つづら岩北尾根から大岳山御坂尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 880m
- 下り
- 867m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
つづら岩北尾根に道はないし、赤テープも皆無。尾根末端は法面で取付けない。西側のキャンプ場から側面に取付いたが、藪がうるさい。ただ、足場の悪い40度超えの急斜面なので、むしろ藪が手掛かりとなる。尾根に乗れば林業用の踏跡がある。969m峰直下100mは急斜面の露岩帯だが、岩の間をぬうようにして登れる。 上に出れば立派な登山道が整備され、道標も随所に立っている。 御坂尾根の下降点が分かりにくい。降り始めると踏跡もあるし赤テープも付いているが、護摩壇岩を降り切った先が不明瞭。また、966mコブがある尾根に乗り移るために、1030m地点の下降点が分かりにくいが、赤テープは付いている。 |
写真
感想
奥多摩の大岳山はなかなか人気があるようだ。今回は日曜日と重なったせいか、頂上は超満員の盛況。びっくりした。
大岳山には5年前に北西側から登ったが、今回は南東側の周回コースを採った。まず、馬頭刈尾根の一角にあるつづら岩まで登りたい。地形図を読むと、つづら岩のすぐ東隣の969m峰から大岳鍾乳洞に落ちている北尾根が使えそうだ。正式には969m峰北尾根と呼ぶべきかもしれないが、便宜上、ここではつづら岩北尾根と呼ぶことにする。
地形図には、969m峰の頂上直下に露岩が数多く描かれている。どんな岩場なのか、岩壁なのか、単なる岩塊なのか、岩登りしなければならないのか、不安は強かった。だめなら降りてくればいいや、と開き直って出かけたが、危惧に終わって良かった。
むしろ北尾根に乗るまで、側面の登高が厳しかった。地形図だけだと適切な取付きルートが見つからないので、いつものことながら、尾根上に乗るまでが一苦労だ。
下りは大岳山荘の先から大滝に降りている御坂尾根がよい。これはバリエーション・ハイキングとして上りコースで紹介されているが、下りなら読図力が試さる。
案の定、何カ所かルートファインディングに悩まされた。ミスコースこそしなかったが、あちこち探し回って時間を要した。でも、期待した通り、地図に首っ引きで、なかなか面白かった。
つづら岩にこだわったのには、もう一つ理由がある。57年前、高校2年の時に、つづら岩の近くの20mに満たない岩壁で、墜落事故を起こした。あの現場をもう一度見てみたい、という気持ちが強かった。苦いノスタルジーかな。
しかし、50年以上前の記憶は曖昧な点も多く、また、当然ながら植生も変わっている。あちこち探したがそれらしい岩壁が多く、結局、今回は事故現場の岩場を特定できなかった。残念!
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