北信五岳の最後は戸隠山

2024年11月14日(木) [日帰り]

• GPS: 08:16
• 距離: 11.0km
• 登り: 847m
• 下り: 826m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:36
• 休憩: 2:39
• 合計: 8:15

距離 11.0km 登り 847m 下り 826m

8:15 戸隠キャンプ場ウェルカムハウス
8:41 奥社前なおすけ
8:57 9:11 随神門
9:28 9:39 戸隠神社奥社
10:22 10:28 五十間長屋
10:33 10:39 百間長屋
11:15 12:34 蟻の塔渡・剣の刃渡
12:48 13:12 八方睨
13:27 13:35 戸隠山
14:14 14:18 九頭龍山
15:02 15:03 一不動避難小屋
15:03 一不動
15:15 15:17 氷清水
15:20 15:22 帯岩
16:07 ゲート
16:12 弥勒尾根コース分岐
16:19 16:20 戸隠牧場入口
16:25 16:26 戸隠キャンプ場
16:28 戸隠キャンプ場ウェルカムハウス
16:30 ゴール地点

蟻の塔渡りを渡ったところで長く休んでいたときに、ログが一時停止になってしまい、一不動に下るところで気がついてまたスタートしました。なので、時間は写真の時間から判断して手入力したところがあります。トータルの歩いた標高差も、少なめになってしまっているようです。距離は大丈夫なのかな？

天候

くもり／晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

戸隠キャンプ場近くの、以前高妻山登山のときにも使った無料駐車場に停めました。平日で紅葉シーズンも終わったようで、8時頃到着でもガラガラでした。

コース状況／危険箇所等

奥社手前の左側から登山道が始まります。岩場にとりつく前もけっこう急登で、岩場がスタートすると鎖場の連続です。手がかり足がかりがしっかりしているので、それほど難易度は高くないと思いますが、雨で濡れていたりこの季節は霜や雪の心配もありますので、足場が悪いときは無理しない方が良いと思います。10月中に雪が降ったらしいので、念のためチェーンスパイクを持参しましたが、使うところはありませんでした。蟻の塔渡りのエスケープコースも雪は無かったです。

その他周辺情報

戸隠中社周辺のそば屋さんが開いていたら食べて帰ろうと思っていましたが、平日の夕方なのでやっぱりダメでした。

写真

11/14 8:12

今回もこの駐車場にお世話になりました。今日はガラガラでした。

11/14 8:15

道を挟んだ反対側にトイレ有り。水洗でキレイなトイレです。

11/14 8:15

登山計画では道路歩きになっていましたが、遊歩道の方が近そうなのでこちらからスタート！

11/14 8:23

奥社までとありますが、奥社の参道までの間違いかな？

11/14 8:25

このY字路は右へ

11/14 8:41

参道に合流

11/14 8:42

久しぶりの奥社へ向かって、ワクワクしながら進みます。

11/14 8:42

ふむふむ…

11/14 8:43

朝から、けっこうお参りしている人がいました。

11/14 8:55

立派な杉並木、それを守る狛犬

11/14 8:56

随神門に到着、一礼して先へ進みます。

11/14 9:11

400年前からなんですね

11/14 9:13

お〜、戸隠連山のギザギザが見えてきた！
どれが戸隠山なのかな？

11/14 9:27

参道の左に石仏、そこのお供え物を狙うカラスが一羽

11/14 9:35

奥社で、登山の無事と、家族の幸福を祈願してからスタートします。九頭龍神社にも同様にお参りしました。

11/14 9:36

奥社の右奥に見えるギザギザ、あそこまで行くんだろうな、きっと。

11/14 9:39

ここからが本格的な登山。他の方のレコで知ったのですが、「閉山祭後は鎖が外される」と注意書きがあったようです。今日はまだ外されてなくて良かった！

11/14 9:41

しめ縄をくぐって、いざ山の中へ

11/14 10:00

こんな感じで、けっこう急でした。

11/14 10:05

青空に映える戸隠連山

11/14 10:12

今日、初めての鎖

11/14 10:13

登山道脇で紅葉しているつやのある葉は、イワカガミでしょうか？

11/14 10:21

すごい岩壁

11/14 10:21

11/14 10:23

ところどころに、この道標がありました。

11/14 10:30

五十間長屋でも、安全祈願
ここは、先へ行かずに手前左にルートがあります。

11/14 10:33

百間長屋、ここは横を通って先へ

11/14 10:35

振り向くと、百間長屋越しに雲をかぶった飯縄山

11/14 10:41

ここの祠は、体力温存のため登りませんでした。

11/14 10:42

西窟

11/14 10:43

岩の上に人影が

11/14 10:43

西岳が見えてきた。こちらも険しそう

11/14 10:44

本格的な鎖場のスタート！

11/14 10:48

ここは、登った後右へトラバース

11/14 10:51

眼下に見えるは鏡池か
周囲のモヤがとれることを期待しつつ進む

11/14 10:52

ここは、ホールド多し

11/14 10:55

ここは、登った後右の方へ進むようです。

11/14 11:06

胸突岩

11/14 11:09

ちょっとハングっぽく見えるけど大丈夫

11/14 11:09

蟻の塔渡りが見えてきた!！

11/14 11:10

今日の核心部
間近で見ると、細いデコボコの岩が実感できる

11/14 11:10

西岳の手前が本院岳と言うらしい

11/14 11:10

その右側には、雪をかぶった白馬方面がクッキリと見えている。

11/14 11:11

朝、歩いてきた杉並木

11/14 11:11

飯縄山の雲がとれてきた。奥には上信国境の山々

11/14 11:11

たぶん、あれが戸隠山で、奥が九頭龍山？

11/14 11:12

あのピークが八方睨

11/14 11:12

こちらが右下へ下るエスケープ用の鎖

11/14 11:13

雪はついてないけど、こちらも緊張感漂うルートに見える

11/14 11:14

このアングルからだと、岩の様子がよく分からない。

11/14 11:14

立ち上がって見ても、あまり変わらない

11/14 11:16

少し進んだところから右下をのぞき込む。
こちらは少し斜めに下っている感じ

11/14 11:16

左下は、すぐ近くは見えずに一気に切り立っているのが分かる。

11/14 11:19

エスケープルートとの合流点まで進んで、スタート方向を振り返る。ほとんどアリさん状態で、なんとかここまで来ました。

11/14 11:19

最後の刃渡りは、左下側に足を置いてカニ歩きでクリア

11/14 11:21

西岳の左奥の方は、第一峰だと思う、知らんけど!?

11/14 11:21

渡りきって振り返ると、全体の様子がよく見える。

11/14 11:21

周囲のモヤは、なかなか晴れない

11/14 11:22

ここから見える八ヶ岳や富士山を楽しみにしていましたので、しばらく粘ってみましたが……(1時間いたのですが、結局富士山は見えませんでした)

11/14 11:22

飯縄山の頭にかかってた雲はとれました。手前の岩に見える線が、エスケープルートの鎖

11/14 11:28

飯縄山の奥に見えていた、苗場山や岩菅山

11/14 11:29

次の方が渡ってきます。右下に見えるのは鏡池

11/14 11:30

あの霞んでいる山は何かな？

11/14 11:32

飯縄山麓の戸隠スキー場

11/14 11:32

奥社の駐車場は、けっこう車が停まってます。

11/14 11:32

杉並木が飯縄山に向かって伸びてます。飯縄の右奥は四阿山かな

11/14 12:36

1時間粘っても変化無しだったので、あきらめて先へ進みます。風もあまりなくぽかぽか天気だったのでゆっくりできました。

11/14 12:43

八方睨に登る途中から見た蟻の塔渡り

11/14 12:44

左奥の四阿山の右が浅間らしいですが、湯の丸山は分かるんだけど、左端の浅間山は雲がかかっていて分からない。

11/14 12:48

八方睨から見た蟻の塔渡り

11/14 12:49

飯縄山の奥の高い山が横手山、電波塔やリフトが見えていたので分かった。その右は日光白根

11/14 12:50

昨年の秋に登った岩菅山はあのあたり

11/14 12:50

どこから見ても分かりやすい、テーブルマウンテンの苗場山

11/14 12:51

11/14 12:53

八方睨にあった山座同定盤
虫倉山があるんだけど…

11/14 12:53

以前登った砂鉢山もあるらしいんだけど、残念ながらよく分からない。

11/14 12:56

3年前に登った北信五岳の内の一つ、斑尾山と手前に野尻湖

11/14 12:57

西岳の左には、鹿島槍ヶ岳や常念などが見えてるらしいんだけど、うっすらとしたシルエットだけなので、ちょっと分からない。

11/14 12:57

西岳の右側の、白馬岳はよく分かる。

11/14 12:59

西岳へ進む人はこちら

11/14 12:59

けっこう長く険しい登山道が続いている。

11/14 13:00

白馬のアップ、右側に見えているのは朝日岳か？

11/14 13:00

今年も行けなかった白馬、「坂の上の雲」のあの道を歩いてみたい……来年こそは！

11/14 13:01

日本海方面……霞んでる

11/14 13:01

雨飾山が頭を少しだけ出してた。

11/14 13:01

4年前にクタクタになって登った高妻山、あの時は周囲が何も見えなくて残念だったけど、晴れていれば絶景なんでしょうね。

11/14 13:01

妙高山も頭だけ

11/14 13:02

黒姫山はけっこう大きく見える。この山は2年前に登りました。下りの岩場で大コケしたのは、今でも反省してます。

11/14 13:03

北アルプスの山は、厚い雲が山頂辺りに伸びていてよく分からない。槍ヶ岳も見たかったなぁ。

11/14 13:03

西岳の後ろに立山もちょこっと見えているらしいのですが、こちらも残念ながらよく分からない。

11/14 13:05

八方睨の岩と西岳

11/14 13:07

白馬三山は、白馬槍がもう一息

11/14 13:08

西岳の奥の山をアップしてみたが、あれが五竜岳と立山か？

11/14 13:12

今日はまだ山頂を踏んでないので、そろそろ戸隠山へ進みましょう。

11/14 13:17

左が戸隠山で右が九頭龍山か、間に黒姫山の頭

11/14 13:27

やっと、戸隠山山頂に到着!!

11/14 13:27

高妻山、乙妻山もバッチリ見えてます。

11/14 13:28

戸隠山 1,904m登頂!! 信州百名山54座目
北信五岳コンプリート!! いらした方に撮っていただきました。ありがとうございました。

11/14 13:34

先程までいた八方睨、右に西岳

11/14 13:36

あれが九頭龍山か？とにかく行ってみましょう。

11/14 13:39

途中で戸隠山を振り返る

11/14 13:41

ここからは、湿って滑りやすいところが多く、ロープが横に張ってあります。これがないと転ぶと思います。

11/14 13:46

ところどころに岩壁が出現

11/14 13:50

今日は、ずっと見えている飯縄山

11/14 13:50

鏡池も、ここから見ると小さく見える。

11/14 14:00

立派な岩

11/14 14:02

下へ切れてます。落ちたら大変

11/14 14:07

歩いてきた方を振り返る。もう、戸隠山がどれか分からなくなってる。

11/14 14:15

九頭龍山 1,883m登頂！
戸隠山から、けっこうアップダウンがありました。特大三角点(？)タッチ

11/14 14:16

戸隠山でお会いした方にとっていただきました。ありがとうございました。

11/14 14:25

高妻山がキレイに見えていたところ

11/14 14:32

まだ出てくる鎖

11/14 14:43

黒姫山頂左に見える形の良い山は、御巣鷹山だということを戸隠山で会った方に教えてもらいました。

11/14 14:49

高妻山の、最後の急登尾根が見える

11/14 14:57

避難小屋が見えてきた。

11/14 15:02

一不動の避難小屋(宿泊用ではないとのこと)
左の小屋は携帯トイレ用ブース

11/14 15:03

ここを右に折れて下ります。

11/14 15:03

黒姫山も、ここでサヨウナラかな

11/14 15:15

氷清水、ペットボトルに入れて飲みました。うまい！

11/14 15:17

この後は、小さな沢を下りながら、途中に何度か渡渉があります。

11/14 15:20

帯岩に下るところの鎖場

11/14 15:21

ここは、鎖が無かったら怖すぎます。

11/14 15:22

足場はきちんとありますが、雪が着いていたり凍っていたりしたら緊張しますね。

11/14 15:24

下から帯岩を見上げる。右側には不動滝

11/14 15:30

滑滝の横を下る。

11/14 15:34

何度も小さな渡渉を繰り返す。ルートは不明瞭なところもありますが、ピンクテープがあるのでほぼ間違わないと思います。

11/14 16:07

牧場のゲートに到着

11/14 16:10

あの尾根を歩いてきました。真ん中右の低いところが一不動の避難小屋の場所

11/14 16:11

飯縄山にあたる夕日

11/14 16:20

キャンプ場から見た戸隠山、登りがいのあるいい山でした。

撮影機器：

Canon EOS M100 Canon

装備

個人装備

ザック ザックカバー 長袖シャツ 半袖シャツ 帽子 雨具 昼ご飯 行動食 飲料 笛 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット タオル グローブ 携帯 バッテリー 時計 サングラス ストック ナイフ カメラ 双眼鏡 ヘルメット チェーンスパイク

感想

bamuchan

　北信五岳の中で、危なそうなため最後まで残してあった、戸隠山に行ってきました。今後体力が低下するばかりだと思うので、登れる内に行っておかないと行けなくなりそうなので、思い切って登ってきました。
　ちょっと前に降った雪の状況が心配でしたが、ヤマレコにあげている他の方の記録を参考にさせてもらいながら、YouTubeもたくさん見て当日に備えました。特に蟻の塔渡りの歩き方は、ユーチューバーの方たちの意見を参考にさせてもらいました。まあ、歩くというよりも手を使いながら、ほぼはって進む感じでしたが、……安全第一で渡ることに重点を置いて体験してきました。
　登山道は、岩場にたどり着く前もけっこう急登で、岩場の方がかえって楽な感じもしました。岩場は、手がかりや足がかりがしっかりあるので、妙義の岩場よりは楽に感じるんだと思います。ただ、両側が切れ落ちた蟻の塔渡りは別格で、崖下は見ないで足下だけに集中して進むと、思っていたよりスムーズに行けました。強風だともっと怖いと思いますが、わりと暖かで穏やかな日だったので、この日に行って正解でした。残念だったのは、晴れていたのに遠くの山が霞んだり雲に隠れていたりで、富士山や南・中央アルプスが見えなかったことです。
　心配していた岩場よりも、下山時の滑りやすい土や沢沿い歩きの方が、精神的には疲れたような気がします。それと、アップダウンが続く尾根道が、地味に疲労を蓄積させます。途中でログが途絶えてしまったので、ペースがどのくらいだったかよく分かりませんが、標準より少し遅いくらいで歩けたと思うので、まあ合格点だと思います。
　戸隠は、学生の頃から好きな地域で、何度も蕎麦を食べに行ったり登山ではなく観光で訪れたりしていた場所なので、ここ何年かで登った斑尾や黒姫、飯縄をながめつつ、ラスボスの戸隠山に登れたのは、すごく感慨深いものがあります。これで北信五岳達成と信州百も54座まで伸ばせました。今後は、来年の春まで近場の低山歩きになると思いますが、今年行けなかった山や遠くの百名山に挑戦するために、定期的に登って体力維持に努めたいと思います。