823-52 黒法師岳(野鳥の森からピストン)
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,914m
- 下り
- 1,914m
コースタイム
- 山行
- 11:46
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 13:06
標高1669m地点は標高点1682mのすぐ東側。
天候 | 高曇り(13時半頃にわか雨) |
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過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
16日・野鳥の森17:10頃→19:40頃 浜松駅南口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は無し。麻布山までのハイキングコースの整備は肝心なところほどよくない(崖の際の辺りの杭が散乱、擬木の階段も崩壊) 麻布山より奥はピンクテープも少なくなり、尾根の広いところは迷いやすい。 バラ谷の頭への登りは標高1700mくらいから笹が出始めるが、踏み跡ははっきりしており、問題ない。 バラ谷の頭〜黒法師岳:笹薮。滑りやすい急坂。 バラ谷の頭方の斜面の笹は膝くらい。掴みにくいくらいの高さしかない。踏み跡はある。雨具のズボンがあった方が良い。 黒法師岳方の斜面の笹は腰くらいが標準。一部背丈以上。踏み跡ははっきりしている。雨具のズボンがあった方が良い。笈ヶ岳西尾根の笹藪よりはずっと楽な密度。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
(以下車に置いていった装備)
着替え
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
今年はまだ雪の気配がないということで、南アルプス深南部の200名山、300名山を物色し、黒法師岳が当選。
当初は、日曜日にアタックを考えていたが、木曜日の天気予報では日曜日よりは土曜日の方がまし、という感じであったので、金曜日半休の土曜日アタックに変更となった。
金曜日、午後大急ぎで帰宅し、着替えてすぐに出発。浜松駅15:19着のこだま号に乗車。もちろん、「ぷらっとこだま」の利用である。
浜松駅の南口からカーシェアを利用して、一路水窪へ。途中の西友で買い出しを済ませて、ひたすら走る。
真っ暗な中、林道の終点である「野鳥の森ウグイス門」に18時45分頃到着。広場になっており、20台くらいは停められそう。トイレ等は無し。登山ポストはある。携帯電波は無し。
今日は車中泊組は無し。車の傍にテントを張って寝るkokudo。同行者は車中泊。お湯を沸かして、アルファ米とレトルトハヤシライスとスーパーの総菜とビールの夕食(夕食は各自)。はじめは一緒に食べていたが、雨が降ってきたのでokudoはテントに退避。そのままおやすみなさいとなりました。
21時過ぎには寝たけど、雨がポツポツとテントをたたく・・・果たして明日は登れるのだろうかと不安を抱きながらも、ぐっすりと眠る。
2時半起床。テントの外は朧月が照らして薄明るい。車組はまぶしかったそうだ。
シュラフとテントを片付け、おにぎり1個を食べて、3時半に出発。
真っ暗な中、ヘッドランプの明かりを頼りに踏み跡をたどりながら進む。麻布山まではハイキングコースとのことなので安心していたが、ちょっと危なそうな崖の際などに限って、階段用の擬木が散乱したままになっていたり、壊れていたり・・・いらん処の階段はしっかりしていましたが。。。
途中細い尾根になっている辺りで1時間立ったので休憩。月は明るいが林の中を明るくするほどの光量ではない。
木にザックをたけ掛けて、座った瞬間・・・ザックがどてんと倒れる、ザックは下には落ちなかったが、ちょっと乗っけていたヘルメットが、コロコロと急坂を下り落ちていく、ヘッドランプの明かりで追うが、暗闇の谷底へと消えていった・・・
ガーン!
がっくし・・・帰りに一応探せるように、木の枝を印にしておいて出発。ちなみに帰りは明るかったので、谷底をあちら落ちらの角度で眺めたがヘルメットらしきものは見当たらず・・・相当深くまで落ちた模様・・・ガックシ。
さて、山行はまだ、始まったばかり。暗い中、どんどん高度を上げていく。
勾配が緩んでだだっ広くなってくると、麻布山。ここでようやく少し明るくなってきた。でもまだ、写真が写る明るさではない。
麻布山からも戸中山あたりまでは、擬木の階段が整備されていたりしたが、そのあとは、ピンクテープと踏み跡をたどっていく。
尾根の広いところはどこでも歩けてしまうので道を見失いがちだが、遠くのピンクテープと足の裏の感触を頼りに進んでいく。
前黒法師山で水を1リットルほどデポし、少し軽くなってさらに奥へと進む。打越峠の辺りは紅葉が綺麗。その上はもう葉っぱが落ちていた。
シブロク歩道の道と合流し、踝くらいから膝上くらいまでの笹が混じる灌木の急斜面をひたすら登っていくと、景色の開けるバラ谷の頭に到着。
曇り空なので期待していなかった、黒法師岳と富士山がならんでいるところが見えた! うれしい!
遠くには、恵那山、御嶽、空木岳などの中央アルプス、そして南アルプス深南部の山々。素晴らしい。そして笹原と灌木の鞍部の向こうに三角錐の黒法師岳が聳える。
雨具を着用し、笹原を下る。笹は膝くらいまでの高さで、笹に隠れた踏み跡はしっかりしているが、急斜面の直滑降なので、滑る滑る! 笹に捕まるが、笹の背が低いのでこちらも姿勢を低くしないと掴まれない。そして時折、笹に隠れた木の根や木屑が足を滑らせてくれる。
それでも20分もしないで最低鞍部の水場に到着。ここからは緩やかな起伏の笹原を歩いていく。そしてそれも20分ほどで終わり、今度は黒法師岳の笹の急斜面にとりつく。こちら側は、はじめ膝くらいの笹が、最後には背丈くらいにまでなるうえに、こちらも滑る滑る急斜面。笹につかまりながら登っていく。
2週間前の笈が岳西尾根の藪に比べれば、ずっと楽であるが、それでも藪は藪。疲れる。
勾配が緩むと丸盆岳方面の分岐(道標あり)にたどり着き、そこから黒法師岳頂上はすぐであった。
頂上は灌木に囲まれた笹薮で、笹薮の隙間に看板と、有名な変種の1等三角点が鎮座ましましていた。
ヤレヤレ、7時間は切った。これなら何とか軽いうちに下れるかな。一安心である。
写真を撮って、単独行の方と情報交換して20分ほどで下山開始。下りも滑る滑る・・・そして登り返しも相当厳しい。
バラ谷の頭で、寒さのせいで携帯の電池残量が20%になってしまい電源を落とすことにした。(予備バッテリーも昨夜大半を使用済でもう予備電源の残りがわずかなため)
下りはじめは快調であったが、徐々に疲れが出てきて・・・最後はノロノロになってしまっていた。特に黒法師岳への登り返しで結構来て、麻布山以降は下り基本なのにスピードに乗れなくて、最後はボロボロでした。
麻布山からの下りは、往路では暗闇の中であったので、景色は初めてみる。左側が切れ落ちているあたりの紅葉や標高1200m〜1500mくらいの紅葉が美しい。
所々見える遠くの、紅葉に彩られきれいである。だが、夕闇がどんどんと迫り、駐車場には薄暗い16時半過ぎに到着。帰りは約6時間。合計13時間コースであった。
(メモ)
今回、ヤマレコのアプリでログを取ろうとしたが、登山口から4時半頃まで作動せず。その後寒さのためかバッテリー切れ間近になったため途中で携帯電源を落としたため、ログはなし。手元のメモで時間を記入しました。
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ヘルメット、自分が預かってるやつかもです。
ご連絡ください。
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