信濃の五里ヶ峰から鏡台山へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,136m
- 下り
- 1,137m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
坂城町観光協会の推奨コースを採る。すなわち、坂城神社―葛尾(かつらお)城跡―五里ヶ峰―笹平(林道更埴坂城線)−鏡台山―黒柏木―和平高原(真田町境の峠)。歩行距離約8.3km、所要時間約6時間10分とのこと。 さすが推奨コースだけあって、全コースに渡って手入れが行き届いている。道標も随所に立っているし、道も良く踏まれているので、地図を見なくても迷うことはないだろう。ちょっと急な所にはロープが張ってある。城跡の空堀の急斜面には階段まで設備されている。安心して歩ける。 ただし、ゴール地点から出発点にどうやって戻るかが問題。7km以上離れている。私は4月の貫ヶ岳の時と同様にMTB(自転車)を使った。 |
写真
感想
NHKのBS放送に「こころ旅」という自転車を使った旅番組がある。2週前の長野県シリーズで、JR篠ノ井線の姨捨駅から見た風景が紹介された。ここは田毎の月で有名らしい。緩やかに広がった平野の向こう正面の山並みに、五里ヶ峰と鏡台山が映され、地元の人にとってこころの山とのこと。平野からそそり立っているので、なかなかボリュームがある。こんな山があるとは知らなかったが、なかなか魅力的だ。よし、登ってみよう、ということで急遽出かけた。
歌川広重の浮世絵に「信濃 更科 田毎月 鏡臺山」がある。千曲川らしい川の向こうに険しい山が描かれていて、その天空高くに満月が輝き、直近の山の中腹に築かれた田棚ごとに月が写っている浮世絵だ。川向こうの山が鏡台山なのかしら。それにしては険し過ぎてあまりにもデフォルメされている。
鏡台山の頂上で会った地元の住職によると、ゆったりとした2つの円頂(主峰と北峰)の間に満月がかかると、昔、女の人が使っていた鏡台に似ているからこの名前がついた、とのこと。ダイヤモンド富士ならぬ、ルナ鏡台山だ。むしろこの方が納得できる。
鏡台山より五里ヶ峰の方が景色は良い。千曲川からいきなりそびえ立っているからか。この山の下を上信越自動車道が突き抜けている。4km以上の長いトンネルの名前が五里ヶ峰トンネル。
五里ヶ峰の中腹にある葛尾城は、戦国時代の武将・村上義清の居城。この辺りで武田軍に勝った唯一の武将ということで地元では人気が高く、それだけに城跡もしっかり手入れされている。
坂城町の推奨コースだけあって、整備は行き届いている。安心して歩けるので気分ものんびりできた。
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