貫ヶ岳 ← 強烈な笹藪を漕いで北尾根から
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 978m
- 下り
- 990m
コースタイム
天候 | 晴時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
あるいは根熊集落から県道を西に進んで2kmほど先で石合集落への道に入り、そのまま林道を進めば樽峠入り口に着く。空き地に数台駐車可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
取付きから貫ヶ岳の頂上まで踏跡はある。特に標高600m辺りまでは林業の仕事道を利用できる。赤テープは付いているが、林業用か登山用かは不明。道標は頂上までない。笹薮は標高600m付近から現れ、799m峰直前と貫ヶ岳頂上直前はかなり濃く、強烈な藪漕ぎになる。 貫ヶ岳頂上から樽峠入り口までは整備された登山道で何も問題が無い。 全ルートに渡って危険個所はない。 |
写真
感想
山梨県の最南部にある貫ヶ岳は、799m峰〜貫ヶ岳〜平治の段の間、約3kmに渡って標高800m〜900m少々の平坦な尾根が続く。一般的には樽峠から平治の段を通って貫ヶ岳まで往復するようだ。でも、根熊集落から北尾根を詰めて799mに登りさえすれば、後は平坦な尾根道をルンルン気分で歩き、樽峠へと下れば変化のあるコースを楽しめる、と踏んだ。でも、予想は甘かった。
標高600m辺りまでは植林帯を順調に登って行けた。ここから笹薮が現れ、次第に濃くなり、799m峰直前ではかなり厳しい藪漕ぎとなった。
799m峰から先も同様だ。一時笹藪が薄くなって安心してのんびり稜線散歩の気分になったが、貫ヶ岳頂上直前では再び藪が濃くなり、強烈な藪漕ぎ。途中から踏跡も不明瞭になる。標高差であと10mもないからと強行突破したが、もしかしたら踏跡は右(西側)の樹林に逃げていたのかもしれない。
頂上の道標には登って来た方角に大城への案内が示されていた。一体この道はどこにあるのだろうか? 登ってくる途中にそれらしい道はなかったし、頂上から再度探しても降り口は分からなかった。頂上の道標を見て、大城に降りようとして道に迷うことはないのかしら。
笹薮は始末が悪い。昨年の秋に大菩薩の北にある閻魔御殿の近くで、同様に強烈な笹藪漕ぎに遭遇した。この時は下りだったので、思い切って体を倒しかければ、そんなに体力を使うこともなかった。しかし、今回は上りなので、笹を払いながら、あるいは掴みながら体を引き上げていかなければならないので、時間はかかるし体力も消耗する。
地形図を読んでこの尾根なら登れる、と判断して使うことは多い。でも、藪がどの程度に濃いのかは、行ってみなければ分からない。もしも、登り始めて直ぐに、あんな強烈な藪漕ぎを強いられたら、さっさと諦めて退却したかもしれない。
今回は周回コースとするために、久しぶりに自転車(MTB)を使った。若い頃にはMTBを担いで登り、ダウンヒルを楽しんだ時期もあったが、この老体では無理。そんなことをやって怪我でもしたら、年寄りの冷や水と言われるのが落ち。でも、前輪は2, 3分で着脱でき、小さな車でも運べるので、登り口と下山口を結ぶトランスポーターとして今でも重宝している。
この山域にはヤマビルが出るらしい。そろそろヤマビルも冬眠から覚めるのかな。今シーズンも終わりのようだ。
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