西御荷鉾山北尾根 ゴ・ドーハンの山旅 三十郎の“陽水”不動「お元気ですか？」

2024年11月10日(日) [日帰り]

• GPS: 04:54
• 距離: 5.7km
• 登り: 952m
• 下り: 941m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:40
• 休憩: 2:09
• 合計: 5:49

距離 5.7km 登り 952m 下り 941m

9:30 西御荷鉾山南登山口
9:49 10:50 御荷鉾山
11:32 11:42 鼠喰城跡
12:21 P738ｍ
12:35 12:49 西御荷鉾山北尾根登山口
13:00 13:01 P738ｍ
13:26 13:52 鼠喰城跡
14:36 14:53 御荷鉾山
15:15 西御荷鉾山南登山口
15:19 ゴール地点

・写真コメント作成中で御座います。

天候

曇り後ちょっと晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央登山口P（一応WC有）

コース状況／危険箇所等

・ほぼコース上を歩いていますが、一部寄り道しています。
・特に危険個所はありませんが、下りの急斜面では落石を起こさないように注意が必要です。

写真

11/10 9:29

本日はトレランの開催日でしたね。登山口までは通行できました。

11/10 9:30

最終ランナーが先程登って行かれようです。エイドの撤収が始まりました。

11/10 9:42

このあたりが「大」文字の斜面かな。

11/10 9:50

あっという間に西御荷鉾山1287.2Mとうちゃこ！山頂部の不動尊群を前回よりも詳細に見ていきましょう。

11/10 9:51

まずは南側(万場方面)に向かって立つ方々。石積に盟主たる大不動、その両脇、前方、そして周辺部に不動明王の刻像、文字塔が点在しています。

11/10 9:52

初めてお会いした時、初期の井上陽水に似ている！と思いました。背面や台石に多数の寄附者銘があります。

11/10 9:55

「明治廿七年四月廿八日建(1894)」

11/10 9:56

石工さんはあの黒澤三重郎ですが、別の名前で出ています。「(埼玉)縣秩父郡日尾石工新井三十郎源金丸作」、「黒澤」と「新井」姓を使い分けていたようです。

11/10 9:57

大不動の右脇の不動明王立像、右側面に

11/10 9:57

「文化四卯十二月吉日(1807)」、大不動よりも古参です！

11/10 9:58

大不動の左側にある不動明王坐像。お顔の表情がよく分かります。銘は見つからず。

11/10 10:00

大不動の前方下にある不動明王立像。ちょっと笑っているようにも見えます。銘はないようです。

11/10 10:01

前方上にある不動明王立像、「文化五丁？」らしき銘あり。特徴ある唇、誰かに似ている気がするのですが。

11/10 10:02

その隣に文字塔「不動尊 明治四十四年四月廿八日(1911) 当所黒田氏」

11/10 10:03

不動明王群から少し左に離れた、ちょっと危険な所にも、

11/10 10:04

不動明王坐像、銘無し。

11/10 10:05

登って来た登山道を少し戻った所には、

11/10 10:06

青石の「不動尊」

11/10 10:06

大不動の後方にある石標、

11/10 10:08

「標高一二八六米…」他に「支那事変…/昭和十四年…」等の銘があります。

11/10 10:11

11/10 10:18

11/10 10:20

11/10 10:20

11/10 10:21

11/10 10:22

11/10 10:22

山頂西端にある三角点から東へ

11/10 10:24

11/10 10:24

11/10 10:26

11/10 10:32

11/10 10:34

ここまでが南側を向いた不動明王さんです。

11/10 10:35

南側(神流側)の眺めはこんな感じ。

11/10 10:36

山頂東端部には北側(上日野、小柏方面)を向いた不動様二躰と石祠

11/10 10:41

11/10 10:41

あちらが“陽水”ならこちらは“河島英五”かな。♪野風増〜

11/10 10:42

11/10 10:42

11/10 10:43

11/10 10:43

11/10 10:51

いよいよ北尾根を下ります。

11/10 10:54

あっ！紅葉を忘れてました。こんな感じでした。

11/10 10:54

しばらくは広々とした気持ちの良い尾根でしたが、

11/10 10:56

すぐに岩々の間を下る急下降になります。

11/10 10:57

落石を起こさないように慎重に。

11/10 11:10

岩場が終わっても急な斜面です。

11/10 11:19

北尾根の主？

11/10 11:20

その先にもう一本

11/10 11:29

赤久縄山と稲含山が良い眺めです。

11/10 11:31

鞍部からの登り返した峰に何かあるようです。

11/10 11:32

木祠と石祠がありました。不動尊の物と思われます。地図では鼠喰城跡最上部とありました。

11/10 11:38

よく見ると北側は結構な岸壁になっていました。

11/10 11:41

その岩壁の脇を降りていきます。

11/10 11:45

尾根の左(西)側、岩壁の下方に岩溜まりがありました。自然の物でしょうか？帰りに立ち寄りましょう。

11/10 11:48

尾根の右(東)側には曲輪のような平地がありましたが、防御遺構は確認できず。

11/10 11:56

尾根筋に戻って先へ下ります。

11/10 11:58

随所にトラロープが設置されています。またまた先の見えない下りがあるようです。

11/10 12:12

ツツジが花盛りでした！

11/10 12:15

ちょっとヤセてきました。

11/10 12:20

738峰には石杭の他は何も無し

11/10 12:32

新しい祠と「不動明王」石鳥居(平成3.4.28)が見えました。

11/10 12:34

山ノ神峠ですので山ノ神なんでしょうね。

11/10 12:37

興味深い事が記されています。

11/10 12:40

オヤツ休憩。そぐ隣はG場ですのでハープタイムは無し。

11/10 12:48

「不動明王山道入口」(北尾根登山口)から登り返します。

11/10 13:03

♪何となく息切れがして…ここは坂道(by陽水)

11/10 13:04

11/10 13:05

11/10 13:19

11/10 13:26

先程の岩溜まり、自然にしては整然としています。

11/10 13:27

最初は城跡の遺構かと妄想しましたが、

11/10 13:31

どうやら作業道跡のようです。

11/10 13:33

この辺りは曲輪のような感じもしますが…

11/10 13:33

ここを登ると、

11/10 13:34

再びちょっとした平場

11/10 13:34

その西側は岩壁になっています。

11/10 13:36

さらに登ると、これは完全に整地された道ですね。

11/10 13:39

祠が建っている岩壁

11/10 13:39

けっこう続いています。

11/10 13:39

その岩壁直下に作業道跡がありますが、何をしようとした道なんでしょうか？

11/10 13:42

正規ルートの尾根筋に戻りました。

11/10 13:46

岩壁上の祠

11/10 13:47

対面する奈良山の集落と炮烙峠方面

11/10 13:50

オドケた顔してバババーン！山頂には御嶽の石祠があります。北側から登れるルートはあるこかな？

11/10 13:51

グルチャミがマジシャンに転身するかも。

11/10 13:55

このあたりはまさに素敵尾根ですね。

11/10 13:56

ここも

11/10 14:13

でも後ろ髪を引かれるような急登が待っています(笑)

11/10 14:25

岩場の急坂は登りは大したことはありませんでした。

11/10 14:28

最後は広い尾根になって。

11/10 14:34

分岐に帰って来ました。

11/10 14:35

山頂は陽ざしを浴びてポカポカ、

11/10 14:39

気持ち良いのでこちらで暫しハープタイムにしました。

11/10 14:47

目の前に大久保山〜父不見、寺平の山並み、その向こうに毘沙門山のシルエットも

11/10 14:47

かすかに小鹿野二子山

11/10 14:54

「お元気で！」帰れますよ！

11/10 14:56

駐車場にソーラーパネルと飯山

11/10 15:00

和式WCもいい感じで色づいているようです。右に城峯山。

11/10 15:06

石標「四〇〇米（近藤安成？）」、大正期のもののようです。

11/10 15:16

お仕舞は真っ赤に燃える平成の不動明王と

11/10 15:17

大鉾

11/10 15:17

これも勉強になる碑文ですね。

11/10 15:56

神流の街へ行ってみました。

11/10 15:58

『まるはちカフェ』、こちらでカレーライス(650円)をいただきました。トレラン仕様で5時から営業していたみたいです。

11/10 16:13

兵どもが夢の跡に陽が沈みます。

11/10 16:14

大会は終了したようで片付けが始まっていました。

夕飯はレトルトカレーですが、

冠雪した富士を眺めながら食べました（笑）

撮影機器：

iPhone 8 Apple

感想

godohan

・何処かで「西御荷鉾山の北尾根に不動尊像が点在している」と聞いた覚えがあり訪ねてみましたが、勝手にそう思いこんでいただけ(妄想？)で何かの勘違いのようでした。それでも宿題だった北尾根を登ることができ、また、久しぶりに三十郎の“陽水”不動にお会いできたので良かったです！
今回の山行ルートに関してはトレランの影響は殆どありませんでした。
・鼠喰城については全然知りませんでしたが、ちょっと調べてみたいと思います。

コメント

女形の産まれ

三重朗さんは、婿に入って新井になったんですよね旧性も使い分けてたんですね

godohan

女形の産まれさん どうもです。
そうみたいですね。特に秩父札所31番の石造仁王像や両神山系の石像等、高遠石工の藤森吉弥と組んだ仕事では黒澤姓を用いていたみたいですね。
また、何か情報があったらお願いします！それでは。　　godohan