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Yamareco

記録ID: 791455
全員に公開
雪山ハイキング
中央アルプス

富士見台 〜傷心登山となった2016年の登り初め〜

2016年01月04日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:40
距離
12.1km
登り
888m
下り
913m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:24
休憩
1:08
合計
5:32
9:55
58
10:53
10:53
18
11:11
11:12
18
11:30
11:34
14
11:48
11:49
10
11:59
12:55
40
13:35
13:35
13
13:48
13:49
9
13:58
13:59
15
14:14
14:15
11
14:26
14:27
55
15:22
15:24
3
15:27
ゴール地点
天候 始め快晴 稜線に出ると強風 昼過ぎから曇り
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
神坂神社下の駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
≪登山道の状況≫
カラマツコース:標高が上がって森が自然林になってくる頃から少し積雪有り。
富士見台高原口の分岐〜萬岳荘:日陰部分に積雪少々。
萬岳荘〜富士見台:ほぼ積雪無し。ぬかるんで滑りやすい箇所多数。
富士見台〜神坂山:踏み跡は鮮明だが歩く人が少ないためか積雪やザレている箇所多数。
ブナコース:富士見台高原口分岐から自然林が終わるころまで残雪あり。急斜面をトラバースする狭い道故、積雪時は要注意。分岐手前で崩壊地上を横切る箇所があり、転落しないよう要注意。
ブナコース登山口〜神坂神社:林道歩き。全体的に日陰で部分的に凍結箇所有り。山側からの落石もいつあっても不思議は無い危険度。お子様連れには全くお勧めできない。
・全体的に凍結箇所は無く、アイゼンは不要。今後、寒波到来し積雪や凍結箇所が出てくると軽アイゼンなどが必要かも。
・雪が少なく、スノーシューは全く使えない。

≪トイレ≫
萬岳荘と稜線の神坂小屋のトイレは閉鎖されていて使用不可。

≪商店・自販機≫
萬岳荘は休業しており、萬岳荘横の水場も凍結して使えないので、飲料水・食料は事前に準備して来られたし。
その他周辺情報 ≪温泉≫
・神坂神社から10分ほどで昼神温泉に日帰り入浴施設あり
・今日は平谷村のひまわりの湯を利用(料金600円)
とろみのあるいいお湯でした
神坂神社からスタート
2016年01月04日 09:56撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 9:56
神坂神社からスタート
かつては東山道もこの山を越えていた
2016年01月04日 09:56撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 9:56
かつては東山道もこの山を越えていた
富士見台登山ルートの地図
2016年01月04日 09:58撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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富士見台登山ルートの地図
杉の造林地を上り…
2016年01月04日 09:59撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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杉の造林地を上り…
林道を少し下ってカラマツコースからスタート
2016年01月04日 10:02撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 10:02
林道を少し下ってカラマツコースからスタート
杉林で上を見上げると、なかなかアートだ。
2016年01月04日 10:06撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 10:06
杉林で上を見上げると、なかなかアートだ。
日陰に少し雪が残る
2016年01月04日 10:09撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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日陰に少し雪が残る
自然林に入ると明るい森になる
2016年01月04日 10:33撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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自然林に入ると明るい森になる
南アルプス 赤石岳・聖岳が姿を見せてくれる
2016年01月04日 10:37撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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南アルプス 赤石岳・聖岳が姿を見せてくれる
登山道には雪が少々
サラサラの雪質でスリップすることはない
2016年01月04日 10:43撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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登山道には雪が少々
サラサラの雪質でスリップすることはない
真っ白な幹を空へ伸ばす木
2016年01月04日 10:47撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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真っ白な幹を空へ伸ばす木
厳しい冬を木々は葉を落として耐え抜いている
自分も謙虚になって悲しみを耐えよう
2016年01月04日 10:48撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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厳しい冬を木々は葉を落として耐え抜いている
自分も謙虚になって悲しみを耐えよう
木の幹の白と新雪の白が青空に映える
2016年01月04日 10:49撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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木の幹の白と新雪の白が青空に映える
影一人
並んで歩く人はいないまま
2016年01月04日 10:50撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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影一人
並んで歩く人はいないまま
雪道の下りは滑るかと思いきや
特にスリップしなかった
2016年01月04日 10:52撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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雪道の下りは滑るかと思いきや
特にスリップしなかった
太陽がまぶしい富士見台高原口の分岐
2016年01月04日 10:53撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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太陽がまぶしい富士見台高原口の分岐
カラマツ林の中を白い道が続く
2016年01月04日 10:55撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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カラマツ林の中を白い道が続く
イワウチワの葉も雪の中
また春に会いにくるよ
2016年01月04日 10:56撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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イワウチワの葉も雪の中
また春に会いにくるよ
見事なカラマツ林の中の道
カラマツが金色に色づく秋に歩いてみたい
2016年01月04日 10:59撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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見事なカラマツ林の中の道
カラマツが金色に色づく秋に歩いてみたい
青空と太陽と
2016年01月04日 11:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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青空と太陽と
水の流れがあるところは凍結していて滑りやすい
2016年01月04日 11:17撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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水の流れがあるところは凍結していて滑りやすい
針葉樹の中の白い道
2016年01月04日 11:22撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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針葉樹の中の白い道
大川入山
2016年01月04日 11:27撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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大川入山
富士見台の登山基地、萬岳荘
冬季休業中なので売店・トイレも閉鎖されている
2016年01月04日 11:32撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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富士見台の登山基地、萬岳荘
冬季休業中なので売店・トイレも閉鎖されている
笹の緑と空の青
2016年01月04日 11:42撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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笹の緑と空の青
稜線に到達
西側の展望が開けるがちょっと曇りがち…
2016年01月04日 11:46撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 11:46
稜線に到達
西側の展望が開けるがちょっと曇りがち…
神坂小屋
トイレは使用不可
避難小屋は使えます
2016年01月04日 11:50撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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神坂小屋
トイレは使用不可
避難小屋は使えます
富士見台山頂に広がる どこまでも蒼い空
大切な人に見せてあげたかったけど、夢に終わった…( ;∀;)
2016年01月04日 11:59撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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富士見台山頂に広がる どこまでも蒼い空
大切な人に見せてあげたかったけど、夢に終わった…( ;∀;)
富士見台山頂のパノラマ
中央アルプス〜南アルプス〜恵那山
2016年01月04日 12:08撮影 by  iPad Air 2, Apple
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富士見台山頂のパノラマ
中央アルプス〜南アルプス〜恵那山
富士見台山頂
バックは南アルプス
2016年01月04日 12:17撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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富士見台山頂
バックは南アルプス
白山・御嶽・乗鞍・北アルプスは雲の中
白い羊も…いませんでした
2016年01月04日 12:18撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 12:18
白山・御嶽・乗鞍・北アルプスは雲の中
白い羊も…いませんでした
南木曽岳
2016年01月04日 12:18撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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南木曽岳
中央アルプス
富士見台から見る中央アルプスが一番かっこいい
2016年01月04日 12:22撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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中央アルプス
富士見台から見る中央アルプスが一番かっこいい
南アルプス全山展望!
2016年01月04日 12:25撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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南アルプス全山展望!
鋸岳・甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳
2016年01月04日 12:28撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 12:28
鋸岳・甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳
白峰三山と塩見岳
富士山は見えない(富士見台←富士見たい…から命名された)
2016年01月04日 12:29撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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白峰三山と塩見岳
富士山は見えない(富士見台←富士見たい…から命名された)
悪沢・赤石・聖
2016年01月04日 12:29撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 12:29
悪沢・赤石・聖
大川入山
2016年01月04日 12:30撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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大川入山
今日の山ラーメンは信州みそラーメン
2016年01月04日 12:38撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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今日の山ラーメンは信州みそラーメン
昼ごはんを食べている間に恵那山はガスってしまいました
2016年01月04日 13:08撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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昼ごはんを食べている間に恵那山はガスってしまいました
神坂山にも行ってみよう!
2016年01月04日 13:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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神坂山にも行ってみよう!
あまり歩く人がいないのか、積雪が少々
こちらも凍結はしていないのでアイゼンは不要でした
2016年01月04日 13:43撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 13:43
あまり歩く人がいないのか、積雪が少々
こちらも凍結はしていないのでアイゼンは不要でした
神坂山山頂
踏み跡はここで終わる
2016年01月04日 13:49撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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神坂山山頂
踏み跡はここで終わる
神坂山から見る萬岳荘はなんだか新鮮な眺め
2016年01月04日 13:51撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 13:51
神坂山から見る萬岳荘はなんだか新鮮な眺め
春にはバイカオウレンが咲き乱れていた場所も今は雪の中
2016年01月04日 14:06撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 14:06
春にはバイカオウレンが咲き乱れていた場所も今は雪の中
一本立の杉
2016年01月04日 14:14撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 14:14
一本立の杉
分岐後すぐに崩壊地の上を横切る
2016年01月04日 14:31撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 14:31
分岐後すぐに崩壊地の上を横切る
崩壊地を見下ろす
転落しないよう気を付けて!
2016年01月04日 14:31撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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崩壊地を見下ろす
転落しないよう気を付けて!
急斜面のトラバース区間
ここが凍結すると危険度は跳ね上がる
2016年01月04日 14:36撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 14:36
急斜面のトラバース区間
ここが凍結すると危険度は跳ね上がる
ブナの新緑・紅葉の時にはきれいな道ですね
2016年01月04日 14:37撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 14:37
ブナの新緑・紅葉の時にはきれいな道ですね
暗い杉の造林地へ入っていく
大声で歌ってテンションを無理やり上げて突入する
2016年01月04日 14:42撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 14:42
暗い杉の造林地へ入っていく
大声で歌ってテンションを無理やり上げて突入する
崩壊地にかかる橋は新しくなった
整備ありがとうございます
2016年01月04日 14:45撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/4 14:45
崩壊地にかかる橋は新しくなった
整備ありがとうございます
ブナコースの登山口
これより2劼曚瀕啼司發
2016年01月04日 14:56撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 14:56
ブナコースの登山口
これより2劼曚瀕啼司發
凍結箇所も少々
しかし、凍結していないところを歩けば問題なし
2016年01月04日 15:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 15:04
凍結箇所も少々
しかし、凍結していないところを歩けば問題なし
この荒れた林道に轍を刻んだ運転手は勇者だわ
2016年01月04日 15:09撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 15:09
この荒れた林道に轍を刻んだ運転手は勇者だわ
落石防止ネットでは止めきれない落石も頻発
こんな場所がしばらく続くので危険なルートだ
2016年01月04日 15:12撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 15:12
落石防止ネットでは止めきれない落石も頻発
こんな場所がしばらく続くので危険なルートだ
日陰なので水流があるところは凍り付いている
2016年01月04日 15:13撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 15:13
日陰なので水流があるところは凍り付いている
先の勇者ドライバーはここをどうやって越えたのだろう
2016年01月04日 15:16撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 15:16
先の勇者ドライバーはここをどうやって越えたのだろう

装備

備考 稜線で風に吹かれると思った以上に寒いので、手袋は必携だった

感想

正月休み終盤の月曜日
2016年登り初めはどこか展望の良い山で楽しみたいなと思いひと思案。

折しも異常な暖冬で、本来ならスノーシューイングする富士見台がアイゼン無しで登れそう。
この冬は富士見台でスノーシューをと思いましたが、このまま暖冬だとできなくなる可能性大なので、それならばと思い出かけてきました。
年始早々、思い人に拒絶されてしまったので、今日は痛む心を抱えての登山でした。

今年は異常なほどの暖冬。
富士見台横のスキー場も人工雪でかろうじて営業しているほどで、本当に雪が無い。
神坂神社からスタートしても、しばらくは落ち葉を踏みしめて登る、初冬の山の様相でした。
暖かいのはいいとして、雪が降るべき時に降らないのは心配です。
地球温暖化を目に見えて感じますし、美しい高山植物がますます減ってしまうのも心配。
今年はアルプスからも梅雨明け前に雪が消え、8月初旬でもお花畑は秋の花ばかりになってしまうのでしょうか…。

カラマツコース、序盤は杉の造林地を登ります。
しばらく登って自然林になってくると、落葉した森に暖かい太陽の光が降り注ぎ、視界が一気に明るくなりました。
葉を落として厳しい冬を耐える木のように、何がいけなかったのか反省し、同じ間違いを繰り返さないように謙虚になって悲しみを耐えないといけないよ、と自然から教えられた気がします。

森が自然林になってくると、登山道にも雪が出てきますが、雪質はサラサラなのでアイゼンは不要でした。
落葉して明るい森の中に白い道が続いてゆく…そして空は真っ青。
美しいコントラスト。
山に興味を持ってくれていたあの人に見せてあげたかったな、この景色…。

登山道が見事なカラマツ林の中を行く区間は、この山で私の一番のお気に入りの場所。
カラマツが金色に染まる秋、またここを歩いてみたいものです。
そして春、ここはイワウチワ、バイカオウレン、ショウジョウバカマ、シュンランにも彩られる道でもあるのです。

平坦になった登山道をひと頑張りして歩くと、富士見台・恵那山の登山基地である萬岳荘に到着。
ここまでは車でも来れるので、初めてのトレッキングの方にも富士見台はとてもいい山なのです。
本来は厚い雪に覆われているはずの車道も、今日はアスファルトがむき出しになるところもあるほどで、スノーシューイングは全くできない状況です。

萬岳荘から富士見台山頂までは30分程。
しかし、ここも雪はほどんどなし。
霧氷で真っ白になった木々、羊の放牧の光景も今日は全く見られませんでした。

稜線に到達して西側の展望が開けますが、今日は西側は雲が多く、伊吹山・白山・御嶽山・乗鞍岳・北アルプスの姿を見ることはできませんでした。
それでも、美しく冠雪した中央アルプス・南アルプスのパノラマは格別。
富士見台から見る中央アルプスが、一番格好良く見えると思うのは私だけかな…。
山頂のどこまでも深い青に澄み切った空も、愛しい人と見たかったのですが、残念ながら夢に終わったBlueTrainでした・・・。

食事が終わって、山頂に誰もいないので、ここぞとばかりにさだまさしの「空になる」とかコブクロの「あの太陽がこの世界を照らすように」(映画『岳』の主題歌)を熱唱していたら、いつの間にかカップルが登って来ているし…。
あー、恥ずかし…。

始めは晴れ渡っていた空も、どんどん雲が湧いてきて、山頂はガスガスになり、恵那山も見えなくなったので、撤収開始。
途中、神坂山に寄り道して帰りました。

帰りのブナコースは、急傾斜地をトラバースする区間があり、積雪してそれが凍結すると危険度が跳ね上がると思われます。
ブナコース下の林道も山側からの落石が頻発するようで、頭上にいつも神経をとがらせねばなりませんでした。
特にお子さん連れのハイカーは、カラマツコース往復とした方が無難かと思います。

萬岳荘から1時間半で神坂神社に戻り、温泉に入って帰途に就きました。
2016年登り初めは、自然の美しさに癒されたり学ばされたりした面もあり、美しい風景を見るも感動を共有できる人がいない寂しさにうちひちがれた面もあり、複雑な気分で終わった傷心登山でしたとさ。

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