はない。しかし、最終的に行けるだろうと判断し、初志貫徹・計画実行と決まった。
 翌日は朝早いので、宿の人にお願いして、朝食をおにぎり弁当にしてもらっていた。それをバクバク食べて、6時過ぎに、さあ出発だ、と思って窓を開けると、あれ?雨音がする。軒の向こうに手を伸ばすとしっかり雨が降っているではないか。霧だとばっかり思っていたら雨だ。少なくとも午前中は降らないと思っていたのに朝から雨だ。いきなり気分が萎えて、計画変更。このままケーブルカーで山を降りることにした。
 そうと決まれば切り替えは早い。宿の人に山行は中止することを伝え、筆者はリーダーの呆れたような顔を尻目に例の風呂に入りに行くことにした。朝風呂はいいねえ。そういえば、会津ではなく白河市には小原庄助さんの墓というものがあるそうだ。
 我々は8時過ぎに宿を出て、ケーブルカーに乗って帰った。途中、ケーブルカーで上がってきた犬を連れた人にたくさん出会った。ワンちゃんと来られる観光地として有名なのだろうか。ケーブルカーには犬と一緒に乗れる。子供の数より犬や猫の数が多い時代である。観光地も犬と一緒というのが差別化ポイントになるのだろう。大岳山は残念であったが、また来ることにしよう。(完)

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