扇ノ山(失敗)、猿壺の滝、霧ガ滝、シワガラの滝、瀞川山【兵庫県、但馬】
- GPS
- 05:13
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 654m
- 下り
- 610m
コースタイム
畑ヶ平登山口 7:00 - 雪中前途不明で中止 7:41 - 畑ヶ平登山口 8:05
猿壺の滝
L献滝
霧ガ滝入口 9:02 - 4号鉄橋 9:33/40 - 渡渉 10:13 - 霧ガ滝 10:19/27 - 渡渉 10:32 - 桂橋 10:40/47 - 霧ガ滝入口 11:22
ぅ轡錺ラの滝
上山林道口 11:50 - あと100m(長靴に履き替え) 12:05 - シワガラの滝 12:13/29 - あと100m(登山靴に履き替え) 12:37/43 - 峠 12:56 - 上山林道口 13:01
テ埓郢
林道登山口 17:10 - 瀞川山頂 17:17/25 - 林道登山口 17:29
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
\陬了(失敗) ・畑ヶ平から扇ノ山への登山道は雪の中。途中までは踏み跡も認識できたが、笹原が立ちあがりかけた辺りからは、確認不能に。 ・帰りが心配になって、途中で止めた。 L献滝 ・途中の橋が崩れており、そろりと渡る必要があるが、通常の山行きのつもりであれば、全く心配はない。最後に渡渉と呼ぶのは大げさだが、そのまま通れば足下が確実にずぶぬれになるような地帯を通る。 猿壺の滝、ぅ轡錺ラの滝 ・いずれも長靴なりが必要。しかしどちらも感動的な滝である。 テ埓郢 ・時間の関係でやむなく頂上だけに留めたが、途中の林道歩きがあるだけに、後で林道までを歩こうと。 |
写真
感想
(1)扇ノ山
畑ヶ平から挑んだが、最初から残雪。緩くなった雪を踏みしめ、農場からの道に合流し、更に先へと進んだが、笹が立ち上がり始めている辺りで、踏み跡を見失う。頂上は目の前に見えているので、頂上にたどり着くことはできるように思う。しかし、帰りに、この場所付近で、もとの道にたどり着くことができる気がしない。
まだ朝こんなに早い時間でもあるので、一、二度迷っても大丈夫だとも思ったが、雪山装備と経験が明らかに不足しており、万一の不測の事態を考えて前途中止を決めた。
向かい側の青ヶ丸とかにも行ってみたいが、それより前に、雪山に飛び込める技量や装備が必要ですね。
(2)猿壺の滝
玄人好みというべきか、知る人ぞ知る美しい滝。それがために畑ヶ平まで足を運んだようなもの。しかし、今回は行ってみて始めてわかる失敗もあり。
畑ヶ平林道からの入口は、“ガードレールの錆びた橋の向こう”というものだったが、今では小振りな標識も立てられており、見失うことなさそう。
最初から長靴で臨む。ほんのわずかの歩きで、滝に到着。美しい。しかし日当たりをまともに受け、まぶしすぎる。おそらくこの滝は、午後からの陰の中、曇りの日陰の中で見る方が、その美しさが際だつのかもしれない。
(3)霧ガ滝
奥まった滝、名前がいい。幻想的なものを想像させる。65mもの落差がありながら、滝壺はないらしい。途中で落水が風に舞い、霧のようになるためそうなるそうだ。つまり名前の通りに”霧の滝”なのである。
ただし、道のりは険しい。本当に霧の滝になってしまいそうなくらいに険しい。普通のピクニック気分ではたどり着けない。
山登りや、流れを渡る覚悟だけではだめであり、例えば壊れた橋を渡るような、少々の無茶にも立ち向かう必要がある。
そんな苦労の果てにたどり着いた“霧ガ滝”。圧倒的な落差とは似つかわしくなく、滝につきものの轟音がしない。注ぎ出しの水量は十分なものがあるようだが、何故か落ちていく途中で風にさらされ、ふわふわと。天の羽衣のよう。
日本の100名瀑には選ばれていないが、但馬三名瀑の一つである。残りの二つ、天滝や猿尾の滝にも伍することはあっても劣るものではない。
(4)シワガラの滝
海上林道を行く。海上集落を過ぎ、水田を過ぎ、再び木立の中へ。最近整備された小さな駐車スペースを見ると、シワガラの滝、桂の滝への登山口。ここから一尾根越えて、滝に向かう。尾根上で桂の滝への道を分ける。下って暫くで水田が見える。水田にはトラクターも見えるが、どうやらそれらは別に道があるようだ。
水田脇を下り続け、やがて急な下り坂になり、下りきると「あと100m」の標識。しかし道はここからは不明瞭。というか、音を頼りに川の中を遡ることに。長靴に履き替え、ざぶざぶと進む。やがて、轟音が大きくなりるものの、流れは岩壁に吸い込まれるように消えていく。その壁の向こうを目指して進む。やがて、壁の向こうから激しく打ち付ける水音が。目指すシワガラの滝が現れる。
洞窟の中の滝である。洞窟に滝を流し込んでいるのだから、轟音が響き渡る。水量も十分。この迫力は一度見ると忘れられない。
帰り道で女性4人組に遭遇。あと100mの看板を前に、それから先の進み方がわからず悩んでいる。確実に水中を歩く必要があることを伝えると、残念そうにお昼ご飯に切り替えていた。
(5)瀞川山頂上部
今朝は扇ノ山に失敗、その後、秀麗な滝を堪能したので、今日はもうそれで十分というものだが、一方でせっかく遠征してきた但馬でもう一山登りたいもの。まずは蘇武岳に向かったが、予想よりも早く工事による通行止めが現れる。これでは日暮れと競争になるので、更に変更し瀞川山へ。
木の殿堂からの山登りを考えたが、これも時間的には怪しくなってきて、いよいよ
思案。結局、山頂部に車で行き、そこだけ登ることに。
山頂部直前の林道歩きを止めるつもりならば、手前の十石山だけ別に登ることにすればよい。そういった算段で、瀞川山頂上部のみに向かう。
山間のしかも山頂部にあるとは思えない直線の林道を走り、山頂部直下に。さして起伏を感じさせない山道を歩くと瀞川山山頂に。
昨日登った鉢伏山や氷ノ山がよく見える。
薄暮の中、早々に退却。
帰り道では「とが山温泉天女の湯」に立ち寄り。
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