春の槍ヶ岳 飛騨沢経由

2016年03月27日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 23.7km
• 登り: 2,213m
• 下り: 2,208m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:20
• 休憩: 2:30
• 合計: 14:50

1:50 新穂高温泉駅
3:40 3:50 白出沢
5:50 6:00 滝谷避難小屋
6:40 7:00 槍平小屋
10:50 11:10 飛騨乗越
11:30 槍ヶ岳山荘
12:00 12:30 槍ヶ岳
12:50 槍ヶ岳山荘
13:00 13:30 飛騨乗越
13:50 14:10 槍平小屋
14:30 藤木レリーフ
16:00 16:10 白出沢
16:40 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高無料駐車場

コース状況／危険箇所等

右俣林道は駐車場よりすぐで積雪あり

その他周辺情報

平湯の森。

写真

3/27 5:50

滝谷避難小屋付近の右俣谷

3/27 5:50

避難小屋あたりで先行者に出くわす

3/27 5:53

滝谷から北穂高方面

3/27 5:57

この時間帯のデブリはカチカチで厄介だ

3/27 5:59

藤木レリーフ。藤木九三は日本のロッククライマー。北穂高岳滝谷の初登攀を成功させた名クライマー。wikiより。

3/27 6:43

槍平小屋

3/27 6:44

冬期避難小屋。雪には埋もれていない。

3/27 7:01

広い槍平を進む。

3/27 7:07

北穂高岳と涸沢岳

3/27 7:16

飛騨沢の下部。この先でmy 一眼の設定が狂いカメラが重荷と化した。よい景色が撮れず無念。

3/27 8:41

すべすべの飛騨沢。たまに氷の塊がひゅるひゅるとものすごいスピードでそばを転がる。転がった後が雪面に刻まれているのが写真をみても分かる。

3/27 9:00

背後から笠が岳が後押ししてくれる。

3/27 9:36

スケール感は抜群

3/27 9:36

飛騨乗越が見えてるが遠い遠い。日頃のトレニーング不足で歩いては止まって休憩の繰り返しで歩を進める

3/27 11:10

やっと乗越。槍が姿を。乗越で岩陰に板をデポ。

3/27 11:10

大喰岳

3/27 11:11

笠をバックにSさん

3/27 11:11

さあアイゼンに履き替えていきましょう。

3/27 11:27

肩の小屋。夏はごった返す場所だ。

3/27 11:27

山頂ーまで

3/27 11:27

ロックオン！

3/27 11:35

ルートは中央のS字のルンゼ。前爪しか入らず緊張した。

3/27 11:36

風は強くないのでプレッシャーはない

3/27 11:38

僕が先頭でいく

3/27 12:12

最後のはしご。

3/27 12:15

山頂着。

3/27 12:16

二人で祠前で記念写真。やりました。

3/27 12:18

はい。

3/27 12:19

ばんざーい

3/27 12:20

上から見た肩の小屋

3/27 13:29

さあ、お待ちかねのビッグスロープ飛騨沢。

3/27 13:33

プチパウダーもある。

3/27 13:33

雪も適度に緩み快適。

3/27 13:36

最高の瞬間。太ももが悲鳴を上げている。

3/27 13:52

槍平にまで降りてきて。右俣林道まで快適。

撮影機器：

Canon EOS Kiss Digital X Canon

iPhone 6 Apple

NIKON D7000 NIKON CORPORATION

感想

hayawata

2007年だったかな3月の槍ヶ岳に父親と同じルートで挑戦したことがある。その時は山スキーを始めて2年目でまったく経験もなく悪条件にも弱かった。確か飛騨乗越手前で暴風にやられて敗退した。低温で指がもげそうになり、股間に入れて暖めろって言われた記憶がある。あれから9年、長いな。山は逃げないというけれど、同じ時期に同じルートから再び同じ山に登れるチャンスは滅多にないなと感じる。その山行を諦めずに精一杯頑張らねば。

今回の山行だが、総じて時間がかかった。特に白出沢から河原に降りたが、豊富な積雪はなく苦労した。ほぼ初見のルートだが、そんな時こそルートファインディング能力が大事になる。

飛騨沢の登りはスケールがでかくて爽快であった。乗越が見えた頃から疲れが足にきて日頃のトレーニング不足が顕著に現れた。情けない。

槍の登りはダブルウィペットで慎重に登った。つい数週間前に二十歳の学生が滑落でヘリ搬送されたことをニュースで知っていたので余計に慎重になった。後続に一人の男性が続いていたが途中で敗退していた。中盤は雪壁で降りはバックステップでこなした。山頂では360度の展望でやはり来た甲斐がありました。

飛騨沢のスキーはプチパウダーもありで、適度に雪も緩み快適なビッグスキーが楽しめた。滝谷からは帰りも時間がかかった。白出沢末端まではなんとかスキーで滑ったが、白出沢林道出合までシールもつけるのが面倒だったのでツボ足でのぼり林道に合流した。体力的にも時間的にもルート取りは大切だと身にしみた。

次は厳冬期のバウダーの飛騨沢を滑りたい。