アレの性能を試せ!@谷川岳
- GPS
- 02:48
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 792m
- 下り
- 752m
コースタイム
天候 | ■曇天、山頂周辺以外は無風 ■0℃〜-6℃、動いていれば寒くない |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
■ロープウェイ往復(モンベルカード提示で100円引き) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■熊穴沢避難小屋までは危険個所はありません ただ、道幅が狭いうえに木が張り出しているので歩きにくいです 急登もあるので、12本アイゼンがオススメ でもMSRなのでガンガン登れました♪ 〜ここからはツレのみ〜 ■肩の小屋からは急登、膝までの雪あり 降雪は少ないですが強風のためホワイトアウト! |
その他周辺情報 | ■安定の「湯テルメ」(550円)利用、女湯は貸切でした♪ |
写真
感想
年明け初の山行!
今年もよろしくお願い致します〜!!
と言うことで、
今はまだ降雪が少ないので、行けるとこまで行ってみようと
初・冬の谷川岳に挑戦してみました。
曇天でしたが雪はちらつく程度、何より無風だったので良かったです。
ただ、けっこう急登があったり、予想以上に道幅が狭かったり。
スノーシューのツアーもあるほどなので、スノーシューで行きましたが
う〜む、「避難小屋」まではアイゼンのほうが良かったです。
ただ、ツレ曰く「肩の小屋」以降は新雪なのでスノーシューもしくは
わかんが良かったとのこと。
そして、木の張り出しがけっこうすごい。
よけたりかがんだりしながら狭い道を歩くのは、
スノーシューだとめっちゃストレス!
しかも片側は谷で、新雪がものすごい。
落ちたらまず胸まで埋もれます、たぶん自力では脱出不可能…
そんな中、一部足場が落ちている個所があり、木も張り出している。
私はスノーシューで渡る自信がなかったので、残念ですが「避難小屋」手前で撤退、一人下山してレストハウスでツレを待つことに。
(まーや、LINEお付き合いありがとう)
ツレは12本アイゼンなので、とりあえず「肩の小屋」までは行けましたが
どんどん風が強まりホワイトアウトに。
周りの方々もピークハントするか迷っており、みんなで話し合いをする。
ツレだけは、私を待たせているということもありすぐ撤退して下山しましたが、
他の方はピークハントしたようです。
やはり私も12本アイゼンを購入しようと思いました。
そうなるとピッケルも…まずは講習ですな。
〜〜今回は噂の「防寒テムレス」の性能を試しました〜〜
比較は「マーモット」。
暖かさは遜色なし、むしろ厚みがないので機動性があります。
軽いので予備手袋としてザックに入れておくのも◎
防水でもありますが、汗なのか中も少し濡れました。
まあ、何より安いですね、1,000円ぐらいですもん。
ただ…ゴム臭いっ。工業系のゴム臭が手にもつく。
帰りは、時間が早かったため高速代節約で国道を使うことに。
そしたら、なんと前から行きたかったモツ煮で有名な「永井食堂」を発見(笑)
すでに、道の駅で冷凍モツ煮をゲットしてしまったため、来店は次回!
山っていろいろ発見できてい〜な〜(笑)
たまには感想。
今回は谷川岳をチョイす。天気さえ良ければピークハント狙うつもだ。
さて、登山道を歩いてみると避難小屋〜天狗の岩くらいまでは
アイゼンのほうが断然楽な道だった。
スノーシューを履いて嫁はあえなくリタイア
体調も万全でないようだし、申し訳ないがここで引き返して
天神平のレストハウスで待機してくれとお願いした。
天狗の岩〜肩の小屋まではスノーシューのほうが楽そうな道だった。
足が雪に10~20cmは埋まったのでシンドイ。
雪道を本格的に歩いたけど、足が上げられないと前に進めない。
夏靴と違って冬靴は1.5倍は重いし、アイゼン等も着けているので
余裕で片足1kgはある。2kgくらいあるかも
その上で、雪がまとわりついてくる。
そう考えると、体力は夏山よりもずっと必要になるなと感じた。
雪山での体力不足での停滞はすなわち、死。
なめるなとはこういうことかと実感できた。
天気さえ良ければピークハント狙うつもりだったが
天気は悪かった。最悪とは言わないが、悪かった。
稜線に出てから視界はほぼ利かなかった。50~100mくらいか。
沼田山岳会?だったかな、目印の赤旗を用意してくれて助かった。
あれがなければ、即遭難したかな。道がさっぱりわからん。ありがたい。
標高を上げれば上げるほど、風も強くなり顔に当たる雪は冷たく
トレースも5分もすれば消えるような状態だった。
風速は5~10mくらいなのかな。まだ立っていられた。
そんな中、さらに登って肩の小屋まで辿り着いた
ここで悩んだがピークは無雪期だが踏んでるし、
待たせてるし引き返すことにした。
引き返し時を判断するのは難しいと思うが、
余裕のあるうちに引き返すのが大切なんだと思う。
下山のことを計算できるうちにな。
引き返すときに何人にもすれ違った。いろいろ話をした。
たぶん小屋で引き返した人もいるだろうし、ピークに行った人もいるだろう。
下山した人に話しを聞いたら、ピークに行ったけど風が凄かった、と。
ストックだったから危なかったということだった。
装備の話だが、谷川岳は森林限界を超えるので
一般的にはストックよりもピッケルだと思う。
強風が稜線で吹いたら終わりだ。
ただ立っていられる程度ならストックでも十分とわかった。
天神平からのルートであれば、
山頂部以外ナイフリッジもないし滑落はしなそうだ。
周囲の人のピッケルワークを観察してみると
ピッケルが雪に深く刺さっていて踏ん張りが利いてない状態だった。
歩きにくそうだ。俺はストックだったけど、踏ん張りが利いて歩くのは遥かに楽
登る速度は倍は違ったな。ただまぁピッケルも持ってろという話ではある。
驚くべきことに、6本アイゼンとストックという
年のころは50〜60代の3人組みがいた。ヤバイと思う。
ここで6本はない。ピッケル以上にない。12本でも滑りを感じたのに、
天候的にも危ない状況だったし事故がなかったのは運が良かっただけと
思ってもらいたい。繰り返していたらいつか事故るパターンではなかろうか。
なにはともあれ、今度は快晴の日に嫁と一緒に登頂できたらなと思う。
がんばって体力つけよう。
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